そういえば皆さんは今年の夏は映画見ましたか?
個人的に特撮作品が好きなのでシン・ゴジラが見たいです
でも僕ってDVDを家でゆっくりと見たいタイプの人間ですから
映画館には行くかなぁ?
なんて世間話はここまでにして第五話お楽しみ戴けたら嬉しい限りです
幻想郷、博麗神社
「紫、居るんでしょ?」
スキマが現れ、紫が中から出てきた
その表情にはいつもの余裕が戻っていた
「あら霊夢どうしたの?」
「私を外の世界へ連れていって」
紫は少し驚いたように霊夢を見つめる
「あんたの能力なら簡単でしょうに…この前もなんか果物みたいな南京錠、持ってきたばかりでしょ?それと同じ要領でさ、私も外の世界に連れていって」
「そんなの…」
ダメよと続けようとしたが紫の脳裏に
幽々子の言葉が走り抜けた
(彼女が今回の異変の事で外界に行きたいと言うのなら連れていったらどう?)
(そうだ…私は信じるって決めたのに…また…)
「良いわよ、準備しなさい」
「えっ?」
「どうしたの?行きたくない?」
霊夢は首を傾げながら神社の中に戻っていった
「これで良いのよ、これで…」
紫は空を見上げ呟いた
しばらくすると魔理沙も来た
紫は魔理沙の同行も許した
霊夢の心には不信が宿ったが
(今は素直に喜ぼう)と思うことで
不信を押し殺した
「…それじゃ行きましょうか」
「おう、私、初めてだな、外の世界に行くの…霊夢は行ったことあるのか?」
「無いわよ、あと魔理沙、遠足に行くわけじゃないんだからはしゃがないでよ」
紫がスキマを開いた
「あっちに行ったら真っ先に幽玄って人を探して…金髪で茶色い上着、あとサングラスをかけた人間なの…私の友人よ、きっとあなたたちの力になってくれるはずよ」
「紫はどうするの?」
「私は…私も行くわ、ただ少し用事があるだけ」
「ふーん、まぁ良いわ、幽玄ね、わかった」
霊夢と魔理沙はスキマをくぐり抜けて行った
「……これで……」
紫もスキマの中に入りスキマが閉じた
誰も居なくなった神社に鏡が割れる音が虚空に響いた
外界、カオルの入院している病院
「ここや、俺の友達のカオルの病室は」
三人は病室前で立ち尽くした
「…幽玄は入らないの?」
「俺は…俺にはその資格はない…」
「えっ?、どうしてですか?友達…なんですよね?」
「これに関しては俺の問題や、すまんけどメリーは黙っててくれるか?」
「ごめんなさい」
蓮子が今までにない鋭い目付きで幽玄を睨みつける
「…はぁ?」
「蓮子?」
「メリー、先にカオルくんに会っててくれる?」
「えぇ!?」
「私、幽玄と話がしたいの」
蓮子が幽玄を連れてどこかへいった
「えぇ…私一人…?」
病院内の食堂
「どういうこと?会う資格がないって」
「…だから関係ないっていいよるやろ」
「…いいから話なさい」
幽玄は 蓮子から目をそらした
「3年前…俺はカオルと出会った…そん時な俺、やんちゃしとって…ちと悪い集団の頭やったんや…俺が会ったときなカオルは不治の病に侵されとってな…でもあいつ、好きな奴がおって…そいつに届けるように晴れた日はいつも紙飛行機をとばっしょったんや…会ったときからなんかあいつが気になってな…それから病院に通うようになったんや…けどそのカオルが好きな奴、来たとこ見たことなかった…流石におかしいと思って調べたんや…そしたら…」
幽玄は苦痛に耐えるように呟いた
「俺の組の奴が殺しとったんや…組の機密情報を持ち出そうとしてそのまま射殺や…カオルの好きな奴は…刑事(デカ)やったんや…」
「!?」
「それから罪悪感から…いやその事がわかってカオルに嫌われるんや嫌やったんやろな…俺は…それから逃げよんや、あいつから、自分の罪から…」
食堂にビンタの音が響いた
蓮子が幽玄の頬にビンタをしていた
「過去は変えられないよ、過去が捨てられないのは分かる…けどその過去は足枷にしかならないよ、目を覚ましてよ、君の為ではなくカオルくんのために…」
「お前がカオルを語るな!!カオルのなにを知ってるんや!?」
「なら逃げてる貴方はもっとカオルくんを語る資格はない!!」
蓮子と幽玄の力強い声に周囲がびくっとなった
「ん?」
スキマは必然か偶然かその病院につながり魔理沙も霊夢もその病院にいたのだ
霊夢とはぐれ魔理沙は食堂前にいた
「あれ、幽玄ってやつじゃねぇか?なんか取り込み中みてぇだが…行ってみるか」
一方メリーはというと
病室に入っていた
「失礼します…」
「どうぞ…紫さん?」
「へ?」
カオルは少ししたあとハッとした
「あっあぁすみません、人違いでした」
「あの…えっと…幽玄さんのご友人でよろしいでしょうか?」
「幽玄さんを知ってるんですか!?」
「えっえぇ…さっき知り合ったばかりですけどね」
「そうですか…あっお座りください」
メリーが近くにあった椅子に静かに腰を下ろした
そして気まずい沈黙が二人を包んだ「
「幽玄…?紫が言ってた人間か…それじゃこいつは?」
霊夢は病室前でこの話を聞いていた
それぞれの物語は段々、近づき
そしていずれ複雑に絡み合う
その異変の足音は徐々に大きく確かにその歩みを進めていた…
ついに霊夢、魔理沙が外界に行きました!
これから小説は正念場です
未熟者なりに頑張って行きたいと思います
では第六話もお楽しみ戴けたら幸いです