ハイスクールD×D 理不尽壊しのリインカーネイション   作:橆諳髃

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「何なんだこのヘンテコなサブタイトルは……って作者? あいつどこ言った?」

「あぁ、あの作者なら今日来ないわよ?」

「じゃ、ジャンヌさん。それって……」

「この前私をコケにしたのよ。だから串刺しついでに憎悪の炎で燃やしてる最中よ?」

「……作者ドンマイ」

「と言う事で……物語を進めて行ってちょうだい」


49話 謎の行商人A(元G)登場‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オカルト研究部に入部した帰り道……

 

「ふふっ♡ まさかこんな遅くの時間帯に颯也さんと一緒に帰り道を一緒にできるとは思いませんでしたわ」

 

「それは俺もです。いつも一緒に帰ってるとはいえ、なんか新鮮に思うよ」

 

いつもの帰り道の風景は……大体が夕暮れ色の空の下、どこかの恋愛漫画あるいは小説にあるような感じであるのに、今回は……いや今回からと言った方が正しいな。日も既に落ちて、空には東から昇って来た月と夜空を彩る星々が夕日の代わりに輝いている中下校している。

 

そして帰り道を照らす街灯も、道に沿って点々と付いている。

 

「それにしても、まだ少し寒いですわね……」

 

「まぁこの前入学式があったばかりですからね。5月とはいえまだ上旬ですから。だから……」

 

「あっ……///」

 

俺は亞里沙さんの手を優しく握った。確かに少し冷たいな……

 

「きゅ、急になんて……反則ですわ」

 

「でも俺だっていつも急ですよ?」

 

「うぅ〜……正論過ぎて言い返せませんわ……そ、それでしたら……えいっ!」

 

「っ⁉︎」

 

俺が急に亞里沙さんの手を握った仕返しか、握っていた手の方の腕に抱きついて来た。その際に柔らかい感触が……

 

「うふふっ♡ 手を握ってくださるのも温かいですが……こうして抱きついた方がもっと温かいですわ」

 

「だ……だからと言って……」

 

「なんですの? 私は颯也さんに抱きついているだけでしてよ?」

 

確かに……確かにそれは事実なんだが……

 

(だからと言ってわざと胸を押し付けないで欲しいんだが……)

 

ま、まぁ? 結局は嬉しいんだけどね?

 

そんな感じで今日は帰り道を亞里沙さんと一緒に帰って、それでいつの間にかいつもの別れ道まで来ていて、今日もそこで亞里沙さんとは別れた。いつもならここで亞里沙さんはまた学校に行くのだろうが、もうそんな二度手間はしないで済むだろう。

 

そして家への帰路をある程度進んで、道の真ん中で立ち止まった。理由としては……俺と亞里沙さんとの帰り道をずっと後ろから尾行している奴がいたからだ。これは学校の校門を出たところから気付いていたが、それでも亞里沙さんとの時間の方が優先だから気付かないフリをした。

 

あぁ、しかしながらジールではないのは確かだ。何故なら彼女は、俺を守るために気配遮断をして影から見守ってはいるものの、俺の嫌いな事は絶対と言っていいほどやる事はない。まぁ本人の中で羨ましいという思いはあるんだろうが……

 

「おい……いつまでコソコソしている? もうそろそろ出て来たらどうだ?」

 

すると俺が通り過ぎた電柱から人影がゆっくりと出てきた。

 

「結構自信はあったんだがな……」

 

「学校出た時からバレバレだ。あんなに視線を感じたら嫌でも分かる」

 

「相変わらずお前は化け物じみてるな……」

 

「その言葉はそっくりそのまま返すぞ? 魔神王」

 

「魔神王は昔の名だ。それにそんな名前はとっくに捨てたさ。何より今は行商人なんでな」

 

「ホント……何でこうも性格変わってんのかな……」

 

「おいおい! それをおたくが言うかね⁉︎ 全く……だが、元気そうで何よりだ」

 

「あぁ、そっちの方もな」

 

オカルト研究部に所属して初日……帰り道で元魔神王であるゲーティアに会った。

 

そしてそのまま俺とゲーティアは、俺の住む家に帰り着いた。

 

「ただいまぁ〜」

 

「お帰りなさい颯也! さぁ、早くご飯を……げっ……」

 

「おいおい何だその反応は⁉︎ 颯也の時と俺の時全く対応が違うじゃねぇか‼︎」

 

