・やっぱりgdgd
・どうしてこうなった
・お前らどうした
・どうしてこうなった
・オチが不在
などがふくまれます
これはVersionグレンダンで、ウォルターが風邪を引く話。
武芸においては勝ててもさすがに病気には勝てないそうです。
「……うー」
喉が痛い。
頭が痛い。
頭痛がする。
吐き気がする。
食欲が無い。
咳が出る。
―――――あぁ……これは確実に……
はぁ、と喉が痛いのを我慢してでも溜息を吐いた。
風邪を引きました。 Version グレンダン
げほっ、と再び咳をすると、ウォルターはいつになく重い身体をずるりと動かして冷蔵庫の前まで行く。
特に必要最低限のものしか置かれていない簡素な部屋は、多少ふらついて頼りない現在のウォルターの足取りでも充分難なく通れる道だった。
「うー…、こんな事なら先に何か買って置くンだった」
なにも無いという訳ではないが、調理をしなくては食べられないものばかりだ。
いつものウォルターには冷凍食品という言葉はない。
基本いつも作る。
その為食材は割と揃っているのだがそれでも作る気力と食欲が無い。
―――――困ったモンだ
ウォルターはそう考えながら適当に野菜室に入っていたきゅうりをとりだしてかじった。
先端は割と苦味があっていつもなら少し切り落とすのだが、かじった部分を吐き出すことさえ億劫になり、飲み込むのも辛い。
だがそれでも何か食べない限りは処方された薬を飲むことも出来ない。
あぁ、と嘆息する。
「こんな時期に風邪引くとか、ちょっと…オレ……しっかりしろよ……オレの軟弱者…」
くそぅ、と小さく呟いて、ウォルターはきゅうりの最後の一欠片を口に放り込んだ。
いまの時期は汚染獣が特に活発になる時期だ。
つまり、天剣授受者のかりだされる率が高くなるという事なのだが、どういう訳かウォルターは風邪を引いた、ということだ。
ふらふらと部屋を歩きまわりながら、薬は何処だっけと探す。
「あれ、こっちにおいてた筈なのに」
薬箱をあさっても、目的のものは出てこない。
ウォルターは首を傾げながら薬箱をあさる。
「んー……。あ、あった…………だーけーどー……? 中身ねぇじゃん」
なんでだよ、と呟く。
今季、ウォルターが風邪を引くのは初めてだ。
それなのに無いというのはどうなのだろうか。
昨年もその前も風邪を引いた覚えはない。
周りにそんな定期的に風邪を引いた人物もいない、となると本当に何故なのだろうか、とウォルターは首を傾げる。
「あぁもう……」
余計に気だるさが増した気がして、ウォルターは苛立たしげにからの箱をゴミ箱に投げ込み、そのままベッドへと戻った。
「…くっそ」
ベッドに潜り込み、ウォルターは鬱とした気分で枕に顔を押し付けた。
(ウォルター、大丈夫?)
ルウが声をかけてきた。
「あー、平気平気。そんなにえらい訳じゃないから」
(でも、結構辛そうだよ?)
