戦姫絶唱シンフォギア×仮面ライダーゴースト・歌姫を守る魂   作:にゃはっふー

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水魂、サファイヤブルーのパーカーで、水と冷気を操ることが出来る。氷像を創り出したりと、以外とかぶりが多いなと思いつつも、実は霧を生み出したり、熱湯など、応用力がある。けどかぶってると内心思っている。

ガングニール魂、金色の荒ぶる獣のようなパーカーで、腕を覆うほどの鋭い爪や刃があり、足にも刃がついていたり、触れただけで人を傷付ける矛そのもの。
仙人曰く、使ってはいけない眼魂。
使えばどうなるか、彼は知っている。


第4話・この命の使い方

 小さい頃だった。

 ただ幼稚園から面倒を見る機会があり、たまたま会う機会が多かった。

 家族ぐるみの機会もあり、三人は仲のいい幼なじみとして育っていた。

 響、未来、大切な幼なじみ。

 また会い、話すために生き返るはずだった。

 だけど、俺は死んだ。

 

 

 

「ぐっ・・・ツッ」

 

 体を起こすが、半身起こすだけで激痛が走る。いまの状態では誰かに見られる可能性があるため、人気のない場所で休んでいた。

 正直、痛みで眠ることもできない。

 

「ガングニール魂・・・ここまで、か・・・」

 

 そう言いながら、その眼魂を見る。

 金色の、刃のような感覚を感じる眼魂。

 初めて使ったときは気絶した記憶が思い返す。

 

「・・・」

 

 そして知った。自分はもう、

 

「・・・俺の命は、もう・・・」

 

 

 

 リディアン地下施設で、バイクをいじる翼。

 その顔は優れず、黙々とバイクをいじる。

 

「翼」

 

 その言葉に体を震わせ、振り返らず、返事をする。

 

「なにかようか奏」

「・・・彼奴は何者だ」

 

 モニターで見た、翼は明らかに、顔を見た。

 そして翼から想像できないほどの動揺も見た。その後、彼女はけして誰にも話さずにいまにいたる。

 響も心配していたが、問題ないの一方通行。

 だが、それでもわかったことがある。

 

「彼奴から生命反応が無かったことと、ゴーストとか言うこととか、色々関係あるのか?」

「・・・」

「・・・だーーーー翼!!」

 

 生命反応が無く、未知のエネルギー生命体。ノイズにかわる謎の存在だが、彼は敵ではないと翼は言った。

 そう、翼は知っている。聞き出さなければいけないのだが、

 

「・・・」

 

 無理矢理振り向かせると、いまにも泣き出しそうな顔の翼がそこにいた。

 それを見て、奏は黙り込む。

 翼自身、何を見たか分からないが、彼女には受け入れがたいものだったのはわかるからだ。

 

「かなで・・・」

 

 弱々しく呟き、だきついてくる翼。

 それを撫でながら、静かに考える。

 

「・・・頼む、彼奴は何者か、教えてくれ。でないとなにも、できないんだよ」

「・・・」

 

 そう言われ、体が震えている。

 そして、

 

「彼は・・・」

 

 その言葉に、奏も絶句した。

 

 

 

「何時間経ったか、わっかんねぇ・・・」

 

 やっと自由に動けるようになり、身体が消えてるか確認するために、町に出てきたが、誰もいない。

 往来のど真ん中、町から人という人がいない。

 何がどうなってるんだろうと、ゴミ箱などで新聞見ると、

 

「・・・お偉いさんの事故死? まあ関係・・・ノイズか」

 

 気配を感じて、ウルバイクを呼び出す。すぐに走り出して向かう。

 その時、ふとっ考える。

 またあの子達と、響と出会う可能性。

 それでも、

 

「俺はハーツ、ゴーストだ・・・命、爆ぜるぜ!!」

 

 

 

 バイクを走らせていると、海面を走ることになるが、ウルバイクにとってそこも道であり問題ない。

 橋には車が何台か走っていて、そのすぐ側にノイズの反応がある。

 

「車を襲う? また意志持ったノイズ!?」

 

 彼からすればどうなっているかわからないが、やることは一つ。

 ノイズと戦う、それがゴーストになった理由だ。

 

「変身」

 

『水魂』『ミズ・見ずに活躍、披露だぜ!!』

 

 突如現れ、すぐにベルトのハンドルを引く。

 

『ダイカイガン・ミズ・オオメダマ』

 

 海面でバイクをスピンさせ、それが早まると共に、大波となり、橋を飲み込んだ。

 それに全員驚き、車が止まるが、ノイズが海水の中で飲まれ、消える。

 フードを外しながら、車を見ると、

 

「貴方は・・・」

 

 風鳴翼がバイクに乗り、こちらを見ている。響も車の中に、了子?さんという方と共にいる。

 響に聞こえないほどの声で、静かに、

 

