ハイスクールD×D 理不尽壊しのリインカーネイション 作:橆諳髃
「作者よ……あの子の事を待たせすぎたな……」
そうですね……デスが! それも今日で解禁です‼︎ なのでちょっとはっちゃけました‼︎
「そうか……ともかく俺も久々で何を最初に話したら良いか分からんが、楽しみだ‼︎」
ですよねですよね⁉︎ という事でスタートです‼︎
あれからもう10年経った。そして俺がこの世界で生を授かって14年……姿は転生前に過ごしてきた姿そのまま……ほぼそのままだ。変わっているところといえば、髪に本来普通の人には付いていない物が付いている。
それは……ルンというものだ。ただの飾りに見えるだろうが、そうではない。れっきとした身体の一部だ。このルンには風を読み取る力がある。風というのは……自然にある風もそうだが、他人の風も読み取れる。例えるなら人の動作……動きが手に取るように分かる、と言うものだ。
(正直これが無くても敵からの動きは大体読めるんだがな……)
まぁ俺の姿云々はさておきとしてだ……俺はこの時を待ちわびた。この10年間……エレナさん達と楽しく過ごしてきた。ニトクリスさんがこの世界に来てからも、俺の家族は増えていった。男女比でいうと1:2だ。勿論女の子の方が多いぞ? そして意外なのは俺以外にも男の家族がいるという事で……まぁ転生当初は考えれなかった事だ。
それでも賑やかで俺としては嬉しい限りだ。それに伴って家も大きくなったし、例えその大所帯でも自給自足が可能だ。
おっと……いつの間にか俺の家族の話になっていたが、今話したいのはその事じゃない! 俺が今の家族事情より話したい事……それは、遂に今年で高校生になったという事だ‼︎
(原作では小説1巻に入る前とはいえ、これから起こる事が楽しみで仕方がない! まぁ俺がこの世界に介入した事で原作通りになるなんて思わないけれども……)
まぁその時はその時考えれば良いし、今は目の前の事を考えよう! 今は朝の8時くらいで、今日は俺が通う高校の入学式だ! 既に学校に着いてて、いつ入学式が起きても問題ない。因みに入学式は9時半からで、俺は張り切り過ぎて随分早く到着してしまった。まぁ遅れるよりかは良いよね⁉︎
「でもやる事がなぁ〜……」
あぁ、それと言い忘れてたけど……俺がこれから通う高校は駒王学園で、原作主人公である兵藤一誠達が通う学園だ!
(だけど本当に早く来過ぎてやる事がない……)
校内に備え付けられているベンチでそう悲嘆に暮れながら座っていた時……
「だぁ〜れだ?」
「えっ? ……うわっ⁉︎ く、暗い⁈」
そんな呼びかけとともに俺の視界は暗くなった。
side ???
(やっと……やっとですわ。私はやっと貴方に会えるのですね……)
16年前……私はとある方とこの世界に転生して来た。その方とは転生する先が異なってしまいましたが、どうにか耐えて来ました。
生まれた家は悪魔家系で、偶然にも苗字は前世と同じでしたわ。そしてこれも偶然で上流階級の家柄でした。そのため、今までこの世界でやって来た事は前世とほぼ同じでした。違うことといえば、前世の私とは違って魔力がある事ですわね。そのために戦闘訓練を幾度もこなして来ました。
そのおかげもあってか、実力は若手悪魔世代でトップクラスに入ると言われてますわ。
ですが私は、トップに立ちたいなどの理由で今まで努力して来たわけではありません。全ては……
(全てはあの方と……颯也さんの隣にいつでも居られる様にですわ!)
そして今日は私の通っている学園での入学式が控えています。その学園は駒王学園……悪魔が裏で経営している学園ですわ。その入学式には颯也さんが参加するという事も、こちらの耳に既に入っています。また、颯也さんが新入生代表で挨拶する事も知っています。
(あぁ……待ち遠しい……。早く……早く颯也さんに会いたいですわ♡)
そう思って学園に行ったところ……入学式が始まる1時間半も前に着いてしまいましたわ。
(うぅ……早く来過ぎてしまいましたわ……)
私がそうして少し落ち込んでいた時でした。
「でもやる事がなぁ〜……」
(そ、その声は⁉︎)
その声が聞こえた方向に顔を向けると、そこには……
(……早く来て良かったですわぁ♡)
思いがけないところで再会できたというものです。私はとあるイタズラを思いついて、颯也さんの背後からゆっくりと近づきます。その時に早く颯也に触れたいといったその他諸々のはやる感情をどうにか抑えながら近づきましたとも‼︎ そして……
「だぁ〜れだ?」
「えっ? ……うわっ⁉︎ く、暗い⁈」
私は颯也さんの目の辺りを自分の手で覆い隠しましたの。その時に……颯也さんの後頭部に自分の胸を押し付けたのはワザとですわ♡
side out
急に視界が真っ暗になった。どうやら俺の背後に立っている人物に意図的に手で目隠しをされた状態の様で……だが……
(あぁ……さっきの声といいこの手のスベスベ感といい……こ、後頭部に感じるこの柔らかい感触は……)
「全く……前世だったらそんなイタズラしなかったでしょ? “亞里沙さん”?」
「うふふ♡ 私だって自分がこんなイタズラするなんて思いませんでしたわ。ですがさっきの颯也さんの困った様な声といったら可愛かったですわ♡」
「ま、全く……ですが」
「えぇ、また貴方に会えて嬉しいですわ♡ 颯也さん」
俺はベンチから立ち上がり、会話をしながら俺の前に立っていた亞里沙さんを抱き締める。
「あぁ♡ この温もり……ずっと欲しかったですわ」
「俺も……いつ亞里沙さんに会えるかなって思ってたよ。でもやっとまた会えた」
「えぇ、そうですわね……んっ……チュッ……」
俺と亞里沙さんは、抱き合いながらキスをした。周りにはまだ誰もいないから、キスしたって問題ないだろう。
「ぷはっ……もぅたまりませんわ♡」
「俺も亞里沙さんと久しぶりにキスできて、とても嬉しいよ」
「そう言ってもらえて嬉しいですわ! それで颯也さん、まだ時間もありますしお暇ですわよね? もし良かったら……膝枕しますわ」
「えっ? 良いんですか?」
「えぇ。私のこの膝枕は、後にも先にも貴方だけのものですから‼︎」
「……じゃ、じゃあ……お言葉に甘えて……」
「えぇ、おいで下さい……」
こうして俺は亞里沙さんとこの世界で再会して、入学式で俺がやる事になった新入生代表のスピーチの打ち合わせの為に、俺の所に生徒会役員の人達が来るまでずっと亞里沙さんの膝枕で眠っていた。
「あぁ……颯也さん♡」
「どうしたんだい? 亞里沙さん?」
「いえ、呼んでみただけですわ♡ うふふ、これでやっと一緒に居られる時間が作れますわ! それにしても作者の方は私を出すのが遅過ぎだと思うのですが……」
す、すみません‼︎
「まぁいいですわ。これからは颯也さんと沢山思い出を作るつもりですから……」
さ、左様ですか……(まぁそんなシーンが描かれたらいいですね)ボソッ
「何か言いましたか?」
いえ⁉︎ 何も言ってませんよ⁈ まぁそれはさておき、次回から原作1巻に入ろうと思います! 読者の皆様には長らくお待たせしてしまって申し訳ありませんが、どうかこれからもよろしくお願いします‼︎
という事で、次回またお会いしましょう‼︎