守護者が家(リアル)にやってきた   作:へっぽこタン

2 / 9
前回あらすじ 鈴木悟○歳、○貞は悩んでいた。


モモンガさん家の場合 いち

「なんでここにアルベドが…」

 

この状況を打破するにはどうすればいいのか考えこんでいると、昔の仲間であるウルベルトの声が頭に響いた

 

(モモンガさん、やっちまえよ。据え膳は漢の恥だぜ?)

 

「って、何言ってんですかウルベルトさん!そりゃできるなら卒業したいけどさ… なんて言ってる場合じゃない!」

 

再びどうすればいいのかと考えていると、次にアインズ・ウール・ゴウンの諸葛孔明こと、ぷにっと萌えが作った「誰でも楽々PK術」の内容を思い出す

 

「確か― 戦いに入る前には… そう、相手のことを徹底的に調査し、死体やギルドメンバーの一人を囮に使うだっけか?敵を知り、己を知れば百戦危うからずとか言ってたっけ」

 

「ってこれも違う!そうじゃない!何と戦う気なんだよ俺は… まあ、ある意味戦いなんだろうけどさ

 

女性の裸の初めて見た、鈴木悟○歳、童○は、自分でボケて突っ込むほど激しく動揺していた

もうどうすればいいのか分からずアタフタしていると、寝坊防止の為に、追加設定していた時計のアラーム音が鳴る

 

「げ、もうそんな時間か!もう迷ってる時間もない!ええい、ままよ!」

 

だがそこでふと、ある疑問に思い当たる

 

「そもそも、俺は今骸骨じゃないし、俺をモモンガと認識できるのか?」

 

だがここで迷っている時間はない、ここで会社に行くのが遅れて資料集めが間に合わずに会議を失敗でもしたら、会社をクビになるかもしれない。この世界で職を失うというのは死を意味する。それだけは何としても避けなければならない。アルベドに説明する時間もいるとなると1秒さえ惜しい、こうなれば支配者プレイで何とか気が付いてもらおうと心に決め、アルベドの肩をゆする

 

「アルベドよ、起きるのだアルベド」

 

「モモンガ様…?」

 

(何故かは分からないが、どうやら俺をモモンガと認識してくれたようだ)

自分をモモンガと認識してくれたことにより、第一関門を突破した鈴木悟は多少冷静さを取り戻した

 

「ここは… あの、それに何故私は裸なのでしょうか…?」

 

その裸だったという事実に、冷静さが尻尾を巻いて逃げて行く

 

「う、うむ。それを説明する前に、まずは服を着てくれないか?直視してられないよ…

 

「服…ですか?」

 

そう言いながら辺りを見回すも、アルベドの服はない

 

そこで何かに気が付いたように、かっと目を開くアルベド

 

「そういうことなのね!ここで私は初めてを迎えるのですね!服は…もう脱いでますし、子供は一人ですか?それとも二人?」

 

「よ、よせアルベド!今そのような事をしてる時間はない!」

 

「も、申しわけありません!」

 

しょんぼりしているアルベドを見ながら、時間さえあれば卒業したかったですよぉぉぉ!という魂の叫びを押さえつつ

 

「しかし、服か… 女物なんて持ってないぞ… 仕方ない、私の服を貸し与えよう」

 

「モ・モモンガ様の服をですか!」

 

くふーと興奮するアルベドを尻目に、洗濯してあったTシャツとズボンを持ってくる。当然女性物の下着などはないので、トランクスで我慢してもらうことにしたが、それを着たアルベドを見て、夏なので熱いだろうと思ってTシャツにしたが、Tシャツ姿とか余計にエロくなってないか?と思ったが、当の本人はモモンガ様の香り~と喜んでいるので気にしないでおこう。だが残念だったなアルベド… それは俺の香りじゃなくて洗剤の香りだ

 

「さて、アルベドよ。時間もないので手短に話そう」

 