「まだノイズは潜んでる、構えろ」

「!?」

 

 ノイズがまだ出てくるが、その言葉にバイクを走らせ、側に来る。

 

「お願い、いま大事なものを私達の基地に輸送中なの。力を貸して」

「・・・わかった」

 

 そう言って、いまは揃ってバイクを走らせることにする。色々思うことがあるが、基本彼女たちは日本政府の組織だ、信用できる。

 インカムで話をしているが、その様子に、

 

「響には」

「・・・他の人には、伝えた・・・」

 

 苦しげに言うが、それだけならいい。

 

「なら行くぞ、援護する。撃ちもらしを頼む」

「わかった」

 

 ガンモードにしたチョーガンガンセイバーと共に走る。

 ノイズが次々と出てくるが、それを粉砕している二人。

 だが巨大なノイズも出てくる中で、車が別の移動した。

 

「これは」

「指示で移動先をかえた、大丈夫、彼女も戦えるし、我々も急ぐ」

「・・・響はもう、戦力の勘定に入ってるのか」

 

 その言葉に肩が振るえた。

 それを咎めることは出来ないだろう。ノイズは倒せる人物が限られている。

 

「すまない・・・」

「・・・」

 

 悲しそうにこちらを見る風鳴。誤ったのは、彼女の立場を考えていなかった。

 それでも、悲しそうに、こちらを見ている。

 

「とっとと終わらして、響のもととに俺は出向く」

「わかった、殿は任せろ」

「いや、俺から離れろ」

 

『炎魂』『ホノオ・炎で吹っ飛べ爆裂だ!!』

 

「命爆ぜるぜ!!」

 

 爆炎が巻きあがり、ノイズを一掃する。

 

 

 

 ノイズを倒しきり、急いでウルバイクに乗り、急ぐ二人。

 戦いの中、翼のは大破してしまったからだが、

 

「「!?」」

 

 突如光りが響達がいる場所から放たれる、なにか嫌な予感がするため、速く走らせた。

 

「響!?」

 

 響は剣のようなものを持ち、黒い何かに覆われていた。

 獣のような咆哮を放ちながら、剣を構えている。

 

「なんだあれは」

「完全聖遺物デュランダル!? なぜ立花が」

「このままじゃまずい!?」

 

 明らかに正気じゃない響を見て、ある眼魂を取り出す。

 それに翼ははっとなり叫ぶ。

 

「ダメ!?」

 

『ガングニール・撃槍!! 裂槍!! 貫く決意!!』

 

「アァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」

 

 二人の雄叫びが轟く中、光りと光りがぶつかり合う。

 その余波だけで、翼は近づけず、静観するしかなかった。

 

「バカな、立花はともかく、彼のは聖遺物ではないのか!?」

 

 ぶつかり合う刃の中、彼の身体に異変が起きる。

 光りの閃光が走り、彼が苦しそうに歯を食いしばる。

 

「くっ、ひび、き・・・」

 

 その剣を握りしめ、静かに、

 

「命、爆ぜろ!!」

 

『ダイカイガン・ガングニール・オメガドライブ!!』

 

 その瞬間、光の閃光が放たれた。

 

 

 

 その場に崩れる二人。その中心はクレーターができていて、フードが外れて素顔を逸らす。

 それに弦十郎、彼と共にいた奏は驚愕し、息をのむ。

 

「神代・・・ハヤト・・・」

「なん、で・・・」

「響・・・」

 

 彼は倒れている響の様子を見る。

 気絶しているだけで、それにほっとするが、身体がふらつきながら、その身体が一瞬透けた。

 

「まだだ!! まだ消えるわけには」

「もうよせハヤト!!」

 

 その瞬間、仙人もまた全員の前に姿を現せる。

 全員が警戒する中でも無視して、仙人はハヤトに叫ぶ。

 

「その眼魂は本来の用途と違う!! たまたま眼魂の形になった異物そのものだ。お前の魂を入れた眼魂が壊れれば、お前は消滅するぞ」

「なっ・・・」

「このまま本当に死ぬつもりか!?」

 

 それに全員が驚き、仙人を見るが、ハヤトは、

 

「俺はもう死んでるんだ!! もう期限もなにも過ぎてるんだっ、いい加減にしてくれ仙人」

「いい加減にするのはお前さんじゃ!! 本当は」

「俺の身体は傷さえ塞げば生きかえさせられたんだろ!?」

「!?」

 

 仙人が驚き、驚愕する。

 だがそれに静かに首を振る。

 

「だけど知っている、あんたが想定していない事態が起きて、それもできないこと、俺が生き返られない可能性がことを、知っている」

「なん、だと・・・お前さん、まさか知ってて諦めたのか!?」

 

 その言葉に、静かに首を振る。

 

