戦姫絶唱シンフォギア×仮面ライダーゴースト・歌姫を守る魂   作:にゃはっふー

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風魂、黒い近い緑パーカーで、木の葉と共に風を操る。トリッキーであり、ツタのようなものも操れ、辺りの音に敏感になったり、隠密行動に長けているが、すでにゴーストであるため、活躍する機能ではない。だが、分身も作りだし、相手を騙す能力はよく使う。集団戦で活躍する。

土魂、完璧な土色パーカーで、防御力は全てにおいて高い。だがかわりに身体が重くなり、動きが遅くなるが、実は重さ、重力を操れるため、うまく扱えれば炎魂以上の破壊力をたたき出す。


第3話・特別な力

「・・・」

 

 神代ハヤト、現在ゴーストであり、ストーキング中。

 

「だよな・・・」

 

 いまは窓際に座り、授業中の響を見ている。ここはリディアン女学院、男子禁制の女学院なのだが、ここの地下には対ノイズ組織がある。

 ここの本来の役目は、聖遺物の適正者を見つけだすためらしい。これは雑談する人達から聞き取った話だ。この姿になってから、あまり人目は気にしない。

 フードはかぶっているのは、なんとなくだ。いまだフードをかぶりながら、響を見ている。

 ここ最近の響は、鍛錬したり、ノイズを倒したりと、ハードスケジュールになるはずだったが、ノイズは先に自分が片づけたりする。

 それでも響は勉学が苦手だ。大丈夫かと思いながら、ノートをのぞき込むが、のの字が書かれている。なにしてるんだ。

 

「お前がそれじゃ、困るんだが・・・」

 

 聞こえさせようとしなければ聞こえない言葉を呟く。

 そして響は今日も、オーバーヒートしながら、勉強していた。

 

 

 

「だーーー疲れた・・・」

「お疲れ響、未来、頼む」

「響だらしないよ、もう」

 

 もう聞こえないが、いまこの場には幼なじみ三人が揃っている。

 小日向未来を見ながら、静かに笑う。正直自分がいなくなってから、彼女には頭が上がらない。

 自分の所為で傷付いた響がこうして笑っていられるのは、未来のおかげだ。感謝しても足りないなと苦笑する。

 

「とりあえずご飯ご飯、きょ~うはクリ~ムコロッケだよ♪♪」

「・・・響が料理だと!?」

 響からお弁当を受け取る未来に、驚愕する。普通逆な気がするが、二人ともそんなのできないのは、知っている。

 まさかの事態に、やはり苦笑する。

 

「俺はやっぱ死人なんだな」

 

 ばかばかしいと思いながら呟くと、

 

「なら生き返る?」

「仙人ここ女学院だぞ」

 

 女子しかいない建物に、姿の見えない男性二人。

 仙人と呼ばれた男はるんるんと言いながら、彼の周りを動く。

 

「若いっていいね、青春だね~」

「いいけど、どうしたんだよ最近。前は英雄眼魂手に入れようとしないって知ってからは、連絡無かったじゃないか。そっちでなんかあった?」

「おーおいしそう♪ 女の子の手料理か、食べたいね」

 

 明らかな話の逸らしに、ため息を吐く。

 仙人はすぐにまじめな顔をして、こちらを鋭く見る。

 

「人前で姿を現したが、何を考えておる?」

「・・・別に、知り合いが戦場に立とうとしたから、止めたいだけだ」

 

 他の女友達、この学園でできたのか知らないが、三人組も混ざり、楽しそうにする響と未来。

 響の料理に信じられないと驚愕しているところを見ながら、はっきり言う。

 

「ノイズは俺が殲滅する、どんな手を使ってもな」

「!? 待てハヤト!! その眼魂は使ってはならぬぞ」

 

 取り出した眼魂を見て叫ぶが、フードの中にある眼は、決意した者の目つきだった。覚悟はすでにしてあると言わんばかりに、鋭かった。

 

「どうせ死んだ身だ、気にすることはないだろ」

「しかし・・・」

「・・・もういいだろ、俺は地下の方に行くから、長居するなよ」

 

