英雄世界   作:花京院流歌

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どーも流歌です。
今回は戦闘ないけどどんどん文字数が増えていきます。進みとしては遅いんだろうな〜
まぁはい、頑張って進めていきますね
※今回里長の心情を〔〕で表しております。おそらくモブや主要人物以外はこんな感じだと思います。それでは後書きで



英雄世界 5幕 人里にて

「ふぅ、ちょっと疲れた」

と、人の身の風人は軽〜く息を整えながら歩いていく。

「ハァ、風人、ちょっと、ちょっと待って、」

ふらふらとしながら仮にも神のバステトは歩いていく。

「風人は、やっぱ人じゃないでしょ。」

「ったくしゃーねぇーなぁ、ほれ、猫になれ。」

「うん、」

ゆっくりと猫に変質する

(にしても)

「活気なさすぎねぇか!ここ!」

少なくとも人がいる気配はあるものの、そんなに活気付いていて楽しそうには見えない。

「ほら、あんだけの化け物がいたからね?」

「化け物、か」

(それを人の身で倒した俺ってどうなんだろう?)

「まぁ、そこらへんの民家に人はいるんじゃないかにゃ?どう探す?」

「下手に入っても不法侵入だし、怖がらせる元だから...いいこと思いついた!」

「・・・?」

(これが1番楽でいい!)

「すーいーまーせーんー!!!」

「!?」

「だーれーかーいらっしゃいまーせーんかー!!!さっきー、怪物とかー、骨のー二流戦士とかー倒したんでー安心してくださーいー!!!!」

【こいつはアホだー!】

「そんな大声出したら驚かれるに決まっているだろう!ほら、驚いてでてきーた?」

「あ、すんません。俺は上泉風人って言って...」

突如出てきた里の長のような人物と数人の里の人たちに取り囲まれる

「あんたら!あの化け物どもを倒したっていうのかい!?」

「うん、案外楽だった。」

「本当かい?」

「うん、猫の神様に誓って。」

【うん?私?】

「なんで猫?...ま、まぁ神様だし問題ないかな?」

「うん」

そう返答しながらも風人は周囲を観察する

(少し動揺してるやつ...あの子か?女の子なんだけど大丈夫かな?)

そう思考している間に長はふっとかこう言う

「最近はあいつらが突然来たり人を食ったりしてな、怖いのだよ。出来れば永住してくれんか?ここに」

「あ、無理です。ただ元凶はボコリに行くんで安心してください」

「!?本当か!?あなたさまは勇者か何かなのですか!?」

「まぁ、うん。なりたいな〜って」

「今日は里長たるうちに泊まりなさい!宴を...」

「あ、パスで。」 「何故じゃ!?」

「ちょっと忙しい。代わりに、」

そこで切ると、

「出来ればこの子の所に泊まりたいんだけど。」

先ほど動揺していた女の子の元へ行く。

里長も里の群衆も、もちろんその女の子も驚いたが、里長は

「わっはっは、むさ苦しいジジイよりもその可愛い子と寝たいわな。あっはっは!いーだろう、留美もそれでいいか?」

「私は良いんですけど...」

「ただし!手は出さぬこと!良いな!?」

「おっさん、俺は勇者見習いだぜ?犯罪はしねぇよ」

「ならば良し」

(にしても、今のいい方から察するに一人ぼっちなのか?この子。だとしたら...)

【風人?なんか様子がおかしいか?でも、協力者では無いぞ?その女の子、伝えるべきか?いや今不自然な反応をさせる訳には行かないか。】

「なぁ里長、宴は外で、みんなで騒がないか?」

「おお!そりゃあ良い!私達は食い物だけは沢山あるのだ。美味しい酒もあるぞ?」

「酒はいらねぇ」

「そうか、仕方が無い。こういうこともあるよのう」

「すまんなおっさん。ところで湯船に浸かりたいのだが、」

「すまぬがまだ風呂は...」

「あの!」

先ほど留美と呼ばれた少女が風人に言う、

「お湯なら既に溜まっております!なのでとりあえず、うちに来て頂ければ!」

「ん、りょーかい。じゃあ長さん、とりあえず湯船に浸かってくる。」

「はぁ、おわかり致しました。それなら宴の用意をしておきましょうぞ」

「ありがとな、おっさん」

「後で沢山の武勇を聞かせてもらいますからな。フォッフォッフォッ。」

そしてその少女と民家に歩いて行く。

「あの、風人様。後でお話が...」

「ん、りょーかい」

そうして民家に入っていく...

その様子を見ていた長は

「ふむ、あの2人兄弟のように見えるのう」

〔まさしく、留美と瑠奈ようじゃ。しかし、瑠奈は既に〕

長は人知れず彼女を思い涙を流す。他にもそんな様子の里の人達は幾人もいたことに1人と1匹は気づかず、ただクロだけが全てを風人の肩の上で見ていた。

「こちらでございます!風人様!」

(やっぱりか、つい最近までもう1人居たんだな。)

「あの、その、風人様?おひとつお伺いしたいのですが、」

「ん?」

「あの、何故いつも姉様が言っていたお言葉を言えたのですか?」

「え?」 「あの『猫の神様に誓って』です」

「え?君が協力者だったから動揺したんだと...え?え?どういうこと?」

そんな様子の風人に着物に入っていたバステトが出てき、人へ変わってゆく。

「ひっ!化け物!?」

怯えた様子の留美が風人に隠れる。

「あー違う違う」 「え?でも、」

「これが猫の神様」 「はい?」

「納得いかないのもわかるけど猫の神様ってこいつ」

そう言ってバステトを軽く指差す

「こんにちは、バステトというものよ」

「は、はぁ」

「貴方のおねえさんだったのね、私が頼んだ協力者。辛いことを聞くようだけど、貴方のお姉さんどうしたの?

