ハイスクールD×D 理不尽壊しのリインカーネイション 作:橆諳髃
今回は物凄く無理やり要素を入れこんでしまったので、これまでのストーリー構成上を考えると展開とかが読みにくい作品となってしまうかもしれませんが、これで上手くいかなければ後で大幅な方向転換を致しますので、何卒宜しくお願い致します!
それではどうぞ!
翌朝……俺はいつもの時間に目を覚ました。目の前には昨日俺の家に泊まった亞里沙さんが可愛らしい寝息を立てていた。
それを見た俺は……ついつい彼女の頭を撫でる。この状況でも亞里沙さんに抱きつかれている状況ではあるが、それでも俺の事を配慮してくれているのか、少し力を入れたら抱き着きを解きやすいようだった。
(まぁいちいち解くことなんてしないけど)
だからそのままの状態で彼女の頭を撫でた。凄くサラサラで触り心地が良い……いつまでも撫でていたい程だ。
亞里沙さんは、撫でられている事が気持ちいいのか、目を猫のように細めて少し抱き着きを強くしてきた。本当に可愛い……
(……いつも俺を撫でている皆はこんな気持ちなのか)
そこでようやく分かった気がした。俺を好いている子達が俺の頭を撫でている気持ちが……まぁ俺も俺で撫でられて凄く気持ち良かったしそうやって撫でられるのが好きだが。
side 亞里沙
(颯也さんが……颯也さんが私の事を撫でてくれている♡)
少し前には起きていたのですが、それよりも早く颯也さんが起きていたので、様子を伺っておりましたの。抱き着きの方は弱めに、颯也さんがいつでもベットから起き上がれるようにして……本当は名残惜しいのですけど、颯也さんにもやる事があると思うとそれは我儘に思えたのですわ。だから抱き着きを弱めていたのですが……
(まさか……まさか颯也さんが私の頭を撫でてくれるなんて♡)
これは少し我儘になっても……誰も文句なんて言いませんわよね?
それから亞里沙さんは、颯也さんに撫でられるがままになっていたようです……
side out
亞里沙を暫く撫でていた颯也だが、それは亞里沙が覚醒しておはようというまで続いた。見られた時は照れていたが、その隙をついて亞里沙は颯也を抱きしめて颯也を撫で返した。
「ふふっ……やっぱり颯也さんをこうして撫でていると……心が安らぎますわね」
「そ、そうなんですか?」
「えぇ、そうなんですの。だからもう少し……こうさせて貰えないかしら?」
「……えぇ、良いですよ」
そんな甘々空間が数十分続いたと言います……
それから少し時間が経って、居間に皆が集まった。そして何かしらの準備をしていた。本来ならば私服なのだが、颯也と亞里沙以外はサーヴァントとしての格好となっていた。
「にしてもこのタイミングであの憎たらしい神のところに集まるという事は……やっぱり昨日の件についてよね」
「そうでしょうね。アルヴィンが急に来て真剣な表情で伝えに来るくらいだもの」
「ねぇ、私少しも状況を飲み込めてないんだけど……」
「確か武蔵殿は昨日来てすぐ眠ってましたから、正直状況が飲み込めないのも理解できまする。まぁ当機もこのような形で行くのは初めてでござりまするが」
「簡単に言ってしまうと、颯也さんが昨日対処した者と、それに連なる者達を抑制するために本格的に動く、という事ですね。今回はそのための招集と聞いています」
「へぇ〜、なるほどね〜。まぁ簡単に言ったら、颯也ちゃんの邪魔する存在を片っ端から斬って斬りまくれば良いってことよね!」
「颯也の邪魔する者……我が葬る」
「そ、それは極端な話になってますよ武蔵さん? 後オーフィスちゃんもそんな怖い事言わないで? ね?」
「まぁ昨日入ったばかりの若干脳筋寄りの話は放っておくとして……ふむ、まさか余がこの小国の神に顎で使われる日が来ようとは、いや中々に颯也と共にいると飽きんな!」
「全く、このファラオときたらいつも直ぐに調子に乗るな」