 そう言って、窓から飛び降りて、去っていく。

 その様子を見ながら、和気藹々して談笑する少女を見る仙人。

 

「・・・すまない・・・」

 

 響は少しだけハシを加えて、周りをキョロキョロする。

 仙人はそれだけ見て、静かに去っていく。

 もう止められない、彼はもう選択した。

 もう生きることをやめて、生きてるもの達のために、命を使うと決めてしまった。

 

「止められない・・・ワシが始めたんだ、止める資格なぞ無い・・・」

 

 仙人はそう言いながら、時間だけが過ぎていく。

 

 

 

 響はアームドギアは発現しないものの、奏など本人の努力でそれなりに動きは良くなっている。

 そんな日々の中、またノイズが現れる。

 

「がんばりましょう翼さん」

「ああ、行くぞ立花」

 

 二人は深夜の公園で戦い始めるが、翼はすぐに動きに違和感を覚える。

 

(なんだ、立花のもとばかりにノイズが・・・)

 

 気のせいか、自分と響の距離が少しずつ空いていく。響は気づかず、ノイズを蹴散らしているが、その所為で離れていっている。

 

「まさか、立花」

 

 その違和感に答えるように、ノイズの数が増え、新たな敵が現れた。

 

 

 

 ネフシュタンの鎧、それを着た少女の戦いに、なんだと思う。

 実は戦場のど真ん中にいるのだが、姿が見えない所為で知られずに、その子の顔をのぞき込んでいる。

 いまは翼と牽制しあっている状態のため、動きが止まっている。触れようとしなければ気づかれない。

 

「髪の色は銀? あとはわからん」

 

 よく見ようとしたが急な殺気を感じて、すぐに動く。

 攻撃が始まり、翼とあの子が戦い始める。

 

「おいおい、響って」

 

 そっちはノイズが拘束していた。その様子にん?とすぐおかしいことに気づく。

 

「なんでノイズが拘束なんかしてる?」

 

 ノイズはただの兵器の暴走だ。大昔の災いであり、意志なんてないはずだ。

 考えても仕方ないかと、周りを見て眼魂を取り出す。

 

「命爆ぜるぜ!!」

 

『アーイ』『バッチリミールー!! バッチリミールー!!』

 

「「「!?」」」

 

 突如現れたパーカーが響のノイズを吹き飛ばし、二人の戦いの間に入る。

 

「これは」

「報告にあったもんかよ」

「これって」

「変身」

 

『開眼! ハーツ!!』『スタート覚悟!! ガンガンゴースト!!』

 

 突如ネフシュタンの鎧の子に斬りかかり、フードを外す。

 

「テメェなにもんだ!?」

「俺はゴースト、仮面ライダーハーツ・・・」

「!? ゴースト」

「よくわからないが、お前らの敵だ!!」

 

 響にだけは聞こえない程度に宣言して、剣を振り回す。翼でもネフシュタンでもなく、全員の敵と宣言して戦い始める。

 

「ちっ、るっせぇんだよ」

「はあぁぁぁぁぁぁぁ」

 

 二刀流にして、二人に割り込んだり、ノイズを切ったりする。

 響の方はノイズが多く、戦いの場に割り込めないでいたが、明らかにおかしい事態になっいるのは分かる。

 

「待ってください!! 相手は人ですよ!! 戦うなんてそんな」

「戦場でなにをバカなこと言ってる!?」

「そうだ立花!! いまはそんなこと言っている暇はない」

「俺ゴーストだし・・・・」

 

 小さく呟きながら、攻撃をゆるめない面々。

 翼よりも攻撃を早め、攻めてくるネフシュタン。

 その攻撃に、仕方ないと思いながら、眼魂を取り出す。

 

『土魂』『ツチ・不動の大地!! 鉄壁巨人!!』

 

