守護者が家(リアル)にやってきた   作:へっぽこタン

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茶釜姉さん悩む


ペロさんとぶくさん家の場合 に

「気に入らない人間がいたらどうする? ――はい、シャルティア」

 

「ナザリックに連れて帰って拷問でありんす」

 

それは駄目だ(穏便に)と言っても、大体こうなってしまうのだ…

 

双子との感動?の再開もつかの間、今私が何をしているのかと言うと、守護者達にリアルでの注意事項(暮らし方)を教えようとしていた。その理由は数十分前に遡る

 

 

 

 

 

「なあ、姉ちゃん…」

 

「言いたいことは分かるぞ弟よ…」

 

それは、他の守護者達もこちらに来ているのかもしれないのでは?ということだ

 

「シャルティアを嫁にすれば、俺童○卒業じゃね?」

 

全然違った。駄目だこの弟、早くなんとかしないと…

取りあえず、頭を死ぬほど殴れば治るかな?

 

「あ、冗談!冗談です!ごめんなさいお姉様!だから殴らないで」

 

「次はないから覚えておきなさい」

 

「了解です… ゴホン、で、姉ちゃん」

 

「なんだ弟よ。つまらない冗談だったら、今度こそぶっ飛ばすわよ…」

 

「いや、俺思ったんだけどさ…」

 

「何よ?」

 

「こいつらって、ここでも魔法が使えるのかな?」

 

確かにそれはマズい。いや、かなりマズい… ちょっとした魔法だけなら問題はないが、何かの弾みであんなの(トワイン・プラント)とかこんなの(アース・サージ)とかをここ(リアル)でポンポン使われでもしたら、もう「リフォームしてました、迷惑かけてごめんね( ・ ω<)ゞてへぺろ」どころの話ではない、ドームが壊れでもすれば、アーコロジー(住んでいる人)の死に繋がる。これは何としても言い聞かせておく必要がある。ならばどうすれば…と真剣に悩んでいると弟が

 

「もし、魔法が使えるなら世界征服とかよくね?」

 

よりによって、厄介ごとを巻き起こしてギルドメンバーを悩ませていたあの問題児(るし☆ふぁー)と同じ事を言い出した。そういえば、AIのバグだったとか言って、リアルなゴ○型ゴーレムの集団に襲われた恨みは忘れてないからな! あれは本当に気持ち悪かった(トラウマになった)… 今度会ったら目に物を見せてやるぞあんにゃろう…

 

 

気持ちを切り替え、スキルや魔法や所持アイテムを検証することにする。その結果、何故か現実でも全てが使えることが分かった。だが、アイテムは守護者達だけに使えて、自分達には使えないようであった。

食費をどうしようと思っていたところに、リング・オブ・サステナンスが使えたのはかなり大きかった。ご都合主義万歳。

 

何でゲームの物が、現実でも使えるのかはこの際気にしないことにする

だって考えても分かるはずがないもの

 

「リング・オブ・サステナンスが私達にも使えれば、多大なメリットがあるんだけどなぁ…」

 

と独りボヤいていると

 

「弱酸性?」

 

弟が何かを言った

 

「「……」」

 

何かつっこんで欲しそうな顔をしていたので、無視することにした

因みに私は、○ィダルサ○ーン派である。え、聞いてないって?まあ、いいじゃない

 

 

検証時に一つ失敗したのが、魔法を試しているときに火系の魔法を使ったのがいけなかった。隣の奥さんに火事と間違われて消防に通報され、方々に謝って回る羽目になったのだ。

 

魔法などの検証を終え、今度は守護者達のことを調べる事にした

そこで一番困ったのが、彼/彼女らの性格だった

気に入らない人間がいたら、とりあえず殺っちゃえ☆なところがあり、かなり自分本位(ワガママ)であった。例えるなら、『ナザリックに非ずば、生き物に非ず』みたいな。カルマ値が(マイナス)だからしかたないよね~じゃすまないの!ゲーム内ならまだしも、ここではそうはいかないの!

 

特にシャルティアは、殺しを楽しみたいという衝動があるので、何かの弾みで「殺っちゃえ☆」とかなって、血の狂乱を起こそうものなら、リアルスプラッター映画の始まりである。警察沙汰は勘弁だ。あれ?その前にこれって、警察で対処できるの?もしかしないでも、シャルティア無双なんじゃ… たっちさんなら止められるかな?まあ、今はそれを考えてる場合じゃないし、よくないけど、別にいいか…。とにかく身内の警察沙汰は御免蒙る。

自分達(私か弟)が傍にいれば、犯罪事はさせないが、いつも一緒にいられるわけじゃないしねぇ…

 

あ、弟が逮捕されるのは一向に構わないんだけどなぁ…というか捕まれ

 

 

そして現在に至るという訳だ

ああ、胃が痛い…

 

 

な~んで、こんなことになったのかねぇ…とため息をつきつつも

人類の、そして私の明日の為に頑張らないといけない

 

(教師役なんてやまちゃん(やまいこ)の仕事なんだけどなぁ… 子供に物を教えるって、こんなに大変なんだね…)

 

改めて教師という職と、それを生き甲斐としているやまいこを尊敬した

 

「さて、3人とも、もう一回初めからね?」

 

「「「「はーい」」」」

 

何故か返事が一人分多かった

 

「おい、弟」

 

「何でしょうお姉様」

 

「お前はこっち側(人類側)だろ?そっち側(守護者側)で何をやってる?」

 

「や、やだなぁ… 場を和ませようとしたお茶目なジョ…げふぅ!」

 

弟の肝臓(レバー)に重い一撃を入れる。今の私はストレスのせいで大変機嫌が悪かった

 

それを見た3人から

 

「さすが茶釜様…」「凄く痛そうだねお姉ちゃん…」「今のは私でも見えなかったでありんす…」

 

とか聞こえてくるが、いつもはこうじゃないんだからね?本当だよ?

