戦姫絶唱シンフォギア×仮面ライダーゴースト・歌姫を守る魂   作:にゃはっふー

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オリ主の容姿、白いもふもふ毛のついたフードパーカーを着ている後は普通の16(クリスと同い年)歳です。
成長はしてますが、睡眠は気分、ご飯は食べずに行動。主に高いところ、町が見下ろせる場所で暇を過ごす。
景色を眺めるのが好きで、以外と勉強していますが、中学でストップしてます。


第5話・消えていく命

 どうやら姿はまだ見えている。ガラス窓、ウインドを見ながら、ため息をつく。

 身体は問題ないが、姿を消せないのは問題だなと、気を付けつつ町の中を歩く。

 いつもの調子で屋根まで跳んだりしたら、ニュースになるし、この辺りはリディアンの生徒もいる。まさかと思うが、未来や響、もしくばそれ経由で自分を知る人物と出会う可能性がある。

 そう思いながら町を歩く。

 

「ん?」

「・・・」

 

 マジかと思う。天羽奏がサングラスを傾けて、こちらを見ている。目が合うレベル、しかも至近距離。

 向こうは風鳴翼のポスターを見ていたところを、発見すると言う奇跡を起こした。

 すぐさま手を伸ばし、その身体を掴んだ。

 

「神代ハヤト!?」

「よりにもよって姿消せないときに・・・」

 

 

 

 どこかの公園のベンチ、お互い人目を気にしてだが、天羽奏は先ほど連絡らしいことはしてないため、渋々話をすることにした。

 

「まさか元とはいえ、トップアーティストと会話するとは、生前ならよかった」

「・・・それについて話が聞きたい」

 

 そう言いながら、天羽奏。奏で言いそうなので、奏さんは言う。

 まず生き返る権利のことや、自分が殺したこと、それを言われた。

 

「ふざけるな、あれは事故だろ。気にすることじゃない」

「だけど、それがきっかけでゴーストになったんだろ、お前は」

「・・・そうだけど、俺はいまの生き方で満足してる。いまさら生き返る気はないんだ」

「・・・本当にか?」

 

 その目を見て、嘘は言えないと察する。

 生き返りたい、当たり前だ。俺は響に、会いたい。

 

「お前は響に会いたいんじゃないのか?」

「だからって、いま会ってどうするんですか? 彼奴が死んだとき、どうなったのかは・・・見てました」

「・・・そうか」

 

 だから急いで英雄眼魂を集めた。半死半生状態でもいいかとも思ったが、それでも傷付ける気がした。

 だから生き返り、会うしかないと思っていた。

 だけど、

 

「だけど俺は生き返らない」

「どうしてだ!?」

「・・・」

 

 そのことをこの人には言えない。

 仙人が予想できなかったイレギュラーである理由、この人にはけして言えない。

 

「黙らないでくれ・・・お前を、お前達の人生を壊したのは、私なんだ」

 

 だから言えない。傷付いて欲しくない。

 

「あんたがそう傷付くのなら、俺はなにも言わない」

「それは・・・私に関係あるのか」

「・・・」

「黙りはそうだって言ってるようなもんだ・・・私の所為で、生き返らないのか?」

「違う!!」

「ならなんだ!?」

 

 その問いかけに、何も言えない。

 

「・・・あんたなら、真実を知ってもそういう風にしか受け止めないから、言わない・・・たまたまだ。運が悪かった、それだけなんだ」

「それで、はいそうですかって納得できるかよ・・・」

 

 黙り込む二人。

 どうするべきかわからない。答えが出ずに、ノイズの気配に付く。

 

「ノイズ!?」

「なに!? わかるのかよ」

「仙人に頼んで、ノイズの気配がわかるようにしてもらったんだ」

 

 そう言ってから、ウルバイクを呼び、それに乗り込む。

 奏も連絡してみると、驚愕する。

 

「響がネフシュタンの奴に襲われてる!?」

「!?」

 

 それを聞いた途端、すぐに走り出す。

 奏はいま戦えない。そのためその後ろ姿を見るしかなく、舌打ちする。

 

「・・・彼奴らの人生滅茶苦茶にしておいて、私はなにもできないのかよ・・・頼む翼・・・」

 

 その言葉を仙人はそっと聞いていた。

 仙人もまた考える。自分が壊した人生を、それを考え苦悶する。

 

「タケル、龍よ。お主らならどうする・・・ワシは彼女たちに、どうすればいい」

 

 

 

『開眼! ハーツ!!』『スタート覚悟!! ガンガンゴースト!!』

 

 巨大な剣に阻まれる少女は、よく見ればネフシュタンの子だった。

 その鎧がはがれ落ち、赤い鎧、重火器を纏っているとところに、ハーツが現れる。

 

「テメェ・・・」

「!?」

「あなたは」

「・・・」

 

