ハイスクールD×D 理不尽壊しのリインカーネイション 作:橆諳髃
「ちょっとぉっ⁉︎ それやった本人が言っちゃう⁉︎」
「おぉ兵藤、こんな所で会うとは珍しいな?」
「話晒逸らすなよ⁉︎ このサブタイトルは今日の俺の心の叫びなんだよ⁉︎ しかも愛護がほぼ原因だろ⁉︎」
「それを言うなら……悪魔に転生した己の不幸を呪うが良い」
「確かにそうだけど……で、でm「という事で物語の始まり始まり〜」最後まで話聞けって⁉︎」
朝にジャンヌとイチャイチャし、その後亞里沙さんといつもの様に登校したわけだが……亞里沙さんから他の女の匂いがすると言われてから既に昼休憩になっていた。そして今どこで何してるかって言われたら……
「さぁ颯也さん……私の体……触って下さいな♡」
保健室のベッドを1つ占領して亞里沙さんとイチャイチャ? する所だった。まぁこれは今日の朝亞里沙さんと約束した事でもあったし、先日の亞里沙さんに対する埋め合わせも兼ねてだ。因みに保健室の先生である祈荒さんはというと……
「私も颯也さんと供奉院さんの逢瀬を見たかったのですが……残念ながら今日に限って呼ばれているのです。まぁこの昼休憩の間は誰も入れないようにしますので、御二方はごゆるりと過ごして下さいな」
との事で……
(一教師がそんな事をしても良いのか⁈ 職権乱用にも程があると思うが……)
まぁそれに甘えてる形の俺もどうかと思うが……
そして俺の目の前には、上半身をカッターシャツだけ纏い、尚且つ前のボタンを全て開け、ベッドに仰向けに寝そべりながら俺を魅惑的な表情で誘ってくる亞里沙さんの姿があった……って
(凄く恥ずかしいっ///)
「そんなに頰を赤くして……恥ずかしいんですのね? でも心配なんていりませんわ。私も……胸の内が高鳴っていますの。今から貴方に触れられると思ったら……体が火照ってしまって……」
「っ‼︎ そう……ですよね。貴女が恥ずかしい……ですよね。それなのに率先して俺と触れ合おうとしてくれる。それに比べて俺は……」
「良いんですのよ」ダキッ
「っ⁉︎」
俺は……いつの間にやら亞里沙さんに抱きしめられていた。頭の位置は……いつもの定位置だ。しかしながらこの状況は……朝のジャンヌの時と一緒だ。相手の素肌に……体に触れているこの状況。服越しでは感じる事ができない愛しい人の温かさと安心できる匂い……それはまるで快楽物質の様に……俺の体を駆け巡る。そして駆け巡った後は……
(亞里沙さんに……触れたい)
そう思った瞬間、既に俺の手は亞里沙さんの胸に触れていた。
「んっ……そ、颯也さん?」
「亞里沙さん……俺は……貴女にもっと触れたい」
「っ‼︎ えぇ、えぇ。私も……貴方に触れられたいですわ。貴方が今朝一緒に寝たと言っていた女の人よりも優しく……そして苛烈に触れて下さいな♡」
その言葉で俺は、亞里沙さんの胸に優しく触れながら、朝したよりも長く……そして苛烈に亞里沙さんとキスをした。亞里沙さんは俺が触れたことによって、時折り可愛らしい声をあげながらも、俺を優しく抱きしめ、撫でながらキスをしてくれた。その時間が……短くも、そして長く感じた。
まぁそれよりも感じたとすれば……この時間が長かろうが短かろうがとても甘美なものだったつて事かな。ん? 何故亞里沙さんの魅惑的な声が省略されているか……だと? それは……作者に言ってくれ。正直俺ではどうにもならん案件だ。
メタ発言はそれぐらいにするとして、昼休憩が終わる5分前には祈荒さんが保健室に帰ってきていて……俺と亞里沙さんは、祈荒さんが側で恍惚とした表情で見ている事に気付かなかった。そしてこれは予想通りっていう奴もいるかもしれないが……俺と亞里沙さんが、祈荒さんが側にいたと気付いた時凄く赤面していた。
