戦姫絶唱シンフォギア×仮面ライダーゴースト・歌姫を守る魂   作:にゃはっふー

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ウルバイク 狼をもしたバイクであり、どんな扱いを受けても、転倒せずに、爪のようなものがワイヤーのように放たれ、相手を拘束したり、壁に爪を差し込み、無理矢理方向転換したりとギミックあり、他にもバイクタイヤに隠し刃もあるため、ウィリー状態で斬りかかったりも出来る。

翼「奏、ウルバイクに乗りたいんだが」
奏「ええ~見た目、普通のバイクじゃねぇんだから、走行できないぞ。速度も、F1カー並みにも出そうと思えば出せるし」
クリス「完璧に常人用じゃねぇなこいつ」
翼「・・・」わくわくそわそわ
奏(こりゃダメだわ)


第9話・血の涙

 また夢を見た。今度はリンゴ園であぐらかいでた。

 

 目を瞑り、何か待つ。

 

 そしてその時が来た。

 

 彼は走る、すぐにそれを手に取るために、それを手に入れる。

 

「よし」

 

 目を瞑っていたが、彼はそれを手に入れた。リンゴだ。

 

 そのリンゴに目の模様が浮かび上がり、それに印を描くと、眼魂にかわる。

 

「ニュートン、これだけでいいのか?」

 

 その時、ニュートンパーカーが現れ、うむと頷く。

 

「君は、いつ落ちるか分からない可能性に賭けて、そしてそれをものにした以上、私からはなにも言わない」

「ニュートン、たまたまリンゴの落下を見た逸話での、試練か・・・」

 

 彼の周りのリンゴ園はだだっ広く、そしていつ落ちるか分からないリンゴ園である。その中から彼は自然に落ちるリンゴを手に入れた。

 

「それだけで十分だ、きっかけ、偶然を手にする心構え、君に求めたものはそれだ」

「偶然ね・・・」

「無論、待っていれば手にはいることではない。手にするために行動するのも大事だ。君がいましているようにね」

「ああ、待つのは性に合わない。俺は先に進む、彼奴のためにも、俺は続ける」

「そうだ、手にしたい願いのために迷わずに進め、そして、偶然の中にあるものも手にするんだ。君ならできる、私はそう確信して、君に力を貸そう」

 

 そしてニュートン眼魂を手にして、彼は駆け出す。

 そんな夢だった。

 

 

 

 あれから数日後、彼女らのアジトらしき廃屋を見つけだし、進入することになる。

 響はあの時の夢、ニュートン眼魂を手に入れたハヤトの夢を思い出す。

 

「・・・」

 

 偶然の中にあるものも手にする。

 その言葉を思い出しながら、静かに前を向く。

 

 

 

 廃屋中にはノイズが多くいて、またシンフォギアが重くなる。

 前の時と同じ、何かされているようだ。

 

「だけど、私には効かない!!」

 

 槍を振るいながら、ノイズを倒す奏に負けず、吼えるように力を込めて、ノイズを倒す響。それに二人は驚いていた。

 

「少しだるいだけだ、負けてられっか!!」

「ああ、防人の剣、見せようぞ!!」

 

 そんな中、一人の男が現る。

 ドクターウェル、ソロモンの杖を預けた際、謎の襲撃で行方不明になっていた男だった。

 それにクリスは激怒しながら、それを睨む。

 

「テメェ、ソロモンの杖をかっさらってたのか」

 

 その手元にはソロモンの杖があり、そして謎の化け物が向かってくる。

 それに弾幕を張るが、威力が下がっているため、皮膚で止まっていた。

 

「くっ」

「ネフィリム!! 聖遺物を食べて成長するのです!!」

 

 そう叫びを聞き、口を開くネフィリムだが、響の、シンフォギアを纏った際に消えているはずの懐から光が放たれる。

 それはホノオ、炎魂のパーカーだった。

 

「ハヤト・・・」

 

 クリスがそう呟くと、炎をまき散らし、爆発しながら、ネフィリムを牽制する炎魂に、ウェルは驚き、顔を歪めている。

 

「眼魂・・・ネフィリム、それを食べなさい!!」

 

 だがネフィリムは苦しむように、炎を睨む。

 その反応が予想外で、ウェルは焦りながら、その様子を見ていた。

 次の雷が放たれ、ネフィリムを貫いた。

 

「ネフィリム!?」

 

 雷魂が現れると共に、奏達も異変に気づく。

 

