ハイスクールD×D 理不尽壊しのリインカーネイション   作:橆諳髃

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連日投稿します! さて、今回はバトルシーンが入る予定です。(そのシーンが上手く書けるとは言っていない)

さて、どんな物語になるのか……。

それではどうぞ‼︎


6話 〜罪の王の世界〜 人を殺めるというのなら、自分も死ぬ覚悟はできているんだろうな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恙神涯という人物と会ってはや数日……俺は変わりなく、俺の元へと来る患者達を治していた。その中には、1度見た患者もいるのだが、俺にとっては関係ない。本当に助けを求めているのならば治す。ただそれだけである。

 

そういえば、俺はこの世界に来てまだ1度も情報収集をしてなかったな……。忙し過ぎたというのもあるけど、まぁ今からでも遅くは無いだろう。

 

早速俺はこの世界で普及している端末を開き、情報を収集する。えっ? いつからそんなものを持っていたかだって? この世界に来た最初の時だな。あそこで軍人達の持っている端末を見かけたからこそ、俺もそれに合わせた。じゃないと涯に連絡先は渡していない。

 

さてさてそれはともかくとして、今の世界で話題になっているのは〜……。

 

(おぉ、EGOISTの楪いのりさんじゃねぇか! この曲好きなんだよなぁ‼︎)

 

と少しだけ脳内ではしゃぐ。いやいや、今はしゃぐのは置いといて、情報収集情報収集っと。

 

それで手っ取り早く、人気ワードで調べてみる。すると……。

 

「な、なんだと……」

 

俺にとっては思いもよらない結果になってしまった……。確かに1位は、俺の予想した通りEGOIST関連だった。それはまだ良い。だが問題は2番目だ。俺にとってはもう唖然とした。だってさ……EGOISTの次に人気のワードが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神の使者だぜ? おいおい、何でこんなに人気のワードに挙げられているんだ? ふざけているにも程がある! いや待て……もしかしたら、俺が知っている物語上ではそんなワードが出なかっただけで、本来なら隠し要素で出ていたという線もある。

 

(そうか! それなら納得がいく‼︎ いくら何でも俺に関連する事が公共の電波に乗るはずが無いだろ‼︎ そうだ! きっとそうに違いない‼︎ 中身だって、俺がいつの間にか言われている神の使者の事じゃあ……)

 

【アポカリプスウイルスに感染した人達が、ある医者によって健康体に! 複数名が助けられており、皆口々に神からの使者だと言っている。現在複数のテレビ局の方でも、その医者に関する情報を募っているが、中々新情報を得られず、最終手段としては取材陣が万全の服装を準備してアポカリプスウイルスに感染した人が多く住むと言われるスラムの方に……】

 

「……はぁ、やっぱり俺の事か。まぁ……もし名前が知られても素性さえ隠し通せれば問題ないし……」

 

俺は意気消沈になりかけながらも、俺の元に来る患者達の相手をした。

 

まぁそんなこんなで今日も変わらない1日を過ごしていた所……。

 

『神の使者よ! ここにいる事は分かっている。武器の類は持たずにこちらに投降せよ‼︎』

 

この声質は、エンドレイヴを通しての声だな。という事は、周囲に何体かいるらしい。やれやれ、こちとらこの世界の終末を変えたいだけだというのに……。

 

そう思いながら俺は、“武器”を何も持たずに姿を現した。

 

『現れたな! 今日こそは大人しく我々について来てもらうぞ』

 

「毎回毎回あんたらも懲りないな……。何回俺の周りを囲っても逃げられるというのに、今回もまたか……」

 

『ふん! 貴様がそうやって余裕をこいているのも今の内だ‼︎ 我々にはこれがあるからな‼︎』

 

そう言って一体のエンドレイヴが左腕を掲げた。そこには……。

 

「誰か……誰か助けて‼︎」

 

『ふははは! お前はこれで逃げられない! 何せ神の使者様だからな‼︎ ここで逃げたらお前の患者っ⁉︎』

 

颯也は、エンドレイヴが突き出す腕から少女を解放した。解放された少女も、いつの間に自分がエンドレイヴの手から抜け出したのか理解できていなかったようだ。ただ違っていたのは、エンドレイヴという冷たい機械の腕の中にいたのではなく、皆が神の使者と呼んでいる優しくて暖かい医者の腕に包まれていた事だ。

 

「怪我とかは……してなさそうだね。良かったよ。君に怪我が無くて」

 

「えっ? あっ! その……ありがとうございます……」

 

「なに、当然の事をしたまでだよ。さぁ、ここにいちゃ危険だから、安全な……といっても囲まれてるんだったね。ならこうしよう」

 

安全な所と言っても、ここは包囲されている。逃げるという選択肢をとっても、この少女が包囲網を突破するなんてまずあり得ない。万が一に突破できたとしても、相手は軍人だ。すぐに捕まってしまうのがオチだ。だからこそ!

