ハイスクールD×D 理不尽壊しのリインカーネイション   作:橆諳髃

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さて、多分分かっている方もいるでしょうが、前書きではまだネタバレはしません。

まぁ本文の方に、オリ主が今いる世界を書いているので、答え合わせはそこでお願いします。

それでは第2話、スタートです!


2話 〜螺旋の世界へ〜 自己犠牲は俺だけで十分だ2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

爆発に呑み込まれた俺は、いつの間にか転移をしていた。しかも……また同じ世界のどこかの場面に。そしてさっきまでいた場所……どこかで見た事があるなと思った。それでさっき思い出したんだ。

 

「ここって、天元突破グレンラガンの世界か……」

 

それなら、あの圧力の海もうなづける。そして俺の目の前にいる、でかくて全体的に黒く、どう見たって悪役の部類に入るロボットがいる。

 

「そういえば最終局面でこんな奴が「インフィニティ・ビッグバン・ストーーーム‼︎」……あれってまさかこっちに向けて撃ってる?」

 

そんな呑気な思考をしながら俺はその光線に呑まれる。まぁ、それでも五体満足だが? それはともかくとして、俺はこの世界を知っている。最後にどうなるかも……結局はこの世界の主人公がラスボスを倒す。だがその代償に、自分の愛する者を失う。そしてその愛する者の父も、ここで自らを犠牲にして主人公達に力を授ける……か。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(またふざけた事を俺の目の前で……自己犠牲は俺だけで十分だっての‼︎)

 

そう思い俺は、この光線を両手で受け止める。そしてこの光線を主人公達の力とする為に凝縮する。

 

すると俺を通り越していた光線も、徐々にこちらに引き込まれるかの様に集まって来る。

 

「よし、まずは上々だな」

 

そう呑気に思いながら俺は、自らの掌にこの光線を集めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

side 大グレン団

 

 

 

 

 

アンチスパイラルから放たれる光線を、1人で受け切る戦士がいた。その者は、かつて主人公達と争い、そして敗れ去ったものだった。だが主人公達と行動を共にする事で、失った筈の肉体を取り戻し、そして主人公や、これまで人形としか思っていなかった娘の為に、命を懸けて光線を受け止める。

 

「無駄な足掻きを!」

 

しかし相手も黙っていない。これまで以上のエネルギーを放出し、光線を受け切る戦士を壊そうとする。

 

「ラゼンガン、量子分解します‼︎」

 

オペレーターが悲痛な叫びをあげる。それと同時に光線を受け止めるラゼンガンも、触れている部分から量子分解していく。

 

「それを! 待っていたぁ‼︎」

 

しかしそのラゼンガンに乗る男、ロージェノムはそれを待っていた、肉体が滅びはするが、この光線の力と同化することによって、主人公達に、そして娘に力を分け与える事ができる。だが……。

 

「っ⁉︎ なんだ⁉︎ 光線が徐々に後退していく⁉︎」

 

それは誰があげた声だろう。だがその場にいた全員が思った筈だ。それは、光線を力に変えようとしたロージェノムも思っていた。

 

(一体何が起こったのだ? まさかアンチスパイラルの力は以前よりも弱まっているのか?)

 

否、そうではない。アンチスパイラルは現状でも強大な力を持っている。だが、そのアンチスパイラルですら予期できなかったイレギュラーが介入したとしたら……その結果は大きく覆ることになる。

 

大グレン団を襲っていた光線は、大グレン団とアンチスパイラルの中間に収束しようとしていた。その中間に立っていたものこそ、何時ぞや現れたイレギュラーである‼︎

 

「なっ、何が起こっている⁉︎」

 

これにはアンチスパイラルも混乱するしかない。自分が放った1撃が、敵の一体も破壊する事ができず、おまけに中間点まで後退してしまったのだ。驚かない方がおかしい。そしてアンチスパイラルがその光線を放ち切ると、その中間点には今まで見た事がない人物が宙に浮いていた。

 

「よぉ、この世界の親玉よ……いや、早々に自分の能力に限界を感じて諦めた負け犬よ」

 

中間に立つ男は、アンチスパイラルに挑発とも取れる様な事を言って、掌にある光線を巨大なドリルの形にした。

 

「それでご機嫌よう。この世界を救おうとする勇者達よ」

 

今度はアンチスパイラルとは反対方向に向いてそう言葉を投げかける。

 