「なんで五行眼魂が・・・」

「我々を守るのか、神代ハヤト・・・君の思いは、死してもなお、私達を守るのか・・・」

 

 奏と翼はそれを見ながら、そして、

 

『ア~イ~』『バッチリミ~ル』

 

「「!?」」

 

 それに気づいた、黒い血の涙を流すパーカーが、ネフィリムやノイズを切り裂きながら、吼えている。

 

「な、なんだ!?」

「新たな眼魂!?」

 

『孤高魂・孤独覚悟!! ザシュザシュゴォゴォゴースト!!』

 

 静かに、それは顔を上げて現れた。

 両腕に鎌を持ち、眼を催す仮面から、血のような赤い線が描かれているその姿は、仮面ライダーハーツ、彼に似ているが違うものだった。

 

「・・・ハヤト?」

 

 だがそれは何も答えず、片手に持つ、片手斧を引きずりながら、静かにネフィリムに近づいてくる。

 その様子にネフィリムは襲いかかるが、すぐに動き、斧で切る。

 

「ネフィリム!?」

 

 斧の柄は銃身でできており、持ち手を換えると、それは銃のようになる。

 それを至近距離で撃ち、すぐに斧とし振り回す。

 短い分、前の彼が使う獲物より、スタイルの換えが早い。

 斧も刃の部分が変動して、鎌のようになり、引っかけたり、投げたりと、攻撃方を次々と換える。

 時には両腕に付く鎌が動き、カマキリのように腕を動かしながら斬りつけた。

 

「な、何者だ!?」

「ハヤト!? ハヤトなの!?」

 

 それはなにも言わず、敵しか認識していない。

 それだけで困惑だというのに、五行眼魂もまた動く。

 彼に向かって、炎と雷を放ち、それを防いでいた。

 

「なっ」

「五行眼魂が攻撃って!? 彼奴はハヤトじゃねぇのか!?」

「わけわかんねぇぞおい!?」

 

 翼は驚愕、クリスは叫び、奏は頭をかく中、それは無反応だった。

 足のかかとにも刃がついており、それをネフィリムに食い込ませた際、レバーを押す。

 

『ダイカイガン!! ココウ!! オメガドライブ!!』

 

 その瞬間、赤い刃が鋭くなり、ネフィリムの腕を切り裂いた。

 ウェル博士の悲鳴が響く中、それは切り落とした腕を踏み砕き、まだ動くネフィリムに近づく。

 ウェル博士は急ぎノイズを取りだし、襲わせながら、ネフィリムと言うものを回収する。

 ノイズの群れを倒している間、装者達はウェル博士を取り押さえる。

 

「ウルバイク!! 翼」

「心得た!!」

 

 ウルバイクに乗り、空を飛ぶノイズが運ぶネフィリムを追う翼。

 海岸線、海まで逃げる様子だが、インカムからそのまま走るように指示が来る。ウルバイクもまたエンジン音を轟かす。

 

「行くぞ」

 

 狼の雄叫びと共に、浮上する潜水艦を足場に、檻の中のネフィリム。そして空飛ぶノイズへと迫る翼。

 だがそれを、黒いガングニールが阻む。

 

「マリア・カデンツァヴナ・イブ!?」

「・・・」

 

 槍の力で海面に浮かぶ彼女。檻を片手に持ち、静かにたたずむ。

 

「彼女こそ、我らを導く者、フィーネです」

「フィーネだと!?」

「了子さん・・・」

 

 フィーネはある遺伝子を持つ者が、聖遺物に接触する際、記憶を塗り替えて転生するシステムで長い月日を生きた人物を言う。

 それがフィーネと言う人物であるが、前の戦いでもう戦うことがないと思われた人物が、別の人になり現れた。

 響は困惑する中で、炎魂と雷魂がマリアへと迫る。

 

「!?」

 

 だがそれを、

 

「行かせない、デス!!」

「邪魔はさせない!!」

 

 二人の装者が前に出て、翼は黒いガングニールと戦い、二つの装者は響達へと迫る。

 ノイズの群れは黒い仮面戦士が倒す中で、響は困惑していた。

 

「なにが起きてるの・・・了子さん!! ハヤト!!」

 

 二人の名前を叫ぶ瞬間、丸鋸が響に迫る。

 だが炎魂が前に出て切り裂かれた。

 爆発して、眼魂へと変わる炎魂は、調の手元へと落ちる。

 

「これは・・・」

「!?」

 

 響もそれを見て、すぐに手を伸ばすが、切歌が防ぎ、それに雷魂が前に出て切られた。それもまた眼魂へと変わる。

 

