ハイスクールD×D 理不尽壊しのリインカーネイション 作:橆諳髃
と思いながら前々から構想(妄想)していた物語を書きたいと思います。
私は飽き性なので、この物語もどこまで書くかは未定ですが、よろしくお願い致します。
気がつくとそこは、何もない真っ白な空間で、なんで自分がこんな所にいるのだろうと思った。
でもよくよく思い出してみると、なんで俺がここにいるのか分かったんだ。
「そうか……俺は死んでしまったのか……」
「その通りです。優しき人の子よ」
「……周りには誰もいないのに声が……」
「今私は、貴方の頭に直接語りかけているのです。私は、今貴方がいる層よりもはるかに高い上層にいます。本当は直接出迎えたかったのですが、決まり事でこの様な形でしか接する事ができない事を許して下さい」
その声は、優しい女性の声だった。誰の耳にも届く様な透き通る声質。そして誰もを癒す事ができる様な、そんな優しさと温かさを持った声だった。生前であれば、絶対と言って良いほど聞いた事がない。そしてこの声は、多分神様だろう。そんな神の地位にいる者が、最下層に降り立ってわざわざ死んだ人に会うという事はしないだろう。でもこの神様は根から優しいのか、こんな俺ですら出迎えようとしてくれた。だから俺は、そんな事は気にしないという風に答える。
「神様にだって、色々と職務はあるでしょう。それも、自分達よりも多くの事をやらねばならないはずです。だから、こんな何も取り柄のない俺にそんな事は気にしなくても良いですよ」
「……貴方は死んでしまっても、誰かにそう優しく接するのですか? 元を辿れば、私達の方に責任があると言うのに……」
「確かに俺は、まだ20歳にもなってない高校生で、広い世界を碌に知らない。それに付け加えてオタクでもある。でもそんなオタクだからこそ、その物語の主人公や登場人物達の生き方に憧れた。だから俺は、例えあなた達に、俺に対する死の責任があるとしても、俺はあなた達を責める事はしない。だって俺は、なんで死んでしまったかを覚えているから。例え他の誰かから偽善と言われても、俺はそれが正しいと信じる」
「貴方という方は……何で私達は貴方みたいな方を死に誘ってしまったのでしょうか……」
「それにも何か理由がある筈です。それが少しのミスであっても、俺はそれを受け入れます。ただ悔いがあるとするなら……俺の事を大切に育ててくれた両親よりも先に死んでしまったことですかね」
「……本当に貴方には申し訳ない事をしてしまいました。どう詫びたところで、貴方の死が変わる事はありません。そして元の世界にも……返す事ができません。だから私は……貴方を違う世界へ誘う事に決めました」
神様から言われたのは、多分二次小説でよく見かける神様転生のことだろう。でも俺にそんな価値があるのだろうか? そう思ってしまう。
「でも俺には……そんな大層な価値はないと思いますけど」
「いいえ、私は貴方にその価値は十分にあると感じています。だから私は貴方を転生させるのです。しかしこれは、私の判断だけでは行う事ができません。私は、直に貴方の話を聞いて違う世界へ誘いたいと思いました。しかし他の神は……貴方の話を聞いていない。だから貴方には、これから自分がこれまで生きてきた自分の志を、私達神に、そして神に仕える者達に見せて欲しいのです」
神様は俺にそう言ってきた。だが生前の志と言っても、どう見せればいいと言うんだろうか?
