ハイスクールD×D 理不尽壊しのリインカーネイション   作:橆諳髃

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23話 〜罪の王の世界〜 タイムリミット

 

 

 

 

 

side 綾瀬

 

 

 

 

 

「確かここに愛護颯也があるのよね?」

 

ロストクリスマスが終わった後、涯からこの学校で身を隠すようにと言われた。私だけじゃなくて、ツグミとも一緒にだけど。そして今は1人で愛護颯也のいる保健室に向かっていた。

 

そして難なく保健室までついてノックする。でも中からは声が聞こえなかった。

 

「まだ寝ているのかしら? まぁ、昨日あれだけ活躍したのなら仕方ないかもしれないわ」

 

颯也が昨日のロストクリスマス沈静化に尽力した事は、間近で見ていた綾瀬にも分かる。だから、もし颯也が今の時間に寝ていても問題ないと甘めに判断した。

 

そう考えて綾瀬は静かにドアを開けて保健室に入る。

 

(白衣が衣類かけに白衣がかかってるわ。という事は、そこで眠ってるのね。……少しぐらい寝顔を見てもバチは当たらないわよね?)

 

そして綾瀬は保健室のベッドを遮っているカーテンを掴んで、ゆっくりと開ける。しかし綾瀬はこの時予想していなかった。颯也が1人で寝ていないという事を……。

 

「すぅ……すぅ……」

 

「んん……颯也先生……」

 

「……な、なななな///」

 

そこには颯也と、天王洲第一高校の生徒会長である供奉院が寄り添って眠っていた。それも、颯也の顔が供奉院の胸に埋まった形でだ。この後綾瀬は、何とか叫びたい衝動を抑え、颯也達が起きるまで待ったという。しかし、ちゃっかりと綾瀬は颯也の寝顔を見ていたという。

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

亞里沙さんと一緒に約2時間ほど寝た。いやはや、何故亞里沙さんと寝るとこんなにも落ち着くのやら……。

 

まぁそれは後にして、起きた時に気付いたが、保健室にいつの間にか綾瀬さんがいたのは驚いたが……。それで後は亞里沙さんを起こし、朝食や諸々のことも済ませた。まぁその時には桜満くん達や、葬儀社から桜満達の護衛任務として送られてきた綾瀬さんとツグミちゃんと一緒にとり、自己紹介も済ましておいた。

 

因みに約束通り、亞里沙さんの髪もといてあげた。その時に物凄く気持ち良さそうだった。それを何故か間近で見ていた綾瀬さんも、やって欲しそうな目をしていたから、試しにやろうかと聞いたら「や、やってもらえるなら……」と言って結っていた髪をといていた。いやいや、仮にも初対面なんだが……。まぁやりはしたよ。結局は……な。それで綾瀬さんの反応だが、とても気持ち良さそうにしていた。

 

それで涯達他の葬儀社達は、この高校の近くに拠点を陣取るようだ。何らかの自体にいつでも対応できるようにとのことで。

 

そして、ここで問題が1つだけある。それは、ロストクリスマスが終わってからというもの、今まで経験したことの無い頭痛が俺を襲っている事だ。世界の修正力が働いているのか? それとも、別の要因が働いているのか?

 

今こう考えても分かりはしないが……もし俺の予想通りだとすれば、この世界にいる事ができるタイムリミットだ。もしそうなら、どれだけ考えても対処しようがない。

 

それでも、これだけは言える。皆と別れる前に、俺の本当の正体と挨拶ぐらいはしないとな……とは、考えているよ。

 

さて、そんな事はさておきとして……だ。今日は集会が開催されたが、そこである事が決まった。

それは、今この状況で不安がっている人も多いという事、さらには、今年度の文化祭もまだだと言う事で、この地域の人達も招いて文化祭を催す事にした。

 

文化祭開催日が今日から数えて5日後だ。まぁ、今日から皆で協力してやれば間に合うだろう。それに俺も勿論ながら参加するからな、重いものとか率先して運ぶあるいは指揮している。主に男子勢にな。そして櫓とか屋台も組み立てたり、指導している。女性陣には、料理とか飾り付けを任せている。

 

とまぁ、そんな慌ただしい日々もすぐに過ぎて、文化祭当日になった。準備期間中は、どこぞの唐変木も潜入していたようだが、何か事を起こすわけでもなさそうだから放っておいた。

 

それよりも厄介な事が当日に起きた。それは、この文化祭に不満を持った一般人達が、どこから拾ってきたか分からないが、軍のバギーとエンドレイヴを持ち出して高校に乱入してきた事だ。

 

いやはや、嘆かわしい。まぁそこの所は、桜満くんと自分のヴォイドを取り出して地と空を舞っていた綾瀬さんの活躍によって沈静化した。

 

ん? 俺はその間何をしていたか? そんなの生徒達を守っていたに決まっているだろ? まだ桜満くん達が現れてない時に彼らと対峙していた。

 

「お前ら……どこから湧いてきた? それに、そんな物騒な物をここに持ち出して生徒達に危害を加えるというのなら……覚悟はできているだろうな?」

 

そんな言葉を投げかけ、相手の動きを封じていた。そんな時の周りの目線は……多分恐怖していたんじゃないかな? 俺に対して……。

 

そう颯也は思っているが……。

 

「……かっこいい」

 

「愛護先生……あぁ、あんな目で見られたい」

 

「くそっ! 俺にもあんな言動ができたら……」

 

とまぁそんな感想が多かったりする。

 

そして、そんな均衡状態の中、桜満達がそこに現れて事態は収まった。まぁ俺もそこには当然ながら加わったぞ? 主にバギーを片足で止めて、ボンネットを踏み抜いて、使い物にならないガラクタに変えたりとかな。

 

それで実行犯達には、とりあえず地獄に落ちた方が楽だと思うくらいの恐怖を植え付け、封鎖されている地区から出してやった。

 

そしてその夜だが……またひどい頭痛がした。タイムリミットが迫っている証拠だな……。

 

(まだ、大切な事を言えてないのに……な。)

 

その日は、日が跨がないうちに諸々の準備をして眠った。

 

 




さて、今回は文化祭の回でしたが、無理矢理終わらせた形ですね……。読み応えはないと思いますが、どうかご容赦してください。

それでは、また……。
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