 内心状況はわからないが、彼女は何かしらの事情がある子なのはわかるが、気になる点がある。

 例の、ノイズを取り出す杖を持っていない。

 

「・・・君はなにがしたい」

「・・・テメェには関係ねぇ」

 

 四者というべき状況下、その時、はがれ落ちているネフシュタンの鎧が一カ所に集まる。

 

「なんだ!?」

「!? フィーネ!?」

 

 赤い子が、離れた位置にいる、コートの女性にそう呟く。彼女の手元に、ネフシュタンの鎧が集まっている。

 

「使えない子・・・あなたは用済みよ」

 

 それに驚愕する赤い子。その様子を見て、なんか知らないが、

 

「気に入らない・・・」

 

 ウルバイクを走らせ、その女性へと迫る。

 だがノイズ、それを取り出す杖を向けられたが、

 

「亡霊には効かねぇよ!!」

 

 チョーガンガンセイバーで切り伏せるが、後ろからミサイルが迫る。赤い子が狙ったらしいが、それも効かない。

 バイクを回転させ、その間にガンモードにして撃ち落とし、再度回転して、女性を見る。

 その様子にほうと、サングラスなどで素顔が見えないが、長い金髪は呟く。

 

「やはりおもしろいな、神代ハヤト」

「!!?」

 

 この女性が自分の名前を言った。着地する瞬間だったため、少し隙を作りだしてしまう。その瞬間、女性は姿をくらましたが、逃がすわけにはいかない。

 

「待て!!」

 

 その間知らなかった。

 響が未来に、シンフォギアを見られたこと。それに気づかず、町を走った。

 

 

 

 数日が過ぎた。あの後見失い、姿がいまだに消えないゴースト。

 ウインドガラスを見ながら、ため息をつく。

 

「・・・ガングニールの所為か? はあ」

 

 見た目高校生のため、あまり町中をうろつく訳にはいかない。中卒のようなものだが、身元を聞かれるのはまずい。

 そうして歩いていると、赤いワンピースの子が視界に入る。

 

(ん?)

 

 その足取りはふらついていて、次の瞬間、倒れた。

 とっさに身体を動かし、その子を支えた。

 

「おい、しっかりしろ」

「・・・」

 

 気を失っている。まずいと思いながら、どうするか考える。

 自分はゴーストだ、救急車や、知り合いに頼むこともできない。

 どうするか考えていると、

 

「あの」

 

 その声に戦慄する。

 真後ろ、フードを手にかけずに、深くしたいと思いながら振り返る。

 そこで、僅かに見た子は、

 

「大丈夫ですか!?」

 

 幼なじみの小日向未来だった。

 

 

 

 とりあえず、未来の案内で、彼女の知り合いのお店に、ワンピースの子を運び、いま女性の看病のため、別室にいる。

 フードのおかげで知られてはいないが、声で知られる可能性があった。

 それを考えると、いち早くここから立ち去るべきなのだが、ワンピースの子をあのままにしておくのもできず、結果がこれだ。

 

(・・・未来)

 

 そして隣の部屋から叫び声や怒声が聞こえる。なんだと思いノックしたが、入るなとワンピースの子に叫ばれた。

 しばらくしてから、了解を取り入る。

 無言のまま、フード越しで二人を見た。

 

「私は小日向未来、この人がここまで運んでくれたんだよクリス」

「・・・雪音・クリスだ」

 

 そっぽ向かれたまま答えられ、どうするか考える。

 声も名前も出せない。どうするか考えつつ、無難な答えを選んだ。

 

「通りすがりだ、気にするな・・・」

 

 なるべく小さく、未来を気にかけながら答える。それにむっとなるクリスだが、気にしてはいられない。

 

「名前くらい教えろよ、その・・・感謝、してる」

「・・・気にするな」

「ふざけんな!!」

 

 その様子を見ながら、穏やかに微笑む未来。いつも側にいる未来。

 昔と変わらず、優しい友人だった。

 

「ほらクリス、落ち着いて」

「ったくよ」

「・・・」

 

 その様子を見ながら、もう問題ないと思いながら、その場から去ろうとする。

 

「じゃあな」

「あっ、待って」

 

 そう、

 

「まだ話は聞いてないよ、ハヤト」

 

 そう聞くまでは、

 

「・・・」

 

 あまりのことに時が止まった気がした。

 

 振り返れば、真っ直ぐな瞳がこちらを見ている。

 

「・・・なんの」

 

 だがすぐにフードを捕まれ、顔を見られる。

 

「幼なじみの顔や仕草ぐらい、わかるよ」

 

 少しお怒り気味、いや優しい方だ。

 そう思いながら、喉が渇く、ここまで緊張したのはいつ以来、自分のことを知った時以来だろうか。

 

「どうして、生きて」

「・・・未来、俺は生きてないんだ」

「えっ」

 

 どうするか考える、ここにはクリスがいる。クリスはどうなってる?と思っているが、未来はその返答に叫ぶ。

 

