さよなら、しれえ   作:坂下郁

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 扶桑と小さな男の子に訪れた束の間の日々。


第四話 愛するということ

 私が皆の目にどう映っているのか、考えない訳ではない。でも、仕方のない事だと割り切っている部分もある。

 

 「どうしたの、どっか痛いの?」

 

 自分の左手をしっかりと握る、たどたどしい声で自分を見上げる瞳の持ち主に、視線を落とし微笑みかける。さっきより強く左手が握られる。自分を見上げるその瞳の穢れなさに、思わず視線を逸らしてしまう。

 

 左側にいる男の子と手を繋ぎながら食堂へと向かう。どうも今日の私は元気が無いように映っているみたい。いけないわね……顔に出てしまうなんて。理由は……確かにある。けれど、それはこの子に関わりの無い事。

 

 左側には各種の部屋が連なり、右側には飛散防止用のテープが窓枠毎に米印に貼られた窓が続く廊下。もう少し進み左に曲がると食堂がある。

 

 「久しぶりでちね。ずーっとオリョールって所に行ってたでち……」

 「やあ、元気かい?」

 「こんにちは。これからお昼ご飯ですか? 今日の日替わりは……内緒です」

 

 すれ違う艦娘達が次々と話しかけ通り過ぎてゆく。みな笑顔を浮かべ、時にはしゃがみ込み男の子と視線を合わせ、頭を撫でたりしている。けれど、子供への挨拶とは裏腹に、私にちらりと送られる視線には、なんとも言えない色が薄らと滲んでいる。

 

 私が皆の目にどう映っているのか、考えない訳ではない。でも、考えないようにしている部分もある。

 

 

 

 「いらっしゃいませ。今日の日替わり定食はおろしから揚げですよ」

 

 鳳翔さんが私達に気付くと、わざわざ厨房から出て迎えてくれた。男の子と目線を合わせるためしゃがみ、にっこりとほほ笑みかける。鎮守府の厨房を預かる彼女の料理は、贔屓目無しに美味しいと思う。私の手を掴んで離さない子供も、よく分からない『から揚げの歌』を歌い今日の日替わりを歓迎している。今ご用意しますからね、と言い残し鳳翔さんは厨房へと戻って行った。

 

 「扶桑さんはどうされますか?」

 

 唐突に声がかかり、ぼんやりとした物思いから引き戻される。少しだけ考え、背後に出来た順番待ちの列も気になり、適当に選ぶ。何を食べてもどうせ同じ、全部美味しいんだし。

 

 「あの……私は……じゃぁ、日替わりでお願いします」

 

 微笑みだけで返事をした鳳翔さんが手際よく私の分も用意し、受け渡しのカウンターにトレイが二つならぶ。一つは少な目に盛られた子供用で、小さな別鉢で餡蜜まで用意されている。六歳の男の子に混み合う昼時の食堂でトレイを持たせるのは躊躇われ、自分で二つ持ちながら空いてる席を探す。

 

 「早く早くー」

 

 先を進んでいた男の子が素早く空席を見つけ、私を手招きする。ほどなく私も席に着くと、行儀よく待っていた男の子が手を合わせる。私もうっすら微笑みながら同じようにする。

 

 「「いただきまーす」」

 

 私の向かいには男の子。元気に食べながら喋る様子をぼんやり眺めながら、私は手を伸ばし男の子の口の端に触れる。

 

 「おしゃべりも楽しいですけど、ちゃんと食べないと、鶏さんと鳳翔さんが悲しみますよ」

 

 照れ笑いを浮かべる子供と、その口の端についていた米粒を自分の口に運ぶ私。

 

 ーー親子にでもなったつもりなのかしら。

 ーーどういうつもりなんだろう?

 

 そういうことは、この子がいない時に言ってもらえないかしら。少し心の内がざわめく。

 

 ーー提督の奥さんがあれだからって……。

 ーーだから、そういうつもりなんじゃないの?