 

「かの者を一切の災厄から守れ! バリアー‼︎」

 

颯也が呪文を唱える。すると、少女から半径10m圏内が透明な半球に覆われた。

 

「この中なら、どんな攻撃や衝撃からも守ってくれるよ。まぁ、俺はもう君を怖がらせるような体験はさせるつもりなんてない。いわばお守りみたいなものだから、君は目をつぶって耳を塞いでおいで」

 

「う、うん!」

 

颯也の言った通り、少女は目をつぶり耳を手で塞いでしゃがみ込んだ。

 

「さて……この子にはもう危害は加わらないとして……」

 

ここで颯也の声音が変わる。先程までは少女を安心させるために優しい口調をとっていた。だが今は……。

 

「テメェら……自分で何したか分かっているよな?」

 

軍人達に向き直ると同時に、その声音は全く違うものになっていた。その声は、苛立ちと怒気を孕み、そして殺気までもその声音に乗せていた。

 

「こんな年端もいかぬ幼気な子供を狙うとは……貴様らはそれでも誇り高き軍人か‼︎」

 

その言葉に、エンドレイヴ達は怯む。

 

「……もぅいい。貴様らがこんな外道な方法を取らないうちは、手を出さずに穏便に済ましていた。俺が貴様らがいつ現れたとしても返り討ちに出来るのに、俺は“わざと”攻撃手段を持たないふりして逃げ回っていたんだ。それなのに……俺の目の前で、あろう事か子供の命を人質にして外道を働いたんだ。それで用済みになったらその子も殺めるつもりだったんだろ? それならさ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

貴様らもここに出てきた時点で死ぬ覚悟があるって事だろう? 誰かを殺めるという事はそういう事だ。だから、ここで死んだとしても文句なんて言わないよなぁ‼︎」

 

颯也がエンドレイヴ達に吐き捨てるように言う。それと同時に颯也は手元にある物を出現させた。それは……いつか見たような、白い鞘に納まる日本刀だった。それを颯也はゆっくりと抜き放つ。

 

『なっ、何をしている‼︎ 撃て! 撃てぇ‼︎』

 

指揮官の声にやっと我に返ったエンドレイヴ達は、攻撃を仕掛ける。それは、右手に持っていた大口径の銃であったり、装備されたミサイル等で颯也を攻撃した。その攻撃が音速で颯也に迫り来る。しかし狙われている当の本人は……。

 

「遅い……」

 

エンドレイヴ達の前から一瞬で姿を消したかと思うと、また目の前に姿を現す。しかしそれはエンドレイヴ達から僅か2m程離れた所だった。そして颯也の後ろに転がっていたものは……。

 

『なっ……なんだと⁉︎』

 

エンドレイヴ達が見た光景……それは、自分たちがした攻撃が鋭利な刃物で斬り裂かれ、そして無残にもただの鉄塊になりさがったものだった。そしてミサイルですら、外装から火薬まで何もかも斬り裂かれていた。

 

「さて……今度は貴様らの番だ」

 

次に颯也が目に写したのは、目の前のエンドレイヴ達だった。そしてまたしても颯也はその場から消え去る。それと同時に……。

 

『ギャアッ⁉︎』 『グハッ……』 『な、何が起こっ⁉︎』

 

その場に響くのはエンドレイヴを操る軍人達の悲鳴のみだった。だがその悲鳴は……虚しくもその場に響くのみで、悲鳴をあげるだけ無駄であった。

 

それから僅か数分後……その場には、颯也と颯也が助けた少女がいた。そして、颯也が斬ったエンドレイヴの残骸が辺りに横たわっていた。

 

「さぁ、もう大丈夫だよ。目を開けてごらん」

 

言われた通りに少女は目を開いた。その目で今の現状を理解した少女は、颯也に向いて笑顔でお礼を言った。

 

お礼を言われた颯也は、少し照れる様子を見せながらも、少女に自分の居場所に帰るように促す。少女は言われた通りに、その場から走って去って行った。勿論、颯也はこの辺りの危険はもう無いと確認した上でそう言った。

 

(ここにはもう軍人達の反応は無い。少女は無事に帰れるだろう。だが問題なのは、俺の真上にある長距離兵器だよな)

 

颯也は上を見上げる。だがそこには晴れ渡った青い空の一面しかない。しかしその瞳はちゃんと捉えていた。

 

「確かルーカサイト……だったかな? 全くもって、何処からでも撃てるから凄いもんだが……そんなの……俺でも出来る」

 

