ハイスクールD×D 理不尽壊しのリインカーネイション 作:橆諳髃
「それは最早戦闘シーンと言って良いのか? それに今回も指定が入りそうな具合なのに着いてないぞ?」
何と言うか……気分です。
「……そうか。で? 今回は新しい子が出てくるんだろ?」
えぇそうです! 多分○GOやってる人はサブタイトル見ればすぐ分かります!
「まぁ確かに……な。じゃあ今回も早速行こうか!」
えぇ! ではでは‼︎ ご覧下さい‼︎
兵藤の惚気話から時間が経つのも早くて今は昼休憩だ。今日は天気も良くて、風も気持ちが良い。だから俺は外に出て、日光を遮ってる木陰で弁当を食べていた。
因みに今日弁当を作ってくれたのはニトクリスで、俺の為に作ってくれたのかとても豪勢に作ってある。まぁ普通の弁当箱に収まる範疇での話だが……
「今日のお弁当も美味しそうですわね」
そしてこの場にいるのは俺だけではない。亞里沙さんも俺の隣で一緒にお弁当を食べている。
「えぇ、今日はニトクリスさんが作ってくれまして……」
「そうなのですね……はぁ、本当は私が毎日作ってあげたいのですが……」
「仕方がないよ。だって亞里沙さんの家は使用人の方が何でもやってくれるんでしょう? それに亞里沙さんが作ろうとしたら必死に止めようとするってこの前聞いたし……」
「そうなんですの……私の手が傷付くからと言って……未来の悪魔界を担う者として、上級悪魔としての美しさを保つためと言って聞いてくれませんの」
「まぁ確かに……女の人は手や指が綺麗な状態が好まれる……と言うのも聞いたことあるくらいだから……」
「そうなんでしょうけど……家にいる者達は私のと言うよりも、家の事を最優先にしてるのではないかと……前世での事もあるので尚更なんですの。それに……親が勝手に縁談を決めたりして……」
「……昔と同じ状態……という訳か……」
「えぇ……って、いつの間にか私の身の上話になってしまいましたわ。ごめんなさい。さぁ、食べましょう?」
「そうですね。では、いただきます」
「えぇ、いただきますわ」
さて、先ずは何から食べようか……
「あっ、タコさんウィンナーかぁ……ん?」
いや……これはタコさんウィンナーではない……これは……
「め、メジェド様⁉︎」
「まぁ‼︎ 凄く細かいですわね……」
確かにタコさんの脚見たくなってるけど……中心部分からメジェド神の脚が……それに目まで表現されてるし……
「どれだけ手が込んでるのやら……」
「それだけ颯也さんへの愛情があるという証ですわ。はぁ〜……羨ましいですわね」
隣で亞里沙さんが本当に羨ましそうに言ってきた。そんな表情も可愛いっちゃ可愛いのだが……やはり俺としては、
「亞里沙さん」
「何ですか颯也さっ⁈ きゅ、急にどうしたんですの⁉︎」
「いや……何となくだけど……甘えたいなぁ〜なんて……」
「そ、そうなんですの……ふふっ、分かりましたわ。では、ニトクリスさんには悪いとは思いますけど、早く食べ終わってしまいましょうか? 食べ終わったなら……昼休憩が終わるまで私が貴方を膝枕して甘えさせてあげますわ♡」
「っ⁉︎ ま、まぁ早く食べ過ぎるのはあまり身体には良くありませんから……できるだけいつものペースでいかせてもらいますよ。でも……やはり亞里沙さんから膝枕に誘われるのは凄く嬉しい。だから食べ終わったら存分に堪能させてもらうよ」
「えぇ、えぇ……存分に堪能してくださいな♡」
それから昼食を普通に食べたものの、いざ食べ終わるとまだ40分くらい時間があった。だから亞里沙さんの膝枕を物凄く堪能させてもらったさ‼︎
「ふふっ♡ 寝心地は如何かしら?」
「えぇ……凄く気持ち良いです。このまま寝てしまいそうです……」
「私は構いませんわ♡ 貴方の寝顔を間近で見られるというのなら、私は貴方にとって最高の膝枕になりますとも。それに……」
途端に頭を優しく撫でられる。ギルクラの世界でもそうされてはいたが、その時にされた時とは明らかに洗礼されていた。レベルが違うという問題ではない。これは最早心地良いの極値に入っているといっても過言ではない‼︎
その証拠に、脳内でエクスクラメーションマークを使っていたテンションがものの僅かで落ち着いた……
「ふぁ〜……心地良すぎて眠気が……」
