ハイスクールD×D 理不尽壊しのリインカーネイション   作:橆諳髃

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1ヶ月ほど開けてしまいましたね。遅れた理由としましては……他に新しい小説を書いているからと言うしかなく……

申し訳なくはありますが、まぁとりあえずご覧いただければと思います。


36話 彼の前ではツンが抜けるわね……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side ジャンヌ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うふふ……この安らかな寝顔……フサフサで長い髪……そしてこのプニプニの肌……あぁ、癒されるわぁ♡」

 

「ちょっとあなた……原作と全くキャラが違うんだけど?」

 

はぁ? キャラが違う? そんなの私には関係無いわ。第一にキャラというのは第三者から見る印象やイメージといった偶像に過ぎないわ。

 

まぁそんな事よりも、今は私の腕の中で眠っているこの子を撫でて眺めて愛でましょう。

 

(さっきまでエレナとあのロリ幼女で言い合いしてた時に少し起きそうになったから焦ったけど……はぁ〜……この寝顔を見るだけで癒されるわ♡)

 

まぁ……確かにキャラが違うと言われればそうかもね? この子と会うまで……いえ、この子に助けられてからは……この子の前ではツン? というのかしら? そう言うのは見せなくなったような気はするわね。この子がいない時は、普通にいつもの口調になるわ。でも……颯也の前では、何故かいつもの口調ではなく優しい口調になってしまう……

 

(なんでそうなるかは……まぁ分かりきっている事よね)

 

私は……颯也に助けられた。簡潔に言えばただそれだけのこと……

 

それは……誰だってできるって思ってる奴は多いでしょうね?

でも、それって案外難しい事なのよ? 特に私みたいな奴を救うなんて言い出したら、そいつはただのバカね。

 

(って、それだったら颯也もバカって事になるわね……まぁこの子は、目の前の理不尽を許してはおけないし……見て見ぬ振りさえできない子だから仕方がないわね)

 

えぇ、だから颯也はバカではないわ。

 

まぁこの話はそれで終わりとして……今は腕の中で眠っている颯也を愛でましょう。

 

私が颯也の顔を胸に押し付けて、それで颯也が私の胸を触って何故か眠ってしまったけど……どうしてかしら?

 

(確か颯也の記憶を覗いたけれど……彼は所謂転生者? なのよね? それは本人から聞いているし……)

 

それとあの憎たらしい存在からも、颯也が転生者である事は聞いたわ。生前の彼は……今の彼と全く変わってなかった。考え方も、行動も……今の彼のまま。

 

変わったとするなら……前世よりも強大な力を持っていることかしらね。目の前で起こっていることしか救えなかった颯也は、力を得たことで目の前以上を救うようになった。それは……誰から見てもいい行為に見えるかもしれないし、美徳とも思うかもしれない。

 

(でも……だからこそ颯也は無理してしまう)

 

彼は基本的に自分の現状を考えずに、誰かを救う事を優先する。自分がどれだけ傷ついても……それは変わらない。本当、どこかのオカンよね? しかも普通に家事ができるから尚更よ。

 

(まぁ、そんな性格だから優しくて……こんな私にも優しくしてくれる。そんな所に惚れたのも事実よね)

 

ただその優しさが、颯也が嫌う奴以外に平等に振舞われるから嫉妬するわね。現に……私以外に颯也の事を好きなのは沢山いるわ。例を出せば、この世界に1番に来たエレナなんてそうね。あいつがこの1年……颯也の前でデレッデレな所を想像してしまうと、心の底から憎悪の炎が湧き出しそうになる。

 

でも! それも今日で終わりよ‼︎ なんたってこの私が来たんだから……もう独り占めはさせないわ‼︎

 

(あはは! というか逆に私が独り占めしてやるわよ‼︎)

 

颯也は……基本的には約束は破らないわ。さっき出したあの誓約書も約束の類だし、ちゃんと颯也からもサインは貰った。まぁ今回は颯也の良心を利用した……って、なんだかこう言うと心が痛いわ。でも、そんな事は言ってはいられない!

 

何せ颯也を狙ってるのは私だけじゃないんだから! だからこんなにも必死になる。

 

(でも今颯也は私の腕の中でぐっすりと眠っている。もぅ……この寝顔は何なの⁉︎ 青年の姿の颯也とはギャップがありすぎてもう最高♡)

 

「うふふ……はぁ、こんなにも私が心安らぐなんて……どうかしているとは思うけど、でも今ぐらいはこの感情に浸っても問題は無いわよね?」

 

復讐と憎悪を忘れたわけじゃ無い。私のクラスはアヴェンジャー、その2つを忘れてしまえば、もはや私とは言えない。

 

でも颯也は、そんな私でも受け止めると言ってくれた。だからこそ私は颯也についていく。これからもずっと……

 

「うぅん……あれ? 俺はいつのまに寝て……」

 

あぁ、もう起きてしまったわ。まぁ仕方がないわね。

 

「おはよう、颯也。よく眠れたかしら? その間私は貴方の寝顔を堪能していたけれど」

 

「……いや、俺の寝顔を見て何が楽しいんだ?」

 

貴方の今の寝顔が可愛いのよ。まぁ青年時も可愛いっちゃ可愛いけどね? まぁそれはともかくとして……

 

「さて、颯也も起きたところで丁度いい時間だし、一緒にお風呂に入りましょう。私もここに来たばかりだし、少しゆっくりしたいわ」

 

「……え? いや、俺が寝ている間にゆっくりしてたんじゃ……」

 

「まぁそんな細かい事は良いのよ。さぁ颯也……私と一緒に入りましょう?」

 

「あれ? これ強制? ってこのままじゃ本当に連れて行かれる⁉︎」

 

「一体何を焦っているのですか? まさか恥ずかしがっているのですか? でも、エレナとは一緒に入ったのでしょう? なら私とも入れるはずです。さぁ、私の事なら遠慮はいりません。寧ろ颯也になら私の身体は見られても問題ないし、逆に嬉しいくらいですから」

 

「……はぁ。諦めるしかないのか……」

 

「えぇ、相手の好意は素直に受け取っておくべきです。特に私のなんて滅多に受けれないんですから」

 

それで颯也との入浴は……最高だったと言っておきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「エレナ、颯也はどこに行った?」

 

「えっ? 颯也ならジャンヌと一緒にお風呂に入ったけど?」

 

「……我も一緒に入る」

 

「ちょっ⁉︎ それはダメよ⁉︎ 今日やっとジャンヌは颯也に再開したんだから‼︎ だから今日は我慢しなさい!」

 

「ブーブー……」

 

「そんな表情で抗議してもダメったらダメなの‼︎」

 

ジャンヌさんが颯也さんと一緒にお風呂に入る中、エレナさんはオーフィスさんを宥めていたと言います……




さぁて……今回は超ゆるゆるで書きました。さて……次回は幕間の物語でも書きましょうかねぇ。
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