〜IS学園アリーナ屋上〜
ここに1人の男が立っていた。ゼロだ。今は顔を隠すために仮面を付けて、試合を見物していた。
(暇だなぁ)
「こちらスコール、ゼロ聞こえる。」
「はい、大丈夫聞こえています。」
現在、スコールはゼロと違い観客席で試合を見物していた。
「そろそろ、目標の試合が始まるわよ。準備してね。」
「了解」
今回のゼロの任務は織斑百春の試合に乱入し、実力を測るというものだ。
(さてと、どれくらい強いか試させてもらおうか元弟よ。)
ゼロが乱入するための準備をし始めたその時
「何をしようとしているのかな君は。そんなに戦いたいなら、お姉さんが相手してあげるわよ。」
声のした方を見てみると、そこにはIS学園の制服を身に纏い、巨乳で水色の髪をした少女が立っていた。
「更識…楯無か」
仮面につけられたボイスチェンジャー機能を使い、機械的な声ではなす。
「あら、お姉さんの名前を知っているのね嬉しいわ。それで、あなた達の目的は何かしら?」
「織斑百春の試合に乱入し、データを撮ることだ。」
意外にも楽に話したので、楯無は驚いた。
「そんなに簡単に話していいの?重要な事じゃないの?」
「大丈夫だ、これから起こることを話しているだけだからな。」
「そう、それなら生徒の安全を守る為にあなたと戦わないとね。」
そう言うと、楯無は自らのISである、ミステリアス・レイディを展開する。
「スコール、邪魔物が来た。敵の実力から考えて織斑百春の試合に乱入するのは難しい。」
「了解したわ、試合を中止させない為にあまり大騒ぎしないでね。」
「了解した、ゼロ、目標を撃破する。」
そう言うとゼロは自分自身のIS、黒零を展開する。
黒零(こくれい)
一夏が昔、篠ノ之束に教えて貰った知識を使いコアから作り上げた全身黒色の機体。
ゼロは武装であるビームセイバー[ゼットセイバー]を構え、楯無は蒼龍旋を構える。
ゼロは瞬時加速を使い楯無に接近する。
「はあ!」
楯無に対してゼットセイバーを片手で振るが蒼龍旋に防がれる。
「ちっ!」
ゼロは空いている手に伸びる槍[チェーンロッド]をコールし楯無目掛けて伸ばす。チェーンロッドは楯無の腹に巻きつき、楯無を投げ飛ばすが、空中で体勢を立て直し、着地する。
「あなた、やるわね。」
「IS学園の生徒会長にそんな事を言ってもらえるなんて光栄だな。」
ゼロは遠距離武器[バスターショット]をコールし楯無に向ける。
すると、突然スコールから、
「ゼロ、所属不明機体が接近しているから気をつけて。」
「どういうことだスコール、俺達以外にも奴を狙っている奴がいるということか?」
ドッゴォーーン!
いきなり、巨大なレーザーが上空からアリーナに向かって放たれ、アリーナのシールドを破壊する。
「何だ今のは!どんだけ遠くから撃った!」
ゼロが驚いていると上空から腕の長い黒色のISがアリーナに突入した。
「何だったんだ今のは?」
ゼロがアリーナの方を見ていると楯無が
「よそ見してていいの?それより、ちょっとむしむししない?」
「はっ!」
ゼロは気づいた、さっきよりも湿度が上がっていることに。
「戦いの途中でよそ見するなんてダメよ、くらいなさいクリア・パッション!」
その瞬間ゼロの周りで爆発が起きた。
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