「んー…」
精神体であるルウに風邪がうつる事は無いのだが、だからといって心配をかけさせたくはない。
ウォルターは仰向けに転がると天井を見上げた。
―――――あー、そういや久しぶりかな
体調が悪いということを除けば、ウォルターがここまでゆっくりしているということは珍しい。
普段は汚染獣の相手をしているかアルシェイラやサヴァリスをはじめとする天剣授受者達に巻き込まれるというのが基本的なオチだ。
だが今日明後日あたりはそういうことが無い。
正直言うと、暇。
しかしだからといって遊んだりする程体力は無い。
ぐらり、と視界が揺らいだ。
―――――あー…
ウォルターはやってくる睡魔に逆らう事無く、そのまま眼を閉じた。
「…………………………………………」
どういう状況なんだろう、これは。
真面目にいま、握られている手の感触と、時折聞こえる“声”にそう思った。
風邪でウォルターが寝込んだので、様子を見てこい(つまるところ茶化してこい)と言われて来たのはいいのだが、この状況はいただけない。
切実にそう……目の前に笑いを全力で堪える女王と、無愛想な男を見てサヴァリス・クォルラフィン・ルッケンスはそう思った。
―――――どうしてこんなことに……
どうしてこうなったのかと、サヴァリスは回想した。
ぎぃ、と古い扉を開いた。
「陛下は本当にどうやって合鍵なんて入手しているんでしょうね」
溜息をつきながら、手の中に存在するその小さな鉄の鍵を見て呟く。
とりあえず短い廊下を進んでリビングまで向かう。
こぢんまりとしたアパートの一室。
僕からすれば、ここは物置にも満たない大きさの空間。
その大きさの空間の真ん中にぽつんと味気なく置かれたテーブルと椅子、壁際には小さな本棚があり、ウォルターの趣味でもある菓子類のレシピや手書きの紙がびっしりと入っていた。
リビングとキッチンは合体しており、洗面台のある壁が大きく開き、リビングがはっきり見渡せる形になっている。
「ふぅん」
結構綺麗にしているのか、と少し感心した。
陛下……女王、アルシェイラ・アルモニスから聞くリンテンスの部屋の印象が無駄に強く、ウォルターも汚いのかと思っていたが、意外にもきれい好きらしい。
部屋には必要最低限のものと、本当に少量の個人的な私物。
それだけだ。
綺麗にしている……というよりは、散らかすものが無いほど殺風景なのだ。
僕はともかくとリビングを見渡す。
ふと、テーブルの上に箱が開きっぱなしで置かれている事に気付いた。
箱を見やれば薬箱。
―――――風邪薬でも飲んだのかな?
そう首を傾げつつ、ふと目についたゴミ箱を見た。
「……あれ」
僕は更に首を傾げた。
―――――箱は入ってるけど、薬の袋らしきものは無い?
「……うぅん」
ここまでする必要は無いんだろうけど。
そう思いながらキッチンを覗き、ちらとそこにあったゴミ箱を覗いたが、やはり薬の袋らしきものは入っていない。
薬箱が出しっぱなしということは、大分疲弊した状態にあると考えた方が良い。
だが、それでも薬の袋が見つからないと言うことは……
「飲んで…無いのかな」
そうなると色々面倒なんじゃないのか、と僕は溜息を吐く。
しかし、そうなると何処に居るか。
考える場所はひとつだ。
「寝室…かな」
部屋を見渡し、それらしき部屋を開く。
静かに開くと部屋は暗がりになっていて、部屋の隅……窓際にベッドがひとつ置かれた簡素な部屋だった。
―――――あたり
寝室だ。読み通り、ウォルターは眠っているようだった。
―――――そういえば……
す、と嗅覚をきかせた。
気にしていなかったが、ここは他人のにおいがしない。
いや、この家自体がウォルター自身のにおいしかしないのだ。
ウォルターの家なのだし、それは当たり前と言えば当たり前である。
だがしかし、それでも多少なりとも他人のにおいというものは移り香するものだ、しかしウォルターの家にはそれが無い。
―――――それだけ交流が少ないって事なのかな?
僕はそう内心思いながら殺剄をしてゆっくり歩み寄る。
「……ん」
ウォルターがこちらに寝返りをうった。
少し息が荒いか、と思う。後はやや頬が赤いか、と思う程度。
僕はそろそろと近づき、ウォルターの額に手を当てた。
「……………………」
「……ぅ……」
―――――凄く熱いんだけど……
随分酷いようだ、と肩を竦めた。
とは言え僕にはなにをしたらいいのかはわからない。
むぅ、と唸りながらウォルターの額に当てていた手を顎に持って行こうとすると、急に手を掴まれる。
「?!」
驚いて一瞬固まった。
うっかり固まった。
この場に居るのは僕……サヴァリス以外にはウォルターしか居ない。
つまり、手を握ったのはウォルターしか居ない。
まさかお化けが居るだとかそういう事は信じない質、そんな展開はありえない。
握られた手を見やると、やはりウォルターが握っている。
「……………………」
あまりの事に言葉が喉で詰まってなにも出てこない。
絶句、だ。
こんな所で人生初の絶句。
いや、そんなことはどうでもいいのだけれど。
「………ウォ……ルター……?」
恐る恐る声をかけてみるが、なにも反応は無い。
ウォルターは手を握ったまま眠っている。
何よりも、驚きでなにもできない。
「……………………ルウ」
「…………………………………………」
……いや、別に…いいんだけどね?
