東方結鏡   作:草賀魔裟斗

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更新かなり遅くなりすみません
例により今回も、悪戦苦闘してます
誤字脱字等が目立つ場合があります
申し訳ございません
それでも楽しんでいただけたら幸いです


三話 記憶の旋律

人里

「美鈴、ここまででいいよ、あとはあたい一人で行くからさ」

「そうですか…まぁ詳しくは聞かない約束でしたしね…邪魔者は去るとしますか」

その後、すぐに二人の耳を貫くような鋭い音が届いた

「この音は…」

「鏡ですね、最近、人里で多くなってるらしいですよ」

「何が?」

「何もないのに急に鏡が割れてしまう異変ですよ、最近の文々。新聞はその事ばかりですよ、小町さんは新聞はお読みになられませんか?」

「あぁ…生人とは距離をおいているもんでねぇ…そうかい、これは異変か…」

小町が歩きだした

「美鈴、もう少し付き合って貰ってもいいかな?」

「えっ?」

「もう少し、探りをいれた方がよさそうだからね、人手は多いに越した事はないでしょ?」

「それもそうですね、お手伝いさせてもらいますよ」

小町と美鈴の影は人里の人混みに消えていった

 

所、変わって博麗神社

霊夢は目を覚まして神社の境内を掃き掃除していた

しかしその顔は落ち葉ではなく

もっと遠くの物を考え見つめているように見えた

「…外界…」

博麗の巫女は幻想郷でもかなり高い立ち位置にいる

代々、引き継がれてきた強力な陰陽の力、それを行使した妖怪等の魑魅魍魎の類いの退治や異変の解決を使命としている

博麗の巫女自体、ここ幻想郷から外界に出たという記述もなく言い伝えもない

霊夢が外界に出るのを躊躇うのも頷ける

(紫に頼めば外界にはいけなくもないただ…私は博麗の巫女…幻想郷を離れるわけには…)

「どうした?」

魔理沙が目の前にたっていた

かなり心配そうな目で霊夢に眼差しを向けていた

「なにが?」

「お前のそんな顔見たことなかったからな気になったんだぜ」

「いや…なんでもな…」

霊夢は最後までいう前に止まった

魔理沙には嘘はつきたくなかったのか

誤魔化しても無駄なことを察したのか

つかの間の沈黙のあと霊夢は話を再開した 

「今回の異変…外界が関わっているらしいの…でも私は…」

「行けば良いじゃないか」

あまりに真顔で即答されたからかただ単にこの人間の単純さに呆れたからか霊夢は声がでなかった

「私は博麗の巫女がどーたらとか幻想郷の結界がどーたらとかあんまり詳しくない、けどお前の事なら…霊夢の事なら少しは詳しいと思ってるぜ、行きたいんだろ?外界に、異変は放って置けない性分だもんなお前、特に"子どもを泣かせる異変"は」

「あんた…」

「嘗めないで貰いたいぜ私はお前の幼なじみで親友なんだからな」

「てかあんた、どこで見てたのよ、子どものこと」

「実はな…いや良いや、魔法使いの勘って事にしておいてくれや」

霊夢は肩の荷が降りたように感じた

(そうだ、外界に行きたいなら行けばいい…私は博麗の巫女であるまえに博麗霊夢という一人の人間だから…)

霊夢の顔を見や否やホッと魔理沙は表情を崩した

「魔理沙はどうするの?」

「勿論着いていくぜ、お前だけに、いい格好はさせたくないしな」

「そういうと思ったわよ、さっそうと決まれば紫を探すわよー、あいつが居ないと外界にも行けないしね」

 

白玉楼

「…たまにわからなくなるのよ」

幻人という単語が出てから展開された

痛いほどの沈黙を始めに破ったのは

幽々子だった

「貴方は幻想郷が心配なの?それとも博麗の巫女が心配なの?」

「そりゃ、両方ともよ」

「そう、まぁ貴方らしいと言ったららしいわね」

幽々子は静かに茶飲みに入ったお茶を飲んだ

「何が言いたいの?」

「少し、人間に肩入れし過ぎと言いたいの、人間の脆さ位、貴方も理解している筈よ、どうしてそこまで博麗の巫女…いや博麗霊夢に肩入れするのよ?」

「…それは…」

紫が口ごもる、普段の余裕は見られず

あからさまに動揺していた

「貴方がどうであれ霊夢も何時かは死んでしまうわ、他の巫女同様にね」

「わかってるわよ」

「なら少し霊夢と距離を置きなさい、悪いことは言わないから」

幽々子は立ち上がって襖に近づいた

「彼女が今回の異変の事で外界に行きたいと言うのなら連れていったらどう?」

「何をいってるのよ幽々子!?、霊夢は博麗の…」

紫は立ち上がり幽々子に猛反発した

が幽々子は涼しい顔で続けた

「博麗の巫女であることを差し引いても霊夢なら大丈夫よ、強いし魔理沙もいる…それにそんなに心配なら着いていけば良いじゃない」

紫は反論出来ずにその場に座り込んで考え込みだした

「幽々子様、紫様は大丈夫ですか?」

幽々子の従者である魂魄妖夢が心配そうにいった

「良いの、私は楽しいわよ紫の困った顔を、みるの」

「は、はぁ」

妖夢は幽々子のいつもの緩い感じに少し落ち着きを覚えていた

しばらくは紫のため息が白玉楼に響きそうだ




三話いかがでしたでしょうか?
二話よりは少なめですが
頑張って書かせていただきました
楽しんでいただけたなら嬉しい限りです
外界に触れると言わなかったか?って?
シラナイ、ワカラナイ、ゲンチョウカナニカデスヨ
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