さよなら、しれえ   作:坂下郁

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 託された思いに応えようとしてきた加賀。


第十一話 サイドテールの結び方

 「……今頃はきっと披露宴の真っ最中でしょうか。豪勢なお料理が……いえ、それはいいとして。大丈夫、心配いらないわ。あれだけ大勢の人達から祝福されるあの子は、きっと幸せに……」

 

 よく言えば整理整頓が行き届いた、はっきり言えば殺風景な1LDKのマンションで、ぼんやりと壁に寄りかかり、誰に言うともなく呟く。意外なほど響いた声に、一人の部屋の広さを感じてしまうわね。

 

 今更元艦娘、元正規空母娘の加賀です、と名乗った所で、微妙な顔をされるのが関の山。それほどまでに流れた時。私達艦娘が命懸けで戦い勝ち取った、目の前の日常が明日も続くと、今日隣にいる大切な人が明日も必ず隣にいると、誰もが疑わない時間。世の中はまさしく平和になった。戦時中の困窮した生活も、海を護る艦娘の活躍も、深海棲艦の禍々しさも、戦後の混乱も、全て過去のもの。

 

 窓越しに見える高く澄み切った青空と、空を掴むように伸ばした手。広げた左手の指の隙間で、どれだけ時が経っても外せない薬指のリングに反射してきらきらと輝く光。宝物のように左手をぎゅうっと握り、握りしめた光を逃がさないよう背中を丸める。僅かに肩が震える。しばらくそうしていましたが、顔を上げます。誇ってもいい……きっと。

 

 

 「私の任務は、終了……我ながらよくやったと思うわ。深海棲艦と戦うより、はるかに大仕事でした。……私は、託された思いに応えられたでしょうか……?」

 

 

 今日、どこかで執り行われている一組の盛大な結婚式。主役は、深海棲艦との長く続いた戦争を終わらせるきっかけを作り命を落とした、悲劇の名将と謳われた提督の一人娘と、訪れた平和な海を護る新生海軍で将来を嘱望される若手士官。若すぎる二人、との声もあるが周囲は温かく見守ってくれた。

 

 「泊地を後にしてから、何年たったのでしょうか……。今でも、昨日のことのように思い出せることばかり……」

 

 

 ドアベルが鳴ってますね。……しつこいです。私は今、物思いに耽りたい気分なんです――。

 

 

 

 それは終わりの始まりだった。

 

 日本と南方を繋ぐ輸送網のハブにして、本土を守る盾だった私達の泊地に危機が迫っていた。敵に大攻勢の予兆が見られ、長期化した防衛戦で疲弊した私達は、おそらくはね返し切れないだろう。

 

 戦後、戦争の分水嶺となったと言われるこの戦いは、熾烈であり過酷なものだった。私達の泊地は結果的に壊滅したが、大本営の想定以上に遥かに長く敵を拘束し大損害を与え、慌てた敵の増援部隊を本土防衛用の近衛艦隊が打ち破り、終戦への端緒を開いたのだ。

 

 けれどそれは全て歴史が物語る結果論。当時の私達は、南西方面から本土を窺う深海棲艦の有力な機動部隊群と激戦を続けていた。敵は私達の泊地が頑強かつ巧妙に張った防衛線を突破できず焦燥を深めたようだ。後に『鋼鉄の暴風』と呼ばれ、地形を変え地図の書き直しを余儀なくされるほどの猛烈な艦砲射撃や猛爆撃を加えてきた。

 

 私達艦娘も甚大な被害を受けながらも戦い続け、敵に多大な出血を強要し続け、本土への道を明け渡さなかった。けれど、櫛の歯が抜けるように一人また一人と欠けてゆく仲間たち。組織的な出撃はあと何回できるのか、という段階になり、私は提督から特命を受けた。

 

 

 「……いくら貴方でも、大概にしてほしいものね。言っていい事と悪い事があるわ。それくらい分からないの」

 

 

 声に怒りが籠る。それくらい恥知らずなことを……仮初めとはいえ縁を結んだ提督に言われる日が来るとは思ってもいなかった。栄光の一航戦、今も泊地の機動部隊の一翼を担う私に敵前逃亡しろ、貴方はそう言ってるの?

