戦姫絶唱シンフォギア×仮面ライダーゴースト・歌姫を守る魂 作:にゃはっふー
すでにしてる仮面ライダーとシンフォギアとはは違う物語を目指してがんばります。
人を炭化させて即死させる、特異災害ノイズ。
13年前から正式に発表されているが、大昔からある古代の兵器らしいそれは、人々の命を奪う災厄して、すでに認知の元になっている。
そんなものがある世界で、いま、それが人々を襲っている。
「くっそ」
人が混乱して、多くの人達が我先に逃げ出す中、一人の少年は叫び声を上げ、落ち着くように避難させていた。
何人か声を聞き、我に返り、逃げている中で、それでも声を聞かず、逃げ出すもの達がいる。
ひどいものには、転んだ人を踏んででも、外に出ようとする二次災害がひどかった。
だが少年は諦めず、多くの人を誘導して、外に出させていた。
避難誘導が終わるのを見て、まさかと思い、建物へと走り出す少年。
(間違っててくれよ)
そう願っていたが、間違いではない。
先ほどまで綺麗な歌姫の歌が響き渡り、多くの人を幸せにした会場。
だれもいない中で、彼女はいた。
「響!!」
彼の友人であり、幼なじみ、立花響。彼女のもとに急いで向かう。
彼女の目線、ノイズと戦う者達がいるのに驚愕するが、いまはどうでもいい。
「あっ・・・」
呆然となっている様子だが、構わずその腕を引き、急いでその場から離れようとする。
だが、突如足場が崩れ、響をかばいながら落下する。
観客席から落ちたが、致命傷を負わず、すぐに立ち上がり、響を見た。
「響!?」
突如叫び、響を突き放す。
だが少年の目の前に鮮血が舞う。
彼女に、何かが突き刺さった。
彼女の血が、目の前に広がる。
だが彼女の目には、
「・・・」
大きな風穴を開けた、幼なじみがそこにいた。
「おい頼む!! 止まってくれ!? くそっ、くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
一人の少女が泣き叫ぶ。
一人は破片が刺さった少女。もう一人はもう助かる可能性がないほど、大きな風穴が開いた少年だった。
「せめて、お前だけでも生きてくれ・・・頼む」
周りのノイズ達を睨みながら、槍を掲げる少女。
それにもう一人の少女が叫ぶ。
「奏まさか」
彼女が何かを口紡ぐ、少年はそれを、まだ見ていた。
(・・・だめだ・・・)
何故かは分からない。だがそれは、命を奪う歌だと知る。
手を伸ばす、力無く、だが動かない。
意識だけがある。だけど動かない。
だが、けど、しかし、それでも、
(いま動かないで、いつ動く!!)
その時、少年の魂は燃えた。
「!?」
絶唱が歌われる瞬間、彼女が纏う光が少年の元に集まる。
奏と言う歌姫はそれを振り返り、そして少年が、口紡ぐ。
血が流れ出ながら、口紡ぐ。
絶唱と言う、血の歌を歌った。
「!? 響っ!?」
叫び、起きあがる。辺りを見渡せば知らない場所。
白い空間、何もなく、自分の身体を見る。
けがは無く、何事もなかった身体だが、覚えている。
風穴が開き、即死していてもおかしくない傷を負った。
「ハッロ~」
「!?」
見たこともない格好のオッサンがいて、それに警戒する。
その様子にまあまあと手振りして、落ち着かせる。
「あんたは・・・」
「私? 私仙人、君にね、お願いあるの」
フランクに話しかけてくる仙人に、首を傾げる。
仙人はその様子を見ながら、静かに聞く。
「君さ、生きたい?」
「? それって」
「うん、君、もう死んでる」
「・・・」
否定したかったが、無理だろうと思う。
なぜならば、胸を貫かれた感覚が、いまでも思い出される。
「生きたいって、俺は生き返られるのか?」
「うん、普通は無理よ。けどね、英雄の魂を15個集めれば、生き返るよ」
「英雄?」
「そう」
その時、腰に不思議なベルトが出現して、それに驚く。
その様子に感心しながら、仙人は静かに、まじめに告げる。
「英雄と魂を繋げ、そして願いを叶えるんだ」
「・・・」
それに対して、彼の答えは・・・
あれから、数年。バカだなと思いながら、電柱の上に座る。
誰も気づかない。当たり前だ、自分はいまゴーストなのだから、見えるはずがないのだ。
そして気づく、ゴーストとして、いや、特別に調整された者としてわかる。ノイズの気配に気づく。
「さて、仕事仕事」
『ア~イ』『バッチリミールー!!』
「変身」
『開眼! ハーツ!!』『スタート覚悟!! ガンガンゴースト!!』
黒紫のパーカーが幽霊のように浮遊して、それを纏う。
フードを取り外し、三つの角のようなものを見せ、黒紫の亡霊が移動する。
ノイズが無数現れるそれに、チョーガンガンセイバーを取り出す。