そこから時間が早く過ぎて放課後……今日は兵藤の初仕事の日だ。悪魔のチラシを配ってきて帰る……それは既にやってきた様だ。だが初めてなのか疲れが見えていたよ。で? その間俺が何をしていたか? 気になるのか? それは……いつも通り亞里沙さんに膝枕されていたが? そして頭をナデナデされながら心地良く眠っていた。いやはや亞里沙さんの膝枕+頭ナデナデは俺にとっては効果抜群だ。ホント……すぐに夢の中へ旅立てるくらいだ。
そんな所に疲れた顔して兵藤が帰ってきた。後の事は……分かるよな? まぁ結論的に言うと……
「なんで俺が汗水流してチラシを一生懸命配り回ってたのに愛護は供奉院先輩に膝枕してもらってんだよぉー⁉︎」
「オカルト研究部に所属しているのは確かだが俺は悪魔ではない=チラシ配りしなくても良いそして亞里沙さんが側にいるなら必然的にこうやって甘えるのは当然さらに俺と亞里沙さんは恋人同士だからこうしていてもなんら不思議ではないそれが兵藤がさっき言った疑問に対する答えだが?」
「そ、即答⁉︎ しかも息継ぎせず早口で答えやがった⁉︎」
全くもって五月蝿いなぁ……せっかく人がいい心地で寝ていたというのに……
(あっ……今思えばギルクラの集と兵藤って同じ人がやってたなぁ……)
でも何故にこうも性格が変わってしまうのか……やはり育ちの環境だな……
「おい? 俺の事をじっと見て一体何を考えてたの?」
「何をって……声が同じでカッコイイ系の奴でも育ちの環境でここまで性格が違うんだなぁ〜……と」
「そ、それを言うなら愛護だって供奉院先輩に変態って呼ばれて認めてたじゃねぇか⁉︎ 人の事言えねぇだろ⁉︎」
「そこを一緒にするな? 確かに認めたが、それはその人……つまり俺を愛してくれる人に対してのみだ。他の人にはそうせんさ。一方の兵藤は……無差別に部活前や部活終わり、終いには体育の時間前と後の女の子の着替えを覗くだろう? さて……同じ変態でもどちらが変態度が上か……」
「それはイッセー先輩ですね」
「こ、子猫ちゃんっ⁉︎」
「そうですわねぇ〜……確かにイッセー君の方が変態度は上じゃないかしら?」
「姫島先輩も⁉︎」
「確かに愛護君は普通に女性には紳士的だし、確かに変態度はイッセー君の方が上だね」
「き、木場まで⁉︎」
「まぁそもそも度合いを比べる時点でおかしな話だが……とりあえず兵藤が俺よりも変態だって事だな」
「な、なんか言い返す気が起きない……」
「そんな事はさておきとして、確か今日はチラシを配り終えたら仕事があったはずだろ? そっちの方には行かないのか?」
「あっ、そう言えばそうだった。それで部長、俺どうやって今日の仕事先に行けばいいですかね?」
「あら、チラシを配り終わって疲れた表情をしたと思ったら、まだ元気があるのね。いい事だわ。それで仕事と言うのは……チラシを見て、自分の願いを叶えたいと思った人……つまりは依頼人ね。その依頼人の下に私達が召喚される形で行って願いを叶えるのよ」
「しょ、召喚って……ここからワープするとかですか?」
「端的に言えばそうね。まぁ説明するよりも実際に体験した方が良いわ。朱乃、準備してちょうだい」
「分かりましたわ部長」
そして部長と姫島先輩は部屋の床に描かれた魔法陣の側に立った。そして兵藤は魔法陣の中心に立って……
「それじゃあ今から依頼人の下に転送するわね。準備は良いかしら?」
「勿論です部長! いつでもオッケーです‼︎」
