戦姫絶唱シンフォギア×仮面ライダーゴースト・歌姫を守る魂 作:にゃはっふー
隠れながら、物語を楽しんでください。
未来「隠れてるのは作者さんですよ」
しまっ!?
謎の襲撃事件からしばらく経つ、キャロル達は目立った動きは無く、いまのところ平和だが、そんな中、エルフナインは眠い目をこすり、眼魂の理論と錬金術師である自分の知識を照らし合わせていた。
「どうすれば、ハヤトさんを延命できるか・・・」
そんな無理する子に、ハヤトは頭をかきながら、壁を通過して出ていく。ほどほどに様子を見てはやめさせているし、なにより、響の方も対外だ。
「未来、響はどうだ?」
「表だって変わりないよ、けど響だから、みんな分かってる」
無理をして笑い、明日が来るのを恐れている。
そんな様子が時たまに見られ、ハヤトは黙り込む。
「・・・」
「自分の所為とか思ってるでしょ?」
「未来には敵わないな」
「はあ、響もハヤトも、自分で背負いすぎなんだよ・・・いくら私が心配しても、気にしない、気にして傷付いて、勝手すぎるよ二人して」
「すまん」
「・・・」
座りながら話し合う中、未来はその手を握る。
「響がまだ手を握りたいんだから、消えたりしないでねハヤト」
「ああ、約束する。俺は消えない、生き返るさ」
「うん」
とある場所で、許可をもらい、取材に来た二人組。立花洸と、神代ユウジ。
「ん~次事件があるとしたらここかな?って思ったんだけど、ハズレかな?」
「ですかね・・・」
そう悠長に言う中で、少しユウジはぼりぼりと後頭部をかく。
「はあ、息子のことで、やはり勘が鈍ったかな?」
「・・・念のために聞きますが、何を気にしてますか?」
「いや、装者って子達に手を出すんじゃないかって」
「そこですか!? ハヤトくん、消えてしまうってところじゃなく!?」
「しかし、響ちゃん、あの子も以外と奥手だからね。漫画的に愛の奇跡で蘇って欲しいな僕は」
「そんな無茶な!? っていうよりか響はそう言うのですかね!?」
「洸くんも知ってるだろ? 響ちゃんがウチのハヤトにキスしてたの?」
「ええまあ・・・あの時は、泣きましたよ。もう響、お父さん離れしたのかって思いましたよ・・・まさか、未来ちゃんと交代でするなんて、幼稚園児でも早いですよ・・・」
「もうお互い、奥さんから聞いたときとか、びっくりしましたね」
「ですね・・・」
そう遠い目をしながら、静かに、
「僕はね、彼奴を信じたいんですよ、感じたんです。勘ですけど・・・彼奴は、覚悟を決めている、男としての覚悟をね」
「ユウジさん」
「それくらい息子持つと分かりますよ、洸さん」
苦笑するが、それでも心配なんだろうと洸は思う。
息子の死より、自分の娘、響のことを心配してくれた。それこそ、息子であるハヤトの願いだと、彼らの言葉に、救われた。
なら今度は自分がと思い、出来る限り、彼の手伝いなど、がんばっている。
そう思っていたが、
(結局自己満足・・・響にはへいき、へちゃらって言っておきながら、情けないな・・・)
そんなことを考えていたとき、二人は・・・
「・・・はあ」
響は青空を見ている。時折思い出す、この感覚が、心苦しい。
ハヤトがいない時間、彼がいない、彼を失ったあの瞬間を思い出す。
もう思い出したくないのに、時間が進む。そう感じるたびに思い出すのだ。彼を貫く姿を・・・
「響」
「奏さん・・・」
外で青空を見ている響の元に、ウルバイクを背後に、奏が微笑みながら現れ、ヘルメットを投げ渡す。
「少しつき合え、響」
「・・・かな」
「いいから」
「・・・はい」
しばらく進む響と奏。二人は高台へと来て、町を見下ろす。
奏はウルバイクの頭部を撫でると、エンジン音で喜んでいる。
「ここはよく彼奴がいた場所らしいぜ、ずっとここで、みんなのこと見てたらしい」