 新たな姿、土魂を纏うと、ネフシュタンは驚いてこちらを見ている。

 それに気づいて、だがナギナタモードにしたチョーガンガンセイバーを大きく振り上げると共に、ネフシュタンは横に跳ぶ。

 それに驚きながら、それは大地を砕き、浮いた岩がノイズへと迫る。

 

「ノイズが・・・なんでもありかよくそ!?」

 

 戦いの中、重力を駆使して、動きが重いことを悟られないように戦うが、これは精神を使う。

 まったくと、目の前の生前なら同い年くらいの子を見つめる。

 

「・・・どうしてだ、どうして戦ってるんだよ!! 響も、君も」

 

 その時、片手に眼魂を持つ。それを見た瞬間が合図のように鎖のような刃が放たれるが、それと共にかける。

 

(やっぱ、そのめんたまみたいなもん使うと、使ってたパーカーが消えるんだな)

 

 ネフシュタンは狙ったとおり、パーカーがないいま彼は特殊な力を使えない。その鎖が彼を貫いたとき、それは、砕け散った。

 

「はあ!?」

 

『水魂』『ミズ・見ずに活躍、披露だぜ!!』

 

 大量の水滴を払いながら、突如横に現れる。

 サファイヤ色のパーカーであり、格闘術で戦う。

 

「なっ」

 

 触れた箇所、鎧が凍っていたのを見て、叫ぶように文句を言う。

 

「さっきのからして水だろ!? どうして凍ったりするんだよ!?」

「そういうもんだからいいだろ、ちなみにさっきのは氷で作った氷像ね」

「ふざけんな!!」

 

 そんな戦いの中、水と氷を操る。

 その様子に杖?のようなものを取り出し、そこからノイズを取り出していた。

 

「ノイズを・・・なんでそんなもんが」

「悪いが、答える気はねぇよ」

 

 戦いの中、翼とその様子を見る。

 響のもとに来るが、ノイズの数が多い。それに、一瞬あの時の光景がよぎる。

 

「翼さん・・・」

「このままでは・・・」

『二人とも』

 

 通信機から連絡が入り、弦十郎から指示と情報が入る。

 ネフシュタンの鎧、そしてソロモンの杖。どちらも聖遺物の欠片ではなく、完全体というものであり、力はこちらが劣る。

 

『このことも考えて、君らではネフシュタンの鎧並び、ソロモンの杖の回収は無理だ。ノイズだけ倒すか、その場から離脱しろ』

「しかし!? ネフシュタンの鎧は我々の落ち度で奪われたものです」

『だがそれを取り戻すほどの余裕はないんだ!! 諦めるんだ翼』

 

 その言葉を言われたとき、目の前によぎる。

 幼なじみの少女をかばい、身体に穴を開けた少年を。

 それでも彼は、誰かを助けるのを止めず、親友を救ってくれた瞬間を。

 だけど、そのかわりに、彼は死に、泣きわめく、少女の悲痛な悲鳴を。

 

「翼さん・・・」

 

 いまここで、あの時の汚名をそそがず、なんとする。

 

「・・・この身は剣、防人の生き様を示すとき」

『!? 翼おいっ、やめろ!!』

 

 奏の叫びを聞くが、インカムを外し、その場から走り出す。

 

「翼さん!?」

 

 

 

 二つの影が重なった瞬間、それが放たれた。

 二人、ハーツとネフシュタンは動けず、その場にとどまる。

 

「これは」

「テメェか人気もん!? 邪魔すんな!!」

「悪いがネフシュタンの鎧の回収させてもらう・・・あの時、命をかけて立花を救い、私の親友を、周りの命を救った彼、神代ハヤトのかわりにも」

「あんた・・・」

「彼の守った、大切な立花になぜ関わろうとするか知らないが、彼女は彼の代わりに、私が、防人として守り通す!!」

 

 その時、口紡ぐものに、覚えがある。それを聞き、ネフシュタンは青ざめた。

 

「まさか、絶唱か!? アホか、自滅技だろそれ!?」

「ちっ、まずっ」

 