「フンッ! そんなの当然です。お前と颯也との待遇の差は天と地以上に開いている。いえ、そもそも地の上にすら立っていないと言った方が妥当ですね」

 

「あ、相変わらず辛辣だなオイ……」

 

「そもそもお前とはそこまで話した事もない。にも関わらず知ったような口をきかないで貰えます? ちっぽけな魔術師に敗れた魔神王(笑)」

 

「そ、それを言うならお前だって敗れてだろうが⁉︎ それも初っ端から! 後最後の(笑)は何だ⁉︎」

 

「あらそんな事も分からないのですか? あの魔術師に敗れて性能どころか考える力も退化したようで……だからお前には(笑)が似合うというものです」

 

「お、おまっ……本当に失礼だな⁉︎」

 

俺そっちのけで会話する2人……いや、罵倒の仕合とでも言うべきだな。

 

「あら颯くんお帰り。なんか騒がしいと思って来てみたら、これは一体どう言う事なの?」

 

「ただいまエレナさん。なんか帰り道に偶々ゲーティアと会ってさ、それで一緒に帰ってジャンヌさんが出迎えてくれたと思ったらいつの間にか……」

 

「そうなの……全くジャンヌも元魔神王も大人の格好をして案外子供なんだから」

 

「ははは………」

 

それからしばらくジャンヌさんと元魔神王さんの罵り合いは続いたと言います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで? 用があって俺の所に来たんだろ?」

 

「あぁそうだった。いやはやオルレアンの魔女と言い合いしているうちにすっかり忘れてたな」

 

「……本当に元の性格はどこに行った?」

 

「そんなもの……お前がこの世界に来る何千年も前にどっか行っちまったよ。今考えてみれば……あの頃の俺は若かったな〜」

 

「発言がオヤジ臭いぞ?」

 

「まぁ外見なんて胡散臭いおっさんだからな? でもこっちの方が昔の姿よりも親しまれやすいんだよ。今もご贔屓にしてもらってる連中とかからな」

 

「ということは、商売はうまく行ってるわけか」

 

「まぁな? そんな事もあって情報も集まりやすい。ってな訳で、これが今回の依頼だ」

 

ゲーティアは持って来た鞄から依頼書を出して俺に渡して来た。

 

「依頼内容はいつもとほぼ変わりは無い」

 

「ほぼ? 何かあるのか?」

 

「実はこいつ……とある貴族から子供をさらって逃走している。それにこいつは1人で逃走してる訳じゃ無いらしくてな……」

 

「仲間が最低1人いる……と?」

 

「あぁ。討伐にかかった悪魔達も、奴が命乞いしている間に背後からやられちまったようでな。それで取り逃がし、今ではこの駒王町に潜伏していると情報が入った。多分ここを管轄してる魔王の妹にも情報が入ってる頃だ。ただし、仲間の情報までは届いてないだろうが」

 

「ほぉ、そこまで情報が掴めているのか。流石行商人だな」

 

「情報は行商人にとって命であり儲け話だからな。大事なものは細かい所まで調べ尽くす。それで情報提供してお金を貰う。それでまた生活しながら情報を集めて売るの繰り返しだ。ただ俺の場合は物を食わなくても生きていけるがな?」

 

ゲーティアは最後の部分を少し卑屈っぽく言う。元は悪魔でも今では人と大体同じような生活をしている。だからこそ前世では否定的に見てきた人の生活を体験したいと思っているようだ。だがこの世界に来て感じたのは話を聞く限り空腹感がないという事。食べる事がほぼ無い。人の生活の……楽しみが欠けてる。唯一という訳ではなくても、それが無いのは実に残念だったろう。

 

(でもさっき一緒に食べてなかったか?)

 

そう、実はさっき俺と俺の家族+ゲーティアで食事をしたばかりだ。しかも美味しそうに食べてたし……

 

(そこのところ聞いてみるか)

 

「でもさっき一緒に食べてたろ?」

 

「ま、まぁな。依頼主の所に行った時もたまに誘われて食べてたんだが……殆ど貴族様御用達みたいな感じで俺好みじゃなかったんだよなぁ〜。でも颯也のところの料理は美味かったな。あれ一体誰が作ったんだ? 颯也の飯も美味いとは聞くが、今日は作ってないんだろ?」

 

「あぁ、何せ俺も高校生だからな。だから当番制なんだよ」

 

「当番制? 因みに今日は誰だ?」

 

「ジャンヌさんだけど?」

 

「……まじ?」

 

「そうだな」

 