「はい、モモンガ様」

 

「まずはここのこと(この世界)だが、ここは我々至高の41人が本来住む場所である『リアル』である」

 

「それではいなくなった他の至高の方々もこの世界にいらっしゃるというのですか!」

 

「うむ、だがしかし彼らも戦いが(生活)忙しく、滅多に会えることはないがな」

 

「そうだったのですか…」

 

アルベドは、リアルという言葉は聞いたことがあった。そこは至高の41人が本来住む場所という知識もあった。モモンガを除く他の40人はその世界に帰ってしまい、捨てられたと思い、恨みもしたが、まさかリアルでも何者かと戦っていたという事実に思いを改めた

 

「よし、ではアルベドよ。私もこれから戦いが(仕事)があるのでお前に留守を頼みたい」

 

「そんな!それではモモンガ様に何かあった時、お守りすることができません!」

 

「大丈夫だ今回は命に関わることはない。それに、極秘に!行いたいことがある。(仕事に連れていける訳ないだろ)共は許さん。それに元来女性とは家を守るものだ」

 

鈴木悟、以外に昔ながらの人であった。だが、それを聞いたアルベドは、女性は家を守る→愛する男の帰りを待つ→それ即ち妻。というよく分からないロジックを組み上げていた。こちらも昔ながらの女性であった。設定を作ったタブラ・スマラグディナの趣味なのであろうか?

 

「はい!分かりましたモモンガ様。家のことは妻である私に任せて行ってらっしゃいませ」

 

「え、妻?」

 

(そういえばサービス終了間際に『モモンガの妻である』って書き換えたじゃないか!まさか設定がこの世界でも生きているのか?う~わ~俺やっちゃったよ… タブラさんごめんなさい!あ~でも、もう時間が無い!幸い明日は休みだし、そこで何とかしよう)

 

「う、うむ。では頼むぞアルベド。この部屋にあるものは好きに使っていい」

 

冷蔵庫などの家電製品の最低限の説明をすませると、またもアラームの音が鳴り響く

 

「おっと、もう時間がないな。それでは留守を頼むぞアルベド。詳しいことは帰ってから話そう」

 

「はい。行ってらっしゃいませ」

 

満面の笑みでモモンガ()を送り出す

 

「さて、妻たる者、夫の帰りをただ待つという訳にもいかないわね。まずはそうね、掃除でも」

 

掃除道具を探すアルベド。だが掃除機の存在を知らず、箒も無かったことから掃除を断念する

 

「し、仕方ないわね。それじゃ子供が出来た時の為にも編み物でも…」

 

当然、男の一人暮らしにそんな道具などあるわけがない、その手の趣味でも持っていない限り…

 

「まだよ… まだ終わらないわ!まだ、料理が残っているもの!」

 

冷蔵庫を開く…が、飲み物と何やら固形のブロック状の物がいくつか置いてあるだけであった

さすがにこれを料理しろと言われても、どうすればいいのか想像さえつかないだろう

 

「ああ… モモンガ様このダメな妻をお許しください…」

 

よよよ…と泣き崩れると、その視線の先には、先ほどまで寝ていたベッドがあった

 

「しょ・しょうがないわよね?これは、何もできなかった私を慰める為のご褒美なのよね?」

 

などと訳の分からないことをいい、ベッドにルパンダイブする

 

「はぁぁぁ、モモンガ様の匂い~ クンカクンカ」

 

なお、この行為は夕方に鈴木悟氏が返ってくるまで続けられており、その光景を見た悟氏が、あまりの酷さに思わず目を覆ってしまったという




取りあえずこれで、プロローグ的な物は終わり
ラブラブ?そんな物は当分ないな!

次回からは、違う守護者(出るんです)を出して、また今回の続きに繋がる予定

でも、昔の偉い人はこう言った「予定は未定で決定ではない」と



※サブタイトルを合わせるために変更
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。