「さぁ、遠慮なく、そして心地良く……眠って下さいな♡」
俺は亞里沙さんの、その優しい声音と頭を撫でる手で睡魔に負け、そのまま亞里沙さんの膝枕で眠った。
そして目が覚めたのは昼休憩が終わる5分前で、5限目の授業が始まる前の予鈴までには自分の席に着いていた。
それで時間も早く過ぎて既に放課後……いつもの様に亞里沙さんを待っていた。今日は料理部だったな。亞里沙さんが料理部の時は、下校する前にいつも何かを作って持ってきてくれる。
俺としてはそれが物凄く嬉しい! 何せ食べ盛りでもあるからなのか、昼食を食べ終えたら放課後には少しだけだが小腹が空いてしまう。
(あぁ……今日は何を作ってくれるのかな〜……)
それが楽しみでしかたがない! 時間が経つにつれてお腹も空腹になってくる……だがこの後の亞里沙さんの料理が楽しみであるから、それが毎回絶妙なスパイスとなって料理を数段も美味しくしてくれる。
おっ! そろそろ時間かな……
「颯也さん! お待たせしましたわ‼︎」
亞里沙さんの料理が来たー‼︎
「ふふっ、今日も楽しみ! といった様な顔をしてますわね」
「勿論です! 亞里沙さんの作った料理は、どれを取っても美味しいですからね‼︎ それで今日は……」
「えぇ。今日はチョコレートケーキを作って来ましたの。さぁ、召し上がって下さいな‼︎」
亞里沙さんは持っていた箱から丁寧にチョコレートケーキを取り出した。しかもワンホールそのままの状態で。
「それじゃあ……頂きます‼︎」
俺は、これもまた亞里沙さんが一緒に持って来てくれたケーキナイフで8等分して食べやすい大きさに切り分ける。そしてそのナイフをひときれのケーキの下に滑り込ませて、更にケーキの上からフォークで抑えながら、用意した皿に乗せる。で……
「これは亞里沙さんのぶんね」
「えっ? ですが……」
「1人で食べるよりも……俺は亞里沙さんと一緒に食べたいからさ」
「っ! 分かりましたわ。では、一緒に食べましょう! でもお皿を1つしか持って来ていませんわ……」
「そこは大丈夫だよ。ほら、この謎空間から取り出すは……」
俺は手を突き出す。突き出した瞬間に、それに呼応して謎空間が現れて、俺の手はその空間に手を突っ込んだ形になった。そこから俺はというと、新品同様の真っ白いお皿を取り出すのだった。これなら普通に手品とかできてしまうよな……ともかくとして、
「はい、これで心配はいらないよ。それじゃあ、食べようか」
「はい! 頂きましょうか。それじゃあ颯也さん、あ〜ん♡」
「えっ? あ、あの……」
「あ〜ん……させて下さいな?」
「……あ〜ん」パクッ
「どうですか?」
「……あぁ、物凄く美味しい」
「っ! 良かったですわ‼︎」
「それじゃあ亞里沙さんも……あ〜ん」
「えっ……えっ⁉︎ わ、私もですか⁉︎」
「そうですよ。俺だけってのは……なんか嫌です。いい思いをするのであれば、俺だけでなく貴女にも味わって欲しい。という事で、あ〜ん」
「わ、分かりましたわ……あ〜ん///」パクッ
顔を赤らめながらも亞里沙さんは美味しそうに食べていた。こうやってのんびりと過ごすのもいいが、残念ながら下校時間もあるからゆっくりし過ぎる事も出来ない。まぁ後1時間あるから何とかなる。
という事で俺は亞里沙さんが作ってくれたケーキを食べ進めていった。一方の亞里沙は、自分の分のケーキを食べて思っていた。
(か、間接キスですわ‼︎///)
その影響かはわからないが、亞里沙はケーキの味が分からなかったと言う……
あぁ……堪能した! 亞里沙さんのケーキ物凄く美味しかったなぁ……。食べていくにつれて味が少しずつ変わるってホントに凄い‼︎ 多分内側から外側にかけてチョコレートに使われてるカカオの純度を下げていったんだと思う。内側を少し苦味の効いたチョコを使用して、中間をそれよりも純度を低くしたチョコを、最後の外側はカカオの純度を物凄く下げた甘味中心のチョコを使用することによって、飽きをこさせない作りにしている。
(ホントに幸せだよ……)
前世でも家族と普通に暮らせて幸せだったけれど、今はそれ以上に幸せを噛み締めている気がする。
既に亞里沙さんとは別れていて、今は1人帰路に着く。
「さて……幸せに現を抜かすのも良いけど、今日は仕事がある日だったな」