 

 あれだのそれだの、遠まわしにすれば分からないとでも思ってるのかしら? 心の内が波立つ。

 

 ばんっ。

 

 大きな音を立ててトレイが置かれた。その音がきっかけで、ひそひそと交わされていた陰口は収まったようだ。周囲を睨みながら、男の子の隣で私の向かいに座る騒音の主。

 

 「山城……そんな乱暴なのはよくないわよ。もっと静かにーー」

 「そうね、でも静かになったでしょ。まったく……どうして姉様があんな風に言われなきゃ……はあ……ふこ「山城さん、ため息をつくとね、幸せが逃げちゃうんだって。パパが言ってたよ」

 

 口癖を最後まで言えなかった山城はきょとんとしながら、男の子を見ている。やがて諦めたように笑い返すと、いただきます、と小さな声で言い、食事を始めた。時折私に物言いたげな視線を送りながら。

 

 

 

 昼食の後、男の子は中庭で七駆の四人と鬼ごっこをして走り回り、私と山城の部屋に汗だくで戻ってきた。シャワーを浴びさせた後、短い髪をタオルでよく拭きあげ着替えさせる。私達の部屋には、窓際には二畳ほどの小上りが設えられ、そこを挟むように左右の壁際に置かれた二台のベッドがある。和洋折衷のこの部屋が存外使いやすい。男の子は小上りに横になりお昼寝をしている。薄い肌掛けを掛けてあげ、ゆっくりと団扇で風を送り続ける。

 

 

 この子は、無論私の子供ではない。提督と彼の奥様の間の子供。

 

 

 提督が初めてこの子を鎮守府に連れてきた日、私達は単なる見学だと思い、また信頼し仕える上司の子でもあり、みなそれは楽しそうに連れ立ち、鎮守府を案内し一緒に遊んだりしていた。だが夜になり状況が一変した。

 

 私達は食堂に集められ、提督の奥様が亡くなった事、提督には頼るべき身寄りがすでにない事、息子を鎮守府に住まわせたい事……を打ち明けられた。

 

 皆に迷惑はかけない、息子の世話は自分がする、提督は私達に頭を下げ続けた。私達艦娘にとっても、まったく想像もしていなかった事態。いつ深海棲艦の攻撃を受けるとも知れない軍事施設に民間人、しかも子供を住まわせるなど言語道断、あれだけ激務の提督が子供の世話などできるはずがない、という至極全うな意見から、小さな子供は親の傍にいた方がいい、そういう事情なら仕方ない、という同情的な意見まで様々だったが、大多数は何とも言えない気持ちのまま口をつぐみ、その中には私も含まれていた。

 

 どうしていいか分からなかったから。

 

 私達艦娘は、ケッコンカッコカリという制度の元、提督と仮初めの縁を結ぶことができる。定年等で退任した提督がそのまま艦娘を生涯の伴侶に選んだ、などと伝え聞く話もあるが、それが事実なのか願望に基づく噂なのかはっきりしない。

 

 だが、事実上の夫婦として、どれだけ情を交わし体を重ねようと、私達艦娘と提督の間には子を成すことができない。詳しくは知らないが、見た目には人間の女性と全く同じ女の体でも、仕組みがそもそも違うらしい。仮に子を成せたとしても、私達は所詮兵器であり、お腹が大きくなった状態で戦場に赴けるはずがない。そんな私達に、自分の子のためと頼み込む提督。提督という役割ではなく、生身の男性であり父親、初めてその姿を見せられた私達は愈々困り果てた。

 

 目の前にいる、知らない場所で知らない人に囲まれ不安そうにしている子供に、何の落ち度もない。

 

 最終的には大本営が是なら、という事に落ち着いた。思考放棄と言われたらそうかも知れない。意外にも、この前例のない措置は、大本営にあっさり了承されたようだ。情報漏洩阻止のため外に出る事を禁じられ、かつこの鎮守府が戦闘に巻き込まれ不測の事態が子供に起きても、大本営は一切関知しない、そういう了承の元で。