「ハヤトが・・・」
「な、ウルバイク」
それにウルバイクが返答し、その様子に驚きながら、町を見る。
「・・・私が彼奴を殺してから、彼奴はずっと一人だったんだな」
「奏さん!?」
「悪いけど、どう考えてもそうだ。お前を巻き込み、彼奴を殺したのは、私だ」
そう言って静かに拳を、手を強く握る。
あの時、自分が絶唱を歌えば、あの時、聖遺物の破片が彼らにとはなければ、彼らをここまで苦しめていない。
「奏さん・・・」
「・・・私も諦めない」
「・・・」
「私も、翼も、旦那やみんな、装者のみんなだけじゃない。未来や、他にも、彼奴のことを信じて、思ってる奴がいる。だから」
「奏さん・・・」
「自分だけ、全部背負うな・・・響」
そう言われたとき、頬に何かが伝う。
少しだけ涙が流れ、それを拭く。
その後、前を見て、静かに頷く。それに満足そうに微笑む奏。
その時だ。響の電話が鳴り響いた。
「? お父さん?」
「響のお父さんか?」
「はい、なんだろう? もしも~し」
「あー響・・・」
小声で洸はひそひそと、それに向こうは首を傾げるが、すぐに、
「メール贈るから、急いできて、死にたくないから」
『えっ?』
すぐに切り、写真をつけたメールを娘に送る。
それを見た後のユウジは、
「それじゃ、洸さんは急いでここから離れなさい」
「ユウジさんも残るんでしょ? なら僕も残りますよ。これ以上、情けない男には成りたくないですから」
「ははっ、お互い、娘達が来たら即行で逃げ出すのにですか?」
「ですね・・・」
乾いた笑いをしながら、アルカノイズと赤い自動人形が何かしているところを撮影し続けていた。
「ふふふ~んだぞ~」
鼻歌を歌いながら、何かしている。そろそろ逃げ道など考慮しだしたとき、歌が響く。
「ぞっ!?」
響、奏、切歌、調が現れ、その様子に予測内なのか、対して驚かずに、ノイズを放つ人形。その隙にこそこそと離れていく二人。
「魂借りるぜ!!」
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ」
歌い手達二人の攻防にくわえ、切歌と調も戦う。
そんな中、
「父さん、洸さん」
「お前はこっちか」
「ハヤトくん」
「いいから早く、おれら以外、すぐに来れなさそうなんだ」
「ああそうか、それと」
そしてそれを聞き、了解と言い、彼らを逃がす。
「邪魔だぞッ」
炎のクリスタルが放たれるが、それを砕く響。通信機であることを知り、チャンスを待つ。
その時、奏はおっりゃああぁぁぁぁぁぁぁぁとノイズを吹き飛ばす中、
「そろそろ次行く」
その時、閃光のようなフラッシュが自動人形に瞬く。
「!? 目がチラチラするぞッ」
それに向かってクリスタルの弾丸を撃ち込むが、シャッターをタイマーで設置した簡単な小道具なだけで、簡単にそれは壊された。
その隙に響と奏が、迫る。
「!?」
「「貫けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」」
炎の弾丸を無我夢中で放つ中、その一つがノイズを蹴散らす、切歌へと迫り、調が飛び出す。
「ダメっ」
「しらっ」
「バカかッ」
それを月光パーカーが防ぎ、月光魂で現れるハーツ。
「危ないぞ調」
「ハヤト!? 貴方は二人を逃がしたらそのままじゃ」
「全員が心配だから来たんだ、ともかく、連携して」
「何言ってるの早く戻ってッ」
「しら」
「調っ、ハヤト、なに考えてるデス!?」
「ああもう」
後ろから言い争いが聞こえるが、二人は自動人形を相手にしているが、無理矢理逃げ出す。
その様子に疑問に思いながら、ノイズを倒す。
「なんでハヤトは逃げないの!? 私達は消えて欲しくないんだよっ」
「それもそうデスが、調もそうデスっ。無茶しないでくださいデス!!」