「ホントに?」

 

「あぁ、本当だ」

 

「う……嘘だよな?」

 

「嘘じゃ無い。というかなんでそんなに疑うんだよ?」

 

「いやだって……あれだぞ? オルレアンの魔女だぞ? 普通料理するの食材じゃなくてh「さっきから失礼ですね。この魔神王(笑)」い、いつからそこに⁉︎」

 

「そうですね。颯也がお前の事を性格が変わったなと言ったところからですが?」

 

「さ、最初からだと⁈ あ……ありえん……仮にも魔神王と言われた俺が颯也以外の気配を感じないとは……」

 

「私もあれから成長したという証拠よ。そう……全ては我がマスター、颯也の隣に正々堂々、何の恥じらいもなく立つため。それぐらいも出来なくてのこのこ颯也と一緒に行ける訳無いわ。それに私だけじゃなくて、颯也に着いてきた皆がそういうでしょうね」

 

「……やはり人ってのは変わるもんだな。過ちを犯し続けるだけじゃなく、こうやって誰かの為に強くなろうとする。そうしていつの間にか変わって変わり続ける……それが本来の人としての本質なんだろうな。だが俺はそれを否定してきた。一部しか見れてなかったんだな」

 

「でもゲーティアだって、この世界に来て変わったじゃないか」

 

「ま、まぁそうなんだが……」

 

「それだったらさ……もうあまり過去の事とか引きずる必要なんてないって俺は思うな」

 

「……それもそうだな。よし、じゃあこの話はもう終わりって事で、依頼話の続きと行くか!」

 

「あぁ」

 

「それじゃあ私も混ぜて貰うわね」

 

「お前は最初からいただろ⁉︎」

 

「それでも蚊帳の外みたいな感じで嫌だったわ。なので、ここからは私も付き合うわ」

 

「……勝手にどうぞ」

 

「そういえば前々から気になってて聞こうと思ってたんだが……こっちの世界でもゲーティアって名前なのか?」

 

「名前? いんや? こっちの世界ではその名前は使ってねぇよ。何せさっき魔神王の名は捨てたと言ったからな。そんで今の俺の名前は……アルヴィンって言うんだぜ」

 

「……すまん。なぁ〜んか俺の知ってる作品の登場人物の名前が出た気がするんだが? それに今のその格好もその人と同じような……」

 

「そ、そうか? 俺としちゃあ……この世界で活動できやすい名前と格好にしたんだが」

 

「裏切ったりは……しないよね?」

 

「ば、バッカかテメェ⁉︎ 俺が裏切る訳ねぇだろ⁉︎ 恩を仇で返す様な事はしねぇって……」

 

「でもその名前の人……その作品では結構裏切ってたよ? それで行商人しつつ、たまに傭兵みたいな事もやってるってこの前言ってたよね?」

 

「た、確かにたまにな?」

 

「その人も……行商人はやってなかったけど傭兵してたんだよ? しかも声も似てるし……」

 

「ま……マジかよ?」

 

「おい元魔神王(笑)……颯也を裏切ったらどうなるか……分かっていますよね?」

 

ジャンヌは睨みつけながら自分の得物をどこからか取り出してゲーティア……もといアルヴィンの首筋に突き付けた。

 

「お……おい? じょ、冗談でもキツイぞ今の状況……」

 

「冗談ではありません。本気です。それで? 颯也を裏切るのですか?」

 

「う、裏切る事前提かよ⁉︎ だから裏切らねぇって‼︎」

 

「信用できませんね……」

 

「り、理不尽だ⁉︎」

 

「まぁまぁジャンヌさん、一旦落ち着こう。ね?」

 

「そ、颯也がそう言うなら……」

 

「ふ、ふぅ……助かったぜ……ありがとなそうy「だが……」えっ?」

 

「もしそうなった場合は……俺自らが修正してやるから覚悟しとけよ?」

 

「あ……あぁ、肝に命じとく」

 

とりあえずアルヴィンさんは事なきを得た様です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数時間後……

 

「あいつ……私の時になって帰ってくるなんてふざけた真似して……」

 

「ま、まぁあっちも仕事なんだから仕方ないさ」

 

「全く……ですが颯也が助けた命であり、同時にそれを恩に感じてこの世界に来たと言う事はまぁ認めましょう」

 

「か、辛口な評価だね……」

 

「これが妥当というものです。そもそもなんですかあの姿は⁉︎ 前と比べてチャラ男じゃないですか‼︎」

 

