戦姫絶唱シンフォギア×仮面ライダーゴースト・歌姫を守る魂   作:にゃはっふー

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 サンゾウとは道を示し、心を結んだ。

 ニュートンには、偶然という可能性を掴む為の努力を教えられた。

 グリムには笑顔の大切さを教えられた。

 ツタンカーメンとは戦いで分かり合った。

 フーディーニとは奇抜な戦いをして、分かり合えた。

 そしてノイズの戦いで知った。

 俺の身体は、別の物に浸食されていて、蘇るどころか、出れば消滅するだろうと言うことを知った。

 だからこそ、生き返れない、もう会えないことに絶望した。

 だけど、

「俺は彼奴が笑っていられればいい」

 そう英雄達に伝え、そして彼は決めた。

 永遠の亡霊として、戦い続けるため、闇に身を沈めた。


第11話・魂

 水と土、二つだけになった眼魂しか手元にない響に、ある事実が突きつけられた。

 それは神代ハヤトと同じ、体内のガングニールの融合化が進んでいる。

 

「それって」

「ああ、神代ハヤトが生き返れない原因と同じだが、彼と違う点は、まだ完全ではないと言うことだ。使わなければ問題ない」

 

 そう言われ、戦うことを、シンフォギアを使うことを禁止された響。

 いまは友達と共に、町を歩く。

 ハヤトと同じであり、違う。

 眼魂もまた、狙われている可能性が高いため、水は翼が、土はクリスが持つ。

 二人とも少し渋るが、響が狙われることの方が彼は喜ばないと考え、彼女から受け取った。

 

「響? 聞いてる?」

「あっ、うん、へいき、へっちゃら・・・」

 

 そんな返しをする響。それにみんな心配そうに見つめる。

 その瞬間、警報機が鳴り響く。

 

「これってノイズ!?」

 

 その時、目の前に無数のノイズが現れる。

 後ろにある人物が居る。

 

「ウェル博士!?」

「どうも~」

 

 その手にソロモンの杖を持ち、ノイズを操る。

 すぐに構えるが、友人達に構えるが出る。

 

「ダメだよ響」

「そうだよビッキーはいま戦えないんでしょ!?」

「け、けど・・・」

「友達が大事ですか? なら眼魂を渡してください」

 

 そう言って、彼は風魂を取り出す。それに響が驚く。

 

「風魂!? 返して、それはハヤトの、ハヤトの魂!!」

「悪いですが僕はこれで、大事なようがあるんです!! 大人しく他の眼魂を渡してください!!」

 

 そう言って、ノイズが迫る。

 それに、響は結局戦う。

 ノイズを倒すため、力を使う光景に、未来は絶望する。

 

「ハヤト・・・」

 

 高熱を身体から放ちながら、ノイズを倒す響。

 急いでくる装者達に、翼がタンクを斬り、水をかぶせて熱を引かせる。

 熱気がひどく、全員が見守る中、

 

「!?」

 

 水魂が飛び出て、その時、響を抱きしめる。

 

「水魂・・・」

 

 その瞬間、光が辺りを包む。

 

 

 

「・・・仙人、五行眼魂ってこれでいいのか?」

「ああ、これと英雄眼魂、確かに受け取ったぞ」

 

 仙人とハヤト、その二人は話し合いながら、仙人が去っていく。

 これで完全に蘇ることはできない。

 その後、姿を消して、我が家に訪れた。

 

「響ちゃ~ん~かわいい~」

「うっえ~これは少し変ですよ~」

「響がワンピースって・・・」

「未来ひどい!? っておじさん写真構えないでぇぇぇぇぇ」

 

 その楽しそうな様子に、僅かに微笑む。

 

「・・・父さん、母さん、みんな、ごめんな。勝手に死んで、死んでも顔出さなくて・・・」

 

 そして静かに、眼魂、自分の魂が込められた物を握りしめる。

 

「もう迷わない、覚悟は決めた」

 

 

 

「勝手だよハヤト・・・」

 

 いま響はついに弦十郎達から戦うことを禁止されている。

 いまは未来と共に、展望台から町を見ていた。

 ハヤトは主に、ここで町を見ていたのだ。

 

「どうして会ってくれなかったんだよ・・・ハヤト、会いたかったよ・・・」

 

 ベンチに座りながら呟く。水魂も先の戦いでいずこかに、ウェル博士もどこかにいない。最悪、持って行かれた。

 だがそれよりも、流れてきた記憶が痛い。

 ずっと一人、物も食べず、誰にも知られず、ずっと一人で戦っていた。

 ノイズはこちらが分かるのか、反撃があり、それを受けて傷付いても戦う。

 誰も望んでいない、彼のわがままだ。

 だけど、

 

「会いたいよ、ハヤト・・・」

 

 そう呟く中、未来もまた思う。

 

(私は友達達のために、何も出来ないの・・・)

 

 そう心の中で呟いた。

 

 

 

「・・・なんだここ」

 

 暗闇の中だった。気が付いたらこんなところ、ここで死後の世界かと納得する。

 

「俺の名前は神代ハヤト、確か、響達を月から助け出して、んでここか」

 

 少しだけ笑い、仕方ないなと思いながら消えていく中、

 

「君はそれでいいの?」

「ん?」

 

 子供が二人、少年少女が現れる。手を繋ぎ、仲のいい兄妹だろうか?わからない。

 

「どうした? ここは天国か?」

 

 そう言いながら、ある叫び声が聞こえた。

 

『未来ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ』

 

「!!?」

 

 それは響の叫び声、そして胸が痛い。これはいったい。

 

「いま土魂が、多くの人をかばい、黒のガングニールの手の中に」

「貴方は知らないうちに、孤高の魂として、現世を彷徨う、亡霊です」

「君らは・・・」

 

