更新は不定期ですが気長に待って戴けたら幸いです
ここは幻想郷、現代の世界より
結界で孤立した世界
そして忘れ去られたものたちが漂流する最後の世界
その幻想郷のここは三途の川の向こう側
死者が集う天国の…いや人によっては地獄の門である
死者はここで閻魔である四季映姫・ヤマザナドゥの裁きをうけ
天国かあるいは地獄の門を叩く
「そんなに怒らないでくださいよー四季様ー」
「怒ってませんよあきれてるだけです貴方だけですよ?最近、仕事をサボる死神は!」
「ひぇー最近のやつらは真面目ですねぇー」
「貴方が!不真面目なだけです!!」
実を言うと最近、ずっとこの調子だ
閻魔である四季映姫に死神である小野塚小町は怒られる
デジャヴというには続きすぎである
「いやですねー不真面目だなんてー」
「誉めてませんよ!少しは反省の色をですね!」
四季は大きな鏡の前を横切った
別に特別な物ではなく長年そこに飾っていた人の大きさ程の鏡
しかしその時、小町は少し違和感を感じた
鏡の中の四季の後ろに目がついてきた様にみえた
「四季様!!しゃがんでください!!」
小町の今まで聞いたことのない異常というべきその声は四季にも届き
その歩を止めるに至った
しかし鏡の中の目玉が鏡の中に溢れかえり鏡が粉々に砕け散った
その鋭い破片は四季に襲いかかる
幸い、大きな怪我はないものの
四季の小柄な顔に小さい傷を入れた
四季は鏡の砕ける衝撃で腰が抜けて倒れる
小町がすぐに駆け寄る
「四季様!大丈夫ですか!?」
「えっえぇ…」
「なにが…鏡がいきなり…」
「まさか何もないのに鏡が割れるなんてことはあり得ませんし…」
「誰にせよ…四季様のお顔に傷をつけるなんて…許しません…!」
小町が立ち上がり何処かへ走っていった
いつもなら呼び止める四季だがそれが出来なかったのには理由があった
「小町のあんな顔…初めて見ました…
待ちなさい!!小町!!」
我に帰った四季が後を追った
所変わって博麗神社
現代の世界と幻想郷を区別する巨大な結界
博麗大結界を司る神社であり
その神社の縁側には13代目の博麗神社の巫女、博麗霊夢が座ってお茶を飲んでいた
彼女は齢、20前半でこの幻想郷でも屈指の強者として数えられ
人間ながら妖怪やもののけとも互角に戦える実力者だ
「何もないって素晴らしいわね…このまま永遠に異変が起こらなければいいのに…」
そんな最近の平和を噛み締めている霊夢にその平和をある意味脅かす声が耳に届く
「霊夢ー!」
空飛ぶ箒に乗って博麗神社に降り立ったのは幻想郷では珍しくない魔導師の霧雨魔理沙
せっかちで手癖の悪い霊夢の相棒だ
ちなみに生まれつきのトラブルメーカーでもある
「なによ、魔理沙、あんたが来ると持ってくるのはいつも変な薬か異変か茸よね?今回はどれ?茸?」
「さすがは霊夢!だが残念!茸はもってないぜ今回は異変が手土産だぜ」
「よりによって異変かい…」
「ん?なんかいったか?」
霊夢は深くため息をついた
「ううんなんでもないわよ…で、なに?その異変は?」
「そうそう、私ん家にデカイ鏡があるんだがな」
「そんなのあったっけ?」
「最近買ったんだぜ、幸せを呼ぶ鏡って触れ込みで買ったんだがな…あっいや説明戻すぜ、その鏡が何もないのに割れたんだよ、パリーンって!これは間違いなく異変だろ?」
「鏡?そんな事してなんの得があるのかしら…とにもかくにも、たしかに異変だし不穏ね…ところであんた怪我してないの?」
「あぁ布団と鏡は離れてたからな」
「そうならいいけど…ちょっとその鏡見せてもらってもいいかしら?」
魔理沙の家
「そういうと思って割れた当時のまま残してあるんだぜ!」
「へぇあんたにしては気が利くじゃない」
霊夢はしゃがみ鏡の破片を手に取った
(鏡自体は特別なものではないわね霊力も滞留してないし…それより)
霊夢には一つ気がかりがあった
(フレームから全ての破片が落ちてる…少しでも残ってても不思議じゃないのに…まるで内側から押し出されたみたい…それに…)
「音は何回だった?」
「一回だけデカイ音が鳴ったぜ」
「足音は?」
「そういえばしなかったな…なんでだ?」
霊夢がすくっと立ち上がった
「ねぇ…おかしいと思わない?」
「なにがだ?」
「鏡を割る方法は主に3つ、まず一つ目は内側や外側からの衝撃で落とす
二つ目は外側からの衝撃で砕く
三つ目は巨大な音や霊力を出しその衝撃で割る」
「それがどうしたんだよ」
「全部できるはずがないのよ、霊力は滞留してないし、大きな音を出せるわけがない外側からの衝撃ならフレームに破片が残るはず逆に内側からの衝撃は家の外壁に阻まれて不可能…大体第三者が割ったのなら足音は必ずするはず空中でいる状態で鏡を割ろうとしたら重心が定まらず最悪転倒して鋭い破片に頭を突っ込むことになるもの」
「んじゃなんで鏡は割れたんだ?」
「それがわかったら苦労しないわよ…
とにかく一度、この破片を詳しく調べる必要があるわ、何個か神社にもって帰りましょう」
「お、おう」
霊夢は一抹の不安を抱えていた
鋭い勘はすでに勘づいているのかもしれない
この異変がただの異変ではないことを…
頑張って書いたつもりですが
何分、私も未熟者ですから
誤字、脱字等で読みにくい場合がありましたら
申し訳ありません
今後も精進して参ります