「なら、そのまま動かないでちょうだい。いまからこの魔法陣に魔力を流して依頼人の下に送るから」
部長と姫島先輩が魔法陣に魔力を流すと、魔法陣が紅色の光が溢れ出す。その輝きが最高潮まで達すると魔法陣の中心に立っていた兵藤が依頼人の下に召喚される。言い換えるなら兵藤の本格的な悪魔デビューを果たす。
はずだったんだろうが……
魔法陣が光り終えてもその場には兵藤がポツンと立っていた。まぁそれは当然だ。なにせ兵藤は、悪魔が持っている魔力量が極端に少ないから……それも悪魔の幼子よりも……
「あら? おかしいわね?いつもなら普通に行けるのに……」
部長がそう言いながらも2度目のトライ……しかし兵藤はその場に立ち尽くすだけだった……ので、最終手段として兵藤は依頼人の下まで自転車をこいで行くことになった。
それを言われて兵藤はトホホ……と言いながら依頼人の下に行こうとする。その姿が可愛そうに見えた俺は……
「兵藤……そう落ち込むな。誰にだって向き不向きがある」
「うぅ〜……自分が何でも出来るからって〜……」
「何でもは俺にだってできないさ。ただ……場所さえ分かればワープぐらいは出来るがな?」
「クソーッ‼︎ そのドヤ顔やめろーっ‼︎」
「まぁまぁ。その代わりに兵藤、君を依頼主の近くまで送ってあげよう」
「……えっ?」
「どうしたそんなとぼけた顔して? 信じられないか?」
「い、いやさ……オカルト研究部に入ってから愛護が変わったように見えてさ……俺も愛護も昨日入ったばかりだけど……」
「変わった? まぁ……いつもの俺は猫被ってる感じだからな」
「えっ⁉︎ そこ普通に告白するところか⁉︎」
「こんな所で隠しても何もならないだろう? 他の子がいる教室ではあるまいし、それにここは普通の人ではない所の集まりだろう? なら性格を隠した所でいずれバレるさ。まぁ日常生活の中では今の態度は見せないけど」
「でも愛護って外見上普通の人だろ?」
「それだったらここにいる外見は皆も一緒だ。それでだ。話は脱線したけど、今からトホホと思いながら依頼主の下に行く兵藤を見てられないから、ここは俺が1つ兵藤を送ろうって話なんだが……どうする?」
「た、確かに行きは愛護任せだから良いとしても、帰りは「そこは心配するな。依頼が終わる頃を見計らって自転車を近くに転送しておくから」ま、マジ? そ、それなら愛護に頼もうかな……」
「よし。じゃあ少し準備するから待ってろよ?」
side 兵藤
魔法陣で依頼人の所まで行けず、あまつさえ魔力も悪魔の幼子以下と聞かされた後に自転車で向かってた言われ、悲嘆にくれながら部室を後にしようとしたけど、そこで愛護が自分が送り届けようと言い出した。
オカルト研究部に入った愛護はなんか遠慮がなくなったと言うか……特に俺に対して惚けた様なふざけた様な……ともかくいつもの学校生活では見せない顔をし始めて、俺としてもなんか調子狂うけど、でも俺を依頼人の下まで転送してあげようと言われた時は、いつもの愛護だなと思った。
(まぁその本人はいつも猫被ってるってさっき躊躇いなく言ってたけど……)
それで準備するから待ってろよって言われたからその様子を見てたんだ。まず愛護がしたことは、部屋の窓を開け放ったことだ。それかr「よし、これで準備完了っと。兵藤、こっちに」えっ? もう終わったの?
「なにぼぉーっとしてる? 早く来い」
ま、まぁ準備が終わったんだったらそれで良いかな? それで俺は愛護の所へ行って……
「よし、じゃあこの窓の前に立つんだ」
「えっ? こう?」
「そうそう。それで……」
(愛護は俺の襟を持って俺を持ち上げて……ん? どうして?)