「聖遺物ゲットデス!!」

「だ、だめ!!」

 

 響が前に出て、その手を伸ばすが、二人の攻撃を避けながら、眼魂を取り戻せない。

 ハヤトの魂、その相棒を。

 

「!?」

 

 そう思ったとき、響は歯を食いしばる。

 悲しそうに、辛そうに、悔しい。自分がしっかりしない所為だと自覚しながら、後ろに下がる。

 

「・・・」

 

 黒いそれは、真っ黒な眼魂を取り出す。

 ノイズの群れを倒しきった。残るは、ネフィリム。

 

『開眼!! ダークライダー! 光の闇、影と狭間!!』

 

 現れたそれは、複数のマークを刻む紋章を持った、黒い戦士。

 静かに折を見て、距離があるが、腕の紋章を構える。

 

【ダークカブト!!】

 

 瞬間、黒いガングニールの側にいた。

 

「!?」

 

【エターナル!!】

 

 動きがトリッキーなものへとかわり、無数の光が身体から放たれ、また身体へと集まる。その際、アクセル、AからZまでの文字が鳴り響く。

 

「!?」

 

 ネフィリムの檻を空へと投げ、それは空中に消える。

 だがそれは止まらず、腕に未知にエネルギーが集まり、斬りかかるが、それを防ぐマリア。

 

「くっ」

「・・・」

 

 無言のままそれを見て、吹き飛ぶマリア。

 それを二人の装者、切歌と調が受け止めたが、それでもまずい。

 無数のノイズがまた現れ、それに全員が困惑するが、戦士は変わらない。

 

【ダークキバ!!】

 

 緑の紋章が足下から広がり、ノイズを飲み込み、吹き飛ばした。

 自分達は無傷だが、圧倒する力を見せたそれは、何事寝なかったかのようにしている。

 

「ハヤト!? 神代ハヤト!!」

 

 近くにいた翼が駆け寄り、話しかけるが、その身体に触れようとする瞬間、すり抜けた。

 

「なっ!?」

 

 そしてそれは静かに消える。まるで幽霊のように静かに、何事もなく消えた。

 

「いったい・・・何が起きてる・・・」

 

 全員が困惑する中、響はハヤトのことを思いながら、二つの眼魂を思い出す。

 

「・・・ごめんハヤト・・・ごめん・・・」

 

 

 

「「「聖遺物じゃない「デス」!?」」」

 

 彼女達はいま眼魂を調査した結果、いま装者達にそのことを伝えていた。

 

「確かに彼らの報告では、これは五行眼魂と言う、聖遺物として登録されてますが、調べてみましたが全くの別物、未知の異物です」

「通りで聖遺物を食べるネフィリムが嫌がるわけです、聖遺物ではないのですから」

「デスけど、そんなことあるんデスか?」

「そもそも、これを使用していた神代ハヤト事態の扱いも、いささかおかしな点があります。なぜ彼を長期に渡って、死人にしていたのか、理解できません」

 

 神代ハヤトについては、ほとんどが謎に包まれていると、マムこと、ナスターシャ教授はそう言い、炎と雷を手に取る。

 

「なにより、ネフィリムを圧倒したあの戦士もまた未確認です。ですがこれで面白いことがわかりました」

「面白いこと?」

 

 マリアの言葉に、ナスターシャ教授は静かに、

 

「この二つで我々が現在集めた、フロンティア浮上エネルギーをまかなえます」

「デデス!?」

 

 全員が驚く中、それを聞き、マリアは前に出る。

 

「確か、現状のエネルギーだけじゃ足りないって話だったわね」

「ええ、そのエネルギーを集めるのに、膨大な時間がかかりましたが、この二つだけでそれがまかなった」

「そしてそれって、五行ってことは」

「五つあるってことデスね♪」

「もしも五つ、五行眼魂を手にすれば、フロンティア浮上は可能でしょう」

「私としても、ネフィリムと同時進行で進めたい話ですね」

 

 そんな話をしながら、ある夢を思い出す。

 謎の少年が、眼魂を集めている夢であるが、誰にも言っていない。

 

(・・・あれと関係あるのかしら)

 

 そう思いながら、二つの眼魂は静かにしていた・・・




響側眼魂、風魂、水魂、土魂、ガングニール魂 ハーツ魂欠片

マリア側、炎魂、雷魂

謎の戦士側、孤高魂、ダークライダー魂

お読みいただきありがとうございます。
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