戦姫絶唱シンフォギア×仮面ライダーゴースト・歌姫を守る魂   作:にゃはっふー

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 ある場所で、猿、豚、河童と戦うハーツ。
 素手の戦い、三人の連携に苦戦するし、何度も倒れる。
 それでも尚、彼は立ち上がり、連携攻撃を拳で沈めた。

『なぜ最後まで剣を取らなかった?』
「・・・武器持ってなかったから」

 三人のお供達はそれを聞き、不思議がりながら、それはほうと頷く。

『己の信じる道を進むか、それが君の道か』
「ご託は良いよ、結局俺は俺のわがままだから、力貸してくれるかどうか、聞きたい」
『君の持つ力は誰かを救うことが出来る、そのために使い続けるのか?』
「救うことなんて、できなかった・・・俺は彼奴を傷付けた。だから、もう一度会いたいだけだ」
『わがままだ』
「身勝手なのは分かっているよ、けど、どうしても俺は彼奴に会わなきゃいけない。俺は全部を救えない、だから、救える、救いたいと思うことはやるよ。サンゾウ様」

 そして彼はサンゾウ眼魂を手に入れた。

『身勝手、偽善と知りながらも、尚それを背負うのならば、私は君の力になろう』


第10話・二人の関係

 最近見る夢のことは、すでに司令室に伝えている。

 だが、現状何も出来ない。

 

「仮面ライダーハーツ、神代ハヤトの二年間の記憶か・・・」

「どういう意味なんだろうな」

 

 奏と共に考える弦十郎。いま装者達はさらなる特訓メニューを受けていて、色々と準備している。

 学業も装者としても、彼女達は多忙である。

 そんな中見る、謎の夢。

 英雄眼魂を手に入れる、ハーツの夢だ。

 

「神代ハヤト、ライブ襲撃事件において、彼は一般人でありながら避難誘導を率先した結果、多くの人達が、他の出入り口付近のようなことを起こさず、避難させた英雄」

 

 ライブ襲撃時の被害は、多くは逃げまどう人のパニックによるものが多い。それ故に、彼の功績は輝かしいものとして語られた。

 一部の人達は生き残った人達に、多額の保険金のようなものが入ったが、彼の働きが目立つため、そんなに荒波は立たなかった。

 だが当本人達は、大きな傷を背負った。

 

「片や、幼なじみの心に、大きな傷をつけたことを悔やみ、片や、幼なじみを失った。英雄談として語られてはいるが、実際は彼は英雄ではなく、一人の少年だった」

「・・・っていうより、響とハヤトの関係って、幼なじみか?」

 

 その一言は、別のところで話し終えていた。

 

 

 

 それは響が特別というより、ただ単純に別件で居ないとき、そしてたまたまた翼、クリスと三人の知り合いがいるとき、未来が爆弾発言した。

 

「私達、ハヤトに告白しましたよ」

 

 その時、全員が驚愕して、未来を見た。

 

「なっ、なっ、なっ」

 

 クリスはもの凄く動揺し、翼はなぜか落ち着きはなく、他の三人は本当か!?と言う顔で、未来は普通に、昔話するように、

 

「小さい頃、幼稚園のつきあいですから。親の話じゃ、その時にキスもしてるようですし・・・」

「き、キス!?」

「あと、小学校低学年で、響が「ハヤトと未来と結婚して、幸せになる」って言ったりとか、まあそんな関係です」

「そんな、関係・・・」

 

 クリスと翼は驚きのあまり、未来を見る。三人もだ。

 正直、そういう話は何もない。

 そして同じような感じの響が、まさかだと、誰もが思った。

 

「お、お前は、その、好きだったの、か?」

 

 動揺するクリスは、未来に聞くと、文化祭の作業をしながら、

 

「はい、告白されたら頷いてます」

 

 今度こそ、作業を忘れて、未来の言葉に固まる面々。

 未来はそれを気にせずに、黙々と作業している。

 

「だけどたぶん、私より、響の方がいいと思いますけどね」

「なぜだ!?」

 

 翼が身を乗り出して聞くと、未来は少し驚きながらも、静かに、

 

「それは・・・私は、響でも、私でも、ハヤトが好きな人ならいいと思いますけど、響は違うからです」

「そそそそ、それって」

「まさか」

「響は自覚はないですけど、ハヤトのこと好きですよ」

 

 いつだったか、ハヤトと響が仲良く歩いたりしているのを見てそう感じた。

 響の好きは、自分よりも深いと思いながら、見ていた。

 そして、

 

「ハヤトも、本人は否定しますが、響のことが好きだと思います」

「そう、なのか・・・」

「・・・」

 

 翼とクリスがなぜか放心状態に入り、未来は黙々と作業する。

 

(!? 私はなぜ、これほどまでショックを受けている!? もともと分かり切っていたことではないか)

(な、なんで私は、こんなことで驚いてるんだよ!?)