「それは簡単な事です。それは、貴方が望む力で、私達神が選んだ世界に行き、そこで自分ができる事をするのです。それは、常人では難しい事です。でも貴方ならやり通せます」
「……という事は、俺は俺自身が望んだ力を持って、あなた達に自分の生き様を見せる、という事ですね」
「簡単に言うと、そういう事になります。では早速で申し訳ないのですが、貴方自身が望む力を、私に言ってみてください」
「それには勿論、制限とかありますよね?」
「普通であるなら制限付けます。ですが私は、貴方の事を気に入ってしまった様です。本来ならあってはならない事ですけどね」
とそんな事を言われた。今でも自分にそんな価値があるかどうか分からないが、だが神様がここまで言ってくれている。なら俺は、それに応えるべきだと思う。
「分かりました。ならお言葉に甘えて、俺が望む力を提示します」
因みに俺が提示した力がこれだ。
・身体能力強化
・ある程度の知識を持ち、尚且つ適切に対処できる頭脳
・俺自身が好きな作品の能力、武装、技を扱える事
一応この3つを挙げてみる。制限はないといえ、それでも能力としてはオーバースペックだと思う。そして俺が最後に挙げたのは……。
「まだ他に自分が望む力はありませんか?」
「そうですね……なら最後に1つだけ。これは能力でも何でもありません。お願いみたいなものです」
俺はそこで深呼吸を入れて、最後の願いを言う。
「俺は、俺に対して起こしてしまったあなた達のミスを許します。だから、これ以上自分を責める事はしないで下さい」
「っ⁉︎」
「気付いていました。今までのあなたの声音に、後悔の念が含まれている事に。そして、それで自分を責めている事に。だから俺は改めて言います。これ以上、あなた自身を責める事はしないで下さい」
俺がそう言うと、神様は泣いてしまった。あぁ……俺は罰当たりな事をしてしまったかなと、そう思ってしまう。
「いいえ……貴方は罰当たりでも何でもないですよ。貴方は正真正銘……優しい人の子です。あぁ……少し取り乱してしまいましたね。こんなみっともない格好になってしまって申し訳有りませんが、貴方が望んだ力を与えます」
次の瞬間、俺の中に温かい何かが流れ込んできた。それと同時に分かった事がある。それは、もはや生前の俺の体とは離れてしまったんだなと。俺が望んだ力ではあるけど……。
「どうですか? 貴方の中に力は宿ったでしょうか?」
「はい、確かに感じます。これから、神様達が選んだ世界に行くんですよね?」
「えぇ、そうです。でも貴方が望むなら、行く前に力を試す事ができます。どうしますか?」
「……俺は、神様達に俺の志を見せるという事でしたよね? でも行った時に、それが見せれないのは……俺にとってもプライドと言いますか……とにかくそんな自分が許せないと思うんです。だから、この場で力を試してみても良いですか?」
「はい、貴方がそう望むのであれば」
「分かりました。俺は、俺に宿った力をこの場で試したいと思います。だから、神様も協力してくれますか?」
「勿論、そのつもりでいました。この世界に、時間という概念は無いに等しいのです。ですから、思う存分試して下さい」
神様からその言葉をもらい、神様の協力の下、自分自身に宿った力を試す……所謂修行の日々が始まった。
〜数十年後〜
「うん……これで多分大丈夫だと思う」
「そうですか。それは何よりです」
この世界には、本当時間という概念が無いらしい。神様に聞くと、人間の世界では数十年経ったと聞いた。でも、この世界と俺が住んでいた元の世界とでは、時間の流れが違う。要するに、この世界での数十年が、元の世界では1日しか経っていなかったりするというのだ。そもそもこの世界に時間の概念なんて無いのだから、多分そこは神様の気分次第なのだろう。
「もう話は済んだかね?」
そう思っていると、今まで聞いた事の無い声が聞こえてきた。
「えぇ、本人も十分に思っているようです」
「そうか、ならば早速他の世界で見せて貰おう。貴様の生き様というやつを」
そう言われた俺は、途端に眩い光に覆われて、他の世界へと誘われる。
これが、俺の転生への一歩となる。
さぁさぁ始まりました、ハイスクールD×D!
あぁ……他にも書いてある奴があるのに……。
まぁ書いてしまったものは仕方ありません‼︎
まぁ亀更新になるかと思いますが、よろしくお願いしますm(_ _)m