「あの、姉は...強くて、とっても強くて、里に来た敵を倒して、みんなを守ろうとしたんだけど、沢山の怪物に囲まれて、傷まみれになって連れてかれて、その、最近になって生きてることはわかったんだけど、その...」

「生きてんだな?まだ」

「そうです、でも、でも!あんな強い怪物がいるなんて知らなくて、知らなくて!」

「そうか、そいつの姿を教えてくんねぇか?あと、その場所」

「え?でも、」

「2つ言っておく、1つは俺は負けないし約束は破らない。何故なら俺は強いから!」 「え?でも怪物が...」

「そしてもう1つ、俺は生きているなら神様だって殺してみせる。でもそれは、何かを助けたい、守りたいと思うからで、ただ何かを奪うだけのやつにだけは負けたくねぇからだ!だから、信じろ!全部まとめて背負ってやる!」

「ぅん、うん!信じる!猫も神も風人様も!」

「じゃ、行ってくる」

『え?』

「え、だって急いだ方が、良くない?」

「あの、お気持ちはありがたいのですがさすがに遠いですよ?」

「それもあるけどあんた軽く体ぐらい流しなさい、消毒するから」

「風呂入る前に長さんのとこ行って話すわ、距離に関しては安心しろ。行って帰ってくるのは多分1日いらん。大体の場所は」

「馬もございますし、里長様に話してくるのですよね?」

「うん」

「では風呂を沸かしておきますので里長様の所へ、行ってらっしゃいませ!」

そして1人と1匹は出て行く。そしてクロは留美のそばにいて頬ずりをし、甘えて待っていた。

 

 

「さてバステト、猫になってろ。」

「何故?最悪お前を神だとバラす、そうやって無理矢理信用させる」

「わかったにゃ。」

その後緩やかに変質していくそしてその後

「おーい、おっさん。」

「おや風人様、風呂は?」

「いやあんたに話があってな。」

「?」

「留美の姉を助けてくる」

「は!?」

「だから馬貸してくんね?今から軽〜く事情話して体の土を落として、そのまま助けてくるからさ」

「確かに馬はおりますけれど、貴方様を信頼しろと言われてもすぐには、」

「なら、バステト、人になれ」

「はーい」

そしてもう一度人に戻っていく!

「な!待て、貴様怪物の使いか!」

「だったら助けるとはいわねぇよ。こいつが猫の神様だ。」

「は、はぁ。では、馬など必要ではないのでは」

「本当に必要なければ良いんだけどな(遠い目)」

〔あ、これ本人も思っとるんだな。〕

「ま、まぁ助けた後必要ですしね」

「あ、そうだ。助けるんだ、連れ帰ってくるなら必要だよな、うん。あーっとそれで瑠奈だっけ?彼女の場所聞きたいんだけど」

「あちらの方の砦でございます」

「あと、帰ってきて一息ついてから宴な!?瑠奈もみんな一緒に笑って酒飲もうぜ!」

「信じますぞ!風人様!必ずおたすけくだされ!」

「とーぜんだ」

そして馬を借り、十数分がすぎたのち

「風人様、このお守り一緒に持って行ってください!刀につけて!」

「頼んだぞ!あんちゃん」 「瑠奈ちゃんをよろしくねー」

「信じてっからな!」

「おう!全部背負って勝って帰ってくる、だから待ってろ!」

 

「・・・にしてもこのまま砦に行って勝てると思う?風人」

「ん?勝つんだろ、それにーあそこに敵がいる気もしねぇ、別にいようともまとめて切って助けて、その後で佐々木小次郎と宮本武蔵はなんとかすりゃ良い、だから、」

「だから?」

「今のうちに俺にくっついてぐっすりと寝ていてくれ。そしたら多少は英気を養えんだろ?」

「!?」

「だって最悪エンチャント必要かもだしな」

「あーうん、そうね、」

【少し嬉しかったんだけど、まぁいっか!私としても少し疲れてたから甘えたかったし、】

「疲れたら言ってね?私も乗馬は出来るから」

「りょーかい、んじゃまぁ、行きますか!」

そして2人は駆け出した

 

 

そして風人は大きな存在を忘れていたことに気付く

「あー!クロ忘れた!」

そしてそのクロは里で留美とのんびりと待っていた。

「まぁいい!留美にまかせっか!」

「zzz」

(ん?)

ふと後ろを見ると風人のお腹にしっかりと手を回しぴったりと話さずぐっすりと寝ているバステトがいて、

(うわ、無防備だしなんだかんだ言っても可愛いな)

とふと思ってしまいながらもその二人乗りの馬は勝負の場所へと向かっているのだった。

 

 




おまけ1
風人「俺の技に魔法剣的なのあったら良いよなー」
バステト「貴方魔力あるわよ?むちゃくちゃ」
風人「そーなの?」
バステト「エンチャントだけならすぐできるだろうし、魔法剣もイメージがあれば出来んじゃない?」
風人「え、あ、うん。案外拍子抜けな解答だな?」
バステト「つまりあんたが人並みじゃないってだけだね」
風人「はぁー」


おまけ2
流歌「このペース頑張って続けられるかな?」
ルーク「暇人め」
ハクロウ「行けそう?」
流歌「良いとこ1日1話かな?」
ルーク ハクロウ「頑張れ」
流歌「心折れそうでございます」
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