(あー、やることが無い)
今現在、一夏は東京の秋葉原にいた。何故秋葉原にいるかというと、数日前、
「ゼロ、最近あなたは頑張っているから休暇をあたえるわ。明日から一週間日本ですごしてもらうわ」
いきなり、スコールがそんな事を言ってきた。
「スコール、それは休暇というのか、休暇っていうのは自分の好きなように過ごすもんだと思うんだが」
「じゃあ、あなたに任務を与えわ、明日から一週間、日本で過ごしてきなさい」
「そんな横暴な!」
「いいじゃねえかゼロ、お前は最近休んで無いからな」
「オータムまで」
「そうよ兄さん、偶には休息も必用よ」
「マドカ、お前までもか。はぁ、わかりましたその任務受けます」
「そう、わかったわ、明日から一週間楽しんできなさい」
という事があったのだ。
(それにしても暇だ、京都にも行ったし、大阪にも行ったがまだ後3日も休みがあるよ)
何をするか考えていた一夏はふとある物に目がいった。ビルとビルの間、その場所に少女が複数の男にかこまれているのを。
(面倒事は嫌いだが、助け無いのも後味が悪いな。)
そう思うと一夏は少女の所へむかった。
「ちょっと離してください!」
あたしの名前は五反田蘭、聖マリアンヌ女学院の生徒で生徒会長です。
今日は兄と買い物に来たんですが、兄とはぐれてしまい、運悪く変な男たち10人くらいに絡まれてしまいました。
「俺たちと遊ぼうぜお嬢さん」
もうダメだ、あたしは思った。
しかし、その時
「何をやっているのかなー、お兄さん達」
一人の男性が現れた。身長は180cm前後、年齢は多分兄と同じくらい。
「なんだてめえ、邪魔するってのか!」
1人の男が助けに来た男性に殴りかかるが
「遅いよ」
簡単にカウンターを喰らう。
簡単に男が倒されたことに驚く仲間たち。
「全員でやるぞ、さすがに全員でやれば倒せるはずだ。
「「「「「「「「おお!」」」」」」」」
男達が一斉に襲いかかる。
数分後、そこには無傷で立っている男性とボロボロになっている10人の男たちがいた。
「きみ、怪我は無い?大丈夫だった?」
「あっ、はい。大丈夫です。助けていただきありがとうございます」
「気にしなくていいよ、ただあいつらがムカついたからボコボコにしただけだよ」
あたしが男性にお礼を言っていると
「おーい、蘭」
兄がきた。
「何処行ってたんだよ蘭、心配したんだぞ」
「バカお兄、もう大変だったんだよ、この人がいなかったらあたしやばかったんだよ!」
「すまん蘭、それでこの人の名前は?」
そういえば聞いてなかった。あたしはそう思い男性に名前を聞こうとしたその時
「一夏、国野一夏だ」
一夏さんが自分で話し始めた。
「一夏か、俺は五反田弾、そしてこっちが妹の蘭だ。妹が世話になった、ありがとう」
「気にするな、それよりも妹さんを大切にしな。じゃあな」
そう言うと一夏さんは立ち去った。
カッコよかったなぁ、まるで白馬の王子様みたいで。