「名前相変わらず変だよな・・・」
特注品だって仙人に言われていても、大人ほどの大きさの大剣を構えながら、それを見た目のわりに軽いと思いながら、片腕で振るう。
首を鳴らしながら、ノイズ達へと斬りかかる。
「おっら!!」
ノイズを斬りながら、ノイズにはこちらがわかるのか、向かってくるが、
「俺は炭化しねぇぜ」
そう言って切り伏せながら、数が多いと思い、赤い眼魂を取り出す。
『炎魂』『ホノオ・炎で吹っ飛べ爆裂だ!!』
深紅のパーカーが現れ、それを纏い、チョーガンガンセイバーを二刀モードに替えて戦う。
刀身に炎が宿り、吹き荒れる嵐は爆炎のように、ノイズを飲み込む。
「次はこいつ」
『風魂』『カゼ・疾風!!烈風!!シュシュッとな!!』
深緑のパーカーを纏い、今度はナギナタモードにして、それを投げ飛ばす。
風を纏い、手裏剣のように吹き飛ばす。
亡霊もまた姿を消すと共に、木の葉が舞い上がり、ノイズを撃退する。
「よし、今日も問題ないっと」
「本当か?」
突然後ろから話しかけられ、ベルトから眼魂を取り出す。
「仙人」
「お前しか仙人って呼んでくれないのか・・・」
突然落ち込む仙人。あれ以来、たびたび心変わりしていないか聞きに来るので嫌になるんだが、チョーガンガンセイバーなど、専用装備くれたりした恩があるため、むげには出来ない。
「仙人、今日も俺の答えは変わらないよ」
「・・・ハーツとして、五行眼魂で戦い続ける気か?」
真剣な顔だが、ああと答えながら、仙人は難しい顔をする。
「本当にそれでいいのか」
「くどいよ、最初、俺が集めた英雄眼魂を素直に受け取ったじゃないか? フーディーニやニュートン、ツタンカーメン。グリムやサンゾウ、ちょうど五つ渡してるんだからいいじゃないか」
「・・・」
言いにくそうにする仙人。いい加減にして欲しいが、どうしたんだろう?
「それに、もうとっくに百日だって過ぎてるし、いまさら15人も集めている暇がない、最近ノイズの動きが活発化してるんだ」
「・・・本当にいいのか?」
「十分助かったよ」
「・・・」
その言葉に険しい顔をする。
仙人は静かに、
「やはり間違っていた、お前さんが英雄眼魂、願いの代わりに別の用件を言ってきたとき、こちらを優先するんじゃなかった」
「気にするなよ」
「気にするわい、いまだに仙人って呼んでくれるの、お前さんだけじゃぞ」
なに言ってるんだろうと思いながら、その場を去ろうと歩き出す。
「ともかく、ノイズと戦える力、武器や能力くれただけで十分だよ。俺の世界で手に入れた眼魂は、あんたの世界のために使え」
「・・・」
そう言った少年は帰る。
深いため息を吐きながら、仙人は黄昏れていた。
「ああ龍よ、ワシは愚か者過ぎるよ・・・」
自分の世界を優先するあまり、彼が生き返る為に集めた英雄眼魂と引き返し、ハーツとして永続するように調整し、五行眼魂と言う、別の眼魂を渡してしまった。
いまとなっては後悔しかない。
「・・・お前さんはそれでいいのか・・・『
ライブ会場の悲惨な事件、死亡者はノイズよりもパニックになった人達による二次災害が多いが、一人の少年の活躍により、僅かなものに収まる。
だが、その少年は遺体すら残さず消えていた。
とある学園で、一人の茶髪の少女が、空を見上げていた。
幼なじみに助けられ、生き残った彼女は色々あった。
まず彼が自分をかばった死んだことが受け入れられず、荒れに荒れた。
だがその親に悟られ、いまは家族共々お世話になる。
世間はその後、事件の生き残りに対して辛辣な態度であり、自分の父親も仕事先で色々と差別があったらしい。
自分が生き残っても、精神的に荒れていたため、そちらに付きっきりで、仕事はほとんどやめていたため、大きな問題になることは無かった。
いまでは彼の父親の手伝いで、取材記者の助手している。いまでは電話相手だ。
色々あったな~と思いながら、もう一人の幼なじみが近づく。
「響、そろそろ行くよ」
「あっ、待ってよ未来~」
そう言い、微笑む少女。
「?」
一瞬誰かとすれ違った気がしたが、誰もいない。
「気のせいか」
そう言って走り出す。
その様子をフードからのぞき込みながら笑い、前を向いて呟く。
「さあ、魂爆ぜるぜ」
仮面ライダーハーツ、その心は燃えるどころか、爆発していた。
天羽奏は生存してます。
響の父親は、仕事はやめてしまいましたが、オリ主の父親の手伝いして、飛び回っている設定です。
オリ主の設定は、日本人で銀髪の黒眼、響達より一つ上のハーフくんです。
仮面ライダーハーツ、ハートとかぶるが、仕方ない。
それでは、お読みいただきありがとうございます。