 その時、黒いパーカーが現れる。それは、

 

『孤高魂・孤独覚悟!! ザシュザシュゴォゴォゴースト!!』

 

 現れたのは孤高魂のハーツ、すぐさまハヤトは眼魂を取り出そうとするが、一個も無いのに気づく。

 

「なん」

 

 武器を構え、振り回してくる。見たこともない斧と思いきや、鎌になって投げたり、銃のように乱射したりする。

 チョーガンガンセイバーまで持って戦ってくるそれを睨みながら、それに蹴りや拳を放つが、効かない。

 

「いったい何なんだ!?」

「このままでは立花響は死んでしまう」

「!?」

 

 その言葉を聞き、次に暗闇の中から、見たこともないもの達が現れる。ハンドルのような剣を持つ者、黒い龍を従える者など、さまざまだ。

 それらが一斉に襲いかかる。

 

「ふざ、けろ!!」

 

 それらに挑むが、身体が、心が追いつかない。

 彼らに一方的にやられていく中、蹴り飛ばされ、身体を地面に引きずる。

 

「ぐっは」

 

 倒れそうになりながら、そんな中、響の叫び声が聞こえる。

 未来の声も聞こえ出す。

 

「!? なにが起きてる・・・おい!! なにが起きてる!!?」

「現世でいま戦いが起きている」

「だけど貴方にはなにもできない」

「!!? だからって」

 

 剣が迫る、だが、その剣を掴む腕を掴み、それに耐える。だが横から黒いカブトムシのような戦士の蹴りが放たれ、吹き飛ぶ。

 

「諦めることができる、もう戦う理由は」

「ふざけるな!!」

 

 立ち上がりながら、向かってくる敵を睨む。

 

「まだ俺がいる、魂が消えてない!! 俺の命はまだ燃え尽きてない、いや違う!!」

 

 立ち上がる、心が、魂が爆ぜる。だが、

 

「それでは彼らには勝てない」

「いずれ尽きる魂では、彼らには勝てない」

「誰が終わるか!!」

 

 その輝きが、ハヤトから放たれる。

 静かに、そして熱く、夜を照らす。

 

「何度爆ぜようと、俺は終わらない!! 響を救う、彼奴の笑顔を、世界を守る!! 彼奴が泣いてる限り、何度でも、何度でも、俺の命は」

 

 光が一カ所へと、集まっていく。

 

「命駆けるぜ!!」

 

 

 

 未来は神獣鏡を纏い、ガングニールを纏う響がぶつかる中、その瞬間、光が駆ける。

 

「!?」

 

 鏡を通して、ガングニールを貫くと共に、鏡を砕き、二人を担ぐ誰か、すぐに近くの船の上に立ち、未来と響を見る。

 未来は意識がもうろうしているが、響ははっきりと彼を見る。

 しっかり、はっきり、彼を、見た。

 

『孤高魂・孤独覚悟!! ザシュザシュゴォゴォゴースト!!』

 

 その姿の彼だが、静かに、

 

「・・・えっ、なにが起きてる?」

 

 そう、彼が言った。

 

「・・・ハヤト」

 

 元に戻る。そこにいたのは間違いない、神代ハヤトだった。

 よく分からず、周りをキョロキョロ見ると、二人揃って起きあがる。

 

「「ハヤト!?」」

「響、未来、どう」

 

 立ち上がり、こちらを見る二人。その時、二人してシンフォギアが解けた。

 

「!?」

「にゃ!?」

「!!?」

 

 その一瞬、彼女達のあられのない姿を見てしまい、ハヤトはぶっと吹き出す。

 すぐに元の服に戻る中、二人は真っ赤になり、睨んでくる。

 

「ま、待て、俺はまだよくわからんないんだけど!!」

「わ、私だって、響のために、シンフォギア纏ったりしてて・・・」

「私も、未来のために戦いだして」

「俺、月で響達のあと記憶が・・・」

 

 なんか姉弟?らしい子達と、暗闇の空間で色々あった気がした。

 と、ノイズが何故か出てきている。

 

「お、おいおい・・・」

「!? 二人とも」

「お前ら下がってろ」

「ハヤト!? だけどハヤトの魂は」

「無くても俺はゴースト、触れても死なない」

「けどハヤト」

「響と未来は、俺が」

 

 その時、

 

「俺が必ず守る!!」

 

 その時、手のひらに一つの光が宿る。

 それに振り返ると、それを見ると、眼魂が握りしめられていた。

 

「これは・・・悩んでる暇はない!」

 

『カモン・アイ!!』『バッチリ! シッカリミテロ!! バッチリ! シッカリミテロ!!』

 

 いつもの違うパーカーが現れ、それでも構わず、俺はゴーストドライバーにセットした。

 

「命、駆けるぜ!!」

 

『絶好大開眼!! 月光魂 月下に咆哮!! 絶好調!!』

 

 金と紫のパーカーを纏い、新たに吼える。

 その瞬間、全てのノイズが吹き飛ばされる。

 

 姿はまるで爪のようなガントレットが腕を覆い隠し、かかとの部分の刃がある。

 紫の鎧を着込み、黄金の刃を持つ、その姿。

 フードを外して、翼のようなものを広げている。

 

「とりあえず、ノイズを倒す。任せろ」

「ハヤト」

「もういなくならない」

「・・・信じるよ」

「ああ、未来にも約束する!! 俺は必ず戻る」

 

 そして新たな姿に、彼は静かに、駆け出す。




新たな姿、響のガングニールと未来の神獣鏡を取り込み現れました。肩にコードのようなワイヤーがあり、紫と響の橙色を纏う、夜の光を纏う戦士です。

分かる人には分かると思いますが、出てくる子供達は、平成魂の時での子達です。

次回、暴れます。
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