インフィニット・ストラトス 亡国の一夏   作:OLAP

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VTシステムは原作と違い強化されていると思います。
あと、文書かわ読みにくいです。


VSVTシステム 前編

〜アリーナ〜

「何なんだよこれは……」

 

   織斑百春は今自分がおかれている状況に混乱してた。ラウラのISが倒されたと思ったら突如として姿を変えたり、正体不明のISが空から降りて来たりして訳がわからなかった。

 

「ねえ、君は一体何者なんだい?」

 

    百春は謎のISのパイロットに問いかける。

 

「貴様に話すことなど今はない。大人しく、向こうでおどおどしているポニーテール女をピットまで運べ、邪魔になる」

 

    パイロットはボイスチェンジャーを使って機械的な声をだす。

 

「わかった、君の正体は気になるけど、まずは安全第一だ」

 

そう言うと百春とデュノアは箒のところまで行き、箒を抱きかかえるとピットまで飛んで行った。

 

百春とデュノアがピットにはいるのと同時に観客席のシャッターが閉じられた。

 

(学園に潜入している奴らがシャッターを下ろしてくれたのか、それにしても凄い様だな)

 

ゼロがVTシステムを発動したシュバルツェア・レーゲンを見ると、その姿はすでにレーゲンだった頃の面影はなく、普通のISよりも大きく、その姿はかつて織斑千冬が搭乗していた機体、暮桜にそっくりだった。

 

「ゼロ、聞こえる?」

 

突然、エムから連絡が来た。

 

「どうした、エム?」

 

「私はこれからどうすればいいの?」

 

「そのまま待機していろ。俺が撤退するまで絶対に手を出すな」

 

「……わかった、頑張ってね兄さん」

 

「わかった」

 

エムとの連絡を終えるとゼロはゼットセイバーをコールし、VTシステムへと向き直る。

 

 

「「…………」」

 

ゼロとVTシステム、両者は無言で武器を構える。

 

「っ!」

 

    刹那、ゼロは瞬時加速を使い、VTシステムとの距離を詰める。VTシステムがゼロに向かって右手の泥で作られた剣を振るうがゼロによって剣を切られ、ガラ空きになった腹をゼットセイバーで縦一文字にきる。斬られた腹からラウラの顔が見える。

 

    ゼロは急いでラウラを救出しようとするが

 

「っ!」

 

黒い泥によってゼロに斬られた部分が再生される。再生された剣をVTシステムがゼロに向かって振るう。ゼロは咄嗟に距離を取り、この一撃を躱す。

 

 

(どうなっていやがる、確か資料によると、VTシステムに再生機能はなかったはずだぞ、それなのに何故奴の剣と腹が再生したんだ)

 

    ゼロがそのような事を考えていると、VTシステムはこちらに左手を向ける。すると、突然VTシステムの左腕が伸びる。

 

「なにっ!」

 

突然の事に驚くゼロ。

 

しかし、瞬時加速を使い腕を躱す。躱された腕ら勢いそのままに壁に突き刺さる。

 

(あんな能力はサイレント・ゼフィルスのVTシステムには搭載されていなかったぞ、もしかするとラウラとVTシステムの相性が良かったから、こんな事が出来ているのか?)

 

突き刺さった腕を元の長さに戻したVTシステムはこちらを向く。すると、VTシステムの両肩付近に浮いている肩アーマーの形が変形し、機関銃の様な形になる。

 

「やばい!」

 

ゼロが叫ぶのとほぼ同時に機関銃から泥が放たれる。何発かは当たってしまったが、大半をブーメランシールドで防ぐ。機関銃からの弾丸の雨が止むと、VTシステムは再び左腕を伸ばした。ゼロは腕をブーメランシールドを投げ切り裂く。

 

「コロォス!」

 

腕を切り裂かれたVTシステムがゼロに対して叫ぶ。VTシステムは高速で移動し、ゼロに接近する。

 

「やれるもんなら、やってみろや!」

 

ゼロはバスターショットとチェーンロッドをコールする。振り降ろされるVTシステムの剣にチェーンロッドを巻き付け、剣の軌道をずらす。

 

「ガァア!」

 

叫ぶVTシステムの腹にゼロはバスターショットを突きつけ最大威力までチャージし放つ。衝撃で倒れこむVTシステム。

 

「まだまだ!」

 

ゼロはチェーンロッドを収縮し、VTシステムの上にのしかかりバスターショットを連射する。

 

「オォ!」

 

VTシステムは左手でゼロを掴むと、腕を伸ばしゼロを壁に叩きつける。叩きつけられた衝撃で少しだけ壁にめり込む。

 

VTシステムは立ち上がり、両肩のアーマーを槍に変型させてゼロに放つ。ゼロはバスターショットを放ち一つを破壊するがもう一つを破壊することができなかった。

 

(やばい!)

 

ゼロは思った。しかし、突如として水のカッターが降り注ぎ泥の槍と泥の左腕を破壊する。

 

(水?)

 

そして、上空から第三者の声。

 

「情けないわね、お姉さんと互角に戦ったんだから、もっと頑張りなさいよ」

 

「ずいぶんと遅かったんだな、更識」

 

第三者の名は更識楯無。IS学園の生徒会長にして、ロシアの国家代表。

 

「生徒達を避難させていたのよ」

 

「お前だけが来たのか?」

 

「そうよ」

 

ゼロは壁から脱出し、更識はゼロの近くに着陸する。

 

「いいのか、犯罪者の手伝いなんかして?」

 

「今回はIS学園のピンチを解決するために手伝ってもらっているんだから問題はないわよ」

 

「そうか、ならば行くぞ!」

 

「ええ」

 

ゼロと更識はVTシステムに指を指し告げる。

 

「「第2ラウンド開始だ!」」

 

 

 

 

 

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