「あっ、あんたは何者よ⁉︎」

 

皆の声を代表するかのように、おかま口調の男が言った。

 

「俺か? まぁなんと言うか、理不尽を壊す者……アンフェアブレーカーと名乗っておこう。それとこの力、君達にあげるよ」

 

アンフェアブレーカーと名乗る者は、大グレン団達に力の結晶たるドリルを投げる。それを大グレン団のリーダーであるシモンは、驚きを感じながらもその力を受け取った。そうする事で、大グレン団達はさらなる力を得る。

 

「あぁ、それと……」

 

「うわっ⁉︎」「きゃっ⁉︎」

 

突如としてシモンとニアの目の前にアンフェアブレーカーが現れる。これには流石にシモンもニアも驚くしかない。

 

「貴女の体は今にも消えそうだ。例えるなら風前の灯……だから俺は」

 

アンフェアブレーカーは、シモンと一緒にいたニアに自分の手をかざす。するとニアの体は、淡い緑色の光に包まれた。そしてその光が収まる。

 

「よし、これで貴女の体は健康体そのものだ」

 

「貴方は一体……」

 

「俺はアンフェアブレーカー……理不尽を壊す者だ」

 

そう言ってアンフェアブレーカーは元の中間点に一瞬で戻った。

 

「お前は一体何者だ……それに何故我々の邪魔をする‼︎」

 

「そんな答えを聞いたところで何か変わるとでも思ってる? そう思っているならお前の頭の中は、余程お花畑らしい」

 

アンフェアブレーカーは、またもやアンチスパイラルに向けて挑発していた。

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ふぅ……どうにかなった様だな)

 

俺はニアさんの体を治した。この物語は、アンチスパイラルが倒されると同時に、ニアさんも消えてしまうのだ。愛する者を残して……。俺はその結末が……気に入らない。だからこそ俺は、神様から授かった能力でニアさんを治した。これでアンチスパイラルが消え去っても、ニアさんは消えない。

 

そして今俺は、猛烈に腹がたっている。目の前に立つこの存在に……世界を崩壊させまいとして、世界を封じ込めたこいつという存在を……。

 

「そういえば……テメェは、俺がテメェに対して何もしてないのにも関わらず、俺に攻撃してきたよな?」

 

「な、なんの話をしている⁉︎」

 

「惚けるな負け犬。俺がここに立っている時点で、巻き添えくらった事は事実だ。その落とし前……どうつけてくれる?」

 

「ふん、たかだか人間ごときにっ⁉︎」

 

俺はそいつをぶん殴っていた。こいつに武器とか振るわないのか? いや、素手で十分だ。

 

「そうやって上から目線のとこにも腹立つんだよ‼︎ まぁ、巻き添えがあろうと無かろうと、俺は今の様にテメェをぶん殴っていたがな‼︎」

 

俺はそんな言葉を吐きながら目の前の人の形をした黒い物体を殴る。それはもう殴りまくる。というか、口から涎みたいなのを延々と流している様で気持ち悪い。というかさっさと倒れろ。

 

(と思いつつも、そうしない様に力は抑えて殴っているんだが……)

 

「ま、待て! 貴様はこの世界が崩壊に巻き込まれると知って我々に敵対していると「そんなのはテメェが導き出した1つの回答に過ぎんだろうが。だから負け犬と言ってんだよこっちは。それと自分の考えを無理矢理他者に押し付けてんじゃねぇ‼︎」グァッ⁉︎」

 

そうやって殴っていると、俺の体が透け始めた。

 

「チッ……時間切というところか。まぁ、俺がやるべき事は既に果たしたし……よかったなぁ。これ以上俺にボコられなくて。それともう1回言っとくが……テメェの物差しで計ったものが全てだと思うなよ負け犬」

 

俺はその言葉をアンチスパイラルに言って、最後に大グレン団の方に向いてこう言った。

 

「君たちの未来は、もう既に掴んでいるも同然だ! 俺は……君達が描く未来に期待しているよ‼︎」

 

そんな格好をつけた言葉を最後に言って、とうとう俺はこの世界から違う世界へと誘われた。




オリ主は自らの事を理不尽を壊す者と言ってますが……果たして本当に理不尽を被っているのは誰なのでしょうか?

まぁ、悪役はどの道そんな結末になるので、私としては悪役が理不尽を被ろうとも同情はしませんが……。

それでは、今回はここら辺でお暇します。
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