 

 

 以来、彼は私達艦娘と暮らしている。籠の鳥、と誰かが言ったような気がする。

 

 

 

 いざ一緒に暮らし始めると、男の子はすぐに私達と打ち解けた。深海棲艦との戦闘しか知らなかった私達にとって新鮮な出来事が日々起き、当初漠然と感じていた不安はすぐに消え去った。けれど、私は遠くから見守っている事が多かった。あまりにも小さく、あまりにも柔らかな男の子に触れる事が怖く、屈託のない笑顔を向けられる度、一緒に遊ぶ事を期待するきらきらした目を向けられる度、私は目を逸らしその場を立ち去っていた。

 

 そんなある日、入渠上りの気だるい空気を纏い食堂でぼんやり時間を過ごしていた私は、男の子と出くわした。第二次改装まで終えている私だが、相変わらず火力偏重の航空戦艦。先の戦闘で不覚にも受けた雷撃であっさり中破してしまい、長々と入渠を済ませた後の事。珍しくその時の食堂には誰もおらず、張り詰めた静寂と差し込む夕日だけが空間を支配していた。小腹でも空いたのだろうか、ぱたぱたと小さな足音を立てて男の子が食堂に現れた。きょろきょろと誰かを探すように辺りを見回すと、私の元へ一目散に駆けつけてきた。手には何やら小さな木箱がある。

 

 「扶桑さんが怪我したって聞いたから……どこが痛いの? はいこれっ」

 両手で差し出してきたのは救急箱。不安そうな、それでいて何かを守ろうとするような目で、私をじっと見ている。その視線に耐えられず、私は目を逸らしながら訥々と言葉を返す。

 

 「私は艦娘だから、大丈夫よ、もうどこも痛くないのよ」

 

 無理に微笑み返した。できれば、そっとして置いてほしい、そんな気持ちも込めながら。だが伝わらなかったようだ。男の子は私に近づくと、頭をポンポンしながら、歌うように呪文のような言葉を繰り返す。

 

 「痛いの痛いの、飛んでいけー。お山の向こうまで飛んでいけー」

 

 しばらくされるがままにしていたが、男の子の手をそっと握り、問い返してみる。

 

 「ありがとう……でも、大丈夫って言ったでしょう? どうして……?」

 

 「扶桑さんの笑顔がね、ママが『大丈夫』って言った時のお顔とそっくりだったの。ママはね、『大丈夫、どこも痛くないよ』って言ってたのに……病院から帰ってこなかった。だから……だから……」

 

 そこまで言うと、男の子は肩を震わせながら泣き始めた。声を殺して涙だけを流し続ける、そんな悲しい泣き方。

 

 「ママに会いたいよ。ママのご飯が食べたいよ。おうちに帰りたい……。でもパパに言うと困ったお顔になるから、困らせちゃだめだから……」

 

 人の形をし、女の姿(なり)をしているが、私には提督の奥様のように想いを子供()として繋ぎ残す事ができない。ただ戦い続け、いずれ海に還る。私は、自分が望んでも得られない想いの結晶から目を逸らしていた事に気が付いた。こんなにも小さく、儚い光が堪えきれずに流す涙。私には、男の子が泣きやむまで抱きしめ続ける事しかできなかった。泣き疲れて眠ってしまった子を起こさないように抱き上げ、提督の執務室へと足を運んだ。

 

 

 

 驚いた表情で私を執務室に招き入れた提督は、息子さんを扉一枚隔てた隣の私室に連れて行き寝かしつけた。戻ってきた提督に私が簡潔に事情を伝えると、提督は心底苦しそうな表情になり、顔を両手で隠すように覆ってしまった。見れば執務机にはウイスキーの入ったグラスがある。

 