「私は無茶してない!! 切ちゃんを守りたいだけ」
「それが無茶なん」
「いい加減にしなさいッ」
ユウジがそう叫び、ハヤトの方はもう反省モードだと言うのに、彼女達の言い争いが止まらず、止める。
洸もそれに苦笑いしながら、奏ややってきた人達に撮影した映像などを渡していた。
緒川さんがそれを受け取りながら、
「そう言えば、なぜ貴方達はあそこに?」
「私達は謎の事故現場調べで、次はあそこだと調べに来たんです」
「謎の事故現場?」
それには通信機を使い、司令室やマムなどにも話が通り、マムが気づく。
「これはレイライン?」
地球の地脈、エネルギーの流れに何かしら細工がされ始めていることに、気づき始める。
何をどうしているかは分からないが、彼らの資料データを見たマムは、それに気づき、セレナに指示する。
「セレナ、急ぎフロンティア浮上時に使った、私のデータを彼らに。おそらく錬金術師達は、レイラインを使い、何かしようとしてます」
「分かったよマムっ」
周りの言葉を聞きながら、そのデータ渡しなどで、外部協力者として一時期手を貸すことになる洸とユウジ。
ハヤトは苦笑、響もまた戸惑うが、正直ハヤトは、
「父さん達より、切歌達だな・・・俺の所為で、ケンカ初めて・・・」
「ハヤトも悪いけど、二人とも、少し思い詰めてる感じだよね・・・」
そんなことを話す中、ハヤトは少し考え、
「響頼むっ、エルフナインのこと俺の変わりに見ててくれ!! 少し見てくる」
「あっ、ず~る~い~私が二人のこと見るよ!!」
「姿消す」
「あっ!!」
響の文句を無視して、姿を消して、二人の様子を見に出向く。
響はもうと頬をふくらまして、それでも少しだけ、
「ああ・・・やっぱりハヤトだね」
少しだけ優しく微笑んだ。
二人は歩きながら考えているとき、またあの人形が攻めてきた。
戦いながら、イグナイトモジュールに触れるが、発動する決意ができない。
だが、15のパーカーが舞い上がり、それを見て、すでに月光を纏うハーツを見て、愕然とする。
「どうして・・・どうしてデスか!?」
「私達が弱いから・・・だから」
「それは違うぞ少女達よ」
「「!?」」
パーカーであり、英雄である彼らが囲みながら、静かに告げる。
「カレは、いずれ消えるなど、考えてマセン」
「その前に生き返り、お主らの笑顔を守る。その覚悟がある」
「だからこそ、ワッシ達は信じ、あの男に手を貸してるんゼヨ」
「あの男は心の底から諦めていない、だからと言って、躊躇うことすらしない」
「汝らも信じよ、あの男を、仮面ライダーハーツを」
そしてハーツのもとに一つになり、15の英雄と月光の力を振るう。
「『命駆ける!!』」
その言葉と共に駆ける戦士を見ながら、切歌と調は考え込む。
「信じる・・・私は、私達は」
「まだ返して無いデス、大切な人を、救ってくれたあの人に」
「「イグナイトモジュール、抜刀」」
そしてその歌が赤い人形を討つ中、静かに物語りは終わりへと進む・・・
「ふん、計画は順調か」
とある場所で傷を癒しながら、静かに報告を聞き、片目を閉じる。
閉じた視界に映るのは、眼魂と言うものと、詳細なデータ。
それに、錬金術師キャロルは微笑む。
「・・・そろそろ消えてもらうぞ、亡霊風情が」
そう言い、静かにしていると、静かにココアが差し出され、それに嬉しそうに返答し、亡霊はそれに優しく微笑みながら、頭を撫でる。
その光景を見ながら、キャロルは黙り込み、静かに光景を見続けた・・・
未来「切歌ちゃんと調ちゃんが怪しいですね、ですけど仕方ないので目を瞑ります。次回は響をメインに。くれぐれも戦闘編で翼さん班とクリス班に入れないように」
作者「はい、分かりました」
未来「それでは」
未来・作者「お読みいただき、ありがとうございます」