戦姫絶唱シンフォギア×仮面ライダーゴースト・歌姫を守る魂 作:にゃはっふー
それではどうぞ。
とある施設に拉致に近いが、二人はいまは記者と見習いと言う立場であり、カメラは没収されているが、丁寧な扱いをされていた。
無論、弦十郎自らが一番だが多忙なため、モニター越しに、ガングニール装者である響の父親、洸を含め、説明会が始まる。
それを聞き、洸は顔が青ざめながらも、響を見た。
「響は、その、大丈夫なのか!? 戦うってことはどういうことか」
「それは・・・」
「もしハヤト君のためにって思うのなら、自分的にはやめて欲しいというのが本音です」
「それは」
「ハヤト君がそんなことを望むような子じゃないのは、響が一番分かるだろ? 響が守りたい、救いたいから・・・まあすぐには答えなくて出せません。それでも、尊重します、ですが」
「それは大丈夫だよ、洸くん」
神代ユウジ、神代ハヤトの父親はお茶で一息つきながら、
「この場にいない、戦える子がいるね」
「そ、れは・・・」
響が言葉を閉ざす中、ここには多くの関係者がいるが、一人だけいない。
それに、
「ハヤトは、どうしてここにいないんですか?」
その言葉に、全員が絶句した。
夕焼け空、砂浜で黄昏れる、姿を消す亡霊。
そこに、エルフナインが探しに来る。
「ハヤトさん、いませんか? いるのなら出てきてください」
慌てながら歩き回る、その時、段差で転び賭け、支えてしまう。
それにあっと呟き、腕にしがみつく。
「いるんですね、ハヤトさん」
抱き上げながら姿を現せるハヤトは、パーカーをかぶりながら、エルフナインを見る。エルフナインは少し困った顔をするが、放そうとしない。
「ユウジさん、ハヤトさんのこと」
「父さんらしいな、なんで分かるんだろう」
「記者の勘、って言ってました・・・」
「ははっ、父さんらしい」
静かに座り込む中で、エルフナインは側にいる。
考え、そして、
「答えなくて出ないな、いまの俺が、家族と顔合わせられないよ」
「それは」
「俺は亡霊なんだから」
そう言ってすっとまた消え、それにあっと少し泣きそうな顔になるので、すぐに姿を現せる。
姿を消せる、亡霊は静かに、エルフナインの頭を撫でた。
「その上、またいつ消えるか分からないんだ。俺は」
「そんなことさせませんっ、イグナイトモジュールは完成しました!! 僕の知識やみなさんが協力してくれてます。まだ消えることが確定した訳ではないです」
そうはっきり言う、だから、
「俺はきっと、みんなを守るためなら、消滅覚悟で全力出すからな・・・」
「ハヤトさん・・・」
その言葉に、静かに物陰から、誰かが出てくる。
「また勝手なことを言うのね、貴方は」
「!? マリア・・・」
「・・・」
少し黙り込むマリア、静かにこちらを見る。
「貴方には助けられてばかりなのよ・・・セレナに第二の命を渡したり、暴走した私を助けてくれたり・・・私は、私達はまだ貴方に借りも何も返してないのよ」
「マリア」
静かに睨むようにこちらを見る、マリアは近づいて、真っ直ぐ見つめる。
「どうして自分をそこまで捨てられるの!? もっと私が強ければ・・・あの時、暴走しなければ」
「それは違うよマリア」
「何が違うのよ!?」
マリアの言葉に、ハヤトは静かに眼魂を取り出す。
「強かろうが弱かろうが関係ない、マリアだから、翼だから、クリスだから、切歌や調、響に未来、誰だろうと変わらない。守る、戦う。みんなを、そして・・・キャロルを救いたい」
「!? 貴方・・・」
「間違っていようと、俺はそのために命を捨てた。だから道を変えないと言うわけじゃない、変えられない、俺はそんな生き方しかできないッ。マリアだってそうだろ?」
「私は・・・」
「マリアはマリアだから、マリアにしかできない強さで戦ってる。マリアは強い、きっと大丈夫、俺はマリアがみんなを守ると信じて、俺は前に突き進む。命は駆ける、俺の命は止まらない」
それにエルフナインもマリアも黙り込む。
その時、水が迫ってきた。
15のパーカーがそれを阻み、翼を持つパーカーがハヤトの元にいる。
それに舌打ちしながら、睨んでいるのは、青い人形の水使い。
「またか、装者にしか相手にしないって言ってるだろ亡霊ッ。さっさと消えて欲しいんだけど?」
「悪いが、まだ消える命じゃないんだね。マリア、行くぜ」
「ハヤト!?」
「俺は信じる、人の心、信じる強さを・・・迷っていても、必ず掴み取れる未来があるんだッ、変身!!」
月光に15の英雄の力を振るう戦士ハーツ。それに苛々しながら、水が放たれ、ノイズが放たれるが、粉砕する。
二つの爪のようなものが光り輝き、トリッキーな鎖がノイズを縛っていた。