「ほぉ……何か言ったか? アマゾネスの女王よ」
「いや、ただ単にいつもテンション上がっていてうるさいなと」
「ふん! そう言う貴様こそ、心の奥底では昂ぶっているのだろう? 漸くまともな戦ができるとな?」
「確かにそれは否定しない。ただ颯也が望むと言うのなら、私はいついかなる時でも颯也の矛となり盾となろう」
「フフ、フハハハ! 流石はアマゾネスの女王と言ったところか」
「それにしても麗花さん達遅いですね。後もう少しで集合時間を過ぎてしまいますが……」
ニトクリスがそう言うと、そのタイミングを待っていたのかとばかりに居間の床に魔法陣が展開され、麗花達が現れる。
「ごめんなさい! 少し準備に手間取ってしまって……」
「全く、ガエリオがフィアンセと中々離れないからだぞ?」
「その言葉、そっくりそのまま返させてもらうぞマクギリス?」
「もう、2人ともこんな時に言い争いはやめて下さい!」
「はぁ……いつもこんな調子でごめんなさいね?」
「いや、俺は慣れてるし構わないよ。それで後はアルヴィンだけだけど……」
「おぉ、呼んだか?」
「……アンタいつからそこにいるのよ? それと不法侵入で串刺しにして焼き尽くすわよ?」
「ちょっ⁉︎ それ洒落にならねぇから勘弁してくれ⁉︎」
「なら堂々と玄関から入って来なさい。インターホン押してね?」
「何でいつもこう会った拍子に突っかかられるんだ……」
「何か言った?」
「いぃえぇ何もぉ?」
「チッ……まぁ颯也の前だから勘弁してあげるわ。颯也に感謝することね」
「へいへい、颯也様様様ですよー」
「さて、これで全員揃ったな。それじゃあ行くとしよう」
そして颯也達は、まるでその場からいなかったかのようにどこかへと転送された。
「待っていましたよ颯也」
「はい。ご無沙汰しています神様」
そこは天上の世界……神々が住まう土地とされてはいる。そして颯也達が今いる場所……それは日本神話に所属する者達が集う所である。
「それにしても、まさか俺の事を転生させてくれた神様がこの世界の神様だったなんて、初めて呼ばれるまでは知りませんでしたよ」
「ふふっ、そうですね。初めて私の正体を明かした時の貴方の驚き様も面白かったですし。まぁ雑談は一体ここまでにしておくとしまして……今回集まっていただいてありがとうございます。日本神話の代表としてこの天照、感謝致します」
「そして今回集まって頂いたのは他でもない先日の件……私達日本神話に属するとある神が禁じ手を使った事です。その事で今を生きる人々に多大なるご迷惑をかけてしまいました。その神は今も所在が掴めていませんが、私達日本神話の誇りにかけて……いえ、この世界に生きる人々達がこれ以上犠牲にならない様にしていかなければなりません」
「そこで颯也、貴方には今回から本格的に動いてもらいたいのです。私達日本神話の代表として、現3大勢力と諸勢力と協力してこの世界の平和を守る為の架け橋となって欲しいのです。今まで私達は3大勢力の動きや、諸勢力との協力体制を引いたりなどをして来ましたが……それを快く思わない者達がいるのもまた事実」
「だから貴方には、日本神話の親善大使として各勢力との架け橋となってもらい、出来うる限り勢力の中に私達が探している神、または今の体制を快く思っていない神々が接触、または協力体制を敷いている者達がいないかを探って貰いたいのです」
なるほど、つまるところ表向きは親善大使として各勢力との接触、そこからスパイ活動をしろと言うものか。
「分かりました。この愛護颯也……神様から賜ったその頼み事、謹んで受けさせて頂きます」
「ありがとうございます。ですが無理はなさらないで下さい。貴方は今は学生の身……私としても貴方が引き受けてくれることは嬉しいのですが、まずは今の生活を楽しむ事を第一に考えて下さい」
「えぇ、それは勿論ですよ。第一に青春を楽しむ事、第二に今回の頼み事とさせてもらいますよ」