「諦めたんじゃない、決心したんだ・・・俺はゴースト、ノイズを倒す、亡霊として命を爆発させる・・・それが、俺が選んだ俺の命だ」

「・・・ハヤト・・・」

 

 その瞬間、ウルバイクが動き、その場に乗り、去っていく。

 止めようとしたが、翼はすぐに動けず、仙人はその様子を見る。

 

「馬鹿者が・・・」

「あんたは知っているのか」

 

 弦十郎は睨みながら、仙人を見る。仙人は静かに考え込みながら、弦十郎達を見る。

 

「ワシは仙人、神代ハヤトをゴースト、仮面ライダーハーツにかえたもんだ」

「ゴースト? 彼はいま幽霊ということか」

「少し違うが、だいたいは・・・半死半生の状態だ」

 

 その言葉に奏達は驚く。それは、

 

「それは半分生きてるのか!?」

「・・・ああ」

 

 下を向きながらの答えに、全員が疑問に思う。

 弦十郎だけが言葉の意味を知りながら、険しい顔で見ていた。

 

「・・・いま彼の状態はどうなってるんだ」

「・・・」

 

 

 

 眼魂、魂を入れる器。そして身体を保存するカプセルがある。

 異世界の人間である仙人は、ある計画の保険のため、英雄の魂が込められた眼魂。英雄眼魂が必要不可欠だった。

 なるべく早く、手に入れなければいけなかった。そのために、数多くの次元に目を付けて動いた。

 そして、ほぼ即死と言う状態でありながら、強い魂の輝きを持つ、神代ハヤトに白羽の矢を立てた。

 

「百日の間、15個の英雄眼魂を集めたとき、ワシはハヤトを生き返らせるという取引をした。そして奴は五つの英雄眼魂を手に入れた」

「百日って待てよ!? んなもんとっくにすぎてるじゃねぇか」

「・・・彼奴は」

 

 

 

「仙人、頼みがある」

「なんじゃ?」

 

 ある日のことだった。

 

「俺が持つ英雄眼魂五つ、全部やる。だから俺をゴーストのままにしてくれ」

「なんじゃと!?」

 

 百日過ぎれば消滅する身体より、ノイズと戦い続けられる身体が欲しい。そう願った。そのため、仙人の出した答えは、

 

 

 

「まさか」

「ワシは、ワシの世界のために、五つの英雄眼魂と、世界の五行を司る、五行眼魂と交換したあと、奴の身体を永続できるようにした」

「ふざけんな!!」

 

 奏は吼え、使いかかろうとするが、そこから姿を消し、別の場所に現れる仙人。

 だが奏は叫ぶ。

 

「なんで彼奴がそんなことしてるんだよ!? せっかく生き返ることができるのに」

「・・・」

 

 その話を聞きながら、弦十郎はある疑問を考えていた。

 

「本当に生き返るのか?」

「・・・勘がいいな」

 

 仙人はその言葉に頷き、静かに語る。

 

「お前さんの言う通り、普通に死人が生き返るんじゃなく、一時的に死んでいる肉体と魂、ワシはそれを一時的に分けただけだ」

「それじゃ」

「ああ、奴の肉体は別の場所、安全な場所で保管されている」

「それならば神代は」

「・・・本来なら生き返られるはずだ」

「本来なら?」

 

 その言葉に疑問に思いながら、響からううっと意識が戻りかけていた。

 

「悪いが、もうこれ以上意味がない話だ。奴はもう生きることをやめている。ゴーストとして、ノイズを、その娘を守ると言う決意をしている。少なくとも、始めたワシに、止める資格はない」

「おい待て!!」

 

 奏の叫びよりも早く、姿を消す仙人。

 翼も奏も、それだけでは納得できず、周りを睨む。

 弦十郎も静かに憤りながら、これだけはわかった。

 

(神代ハヤトは生きている・・・だが、半ば死んでいるに近い状態。あるいは生き返られない状態であるということか・・・)

 

 響は起きても、誰もこのことを教えられない。

 弦十郎が後でそう通達した。

 こうしてデュランダルは、基地に移送されたのであった。

 

 

 

「・・・まだ、消え、な・・・い・・・」

 

 そう呟きながら、消えかける身体のまま、前を歩く。

 ただ一つ、決めたことのために。

 

「響・・・」

 

 守る。そのためにこの命はある・・・




ちなみに、感想で書きましたが、作者が考えているハヤトが集めた英雄眼魂は、ニュートン、ツタンカーメン、フーディーニ、グリム、サンゾウの五つ。ニュートンは仙人が元の世界に持ち込む際、何かしらあり、落としてしまった。

残りの四つは、マコトの手に渡り、うち二つは眼魔側に交渉材料として渡していたなど、裏取引に使われた設定です。

それではお読みいただきありがとうございます。
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