「ハヤトっ」
「マリア」
マリアもまた装者として、静かに、
「・・・私は・・・私はまだ、戦わなければいけない、貴方に、まだ借りを返していない、まだ生きていて欲しい。マムやセレナ、みんなと共に、私は私として戦うッ」
イグナイトモジュールの光に包まれるが、マリアは、
「弱くたって良い、彼を、彼の横で戦えれば、その可能性をッ」
その瞬間、イグナイトモジュールを纏うマリア。その歌が戦場に鳴り響く、それにハーツが一斉射撃で援護する。
そして、彼女の一撃が、水の自動人形を討ち取った。
「一番乗りィィィィィィィ」
そんな叫びと共に爆発する中、マリアはシンフォギアを解除する。
みんなも騒ぎを聞きつけ駆けつけるが、すでに終わっていることに安堵した。
「ふう、ともか」
「おかしぃぃぃいぃぃぃぃぃぃ!!」
「うおっ」
突然、15の英雄が一人、ベートーベンが現れ、マリア達の前に現れた。
「ベートーベンさん!? どうした」
音楽家、歌い手である装者の者達は、少しばかり緊張する。彼女らにとって、偉大な偉人だ。
その彼が現れ、静かにマリアの、イグナイトモジュールを見る。
「彼女の先ほどの歌からは、強大な力を感じた。だが、妙な異音も聞こえた」
「異音?」
それに頷くベートーベンにエルフナインは考え込む。
「ダインスレイフは本来、血塗られた生遺物ですから、もしかすれば」
「私がまだ未熟だからか、それとも」
「本来のままでも異音が聞こえるか・・・身体に害がないから問題ない、で、片づけるのもな・・・」
「ともかく、使う際、細心の注意は必要だろう」
翼の言葉に全員が頷き、そしてその日は終わりを告げる。
「お父さん、ユウジさん。もう出るんですか?」
「ん、ああ。ユウジさんは仕事に出るって言うから、一応、助手だしね」
洸はそう言いながら、響に言う。響は複雑そうな顔で下を向く。
「ハヤトくんは」
「・・・いまは会う資格は無い、私のこと、見てたんだって・・・あの時の、私のこと・・・」
「・・・そうか」
自分の死に狂うように荒れた響、父親の洸からしてもショックが大きく、仕事を休み、なるべく娘達と時間を過ごすことにするほどだ。
その後、彼は生き返る為に戦い、自分達は傷を癒すように、響に接した。
「神代さん達には、感謝しきれないな、親としても、友人としてもね」
「・・・うん」
「響」
「お父さん」
難しい顔をする娘、少しばかり自分が嫌になる。こんな時、娘になんと言えばいいのか、はあとため息をつく。
「父さん、ハヤトくんを信じるよ。だからあえて言う。だいじょうぶ、へいき、へっちゃらだ」
「お父さん・・・」
「彼が響をもう悲しませたくないって言葉、信じる。ユウジさんも、信じているからこそ、なにも言わない。それだけは分かるよ」
なにげに似たもの同士だしねと苦笑して、娘に微笑む。
「諦めることをしない親子だから、響も諦めちゃダメだ」
「・・・うん、ありがとう、お父さん」
「それじゃ、仕事に出かける。響も気を付けるんだよ」
「うん」
しばらくして、車に乗りながら、洸はユウジに聞く。
「本当にハヤトくんに会わなくて良いんですか?」
「・・・問題ないさ」
静かに運転しながら、優しく、
「彼奴は諦めないのなら、私は信じて待ちますよ」
「・・・強いですね」
「いいや~いい加減なだけですよ」
そんな感じで、彼らは走る。最近謎の事故現場調べ、それでまた関わるとも知らずに、そして・・・
その様子を見守る、二つの影。少年と少女、白い服を着込み、手を繋いで見守る。
「彼もまた、可能性に近い者」
「彼もまた、運命を選ぶ者」
そう言って、彼らは静かに、
「「だが、その時間はもう残されていない」」
そう告げて、静かにその場から去っていた・・・
ユウジ「しかし、別の心配があるんですよ」
洸「心配? なんですか?」
ユウジ「彼奴、あの性格でしょ? 未来ちゃんだけじゃ飽きたらず、他の子もって・・・響ちゃんか未来ちゃんとばかり思ってますからね、まさかと思いますが・・・」
洸「あー・・・響~・・・無理だな・・・響もな~・・・こういうのは母さん頼みですよ・・・」
ユウジ「ウチの子がすいません・・・」
響「ハヤトハヤトハヤト~♪」
ハヤト「首に捕まるな・・・エルフナイン、ほら、髪がまだ濡れてるぞ」
エルフナイン「あっ、ありがとうございます」大人しくタオルで拭かれる。
切歌「ハヤト~♪ 一緒にゲームするデス♪」
こうして装者達と仲良くしてます。ハッ、
未来「作者さん、少し向こうで話が・・・今回でマリアさんが意識してそうなところとか、また少し、話し合いましょうか?」
そ、それではお読みいただきありがとうございます!!