 

 「軍人失格、身勝手もここに極まれり、ですね。それでも守りたいものがあるんです。この泊地に……自分に万が一の事があれば、この子を守り本土へ逃げ延びてください。お願いします」

 

 あの日、寄せる波がきらきらと白く輝き、全部をオレンジ色に染め上げられた夕暮れの港。等間隔に設けられた係留柱(ピット)に腰掛ける貴方と私、その間できょろきょろする貴方の娘。

 

 泊地で暮らすこの子の事を、私達は可愛がっていた。私は不愛想でしたが、私なりに相手をしていました。生にあって常に死を思う私達と違い、未来だけを見ている瞳の持ち主。信頼を、想いを寄せる提督と歩み、何があっても離れる事のない絆とともに一緒に成長してゆけるこの子に、誰もが自分たちを重ねていた。

 

 ただどうして幼い子が戦地で暮らす事になったのか……。身分差ゆえの周囲の反対を押し切って結婚した提督と奥様……いえ、この子の母親は体が弱く、出産を境にいよいよ体調が優れず、娘さんと共に実家へと半ば強引に引き取られた。けれどその実家が空襲で半壊すると、子供の面倒を見切れないと貴方の所に返された……と寝物語で聞いた事がある。

 

 自らの死を規定事項のように割り切って、さっぱりとした笑顔の貴方を見ていると、胸が痛む。どうして……一緒に死のう、そう言ってくれないの?

 

 

 「自分は加賀さんを誰よりも知ってるつもりです。無口で不愛想でとっつきにくいけれど、でも、心の中は誰よりも愛情豊かだってことも。ただ、表現が下手なだけで」

 

 

 ……頭にきました。提督に言い返そうと口を開きかけた。でも、続く言葉に再び口を閉ざしてしまった。

 

 

 「自分は栄光に彩られた死よりも、泥に塗れた生を貴女に望むような男です。それに、自分がどう生きてどう死んだのか、正しく娘に教えてくれるのは、自分を一番よく知っている加賀さんしかいませんから。後を……託されてください」

 

 見上げた夕焼けの空は、茜色の輪郭が滲んでぼやけていった。

 

 

 

 あれから数日、提督の願いを胸に秘めながら、悩みに悩み抜いた。他のことなら一も二もなく頷いただろう。けれど、戦船として、艦娘としての誇りを全て捨て、あの子を守るため泊地を後にする……そんな事が許されるのか。答えのない問いに痺れを切らしたように、いよいよ敵の大攻勢が開始され、泊地には空襲警報が鳴り響いた。

 

 心は迷いに乱れていても、体は勝手に動く。気付けばあの子の元へと駆け出していた。紐を緩め大きく隙間を作った胸当てと身体の間に、無我夢中であの子を押し込める。私の胸に圧迫され窮屈そうにしながらも、不安そうに私を見上げる一人の幼い子。奇行とも言える私の行動に、一瞬面食らった仲間たちだが、すぐに何かを悟ったようだ。何も言わず笑顔で私達を送り出し、いち早く直掩隊を展開してくれた。

 

 ひゅん、と鋭い音とともに空気を切り裂き突き進む幾筋かの矢は、光ともに烈風に姿を変える。逆ガルの翼の大半を占める補助翼が動き風を掴むと、鋭く旋回し迫る敵機を迎え撃つ。一機たりとも近づけるものか。

 

 「ここは……絶対に譲れません!!」

 

 ごめんなさい、もう少し辛抱して。あと少しで、敵の攻撃隊を振り切れるから。そうしたら、もう少しで本土に辿り着くから。一航戦の誇りは……捨てる事になりましたが、あなたはだけは……必ず守る。

 

「みんな……提督……ごめんなさい……」

 

 そして私たちの泊地は、今も称えられる栄光とともに壊滅した。生存者ゼロ。唯一のMIA(戦闘中行方不明)、それが私。

 

 

 多大な犠牲と引き換えに、大本営は勝利宣言を高らかに発した。ほどなくして迎えた戦後、私は無事復員を果たすことが出来た。いち早く提督が、私をMIAとして大本営に報告していたからだ。ただ一人仲間を見捨てて逃げ出した艦娘、などと心無い非難や汚名を受けないよう、泊地があの状況にあっても提督は心を砕いてくれていた。型通りの書類手続きを経て、私は除隊することになった。ただ、退職金は受け取らなかった。その資格があるとは到底思えなかったから。

 

 

 

 内地に引き上げた私達は、静かに暮らし始めた。

 

 それはどこにでもある二人暮らし。

 

 差し出した手は、小さな手にぎゅうっと握りしめられ、連れ立って洗面所へと向かう。鏡に映るのは私と……両手を上げてぴょんぴょん跳ねている黒髪の頭。左側には小さなサイドテール。仕方ありませんね……左の前腕で腰を抱くようにして抱っこすると、細い両腕が私の首に巻き付いてくる。もうちょっと離れてくれるかしら。あーんと開いた口に子供用の小さな歯ブラシを入れてしゃこしゃこ歯磨き。一本一本上の歯も下の歯も、前歯も奥歯も丁寧に。くすぐったそうにしながらも、決して嫌がらない。いい子ね。これでもう少し愛想があれば、誰かも好かれる子になるでしょうに。コップの水を含ませて、がらがらぺー。よくできましたね。真面目な顔で二人して向かい合い、頷き合う。