 

「ゴホン、アホな弟は放って置いて、3人ともいい?ここでは人は簡単に殺してはいけません!」

 

「殺してはいけないということですが、何故でありんすか?」

 

これである

自分達にはそれが常識であるが、彼女達にはそれが理解できないようなのだ

それを教える為に私は苦労をしていた。気に入らないなら、無視をするという選択肢が出てくれれば楽なのに…

 

考えろ… 考えろ私!私の肩には世界の命運がかかっているのだ!

そして、ふと思いついたことがポロっとこぼれ出た

 

「そ、そうだ!この世界は、たっちさんが治安を任せされているから、勝手に暴れたら怒られるわよ?」

 

もはや、万策は尽きていた… でもたっちさん警察だし、嘘は言ってないよね?

 

「そ、それは困るでありんす。至高の方々に失望されるのは嫌でありんす」

 

「う~ん。至高の方々に怒られるのは嫌だよねマーレ」

 

「そうだね、お姉ちゃん」

 

「「こんなのでいいのか!」」

 

いつの間にか復活していた弟と驚きの声をあげた。こんな簡単なことでよかったのか…と

 

(そうか、この子達を言い聞かせるには、自分達を口実に使えばよかったのか…)

 

大発見であった

それを皮切りに、他の事も上手く注意しておくと、3人とも不承不承だが納得してくれたようだ。よくやったぞ私

 

 

 

 

それから1か月、三人を加えた生活は何事もなく過ぎていった

 

ご近所には定番である、遠い親戚が遊びに来たということにしておいた。金髪と銀髪の親戚ってなんだよwとか言われたらどうしようもなかったが、幸いご近所さんはスルーしてくれたようだ

アウラとマーレは、見た目が幼い美形双子ということもあり、近所の奥様方に人気であった

そしてよく「みんなでファッションショー(着せ替えごっこ)したいから、二人を少しだけ貸してくれない?」と言われるのだが、それを聞いた本人が、即逃げ出すのでお断りしている。でも、着せ替えごっこをしたいという気持ちはよく分かる。あと、心配していた耳や肌の色は、どうやらコスプレの一環だと思われているようだった。

 

シャルティアは見た目だけは深層の令嬢なので、近所でファンクラブが出来ており、抜け駆け禁止という規則が作られたそうだ

 

 

そして、普段三人が何をしているかというと

 

アウラは外を探検するのが好きらしく、よく出かけていたが、気が付いたら近所のガキ大将になっていたらしい。また、近所の野良動物にも懐かれ、野良動物達の主にもなっていたらしい

お母さんは、びっくりです。

この世界に野良はいないと思われがちだが、それは違う。一部の特権階級(クソ野郎)共が愛玩用動物として飼い、飽きたら捨てるということをしょっちゅうしているからだ。大抵は死んでしまうが、中には見事野生を開花させ、力強く生き残っている物達がいる。アウラが従えたのはそういう物達だった

本人も現実(リアル)に一緒にこれなかった、フェンリルやクアドラシルの代わりに可愛がっているようなので、問題がない限りよしとしよう

 

マーレは外に出ず、家で本を読んだり、テレビを見たり、現実(リアル)の情報に興味があるらしく、インドア派になっていた

お母さんは、このままマーレが引きこもりにならないかちょっと心配です

 

シャルティアに至っては、愚弟が裏で何かやったらしく、何やら怪しげな団体の長になっていた。何でも同好の士の集まり(ドMの集まり)で『シャルティア様に踏まれ隊』略してSFTという名の団体らしい。昔から結構需要があるジャンルだったそうで、弟が「お布施でかなり儲かった!これで新作がいつ来ても安泰だぜ!」とか言っていた。いつの時代も変わり者(特殊性癖)はいるものである。まあ、本人(シャルティア)も満更ではなさそうなので、これも放っておくことにした。また、後日聞いた話だが、SFTを作った数日後、本人(シャルティア)たっての希望で、百合の会という団体も立ち上げ、これもそれなりの人が集まったということだ

 

 

三者三様の生き方をしているが、とりあえず上手く(一部不穏だが)いっていることに私は安堵した。そして私は、守護者問題も一段落もしたことだし、以前から気になっていたことである、『他の守護者もこちらに来ているのか?』を知る為に、他の守護者を創造した、かつての仲間達に連絡を取ってみることにした




子育ては大変

シャルティアから始まる新興宗教
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