俺がそう言うと、青い空が少し白く輝く。すると、空から一筋の光線が颯也の直上に降り注いできた。

 

「なるほど……俺がそちらに来ないから、いっその事この土地ごと抹消しようって魂胆かな? それにしても、そんな事したらここに倒れてる奴らも死ぬぞ?」

 

俺は、先程斬り伏せたエンドレイヴを横目に見る。確かにエンドレイヴは倒れているが、どこか破損したわけじゃない。五体満足の状態だ。何故壊れていないのか? それは、俺がエンドレイヴを操るもの達の意識と戦意を“斬った”からだ。俺は無闇に人殺しはしない。だが、前もどこかで言っただろうが、非道を働くものにはそれなりの処罰を与えると。それが俺のやり方だ。だからこそエンドレイヴを操っていた奴らに、命に別条はない。ただ、まだ繋がっている状態だとしたら、この場にいる事は最悪死に繋がる。なにせ上からルーカサイトの攻撃が迫っているからな。場合によってはショック死してしまう。まっ、こいつらは死ぬ覚悟ができているから戦場に出ているんだろうが? だからこいつらがどこでどう死んでしまおうと、俺には無関係だ。だが……。

 

「俺の前で殺す真似はさせねぇよ?」

 

俺は先程の日本刀を呼び寄せ、ルーカサイトから放たれる光線にまっすぐに向かう。そして……。

 

「はぁぁぁぁっ‼︎」

 

タイミングよく日本刀を振るう。それも光線が続くまで。日本刀を振るうたびに、刃が光線を斬り裂いてただの粒子に変える。そして光線が途切れた。

 

「光線も途絶えたし、それに、何発も連続して撃てねぇはずだ。何しろあんな長々と撃ってたんだからな。1度は冷却時間が挟む。まぁ……」

 

そう言いながら颯也は日本刀を収め、今度は黒光りする長い獲物を取り出す。それはまさしく、スナイパーライフルに他ならなかった。だがこれはただの銃では無かった。

 

「こいつの最大射程は、魔改造を施して大体6億Kmぐらいか。修行した空間ではその倍くらい広かったから、せめて対抗しようと魔改造したが……まさかここで役に立つとは思わなかったよ」

 

そう、あの空間は歩いても歩いても何もなかった。神様に修行を手伝ってもらいはしたが、長距離武器を練習するときに限って敵の影も形も見当たらなかった。だから、神様からもらった恩恵を魔改造を施して今のレベルまで上げた。もっとも滅茶苦茶な話だという事は……俺にも分かっているがな。

 

俺はスナイパーライフルのスコープの倍率を1段階上げる。このままでも普通に攻撃できるが、まぁ保険というやつだ。倍率をあげると、そこにははっきりとルーカサイトが写っていた。

 

上空から地上に自由落下をしている状態でスナイパーライフルを構えている。そんなんで当たるのかと思っているんだろうが、こんな状態でも射撃訓練は何回もしている。この程度の距離なら既に百発百中だ。後言い忘れたが……。

 

「このスナイパーライフルもビーム兵器なんだよねぇ。それと同じでさ」

 

あちらは、このスナイパーライフルが実弾式だと思っているんだろう。なにせ見た目は何処にでもありそうな外装だからな。それはルーカサイトに備わっている遠距離カメラを通じて、軍人達の目にもそう見えているだろう。だからといって実弾式とは誰も言ってないがな。

 

俺は引き金を引く。すると銃口からピンク色をしたビームが、空にまっすぐと伸びていった。俺は引き続きスコープでそのビームの行方を見る。見た時、ビームは丁度ルーカサイトの光線発射口にまっすぐと吸い込まれ、そしてルーカサイトは盛大に爆発した。その時に生じたルーカサイトの破片は地球の重力に呑まれて落下してくるが、その前に摩擦で燃え尽きるだろう。

 

「ふぅ……これで宙を漂う殲滅兵器が2つか。すぐに壊しても良いが……、それだと俺だけタダ働きになった様でしっくりとこないし……後は葬儀社に任せるかな」

 

後日、衛星軌道上を漂っていたルーカサイトの1機が地上からの攻撃を受けて爆散したとニュースで取り上げられた。これに対しGHQは、日本で活動するテロ組織、葬儀社がやった事としてその場を一旦収めるが、葬儀社のリーダーである恙神涯はこれを逆手に取り、盛大に我々の仕業だと公表した。




後半部分がいかにも話が噛み合ってない様な……それにオリ主は1機のルーカサイトを撃破してしまいました。後矛盾点が所々あるんじゃないかと、私自身思っていますね……。

それに早くハイスクールD×Dに入りたい……。
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