「はい、そのようにした下さい。それと……やり方は非道な事で無い限り貴方にお任せします」
そこで天照からの話は終わり、颯也達は家へと戻された。
「はぁ〜……本当に颯也はお人好しなんだから。別にあんな面倒な事引き受けなくても良かったじゃない?」
「でも、俺はあの人のおかげでここにいる事も事実だし、恩返ししないと流石にね」
「全く……まぁ良いわ。私は貴方に一生付いて行くって決めたから」
「そう言ってくれて助かるよ」
「さて、それよりも最初の方針ではあるが……」
「あら、そんなの決まっているじゃない……まずは堕天使トップに今回の事を忠告するのよ。今回の事をまた犯したらただじゃおかないって」
「それはそれで過激だと思いますけど……」
「いや、今回はその手で行こう」
「颯也、無理してない?」
「無理してないさ。今回は下を御しきれなかった上にも責任があるんだから。悪い事はちゃんと悪いって思わせないと、また被害者が出る」
「えぇ、颯也さんの言う通りですわ。私達悪魔の中にも繋がっているものがいるかもしれませんから」
「そうね。というか今更なんだけど……何でアンタまでちゃっかりここにいんのよ⁉︎」
「えっ、そんなの決まっておりますわ。颯也さんをお手伝いするためですの」
「ハァ⁉︎ アンタ自分が何言ってるか分かってる⁉︎ 今の環境を全て捨てるってことよ⁉︎」
「今の地位とか環境とか、正直どうでも良いですわ。私はただ、颯也さんと一緒にいたいだけですもの。そこにどんな障害があっても乗り越えてみせますわ!」
「……ホント、何で颯也の周りにはこう、颯也のためになると歯止めの効かないやつが多いのかしら?」
「あら、それだったらジャンヌだって昨日颯くんを化け物呼ばわりした奴にお仕置きしてたでしょ?」
「ばっ、それは颯也の前で言わない約束でしょ⁉︎」
「えっ? 俺が何だって?」
「な、何でもないわよ⁉︎ 本当に何でもないから! それより、時間も時間だし早く堕天使の親玉をとっちめに行きましょう‼︎」
「あ、あぁ」
それから颯也はすぐさま準備をしてアポ無しで堕天使総督であるアザゼルの元を訪れて今回の事を深く
アポ無しで突撃されたアザゼル回
「なっ⁉︎ お前ら急に現れて一体何者だ⁉︎」
「ふんっ! 本来アンタなんかに名乗るほどでもないけど、まぁ名乗っておくわ! 私の名前はジャンヌ・ダルク・オルタ……まぁ名前だけ聞けば分かるでしょう?」
「なっ……ま、マジかよ……英仏百年戦争に出てきた乙女の末裔とでもいうのか⁉︎」
「いえ、本物よ? ただ……生前よりもかなり憎悪を背負ってるけど。まぁ私の事は二の次で良いわ。本来の目的は我らが主人を紹介するためなのだから」
「主人……だと?」
「えぇ。それじゃあ……もう姿を現しても良いわよ」
『アポイント無しで今回訪れてしまって申し訳ない……』
「なっ⁉︎」
(い、いつのまに俺の背後に……こいつ只者じゃあねぇ!)
『お初にお目にかかる。私の名はアンフェア・ブレーカー。理不尽を壊すものだ』
「あ、アンフェア・ブレーカーだと⁉︎」
『えぇ、多分貴方が思っている通りのですが……なので先の二天龍に介入した事も昨日の様に思い出せますよ』
「ほ、本人だと⁉︎ 子孫ではなく……」
『その通り。そして今回は日本神話の代表として、あなたに忠告をしにきました』
「ちゅ、忠告……」
『多分察しているでしょうが……罪なき人々をあなたの部下が殺してしまった。それも何回も……今回は我々で対処させて頂きましたが、次この様なことがあれば覚悟する様に……では、またいずれ会いましょう』
アンフェア・ブレーカーとその仲間(殆ど仮面をつけており、素性は名乗り上げたジャンヌ以外分からない)は最初からいなかったかの様にその場から消えた。
(あの圧……聖書の神以上だった……)
アザゼルさんは颯也さん達が去った後にそう思ったと言います……