ハイスクールD×D 理不尽壊しのリインカーネイション   作:橆諳髃

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27話 〜罪の王の世界〜 早過ぎる展開

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから何年経ったろう……と、俺の中では正直そんな感想を持っている。今いるところはギルティクラウンの世界だ。

 

そして周りは朽ち果てたビル群が立っている。そして所々で銃声や機械の駆動音が聞こえるが……。

 

(あぁ……魂館が馬鹿やらかすやつだよな……)

 

そう思った俺の行動は早い。確かここにくる前に神様に言われたが……今ここにいられる時間は3時間ほどで、それが終わればまた別の世界に飛ばされるという……それはそれで良いんだけどね?

 

だから今は1分1秒が惜しい所だ。

 

(さぁ〜て……調子付いた奴らにお灸をすえるか)

 

その場から颯也はいなくなった。自分のやる事をするために……。

 

 

 

2時間後

 

 

 

 

 

「ふむ……これは酷い。校条さん、今治すからな」

 

「あ……貴方は……? それより……くっ! しゅ、集を……」

 

「大丈夫、集くんも助けるからな……」

 

そう言ってわずか数秒……校条の傷は癒え、集の傷も塞がった。後は本人が目覚めるのを待つだけだが……。

 

「チッ……やはりあれだけでは足りんか……」

 

上空から戦闘ヘリが銃弾を放ってくる。しかし、颯也は焦らずその銃弾を掴み取り、校条たちには弾が1発も当たらなかった。

 

「コォォォッ……さぁ、お返しだ」

 

颯也は掴み取った弾に波紋を流すと、上空に飛んでいたヘリ群に投げつける。颯也が放った弾に当たったヘリは機能を停止し地上に落下するも、爆発はしなかった。

 

ただ兵にも弾は当たっていた。しかしながらそこは颯也の心情で死にはしてないものの、恐怖は植え付けられた。

 

「む? タイムリミットか……校条さん。これを起きたら集くんに渡してくれないかな? この紙に、アポカリプスウイルスを予防する薬について書かれてあるから。じゃあね」

 

そして颯也は消えた。生憎颯也はマントを頭から深々と被って、校条からすれば颯也だとは気付かなかった。

 

そして集だが……起きると、校条が何事もなく生きていることに安心して彼女に抱きついた。そして魂館達と合流するが、そこで魂館は集から一発本気でぶん殴られたそうな……ドンマイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから少し時間が過ぎ、颯也は再びギルクラの世界に舞い降りた。そこはどこかの部屋だったが、颯也が目の前で見た光景は、とある男子生徒が女子生徒にわいせつ行為をしようとしている所だった。それも……。

 

(……元教え子であろうと万死に値する……)

 

因みにその男子生徒は、颯也が突然現れた事に驚き動きを止めていた。それを見逃す颯也ではない。

 

「おい貴様……この手はなんだ? 何をしようとしていた? 私の可愛い可愛い愛しいこの子に何をしようとした?」

 

「ひっ⁉︎」

 

「ここで今すぐ手を引くなら……私は貴様に対して何もしない……。だが、何かやるというのであれば……命の1つや2つでは足りんぞ?」

 

「ご……ごごごごごめんなさい‼︎ 許して下さい‼︎」

 

颯也の殺気に呑まれ、錯乱しながらもそう言って男子生徒はこの部屋から去って行った。自業自得である。

 

(さて……今回の時間は僅か30分ほど……感動の再会ではあるが……)

 

「颯也……さん?」

 

そこで我に返った女子生徒……供奉院亞里沙は、自分を助けてくれた、マントを頭まで被った人物にそう聞いていた。

 

「……亞里沙さん、久しぶりだね。随分と待たせて……ごめん」

 

「颯也さん……颯也さんっ‼︎」

 

そして亞里沙は颯也に抱き着く。そして颯也は亞里沙の事を優しく抱き締めた。

 

「今まで……どこに行っていたのですか……。私は……心配で……」

 

「……少しあちら側の都合で色んな所に……それに、今はこの世界に長くいられそうにないんだ。後20分ぐらいでまた行かなきゃいけないんだが……何かしてほしいことはあるかな?」

 

「そ、そうなんですの……。でも颯也さんがこんな所で冗談なんて申さない事は分かっていますわ。でしたら……私を甘えさせて貰えませんか?」

 

「えぇ……貴方の下から長い時間離れてしまってましたからね。時間ギリギリまで、存分に甘えて下さい」

 

そして、僅か20分ほどではあったものの、颯也は亞里沙を存分に甘えさせた。




さて、次でギルクラ編は最後です。皆さんお楽しみに!
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