俺がそう疑問の思考に追いやられた時……
「吹き飛べ兵藤ーーーっ‼︎」
「へっ? っ⁉︎ ギヤァァァァッッッッ……‼︎」キラーンッ‼︎
「ふぅ……これで今までに兵藤が行ってきたであろう亞里沙さん達に対する覗きの粛清が100分の1終わったかな?」
颯也さんは過去に対する出来事を結構根に持つタイプでした。
(((あれで100分の1って……)))
「あらあらまぁまぁ、愛護君は意外とワイルドですわねぇ〜」
因みに亞里沙さんと姫島さん以外は颯也のその発言と行動を聞いて同じ事を思った様です。
それで亞里沙さんはと言うと……
「もぅ颯也さん、友達に対しての乱暴はあまりよろしくなくてと思いますわ」
「ご、ごめんなさい……以後抑えます……」
「ふふっ、素直に謝って下さいましたね。偉いですわ! ヨシヨシ♡」ナデナデ
(あ、甘っ⁉︎ 誰かコーヒーをくれないかしら……)
「パクパクパクパク……」
「は、ハハハ……」
「あらあらうふふ、目の前で見せつけてくれるとなんだか嫉妬心が湧きますわねぇ〜」
兵藤が颯也さんに飛ばされた(物理的に)後の部室の雰囲気は、若干の甘々展開が変な空間を作り出していた。
side out
兵藤が依頼から帰って来た。その開口一番が……
「俺あと少しで死ぬ所だったよぉーっ⁉︎」
いや、死んでないなら良いじゃん?
「その一言で済ませるなよぉっ⁉︎」
えっ? 俺の心情分かるの?
「なんか分かるよ‼︎」
「えっ? こわっ……」
「こっちが怖かったわ‼︎ 飛ばされて地面に頭から突き刺さるところだったよ‼︎」
「おいおい……俺がそこまで考えないとでも? ちゃんと目的地に着いたらちゃんと地面スレスレで止まる術式はかけておいたぞ?」
「それが怖かったんだよ⁉︎」
「誠意で送ったのに君はワガママだなぁ〜」
「なら最初からちゃんと送れよ‼︎」
「ちゃんと送っただろ? 依頼主の所に飛ばして」
「それ物理的だから⁉︎……はぁ、はぁ……あれ? なんか前にも似た様な事が……」
「まぁそうこんを詰めず考え過ぎるなって。じゃないと若くして禿げるよ?」
「誰のせいだと思ってんだコンチクショーッ‼︎」
「君の魔力が幼子よりも劣るからだろ?」
「……なんかそう言われると返す言葉が無い」
「まぁまぁ気にするな。君はまだ若いんだから」
「それを言ったら愛護だって若いよね? 俺と同年代だよね?」
「そうだが? だが経験の差は違う」
「えっ? それって……」
「さて、もうそろそろ時間かな。亞里沙さん、一緒に帰ろう?」
「えぇ、宜しくてよ。それでは私達はお先に失礼しますわ」
「また明日、宜しくお願いします。じゃあさよなら」
「えぇ。気を付けて帰ってね」
そう部長に挨拶されて俺はいつもの様に亞里沙さんと一緒に下校する。
そんな感じで颯也さんの学校生活は今日も終わりを告げます。
おまけ
「もぅ……最近私の出番が無いと思うんだけど?」
「まぁまぁ、ちょっとタイミングが悪いだけだよきっと」
「ホントぉ〜?」
「多分そうだと思う。でもそれで不満ならさ、今日はエレナが思うままにして良いから。というか、そういう決まりだし」
「そ、そうよね……うん。分かったわ。なら颯くん……私を膝に乗せて抱き締めてくれるかしら?」
「うん、良いよ」
そして颯也はエレナを自分の膝に乗せて後ろから優しくエレナを抱き締めた。
「うふふ♡ 颯くん温かい……」
「それを言うならエレナもとても温かいよ。じゃあ今日も遅いからそろそろ寝ようか?」
「えぇ、そうしましょう。なら今度は私が颯くんを抱きしめて寝るから、いっぱい……甘えてね?」
「うん、ならいっぱい甘えるよ」
「えぇ、えぇ、素直な颯くんはとても可愛いわ♡ んっ……はむっ……」
こうして颯也さんの1日は最後も甘美に終わり、エレナさんはエレナさんで颯也さんの事を我が子の様にめいいっぱい甘えさせたと言います。
あぁ……fgo書きたい……
「おいおい……また追加したらまた火の車だぞ?」
そんなの元からだよぉっ‼︎ もぅなんでこんなに書きたいのが多いいんだよぉ〜……
「……それはもう……仕方ないだろ? まぁでもこの作品結構続いてるし、取り敢えずアニメの一期までは終わらせような?」
はぁ〜い……頑張りまーす……
「いよいよ作者が限界になりつつあるか……だ、だが読者の皆さん! どうかこれからも楽しみにして待って欲しい‼︎ という事でまた次回会おう!」