 

 

 この子なりに感じる所はあったのだろう。暮らし始めた当初は、それこそおはようからおやすみまで、ほとんどの時間を一緒に過ごしていた。とにかく、私から離れようとしない。朝目が覚めた時に一人だと泣き出してしまう。あるいは、夜中に悪夢に魘されたように飛び起き、二重のぱっちりとした黒目がちの瞳から涙を流し続ける。声を出さずに肩を震わせる、悲しい泣き方。

 

 最初の内は何が起きたのか分からず、泣き続けるこの子を抱きかかえて病院に駆け込んだりもした。原因が体ではなく心にあると気付いてからは、ただ何も言わずに抱きしめてあげるしか、私はこの子の涙を止める方法を知らなかった。

 

 いつしか、この子なりに現実を受け止め、咀嚼したのだろう。夜泣きの回数は減り落ち着きを取り戻した。その代わり、何というか、年頃の割には不愛想というか、表情の変化が分かりにくい子供になっていった。

 

 

 

 どこにでもある二人暮らしにも、季節は訪れる。

 

 

 夏になると終戦記念番組がテレビで特集される。決まって取り上げられるのは、私達の泊地。いかに激しく、いかに壮烈に戦い本土を守り、終戦に繋がる道を作ったのか。決して間違いではない。事実私達……いいえ、私以外の仲間は戦って戦って戦い抜き、そして散華した……はずだった。ある年の番組で、同じ泊地にいた赤城さんが奇跡的に生還を遂げていることが報じられ、流石の私も顔色を変えて驚いた。

 

 

 毎年、この子は終戦記念番組を飽きることなく、食い入るように見続けている。この子にとっては、数少ない思い出の中の父親が、画面を通して他人の口から語られる季節。私達を指揮した提督は、英雄として報じられている。

 

 ーーああ、だからなのね。

 

 二人暮らしにも随分と慣れ、私自身気持ちの整理がつき始めたある年の夏、毎年恒例の終戦記念番組で貴方と私達の泊地の特集を見ながら、唐突に理解した。これは貴方ではない、と。貴方をモデルにした、誰かにとって都合のよい創作なんだと。

 

 『自分がどう生きてどう死んだのか、それを正しく娘に教えてくれるのは、自分を一番よく知っている加賀さんしかいませんから』

 

 ごめんなさい、今になってこんな大切なことを思い出すなんて。私は、偶像としての貴方ではなく、生身の貴方をこの子に教えてあげないと。勝利のため身を捧げた英雄……そんなのは貴方ではない。

 

 この子を守るのは貴方に託された戦い、この子を守り続けるのは、私が決めた私の戦い。でもそれだけでは足りないのだ。小さな子供を守る事を、より大きな物を守る事でしか果たせなかった、不器用で勇敢な男性(ひと)。その姿を正しくこの子に伝えなければならない。それが貴方に託された私の大切な任務。

 

 

 あの頃の事を口にすると、嫌でも仲間を残し一人泊地を後にした事を思い出す。だから、痛みと共に思い出そう、それがこの子にとって大切な、貴方の真実を知る機会なら。だから、痛みと共に思い出そう、自分が何を選び、何を選ばなかったのかを忘れないために。

 

 

 

 どこにでもある二人暮らしにも、季節は訪れ、時間は過ぎてゆく。あの子の制服はいつしか中学校の物へと変わり、高校の物へと変わった。

 

 じっとその子が私を見つめ、黒いゴムと黒の細いリボンを差し出す。整った顔立ちに大人びたクールな眼差し。華奢な骨格と反比例するように制服を内側から押し上げる大きな胸、かなり可愛らしく成長したわね。何もせずじっと見つめ返す私を、不思議そうに小首を傾げて見返してくる。あぁ……ごめんなさい、学校に間に合わなくなるわね。それにしても、サイドテールくらい自分でできるでしょう――。

 

 ……そんなに嬉しいのかしら。相変わらず不愛想にも見える表情の中で、唇の端が少しだけ上に持ち上げる。鏡の前から離れようとせず、左側に結んであげたサイドテールを角度を変えながら飽きもせず眺め続けるその子を、今度は私が不思議そうに眺めるしかできなかった。

 

 「加賀さんに結んでもらった、お揃いの髪型が嬉しいんですよ。こうやって見ると、本当にそっくりですね。クールビューティーも悪くないですけど、この子位の年頃なら笑顔の方がいいんですが。やっぱり良くも悪くも加賀さんに似ちゃったんですね」

 

