ハイスクールD×D 理不尽壊しのリインカーネイション   作:橆諳髃

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こんなにも遅くなって申し訳ありません……。

いやはや怠惰な生活を送っていまして……誠に申し訳なく……。

と、謝罪はここまでにして……今回は題名にもついている通り、R-15です。

皆様が満足するかは分かりませんが、ご覧下さい。


22話 〜罪の王の世界〜 R-15 2度寝……しません?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第二次ロストクリスマス事件は未遂に終わった。しかし、その影響を受けた地区は少なくない。あの事件のせいでアポカリプスウイルスが活性化され、体に結晶化の兆候が見られた人も多くいた。まぁそれは、楪が歌ったおかげもあって大事には至らなかった。それに、その後のケアも俺はしておいた。

 

俺が天王洲第一高校の保健室の教師になる前にやったことと同じで、深夜のうち被害を受けた地区には広域魔法をかけておいた。まぁ俺にとっては造作もないことだ。しかし……だ。

 

(この事でこの世界に、神の使者が健在しているという事も知れ渡った。それによって神の使者を崇める人も多くなり、宗教活動は拡大……中には神の使者を探す者も出てくる……か。大ごとになったな……)

 

これまで見てきた人達については、認識阻害魔法を俺自身にかけていたため、顔は割られていない。だが、まさかここまで大ごとになるのは予想外だ。あぁ……恥ずかしくなってきた……。

 

そんな事を、端末を見ながら思っていた。そんな時だ。

 

「ん……んんっ……ふぁ〜。あっ、颯也先生、おはようございます」

 

「あぁ、おはよう。亞里沙さん」

 

未だ眠たそうに挨拶をしてくるのは、保健室で寝ていた亞里沙さんだった。

 

あぁ、そうそう。因みにだが、今天王洲第一高校がある地域は茎道によって封鎖されてしまっている。理由としては、罪の王である桜満くんと葬儀社が狙いだろう。そしておまけに神の使者の拘束、あるいは殺害も含まれている。その目的をあちらが果たさない限り、この地区は封鎖されたままだろう。まぁ表向きはアポカリプスウイルスがこれ以上外に蔓延させないためとしているが……。そのため天王洲第一高校で待機していた生徒達は取り残され、これからどうしようかと少々のパニック状態になっていた。まぁこれも、亞里沙さんの迅速な指示のおかげで今では落ち着いたが……この状況がいつまで続くかが問題だ。

 

そう言うわけで、生徒達が心配な俺はここにいる。他の先生達もここにはいるのだが……外に交渉に出ている先生達もいるため、今この高校には殆どの先生が出払っている状態だ。

 

最初は俺が交渉に行くと言ったのだが……何故か他の先生方に止められた。理由としては、生徒達のケアのためにいて欲しいと言われた。そう言われたために、俺も渋々引き下がったわけだが、いざ心配になって行ってみると、案の定亡き者にされそうになっていたため、そこは俺が何とかして、交渉をしに行った先生方は供奉院グループに送った。そして、先生方には俺に任せろと言って戻って来た。あぁ、その時はもちろん俺だとバレないようにしたさ。

 

ん? そんな事が出来るのに何故全生徒を外に出さないかだって? そんなの決まっているだろう? この物語は、あくまで桜満くんが主人公だ。だから最終的には彼が、最低でもここにいる皆を導いて外に出さなければならない。そうしなければこの物語の概念自体歪んで、別の物語になってしまいかねない。そうなるとどうなるか……この世界自体あらゆる可能性のもと破滅してしまう。まぁ……俺がいる時点でこの世界は破滅しそうだが……。まぁそれはそれとして……。

 

(はぁ〜……茎道……お前はやはり面倒くさい。というか今すぐ地獄を見せても良いんだが……)

 

そんな事を思っていると、急に正面から重みが……それと同時に胸のとお腹の中間辺りに柔らかい何かが押し付けられ、背中には誰かの腕が回されて抱き締められていた。まぁ……勿論亞里沙さんだが……。

 

「颯也先生……何だか怖い顔をしてらっしゃいますわ。もしや昨日は眠れませんでしたの?」

 

俺の事を心配そうな目で見ながらそう聞いてくる。まぁ寝不足と言うわけではないが……イラついているのなら、多分カルシウム不足だとは思う。

 

「いえ、昨日は快眠でしたよ。まさか……保健室に亞里沙さんがきて一緒に寝たいと申されるとは思ってなかったですけどね……」

 

「そ、それは/// 颯也先生と一緒に眠りたかったんですの……」

 