 

 そんな二人の他にも、友達三人も動揺していた。

 未来は黙々と作業を続けている。

 

(まあ、正直どっちも言わず知らずで終わりそうだな~って思いますけど)

 

 どちらも恋愛として意識しないようにしているようなのか、まあ分からないが、友達感覚で接していた。

 無意識にしては面倒くさいこの上ない、相思相愛ならもうつき合えと思うほどの関係だった。未来ももう私が告白していいかとか思うほど、二人は想い合いながら、けしてそれを自覚してなかった。

 

「こっちの用事終わりましたって、なにがあったの!?」

 

 教室はあり得ないとぶつぶつ言う友人や、放心する友人。黙々と作業する幼なじみと、謎の空間で響は驚くのであった。

 

 

 

 文化祭当日だった。

 とある廃屋でノイズが大量発生。それはとあるテロリストへ攻撃を仕掛けるものであるが、撃退されていた。

 そんな中、民間人も巻き込まれる、その瞬間、

 

『孤高魂・孤独覚悟!! ザシュザシュゴォゴォゴースト!!』

 

 ゴーストが現れ、それを阻止する。

 子供達は大慌てで逃げ出して、亡霊は静かに、ノイズを倒す。

 

「・・・」

 

『開眼!! ダークライダー! 光の闇、影と狭間!!』

 

 ハンドルがついた剣を取りだし、紋章が輝く。

 

『ダークドライブ!!』『ターン、ターンターンターン!!』

 

 ノイズを切り伏せる中、突然、黒いガングニールが迫り、それを防ぐゴースト。

 二人は見つめ合いながら、マリアは叫ぶ。

 

「貴方は何者・・・あの夢と関係あるの・・・」

「・・・」

 

 なにも言わず、ノイズだけ倒しきれば姿を消す。

 亡霊はただそれだけに存在するように消え、マリアは歯を食いしばる。

 

 

 

 また時間は突き進む。

 響は崩壊した塔を見つめる。

 そして約束の時、それは破られ、ネフィリムが現れた。

 本来、二人の装者と戦うはずだが、ウェル博士とネフィリムの出現に驚きながらも、響達は戦う。

 ノイズの群れに押さえ込まれる奏、ノイズに拘束される二人の装者。

 ネフィリムと対峙する響の拳が放たれる瞬間、その腕がネフィリムの口の中に、

 

「!」

 

 戦慄する瞬間、土魂、風魂、水魂が現れて、食い破られるのを阻止した。

 だが計算の中のように、ウェル博士は笑う。

 

「いまです、一定量のダメージを与えて、眼魂に変えるのですネフィリム!!」

「!?」

 

 その言葉に攻撃を受けながら、風魂が吹き飛び、爆発して眼魂に変わる。

 響は焦り、前に出ようとするが、奏がすぐにそれを止めた。

 

「待て、彼奴は強い!! 下手すればやられるぞ!?」

「けどハヤトの魂、眼魂が!?」

 

『孤高魂・孤独覚悟!! ザシュザシュゴォゴォゴースト!!』

 

 その時、また唐突に現れるゴーストが、ノイズを切り裂く。

 その手には彼の武器、チョーガンガンセイバーも握られ、二刀流でノイズを斬る。

 

「ハヤト!?」

 

 だが何も答えず、響は前に出ようとすると、胸が熱く、苦しみ出す。

 

「がっ、アァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!?」

「響!?」

 

 だがゴーストはそれを聞こえていないのか、戦いに集中していた。

 苦しみ出す大切な存在が見えないのか、彼は戦い、別の仲間達が集まり出す。

 

「立花!?」

「これはいったい・・・」

「か、らだが・・・あつ、い・・・」

 

 水魂と土魂が側に来る。

 響の身体から鉱石のようなものが現れ、全員が困惑する中、

 

「ネフィリム!? 僕のネフィリムが、やめ、やめろぉぉぉぉぉぉぉ」

 

『ダイカイガン・ココウ・オメガドライブ』

 

 彼はネフィリムを討ち取り、ノイズの殲滅に入る。

 ウェル博士はその隙に逃げ出すが、響を守りながら、その様子を見るしかない。

 

「神代!! 君が彼なら答えろ」

「テメェ、なにシカトしてるんだよ!! 響が苦しんでるんだぞ」

「ハヤト!!」

 

 だが彼は何も答えず、ノイズだけを倒す。

 倒しきった後、彼は姿を消す。まるで役目を終えたように。

 

「どうして・・・」

 

 それはなにも答えず、どこかに消える。

 響にもなにか起きている。誰も彼も、答えが見えない闇の中、静かに流されていくしかなかった。

 風魂だけを失い、響は静かに、彼を見続けた。




 ハーツと鎌のような武器を振るう戦士が戦う。
 ピラミット内部のような場所で戦い、彼は切り裂かれた三角の異次元空間に閉じこめられるが、ニュートンの力を借りて、重力と斥力を利用、その場から出てくる。

「命爆ぜるぜ!!」

 会心の一撃を放ち、彼を納得させた。

『見事だよ、これからよろしく』
「ああ、力を借りるぜツタンカーメン」

 彼の眼魂集めは、順調だった。

お読みいただきありがとうございます。
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