 提督は途切れ途切れの涙声で心情を吐露し始めた。家事も育児も任せきりにして単身赴任で着任、多忙を極める軍務に没頭していた事。妻の不調を知ったのは緊急搬送された病院からの連絡だった事。死に目にも会えなかった事。子供にこれほどの我慢を強いても他の手立てがない事。そのくせ自分の子供なのにどう接すればいいか正直よく分からない事……酔いのせいか涙のせいか、ただ真っ赤な目をした提督が、俺はどうすればいい? そう私に問いかける。

 

 私の目の前に既に提督はいなかった。ただ、亡き妻との在り方に後悔を重ね、自分の気持ちを押し殺す子供に涙し、それらに答を見つけられずにいる一人の男性がいるだけ。

 

 ーー俺はどうすればいい?

 

 私はその問いに答えられないけど、彼が提督でないなら、私も艦娘ではなく女として向き合おう。できるとすれば、例え一時でも忘れさせることだけ。私は自ら提督を誘い、執務室のソファで彼に全てを委ねた。何度も私を求めた彼は、やがて私から身を離すとソファに座り、先ほどとは違う種類の涙を流し続けていた。

 

 

 私の、秘めた淡い憧れは、提督の行き場のない気持ちを苗床に、実を結ぶことのない歪な花を咲かせた。

 

 

 その後も幾度か体を重ねたが、どちらとも無く距離を置くようになった。しばしば提督は寝言で奥様の名前を呼び、その度波立つ自分の心に慣れなかった事もあるが、私と彼は提督と艦娘、常に心の何処かに死の覚悟を住まわせる者同士、安らぎにはならなかった。

 

 その一方で、私と提督の微妙な距離感などお構いなしに、男の子は私との距離を縮め、何くれとなくまとわりついてくる。私もそれを拒まなくなり、気が付けば自然と、誰よりも一緒にいるようになった。提督は不自然なほど何も言わず、私達のしたいようにさせている。

 

 

 周囲の艦娘は、私と子供の間の空気感、あるいは提督の様子から何かを悟ったのか、私に何とも言えない目を向けるようになった。態のいい子守り、後妻狙い、遊ばれている……好意的な声は誰からも聞かれなかったように思う。山城でさえ……いいえ、山城だからこそ、なのかしら……思いの丈を視線に変え時折じぃっと私を見つめるが、寂しそうに目を伏せ言葉にはしない。いっそ言ってくれた方が……いいのに……。

 

 

 

 「ふう……思ったより難しいものね」

 

 手の甲で額の汗をぬぐう。目の前にあるのは、形は歪で大きさも不揃いなお握りと、贔屓目に見ても焼きすぎた卵焼き。改めて鳳翔さんは凄い、実際にこうやって料理してみると痛感する。簡単に見える事を簡単に行うのは、実は優れた技量が必要だということ。

 

 「初めてにしてはお上手だと思いますよ、扶桑さん」

 

 慰めなのだろうが、鳳翔さんはうんうんと頷きながら私の料理に及第点を与える。鳳翔さんに頼み込んで使わせてもらった厨房。そこから見える食堂では、男の子がきらきらした目で、でも大人しく椅子に座り私を待っている。

 

 ーーママのご飯が食べたいよ。

 

 あの日、あの子が泣きながら零した言葉。私にはあの子を母親に会わせる事も、家に帰してあげる事もできない。ならせめてーーーー。

 

 「ど、どうぞ……。あの……きっと美味しくないと思うけど……ごめんなさい」

 

 目を伏せ、どこか言い訳じみた言い方。こんな事……自分を守る必要なんてないのに。あの子を失望させたくない、そう思い先に必要のない予防線を張ってしまう。男の子は、そんな私の言葉など聞こえないように、お握りを口に運び、卵焼きを食べる。私の目がおかしくなければ、美味しそうに食べてくれているように見える。あっという間にお皿に盛られたお握りと卵焼きの多くは姿を消した。

 