亞里沙さん恥ずかしそうにしながらそう言った。頰も赤らめていて、瞳はこちらに向かずあさっての方向を向いている。この表情は……正直言って可愛い。まさに年相応の女の子だ。全く……本来ならば、こんなにも可愛い表情を出す亞里沙さんと昨日はデートの予定であったと言うのに……。

 

(やはり茎道は今コテンパンに叩き潰しておこうか……)

 

とそこまで考えたものの、また表情に出すと亞里沙さんに心配されそうだからそれ以上は考えないようにする。まぁ今亞里沙さんの目はあさっての方向を見ているから見られる心配も無い。

 

それよりも今の亞里沙さん……少し不安そうだ。

 

(確かにその気持ちは痛いほど分かるな……。昨日あんな事が起こって……生徒達が不安がったのを最小限にとどめたんだから。本人だって本当は怖いはずだ。だから俺がいるわけだが?)

 

そして颯也はすぐに行動に移した。亞里沙の頭の後ろに腕を回し、抱きしめる。亞里沙の顔は、颯也の胸の位置に来ていた。

 

「せ、先生///⁉︎」

 

当の本人は当然ながら驚いていた。しかし颯也は御構い無しに亞里沙の頭を優しく撫でる。その度に颯也の撫でる手には、亞里沙の整った、それでいて触り心地のいい髪の感触がした。

 

「不快に思っているのなら申し訳ないです。でも、何だか不安そうに見えたから、こうして抱きしめて少しでも不安を和らげようかと……あっ、でも不快だったらすぐにやめますから」

 

「……不快だなんて……思うわけありませんわ。寧ろ……もっとこうされていたいですわ///」

 

「えっ? 後半の方何か言われましたか?」

 

「な、なんでもありませんわ! 気のせいです‼︎」

 

と、亞里沙さんは何やら必死でそう言っていた。……まぁ後半の方も聞こえているがな。うむ、やはり可愛い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side 亞里沙

 

 

 

 

 

 

 

 

(うぅ〜……颯也先生に恥ずかしいところを見られてしまいましたわ///)

 

そして私は今こうして颯也先生に抱かれた状態で頭を撫でてもらっているのですが……昨日から学校に寝泊まりをしていてシャワーしか浴びておりませんの……。汚れや埃は取れましたけれども……。

 

(に……臭いとか大丈夫かしら……。あぁ……こんな事であるならお手入れの道具も持つべきでしたわ……)

 

そう悲嘆にくれていました。でも、颯也先生は私から離れず、頭を撫で続けてくれます。い、一応大丈夫と思っていても宜しいですわよね?

 

「あっ……そう言えば寝起きでしたよね? 少し髪を整えましょうか?」

 

えっ? そ、そんな事もして下さるの⁈ こうやって撫でられているだけでも気持ちが良いと言いますのに……。で、でも私としては、まだ密着していたいですわ///

 

「そ、その……髪をといてもらうのはありがたいのですけど……もう少しだけこうしても宜しいでしょうか?」

 

そう私が言うと、颯也先生は少し目を見開いて驚いたような顔をしていましたわ。やっぱりこの状態は迷惑だったでしょうか……。

 

「えぇ、大丈夫ですよ。寧ろ、満足いくまでこうしてもらっても構いませんよ」

 

颯也先生は微笑みながらそう言ってくれましたわ。この状態が迷惑とは言わず、逆に私が満足するまでと……。本当に……良いんで「良いんですよ。寧ろもう少し我儘になっても良いくらいですよ」……こ、心を読まれましたわ⁉︎ は……恥ずかしい/// し、しかしながら先生は、そう言ったんですわ! ならこうしても文句は無いということですわよね⁉︎ 良いと言うのでしたら私……。

 

(で、でも、私の年齢で我儘になっても良いと言うのでしたら!)

 

「そ、それを言うのでしたら、颯也先生も同じですわよ! 先生だって、私と年齢は変わらないと思いますわ‼︎ いいえ、寧ろ先生は私よりも年下ではありませんの?」

 

「うぐ……そ、そんな事を言われたら何も言い返せませんね……」

 

私の発言に、先生は何も言わずにたじろぎましたわ! や、やりました‼︎ いつも先生に言われっぱなしのような気は致しますけど、ここからは私が有利に運ばせて頂きますわ‼︎

 

「うふふ、先生の何も言えない表情……普段とのギャップさがあり過ぎて可愛いですわ♡ もぅ、ますます好きになってしまいましたわ」

 

「なっ⁉︎ か、からかわないで下さい……」

 

颯也先生がまたたじろぎましたわ!