今日の表の俺はここまで。今この瞬間からは裏の顔になる。そして俺の家がある近くの公園の前に辿り着いた時、
「大分遅かったな颯也」
そこには長くたなびかせる銀髪を後ろでくくり、綺麗な黄色い瞳と白い肌を持った少女が立っていた。そしてさっきまで体を鍛えていたのか、白い肌の上を汗が伝い落ちていた。だが、少女に疲れたような表情は浮かんではいなかった。
「ごめん。待たせたかな?」
「いや、予定の時間よりもまだ時間があるから問題はない。それで今日のターゲットは?」
「あぁ。はぐれ悪魔が3体……あいつから送られた情報はこれだね」
鞄に入れてあるファイルから、今回のターゲットについての事細かに書き記された紙を目の前の子に渡す。因みにあいつとは、俺と一緒にこの世界に来てくれた奴で、今は行商人みたいな事をしている。まぁそうやって各地を巡っているから様々な情報も俺にもたらしてくれるのはとても助かっている。
まぁ今は細かくは語らない。近々また会う約束してるし……
「フンッ……見る限りどのはぐれも歯応えは無さそうだな」
「だからって油断は禁物だよ? それに……」
「分かっている。はぐれだろうと殺すなというのだろう? 全くお前はどれだけ甘いのやら……」
「ごめんね? でもその代わり……」
「あぁ。明日は私がお前と伽の番だ。その時は私の好き勝手にさせてもらう。存分にな?」
銀髪の少女は、さっきのまで颯也に浮かべていた呆れ顔がいつの間にか無くなり、その代わりに微笑みを浮かべながら颯也を見ながら言葉を発する。
「うん、良いよ。俺も存分に君の事を甘やかして……それで甘えるから」
「あぁ……それでこそ颯也だ♡」
颯也の言葉を聞き、浮かべていた笑みに更に嬉しさが灯った。それに呼応したか、頰にも赤みが灯る。
「それにしても……今日もその格好で行くの?」
「し、仕方が無かろう‼︎ 今日は颯也とはぐれを退治するまで暇だったし、家でのんびりするよりも外で鍛錬した方が良いと判断したから……」
「それで今まで鍛錬してたの?」
「う、うむ……その通りだ。嫌……か? まさか汗臭いか⁈」
「い、いやいや! 汗臭くなんてないよ⁉︎ ただ……汗で体のラインが際立ってて、えっと……あまりに艶かしくて直視出来ないっていうか……」
「っ⁉︎///」
俺のこの反応を見て分かると思うが……俺は未だに女の子のそんな姿や行為で心がドキドキする。外面は平気な様に見えるかもしれないけど、内心凄く緊張というか……とにかくドキドキする。
それで今目の前に立っている女の子の格好は、上が白いインナーで下が足首まで覆っている黒いスパッツ……それしか着てない。
(それにインナーもお腹を隠してないタイプで普通におへそが見えるし……)
いや……もうエロいと直球で言ってしまいたい……
「な、艶かしいか……道理で周りの男どもが変な目で見てくると思った」
「えっ? まさか家から出てずっとその格好だったり……」
「ん? 何を当たり前な事を……それに前からそうだったろう?」
こ、この子は……今まで遠慮してたけど、もうここははっきり言うべきだ! だってもう高2だし、彼女の為でもあるのだから‼︎
「そのさ……その格好で鍛錬するなとは言わないけど、俺さ……出来るだけ君のその格好を他の奴に見て欲しくない」
「そ、そうなのか?」
「そうだよ! 特に大多数の男に……君の美しい格好を見て欲しくない‼︎」
「っ⁉︎ う、美しい……だと……?」
颯也の発した発言によって、銀髪の少女は顔を俯かせた。一体何故顔を俯かせる必要があるのか? そもそも女の子にとって他者、特に異性から美しいなどの言葉は上等な褒め文句の筈で、言われた際は妙にソワソワしたり顔を赤らめながら恥ずかしそうにする筈……なのだが……
目の前の少女はどれにも該当しなかった。顔を俯かせているあたり表情は見て取れない。だが体が震えていた。それに両手もグーで力強く握っていた。
それは怒りの表れ……第3者から見ればそう捉えられてもおかしくはなかった。
何故ならその少女には昔……その言葉で負った屈辱があったからだ。