 奇跡的に生き残った赤城さんと再会することができた。以来、彼女は何くれとなく私達の支えになってくれる。本当にありがたい事。昨夜から私たちの住まいに泊まりがけで遊びに来ている赤城さんは、のんびりと一番遅くに寝室から現れた。そのくせ非科学的な事を言って私を混乱させる。何を言ってるの、遺伝子的になんの繋がりもない私とこの子が似てきたなんて、そんな……まったく。

 

 けれど、赤城さんの言葉を聞いて、珍しく分かりやすい笑顔を浮かべて、あの子が嬉しそうに笑っている。

 

 

 

 どこにでもある二人暮らしにも、やがて終わりは訪れる。

 

 

 「それよりも加賀さん、頼まれていた件ですけど……でも、本当にいいんですか?」

 

 赤城さんが真剣な表情で私に問いかける。受け取ったファイルをぱらぱらとめくり、一つ頷くと仕舞いこむ。いつかこんな日が来ても不思議はなかった。大学を卒業して一年、会ってほしい男性(ひと)がいる、と真剣な表情であの子が頼んできた。

 

 

 曖昧に返事をしながらも、きっと私は上手に微笑んでいた、そう信じたい。本当はもっと早くにこうしておくべきだった。ついにそうする時が来た、ただそれだけのこと……。

 

 私は、この子の母親を赤城さんの助力のもと探し当てた。幸い今も存命で、向こうは向こうで私達の泊地の顛末を知り絶望していたようだが、それでも諦めきれず一縷の望みを捨てず長年あの子を探し続けていたらしい。けれど民間人の調査には限界がある。そんな中で赤城さんからの逆探知は、双方にとって渡りに船、という事になったようね。

 

 提督(あの人)の面影をふとした表情に見せるあの子の成長を、見ていたかった。私は、どこまでも勝手な女なんだと思う。それでも……もう少しだけ、あと少しだけ……そう思いながら日々を重ねてきた。

 

 血筋なのか奇縁なのか。写真を見せてもらった。あの子が選んだのは、どことなく貴方に似た雰囲気を漂わせる若い海軍士官。艦娘が命を賭けて取り返した海を守り、彼女達と、そして共に戦った提督の思いを後世に伝えること、それがあの人の使命、なんだって……と、相変わらず不愛想にも見える表情を僅かに綻ばせ、頬を赤らめながら訥々と語るこの子の姿を見ていると、肩の荷が下りたように思う。

 

 

 ーーこの子は、貴方に似た人を人生の伴侶に選び、自分の人生を歩みだす。これからはその人が、私に代わってあの子を守ってくれる。私は……貴方の思いを繋ぐことができたかしら……。

 

 

 世間的にあの子を客観的に見てみましょう。深海棲艦との戦争を終結に導くきっかけを作った英雄の忘れ形見、そして長年生き別れていた母親と再会する。そして、愛する人の元へと嫁いでゆく。私は……この子にとって、波待ちの港。ただ、思いの他長くフネが停泊していただけ。進むフネは、ただ静かに見送る――そう、それだけ……。

 

 

 後ろ髪を引かれたくない。諸々の書類手続きを済ませると、二人で暮らしていた住まいを後にした。

 

 

 これでいいの、きっと……。

 

 

 

 そして私はドアベルの鳴る音で現実に引き戻される――。

 

 

 「……しつこいですね。頭に来ました」

 

 すっと立ち上がり、ドアスコープから外を覗き見て、比喩ではなく驚いて飛び上がった。どうして……そんな……。

 

 これだけドタバタすれば今更居留守なんて使えなさそうね。ドアベルの押し主も部屋の中の気配に気づいたようで、ぴんぽんぴんぽん鳴らし続けている。溜息と共に鍵を開け、ドアを開く。

 

 

 そうね、上出来だわ。思っていた以上にとってもよく似合っている。純白のウェディングドレスに白いベールを被ったあの子の姿。

 

 

 相変わらず不愛想にも見える表情。だけど、目に涙をいっぱいに溜め、精一杯泣き出すのを堪えている。でもどうしてここが……そう、赤城さんから……まったく、あの人も……。

 

 

 けれど、次の行動は予想できなかった。あの子は、被っていたベールを乱暴に外すと、せっかく奇麗にセットされたアップの髪をぐしゃぐしゃにして、背中の中ほどまである黒髪を解き放つ。そしてずいっと黒いゴムと細い黒のリボンを差し出してきた。

 

 「私……その……今まで言えなかった、けど……ずっと幸せだったよ。でも……一番見て欲しい人がいなきゃ……。それに、まだ……サイドテールの結び方、教わってない。……じゃなくて……これからも……やってよ……お願い……」

 

 そのまましゃがみ込み、昔と変わらず声を殺して泣き出した。そんな時は、やっぱり昔と変わらず、ただ何も言わずに抱きしめてあげるしか、私はこの子の涙を止める方法を知らない。


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