インフィニット・ストラトス 亡国の一夏   作:OLAP

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すいません、今までこの小説を書く気が失せていました。




 

 

「ふーーーっ」

 

デュノアとの交戦を終えたゼロは大量の息を吐くが、疲れている様子は無い。セイバーを地面に突き刺し、辺りをハイパーセンサーを使い敵がいないかを確認する。

 

「……いた」

 

こちら側に接近してくる二機のIS、機体のデータから判断してティファでは無い。機体との距離は400m。敵のいる方向からビームが飛んできた。これを光る右手で弾き、足元できぜつしているデュノアを蹴り飛ばし戦闘準備をする。

 

(中遠距離型か?それにあのビームの感覚は……まあいい)

 

セイバーを引き抜き、スラスターを展開し敵にむかって飛行する。放たれるビームを全て弾き、飛び続ける。敵の姿が見えてきた。二機とも青色のボディーにビームライフルを装備している。ゼロはこの2人と戦ったことがある。

 

「デュノアさんの応援要請を受けて来てみれば、まさか貴方がいるとは」

 

1人はセシリア・オルコット。暴走した銀の福音を止める時にIS学園1年の専用機持ちと一緒にゼロ達を邪魔した少女。

 

「貴様はあの時の!」

 

こちらにスターライトmkⅲを構えている勝ち気な目をした金髪のブロンド髪の少女、エリナ・グレンジャー。彼女とは以前、サイレント・ゼフィルスを強奪する時に直接戦闘を行った。

 

「デュノアさんは何処ですの?」

 

「さあな、そこらへんで誰かにむかってケツでもふってんじゃねえのか!」

 

頭にむかって飛んで来たレーザーをギリギリで躱すゼロ。撃ってきたのはエリナ、続けざまにもう一発を心臓を狙って放つ。ゼロはバスターショットを放ち相殺する。

 

「エリナさん! 」

 

「後手に回ってたら倒される!ブルー・ティアーズを展開して、セシリア!」

 

「わかりました」

 

セシリアとエリナの装甲からそれぞれ六つずつブルー・ティアーズが射出される。

 

「ちっ!」

 

ゼロは瞬時加速を行い一気に下降する。それを追いかける12機のブルー・ティアーズ達。12機がそれぞれ放つビームを上手く躱していく。更に上空からはスターライトmkⅲによる援護射撃がゼロに迫る。

 

(流石に12機はキツイな。だが、敵が追撃してこないとうことは奴らはビットを動かしている間は移動する事ができない)

 

地面スレスレを飛行するゼロ、後ろからはビット達が上空にはセシリア達がいる。

 

(やるなら今だ!)

 

ゼロは覚悟を決め上空を見上げると直角的な移動を行い上昇する。

 

「はあああ!」

 

背中のスラスターそして両脚につけられたスラスターを段階に使い分け個別連続瞬時加速を行い、ビット達との距離を離す。敵との距離が近づいてくる。狙うはセシリア・オルコット、ビットを展開している彼女達は動く事ができない。

 

(もらった!)

 

セシリアにむかって振り下ろされるセイバー。直撃するとゼロは確信した。しかし

 

グァン!

 

「インターセプター!」

 

ゼロによる一太刀は近接武器であるインターセプターをコールしたエリナによって阻まれてしまった。動いた、なぜ自分がビットを展開しているにもかかわらず、動く事ができるのかエリナ自身もわからなかった。只倒したい、ゼロを倒したいと思っていた。

 

「はああああああああ!!!」

 

セイバーを弾き返し、一瞬にして二回斬りつける。一回目は 胴体に直撃するが二回目は外してしまう。もう一度斬りつけるがゼロに腹を蹴られてしまう。ゼロは蹴った反動を利用して後ろにさがる。

 

「やるじゃねえかてめえ」

 

「あんたと以前戦った時は接近戦がダメダメだったからな、鍛えたんだよ!」

 

エリナ達の周りにビット達が集合する。

 

「そうかい、なら俺も新たな武器を使わせてもらう!」

 

ゼロの周りの空間が少しだけ歪んだ。

 

「行くぞ、牙(タスク)!」

 

ゼロの周りから6機のビットが出現する。全体的に黒色で所々に灰色のラインがある。

 

「さて、何処まで楽しませてくれるか……」

 

合計18機のビット達が一斉に動き始める。自分達の方が数が多く、

稼働時間も長いから有利だろうと2人は思っていた。

 

だがそんな幻想は打ち壊される。

 

一時的には互角にやりあっていたが、牙の放ったビームによって一機のティアーズが破壊された時に戦況は変わった。瞬く間に一機、また一機と撃墜されていき全てのティアーズが撃墜されてしまった。

 

「嘘でしょ……」

 

エリナが信じられないといった表情で牙たちを見る。ティアーズを

撃破した牙たちはゼロの周りに集合する。

 

「まだだぜ、まだまだ」

 

二丁のバスターショットと6機のビット達がエリナ達に照準を合わされ、放たれる。

 

「くっ」

 

2人は二方向に別れてそれらを躱し、セシリアはライフルを再び構えるが、牙を収縮して接近していたゼロに頬を殴られ、落下していく。なんとか体制を立て直すが今度は瞬時加速を使い威力をあげた蹴りを腹に入れられ落下した。

 

「さてと」

 

ゼロは振り向きながらゼットセイバーを構えるとエリナが振り下ろしたインターセプターとぶつかる。

 

「何故お前たちはサイレント・ゼフィルスを盗んだ!」

 

「VTシステムが積まれていたからだ」

 

インターセプターを弾き、後ろに下がるゼロ。二人は再び剣を構える。

 

「VTシステム?何でそれがサイレント・ゼフィルスに積まれていた!?」

 

「それについてはお前の国のババアが言ってたが、この事件の黒幕の組織に所属していた奴らががスパイとして潜入し、積み込んだそうだ」

 

「ババア?黒幕?お前何を言って……!」

 

グォォオオオオン!

 

突如として無人機が落下してきた時と同じ規模のレーザーが落下してきた。

レーザーが直撃し、炎上していく建物。

 

「何だよ……おい」

 

呆然とするエリナ。

 

「……」

 

それに対して無言で空を見上げるゼロ。そして

 

「ティファ、聞こえるか?」

 

ティファニアに対して連絡を取るゼロ。少ししてから返事がくる。

 

「やっぱり、空に待機してたね。それでこれからどうするの?」

 

「決まっているだろ、空へ上がってあいつら倒すぞ」

 

ティファとの連絡を切り、両脚そして背中のスラスターを噴かせ、一気に上昇した。

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