この少女もまた、この世界の本来の住人ではない。颯也の発する人並みではない魅力に誘われてか……彼女も颯也と共にあろうとした。その結果颯也の家族になった。だがやはり、例え惹かれた者だとしてもその美しいという言葉は禁句だっt「やはり颯也からそう言われるのは嬉しいものがあるな‼︎」……ではなかった様だ。
「それで颯也は今の私の姿を自分以外に見られるのが腹立たしいというのだな?」
「そうだよ! だって……」
「ふふっ、颯也の嫉妬した様な顔は初めて見たな。私は、颯也がそんな感情とは無縁の者だと思っていたが……」
「お、俺だって嫉妬くらい……」
「全く……変な所で可愛くなるものだ。だが……」
ダキッ
「っ⁉︎///」
「そんなお前が、私は好きだぞ? できればいつまでもこうしていたい。そして独り占めしていたい」
颯也は少女の言葉に何も返す事は出来なかったが、抱き締め返す事によって少女が言った言葉に返答した。
それから数分後……
「むぅ……もう少し堪能したかったのだが……」
「いやいや! もうそろそろ時間だから。続きは明日にして欲しいかな?」
「そ、それもそうだな。では早く今日の事をやり遂げるとするか」
そして颯也と銀髪の少女は、はぐれ悪魔を討伐しに行く。その際、颯也はやっと銀髪の少女の名を口にした。
「あぁ。行こうか、レイア」
レイアとは颯也が彼女に付けている愛称だ。そして彼女の真名は……かつてトロイアの戦いでアキレウスと一騎討ちを繰り広げた女性の戦士。アマゾネスの語源になった部族の女王……ペンテシレイアその人だった。
それから颯也達は、はぐれ悪魔達が巣食っている廃工に赴いていた。その中からは確かに、この世ならざる者達の臭いが漂っていた。
「ここまで臭うとなると確実だな」
「相手もこっちに気付いてると思うよ。まぁ出てこないとなると中で待ち伏せしてるしかないね」
「どちらにせよ叩きのめすだけだな」
そんな会話をしながら俺とペンテシレイアは中に入った。今は夜だから月明かりくらいしか光源がない。それに建物の中だから尚更暗い。そんな中……
「クックック……美味しそうな臭いだ」
「それも2人だ……」
「どんな味がするのかなぁ〜……楽しみだなぁ〜」
そんな声が奥から聞こえて、徐々にその姿が露わになる。悪魔といっても、悪魔の羽を除けばどこから見ても人の姿だ。だが主人の元を離れ、罪を犯した悪魔達はそのせいか醜悪な姿になってしまう。まさに悪魔だ。
「やはりか……歯応えは期待できそうにないな」
ペンテシレイアがそう言うと、3体のうちの1体が言葉を発した。
「どちらも若々しく綺麗な体をしているなぁ〜。特に女の方は“美しい”……食べ応えがありそうだぁ〜」
それは禁忌だった。
「……醜悪な悪魔が……」
「醜悪な悪魔ふぜいが私に“美しい”と言葉にスルナァァァッ‼︎」
ペンテシレイアはその場から一瞬で姿を消した……と思ったのもつかの間、美しい言葉を発したはぐれ悪魔の顔面を殴って吹き飛ばしていた。殴り飛ばされていた悪魔はそれからピクリと動く事なく気絶していた。
「フゥゥゥッ……私に美しいと言っていいのは颯也だけだ」
悪魔を殴り飛ばしてスッキリしたのか、先程までの怒気は無くなっていた。
「「……えっ?」」
残りの悪魔2人は唖然とするしかなく、そして……
「レイアに見惚れるのは良いけど、君達は俺の存在を忘れてないかい? バルバトス」
颯也は呆然としている悪魔達にその言葉を投げかけながら体をバルバトスの鎧で覆う。その事にやっと気付いた悪魔達は颯也にやっと顔を向けたが、その時には遅く……
「さぁ、悪い事をした悪魔達には鉄拳制裁タイム……と行こうか?」
悪魔達2体は颯也に制裁を存分に受けた。そしてペンテシレイアが殴り飛ばした悪魔がやっと気が付いたのを確認した後、颯也はその3体にありがたい……物凄くありがたい説教をした。
その後 はぐれ悪魔達の事情も聞いた。悪魔達はこの世界には来たものの、真の意味で人を襲ってはいない。人が怖がるマイナスのエネルギーを糧に今までを過ごしてきたらしい。最初の方は最早恒例の物で、その後に人が逃げ惑えばそれで良かったのだ。
だが予想外だったのが、そこに颯也達がきた事で、それによって逆に打ちのめされてしまったと言う事だ。