「た、確かにそれは思うけど……」

 

「あぁ、考えただけで腹が立ちます! あんな奴に昔良い様に掌で踊らされてたのだと思うと……」

 

「ま、まぁとにかく、今は仲間同士だし昔の事はどうか水に流して欲しいな」

 

「そ、颯也が言うなら……今回はここまでにします」

 

颯也が言えばコロリと態度を変える……昔と打って変わって甘々である。

 

「……何やら私が侮辱された様な気がするのですが……」

 

「……それが本当だったら後で懲らしめておかなくちゃ」

 

後で作者はお仕置きを受けてしまう事が確定した。

 

「そんな事より颯也……今日は私が優先的に側にいられる日というのに、あまりにも構われていません。ですから……ん」

 

ジャンヌは腕を広げてその状態を保つ。それを見た颯也は、彼女なの意図が分かるとゆっくりジャンヌが広げている腕の中に入る。颯也が両腕にすっぽりと収まる範囲まで来たのを確認したジャンヌは、次の瞬間には颯也の頭を自らの胸の中へと導いた。颯也は完全にジャンヌによって抱き締められた。

 

「あぁ……あぁ……なんと心地いいのでしょう。本来私はアヴェンジャー……憎悪の炎で満たされていなければいけないのに……こうして颯也を愛でていると、そんな感情すらどこかへ行ってしまうわ」

 

「本当なら……ジャンヌにはそんな負の感情とかじゃなくて、楽しいとか嬉しいとか、そんな感情を持ってもらいたいんだけど……」

 

「あら、それは例え颯也に言われても承諾しかねます。その負の感情があってこその私……その力があればこそ、貴方を守る事が出来るのですから」

 

「そ、それは嬉しいんだけど……でもジャンヌや他の皆が傷付くのは……」

 

「それだったら私……いえ、私達も同じです。貴方に傷ついて欲しくない。これは譲れません。特に私は……初めて会った時貴方を傷付けました。でも貴方はそれに対して何も咎めない。逆に私が傷ついた時に嫌な顔せず救ってくれた。その時からなんですよ? 私が颯也を……貴方のことを愛おしく感じ始めたのは」

 

「ジャンヌ……」

 

「だから私は、貴方を傷つけようとする奴らを許さない。貴方の命は……私が命に代えても守ります!」

 

ジャンヌはそう口にしながら優しく、しかしながら力強く颯也の事を抱き締める。

 

颯也は……ジャンヌの台詞にすぐに応えようとはしなかった。ただその代わりに、ジャンヌの背中に自分の腕を回して抱き締めた。

 

「あっ……そ、颯也?」

 

それに対してジャンヌは一瞬気の抜けた声を出すが、対して颯也はそれを気にも止めず、ジャンヌの胸に頬ずりをした。

 

「うっ……んっ♡ ど、どうしたのですか颯也? いつもと打って変わってっ⁉︎ あっ♡」

 

「そう言ってくれるのが嬉しくて……だから、俺の事を大切に想ってくれるジャンヌに甘えようって思った。迷惑……だったかな?」

 

「め、迷惑なんて……そ、そんな事天と地がひっくり返ってもあり得ません‼︎ 寧ろ……もっと甘えて♡」

 

その日の夜……颯也さんはジャンヌさんに甘え、それに対してジャンヌさんはとても嬉しかったと語っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あ、あっぶねぇ〜……危うく死にかけたぞ。

「おぉ作者、生きてたか?」

そ、颯也さぁ〜ん‼︎ 聞いてくださいよ‼︎ 俺そんなに悪い事言ってないつもりだったんですけど、なんかジャンヌさんに宝具ブッパされたんですよぉ〜! 酷いと思いません⁉︎

「あぁ……それは確かに酷いなぁ〜」

でしょう⁉︎ だから颯也さんもジャンヌさんになにk「確かにお前が酷い」……えっ?

「だってそうだろ? 事情はともあれ女の子を傷付けたんだから。それに……」

「今回もジャンヌの事を侮辱したろ?」

えっ? えぇっ⁉︎ な、何の事d「ならこの物語を読み返してみろ‼︎ そこに動かぬ証拠はある」……あっ……

「と言う事だから? 覚悟……できてるだろう?」

ご……

「ご?」

ごめんなさぁ〜い‼︎

「おいコラ‼︎ 待て‼︎」

次回……作者は生きているのだろうか……

「と言う事でまた見てくれよな!」byアルヴィン
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