 二人ともあわて出す中、響も気づくが、周りから行くなと言われたり、ノイズが迫って進めない。

 覚悟を決め、いま絶唱が紡がれる。

 そう思ったとき、

 

「ふざけんな!!」

 

 立花響は、その叫び声を聞いたとき、胸が跳ね上がった。

 一瞬、その一瞬、彼がよぎる。

 そして次の瞬間、それが鳴り響く。

 

『ガングニール魂!!』

 

 パーカーが消え、矛のような袖を持つ金色のパーカーが光速で動き、周りのノイズを貫き、翼の絶唱の邪魔をした。

 

「なっ、んだと!?」

「ガングニール!?」

 

 それは獣のように吼えて、ハーツの真上に来る。

 ハーツは静かに、それを纏った。

 

『ガングニール・撃槍!! 裂槍!! 貫く決意!!』

 

「ウオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ」

 

 咆哮すると共にフードを外し、獣のような爪は刃のような腕であり、月下の元、獣が生まれた。

 獣は走る、全てを貫くように、ノイズ達を蹴散らしながらネフシュタンへと迫る。

 あまりの出来事に呆然となるが、殺気を向けられ、すぐに我に返り、ノイズを取り出す。

 だが全て貫かれ、その爪は、腕はまさに槍だった。

 

「くっ、なんだよ・・・まさかお前もシンフォギアか!?」

「これで終わらす」

 

『ダイカイガン・ガングニール・オメガドライブ!!』

 

 空高く飛び立ち、そのまま地面へと突進する。

 腕を前に突き出し、地面をえぐる。

 杭が地面に刺さるような光景に、余波だけで全てが消し飛んだ。

 

 

 

 光りが収まり、周りを見る。

 彼を中心に巨大クレーターが生まれ、響は吹き飛び、少し身体を打ったのか、すぐに動かなかったが、外傷はない。

 翼も急いで起きあがるが、まさかの威力に驚いていた。

 

「まるで絶唱・・・あの時のようなエネルギー・・・」

 

 ネフシュタンはその隙に、ボロボロになりながらも立ち上がり、その場から走り出す。それを見て駆けだそうとするが、それよりも先に、悲鳴が響く。

 

「くあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

 金色の閃光が身体を駆けていて、ハーツはその場で暴れている。

 痛みからかは知らないが、その場に膝をつき、姿がかわっていた。

 まるで普通の、私服姿の少年だ。

 

「シンフォギアが解けたのか!?」

 

 その顔を見ようとした翼。

 駆け寄り、その襟を掴み、剣を向けてその顔を、

 

 見た。

 

「・・・・・・・・・えっ・・・・・・」

 

 見た。

 

 フードの中、その少年の顔を、見た。

 

 世界が止まった。時間が止まった。思考が止まった。

 

「なん・・・・・・・で・・・・・」

 

 いままでにないほど動揺する翼に彼はすぐに腕を振り払い、フードを深くかぶる。

 汗が滝のように流れ、呼吸も荒い。まるで生きているようにだが、

 

「響に言うな・・・」

 

 そう言って彼は消える。

 それに翼は愕然となる。

 わからない。なにもかもわからない。

 剣を落とし、身体のふるえが止まらず、その場に座り込む翼。

 誰にも分からず、その場は混乱の中で終わった。

 

 

 

「がっ、ぐっ・・・あぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」

 

 痛みが全身を駆けめぐる。

 死のような痛み、いや、魂の痛みを感じながら、闇夜を歩く。

 

「ぐっ・・・ま、だだ・・・まだ、消えられない・・・」

 

 拳を握りしめ、前を、暗闇の中を歩く。

 まだ消えない命、まだ燃え尽きていない。

 なら、まだ進める。

 

「命、爆ぜろ・・・終わるまで、まだ、爆ぜろ・・・」

 

 そう決意しながら、彼は闇の中を進む。




翼さんにバレました。この場合、この人のメンタルはどういったことになるだろう(やっといてなに言ってる

響とハヤト、未来の関係も、次回話せればいいと思います。
それでは、お読みいただきありがとうございます。
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