「いままでどうしてたの!? どうして生きてたのに私達の前にいなかったの!? 響みたいになにかあったの!?」

 

 その言葉に、クリスも僅かに顔を動かすが、いまは、

 

「待て、なんで未来が響のこと知ってるんだ」

「響のことって・・・響は」

「俺のことは知ってない。ああくそ・・・全部話すよ、それでいいだろ」

「・・・」

 

 ゴーストになったことを、クリスの前とは言え、話さなければいけなくなった。

 未来は信じられない顔をするが、響のことでクリスが反応したことに、ある違和感を感じた。

 だから無視して、全部話した。

 俺が生き返る可能性があったが、実際は無いこと。

 だから、生き返ることをやめて、ノイズと戦えるいまの身体を選んだことを教えた。

 

「ふざけないで!!」

 

 未来は叫んだ。それはどういう意味かと思うが、それは、勝手に決めたことだろう。

 その通りのように未来は叫ぶ。

 

「生き返る生き返らないの時点で、その状態でもどうして私達の前から姿を消したの!? 響がどれくらい傷付いたか、知ってるんでしょ!?」

「だからって、百日過ぎたら消滅だって知ったら、あの状態の響になんて言えばいい!? そもそも信じられないだろ、俺だって最初は信じられなかったんだぞ」

「それでも会いたかったんだよ、響は!! 響にとって、ハヤトは大事な人なんだよ!?」

「わかってる!! 目の前で死んだことについては悪いと思ってるし!! だけど、だけど俺は死んでたんだ!!」

「生き返ることができるんでしょ!?」

「生き返らないんだ!! むしろその可能性が高かったからやめたんだ」

「なんで!?」

 

 泣きそうな未来の叫びに、静かに、

 

「・・・消滅するくらいなら、お前らの未来を守る力が欲しかった・・・わからない可能性より、確実な方を選んだんだ」

「ハヤト・・・」

「・・・」

 

 黙り込む中、未来はいまにも泣きそうな顔をしている。

 フードをかぶり、静かに身体を見る。姿が、手が透けられた。

 

「悪い、俺はもうゴーストだ。響には言うな、彼奴の知るべきことじゃねぇ」

「!?」

 

 その瞬間、姿を消して去る。

 何かの叫びが聞こえたが無視した。それしかできない。

 

 

 

 少し離れた位置、姿を消しながら、後ろを振り返る。

 未来は、泣いているだろうかと思いながら、だけど、

 

「生き返らない・・・そうだ、生き返ることができないんだ」

 

 その叫びに反応するように、ノイズの気配と、警報が鳴り響く。

 それに驚きつつも、やることはかわらない。

 

「命爆ぜるぜ・・・」

 

 

 

 歌が聞こえる。この歌はなんだろうと思いながら、ハーツはノイズを討つ。

 その歌い手と目があった。それは、

 

「クリス」

「お前・・・」

 

 それは先ほどの少女、バイザーがないおかげではっきりわかる。

 クリスがシンフォギアを纏い、ノイズと戦っていた。

 

「言いたいことは後だ、ノイズを倒すぞクリス」

「私に近づくな!! これは私を狙ってきた奴らなんだ」

「知るか、俺はノイズを倒す。そのためにゴーストになったんだ!!」

 

『炎魂』『ホノオ・炎で吹っ飛べ爆裂だ!!』

 

 爆炎と弾幕が火を噴き、辺り一帯のノイズは殲滅する。

 いつの間にか背中合わせで戦いながら、クリスは何か言いたげな顔でこちらを見ていた。

 

「一気に叩く、火力が凄いから気を付けろ」

 

『ガンガンミーナー!!』『ダイカイガン・ホノオ・オメガドライブ!!』『オメガバスター!!』

 

 チョーガンガンセイバーガンモードから、放たれる紅い閃光が辺りを包む。

 その火力に驚くクリスだが、その様子を見ながら、静かに近づく。

 

「なんで助けた・・・私はお前の」

「俺はノイズを倒す亡霊だ、それ以上の意味はない」

「・・・お前」

「・・・」

 

 そう言ってから、もとの姿に戻る。

 ただ静かにクリスはこちらを見るが、すぐに姿を消して、その場を去る。

 そうだ、ゴーストである。

 もう、生きてない。

 

「この命は、爆ぜ尽くすまで使う・・・」

 

 そう決意して、前へと歩く。




 とあるカプセルの前で、仙人は静かに見つめる。

「・・・やはり無理か・・・」

 カプセルの中に眠る少年、その胸を多う鉱石を見ながら、あるものを取り出す。

「・・・ワシにできることは、天羽奏、お前は戦う力を欲するか?」

 そう言いながら、眼魂と共に、ベルトを見つめながら、静かに考え込む。
 もう間違えることはできない。だから考えなければいけない。

お読みいただきありがとうございます。
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