それはともかくとして、颯也は彼らが何故はぐれ悪魔になったのかを聞いた。理由としては……主人が自分達を何の理由もなしに悪事の片棒を担がされたからだ。自分達は何も関与していないにも関わらず、自分達が気に食わなかったのか主人がやった悪事を自分達になすりつけられたのだ。
公ではそう思われ、主人からも出て行けと言われ、結果はぐれになったらしい。
「なるほど……分かった。辛かったな」
「はぃ……俺ら、何もしてないんです……」
「でも、だからって他の人達に嫌な思いさせて良いって訳でもない」
「そ、それは……反省してます……」
「で? 颯也はこいつらをどうするつもりだ。またいつものようにするのか?」
「あぁ。その為にも……かの者達を癒せ。リカバー」
すると、悪魔達を淡い緑色の光が包む。その光がやむと、悪魔達は元の姿に戻っていた。
「えっ? 俺……」
「元の姿に戻ってる⁉︎」
「よし、元に戻ったな。なら後は冥界のとある所に転送するよ。それで君達は晴れて自由の身だ。まぁ君達が負ってしまった間違いが正されたらの話だけど、良いかな?」
「は、はい! その……なんてお礼を言えば良いか」
「自分達にここまで優しくしてくれる人なんて……」
「この御恩は……一生忘れません‼︎」
「ははっ! さっきまでの姿が嘘みたいだな。それじゃあ準備はいいかな?」
「「「はい!」」」
そして悪魔3人は、颯也によってとある場所に転送された。
「さて……後は彼らの記憶を元にこれをこうしてっと……よし。これでOKかな」
颯也は何かの術式を施した宝石をどこかに転送した。
「ふぅ……お腹も減ったし、早く帰ろうか?」
「あぁ……その前に、今回の仕事分を颯也に労ってもらいたいんだが?」
「うん、良いよ」
「あぁ……では……あむっ……んっ……」
ペンテシレイアは颯也に許可された瞬間、颯也に勢い良く抱き着いて颯也の唇を奪う。それも最初から苛烈に、相手の唇を貪る様に……だがそう見えたとしても、彼らからすればそれも甘美なものにしか捉えられないものだった。
side ???
「颯也からの報告にもあった通り……貴様はとても醜いな」
「な、何だ貴様は⁉︎ どこから⁈」
1人の上級悪魔の目の前に、素顔を仮面で隠した男が立っていた。それも眼前に金色に光る剣の切っ先を向けて……
「だ、誰かっ! この物を捕らえろ‼︎」
「いくら叫んだところで、貴様の声は誰にも届かんさ。何故ならその前に私が始末したからね?」
「な、なにっ⁉︎」
「さて……貴様には一度だけチャンスを与えよう。貴様が今までしてきた罪を公に公表し、償うというのであれば私はこれ以上のk「巫山戯るな! 私は何もしていない‼︎」……そうか。それが貴様の答えと言うのなら、私は貴様を断罪しよう」
「なっ⁉︎ ま、まてっ⁉︎ 話せば分かr「分からんさ」グァーッ⁉︎」
仮面の男の一振りで、悪魔は気を失った。
「さて、ではこの男を上層部……魔王様に届けるとしよう」
そして翌日、現魔王の元にその上級悪魔と上級悪魔がこれまでやらかした事を記録された宝石が届けられ、それにより上級悪魔は牢に投獄された。それと同時にその悪魔の元を離れた3人組の悪魔達は晴れてはぐれの烙印を撤回された。
side out
はい! と言う事で今回新しく物語に加わったのはペンテシレイアちゃんでした‼︎ いやぁ〜私ペンテシレイアちゃん大好きなんですよねぇ‼︎
「そ、そうか……因みにどうしてだ?」
えっ? だって可愛いじゃないですか?
「か、可愛い……まぁ確かにな?」
それに銀髪と真っ白い肌、綺麗な黄色い瞳で声も可愛いじゃないですか‼︎ 後新しく追加された概念礼装に描かれているペンテシレイアちゃんの服装とあの笑みがもうなんとも……
「ま、まぁそうだな……」
いやぁ〜……もう可愛いですし“美しい”ですよぉ〜‼︎
「あっ……おい作者! 今すぐここから逃げろ‼︎」
えっ? 何でですか?私何か変な事w「おい作者……」
ん? おぉっ! ペンテシレイアちゃんだ‼︎ 生で見ると更に“美しい”‼︎
「……もう遅いか」
「おい作者……今私の事を“美しい”と言ったな? つまりは私を愚弄すると言う事だな?」
えっ? いえ……そんなつもりは……
「私を美しいと言って良いのは颯也だけだ‼︎ という事で今からお前をボコボコにするっ‼︎」
えっ⁉︎ ちょまっ⁈ ギャァァァッ……
「作者……ドンマイだ」