 

(もぅ……そんな顔されたら……甘えられたくなってしまうではありませんか。例え先生だとしても、中身はまだまだ初心と言いますか……とにかくこれはなんとしてでも甘えさせますわ♡)

 

そう考えた亞里沙は、心の中でそう決心して実行に移す。

 

 

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

な、何だか急に亞里沙さんの様子がおかしいかなった。さらになんだろうか……さっきからからかわれている気が……。

 

「そう言えば先生……昨日は結構疲れたのではありませんの?」

 

「き、昨日ですか? い、いえ……疲れていませんよ? 昨日の事なら別にそこまで体を動かしたわけでも無いですし、怪我をした訳でも当然ありませんし……」

 

「そんな事を仰っても私の目は誤魔化せませんわ。目の下の辺りに薄っすらとクマが出来ていますもの。疲れている証拠ですわ」

 

「そ、そうですかね? 本当に何とも「私から言いますに、その発言は全く説得できていませんことよ? ですから先生……こちらへ」な、何を⁈」

 

俺は亞里沙さんに手を繋がれ、そして椅子から立たされる。そして亞里沙さんは俺の手を繋いだままベットの方へ……?

 

「さぁ先生……まだ皆が起きるのには時間がかかりますわ。今日は集会を設けましたけど、それも9時からです。そして今は6時ほど……後2時間ぐらい寝れますから、一緒に2度寝……しません?」

 

「に、2度寝ですか⁉︎ しかも一緒に⁉︎」

 

「えぇ。ダメ……かしら? 私は……先生と……颯也先生と一緒に寝たいんですの……」

 

そう亞里沙さんは上目遣いをしながら言う。

 

(あぁ……上目遣いというのは俺にとっては無視ができない……。それに生徒の……俺が愛しいと思っている亞里沙さんの上目遣いは特にそうだ。全く……俺がその顔をしたら断れないというの知っているかのように……。まぁ断る理由は無いんだが……)

 

「……分かりました。では、一緒に寝ましょう」

 

「っ‼︎ えぇ! そうしましょう!」

 

そして俺は来ていた白衣をハンガーにかけて吊るす。亞里沙さんの方もブレザーを脱いでハンガーへ。そしてブレザーの下につけていたワイシャツの上の方のボタンも胸元まで外して……は?

 

「さぁ先生……こちらにいらして下さいな」

 

「……亞里沙さん、ちょっと待って……その、本当にその格好で寝るんですか?」

 

「えぇ、そうですわ。本当はこの季節ですので少々肌寒いのですけど……それだったら、颯也先生も寒いでしょうと思いましたので……は、恥ずかしくはあるのですけど、よく言うではないですか。人肌は温かいと……ですので、それで先生の事を少しでも温めれたらなと……そう、思ったのですわ///」

 

そ、そんな顔を赤らめて言ったら俺まで恥ずかしくなるじゃないか……。しかもまた上目遣いときた。もう、俺が折れるしかないじゃないか……。それに、その人肌は温かいというのは合ってはいるが……それは風邪をひいてしまった人には効果的なのでは……。

 

(……しかし、亞里沙さんが俺のためにこうしてくれるのなら、それに応えないというのは嘘だろう?)

 

「分かりました。私も覚悟を決めましょう」

 

ベットには既に亞里沙さんが寝そべっていたので、俺もそれに習って寝そべった。勿論、亞里沙さんの側に寄ってだ。

 

そうすると、亞里沙さんが俺を抱き寄せてくる。そして、俺の頭を亞里沙さんの少しはだけている胸元に密着させられる。こうなる予想はしていた。多分亞里沙さんも、こうするつもりでわざとワイシャツを胸元まではだけさせたんだろう。

 

(それにしても……、こうされていると何故か落ち着く。いや? 亞里沙さんとこうやって密着していると落ち着くのか?)

 

そう思っていると、亞里沙さんの片方の手で頭を撫でられ、もう片方の手で背中を一定のリズムでポンポン叩かれる。

 

(あぁ……なんだか眠く……)

 

「先生。このまま目を瞑って下さいな」

 

その言葉が合図となったのか、俺は目を閉じ、そのまま眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

side 亞里沙

 

 

 

 

先生が私の腕の中で眠っています。先生の寝顔を見ると、何とも幸せそうに眠っています。膝枕した時も可愛い寝顔でしたが、こんな間近で見られるなんて……。

 

(あぁ……幸せですわ♡)

 

「ふぁ……あぁ……私も眠くなってきましたわ」

 

私は颯也先生の事を強く抱き締めて、そして……。

 

「先生……おやすみなさいませ。チュッ」

 

先生のおでこにそっと口付けをして私も眠りました。

 

 

 

side out




さて、いかがだったでしょうか?

今回はこのような作品を書かせていただきましたが、次は何を書こうか……。順当に行けば文化祭ですね。

あぁ……そこでもR-15の予感が……。

では、また会いましょう。
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