 「色んな形のお握りがあって面白かったよ! とっても美味しかった。また作ってくれる?」

 

 気が付けば、次は男の子が好きなから揚げを作ることを約束していた。見ればお皿にはお握りが一つと卵焼きが一切れ残っている。目線で問うと、男の子は笑顔で頷く。私のために……取って置いてくれたの? 恐る恐るお握りを手に取り口に運ぶ。

 

 「…………美味しい」

 

 口元を手で隠しながら、自分で驚いてしまった。そんな私達を見守っていた鳳翔さんが初めて口を開いた。

 

 「お食事は大切な人と一緒に分け合って食べるのが一番美味しいんですよ」

 

 唐突に私は、自分の中にいつの頃からか芽生え、何と呼べばいいか分からずにいた気持ちに気が付いた。そして涙が零れるのを止められなかった。私は立ち上がり、向かいに座る男の子の背後まで進み、ふわっと抱きしめた。そうせずにはいられなかった。

 

 ぽたぽたと零れる涙に気が付いた男の子は不安げな様子で、どこか痛いの、と問いかけてくる。私は首を横に振りながら、できるだけ優しい声で応える。

 

 「嬉しくても、涙が出る時はあるのよ」

 

 

 だがーーーー鎮守府に鳴り響く警戒警報が私を現実に引き戻す。

 

 

 

 恐れていたことが現実となった。正規空母三戦艦一を主力とする深海棲艦の機動部隊が、私達の鎮守府を目指し進行中との情報が哨戒機から齎された。進行中の大規模作戦に多くの主力を参加させている私達の動向を掴んだ上での敵作戦かどうかは分からないが、いずれにせよ私達が不利な事には変わりない。敵は南東から接近を続けている、一刻も早く迎撃態勢を取らないと。

 

 すぐに作戦が決定され、鎮守府が騒然とする。とはいっても選択肢は多くない。残っている高火力艦や正規空母の多くは未だ育成途上、敵機動部隊と真っ向勝負できる練度ではなく支援攻撃を担当する。私と山城を主力に軽空母と軽巡を加えた編成が組まれた。劣勢の航空援護の下で敵機動部隊に肉薄し砲雷戦を挑む、それが役割。

 

 出撃ドックへと急ぐ私は、再び足を止める事になった。地下シェルターに避難してなかったの? 目の前には廊下を塞ぐように立つ男の子が、思いつめたような表情で私に約束を迫る。

 

 「……扶桑さんは、約束守って……くれるよね? ママみたいに……いなくなったりしないよね?」

 

 目を逸らさずに私の目を見つめ、小指を立てた右手をこちらに伸ばす。次はこの子の好物を作ると約束した。そして今、いなくならないという新しい約束を求められている。けれど私は不利を承知で戦場へと向かう。この子にとって私がどんな存在か、確かめるのが怖い。けれど私にははっきりしている。

 

 叶わないかも知れなくても、私は願わずにはいられない。

 嘘になるかも知れなくても、私は言わなければならない。

 

 柔らかく微笑み返しながら、男の子の小指に自分の小指を絡める。そして自分自身に言い聞かせるように言葉を紡ぐ。

 

 「そうね……いい子にして待っててね。また一緒にご飯を食べましょう。今度は食べきれないくらい沢山作ってあげる」

 

 頭に巻いた白い鉢巻を解くと、黒髪が踊る。頭を軽く振り前髪を直してから、目線を合わせるため中腰になり、手に鉢巻を握らせる。こんなものでも、私の証を残したかった。そして男の子をきゅっと抱きしめる。例え何があっても、この温もりを忘れないように。

 

 

 私は、この子を悲しませてしまうかも知れない。

 

 けれど願わくば、生きて帰って来られるように。

 

 愛おしいって気持ちを教えてくれて、ありがとう。

 

 だから、胸に溢れるこの言葉を言わずにいられない。

 

 

 「愛してるわ」


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