僕としてもこれはちょっとなんとも言い難い状況だ。
どう反応すればいいのか……いや、反応しなくてもいいのか?
いや、それともこれは試されているんだろうか。
いいや……もしかすれば……
(動揺しすぎでしょ)
「っ?!」
ウォルターに握られていた手をうっかりぎゅうっ、と握ってしまった。
(っぷ)
「だ、れだい……?」
この部屋には、他に誰も居ない。筈だ。
それなのに、声が聞こえる。
いや、聞こえるという表現は適切では無い。
頭のなかに直接響いてくるような、そう……言い換えれば念波のような感じだ。
こういう奇怪な現象は正直好きじゃない。
怖いとかそういう以前の問題で、鬱陶しい。
じとり、と周りを見渡すが、やはり誰も居ない。
「……………………」
(警戒したって見えないよ、僕は)
楽しそうな笑い声が聞こえてくる。
落ち着いて問いかけて見る事にした。
「……キミは、誰だい?」
(ん~? 警戒しなくてもいいよ、悪いヤツじゃないし)
「……………………」
(あははっ、本当に用心深いね。大丈夫だって言ってるじゃないか。ウォルターに危害を加えるような事は絶対にしないよ)
声はそう告げる。
―――――つまり、僕の保証は無いってことか
僕はどっちかというといまはよくこんな部屋に住んでいるなとそればかりだった。
(それよりね、ウォルターったらきゅうりしか食べてないんだ。薬も飲んでないしさ。なんとか食べさせてあげてくれないかな)
「……それはいいけれど、さっき見た所では風邪薬は無かったようだよ?」
(ん~、ウォルターが見たのって薬箱の方なんだ。予備があるんだ。本棚の一番下の段の中だよ)
「……それ、ウォルターにはっきり言ってあげたほうが良かったんじゃないのかい…」
(だってウォルター疲れすぎてたみたいで、僕の声あんまり届かなかったんだよ。僕は悪くないよ)
「……………………」
はぁ、と溜息をついて、僕はウォルターの手を解こうと開いていた手で握っていた手を剥がそうとしたのだが、逆に更に掴まれた。
「……………………」
どうしろと。だから。どうしろと僕に言うのか。
薬を飲ませろというなんだかよく分からない霊的な声、そして何故か僕の手を離してくれないウォルター。
どうしろと。
こういうパターンは僕にとってさっぱりわからない。
僕は、こういうパターンにはなったことが無い。
だから、どうすればいいのかわからない。
「……………………」
どうしようかと悩んでいると、ハイテンションな女性の声と、不機嫌な馴染みのある雰囲気がやってきた。
「はーい! どうどう? 寝てるーっ?」
「……………………っ」
「……………………ぶふっ」
「……………………」
固、まった。
「どうして来るんですか……」
やってきた女性……アルシェイラ・アルモニスとリンテンス・サーヴォレイド・ハーデンを睨んだ。
「だって、どうせあんたのことだし看病なんて出来ないと思うし。そう思っていたらあんな状況……ふっ…」
「……………………リンテンスさんもじっとりしたその目線やめてください」
ウォルターの捕縛から逃れたサヴァリスはアルシェイラが買ってきた品々を覗き見、本棚の下から指定のあった風邪薬を引っ張りだした。
「あら、そんなとこにあるの? 変なところにしまってるのねぇ……。…というか、あんたなんで知ってるのよ」
「……え。教えてもらいました……」
「あ、っそう」
特に問いに意味は無いらしく、アルシェイラはつまらなそうに椅子に腰掛けた。
リンテンスは部屋の隅で何処かに視線を泳がせている。
おそらく煙草を吸いたいのだろうが、どうやらウォルターがいつも嫌がるせいで吸えないらしい。
サヴァリスがどうしようかと悩んでいると、がちゃり、と寝室のドアがあいた。
「……ぁれ?」
「ウォルター。起きたのかい?」
「ん…まぁ……」
「薬、飲んで無いんだろう? いま薬出したから、適当に飲みなよ」
「んー……」
ウォルターの足取りはおぼつかない。
サヴァリスは溜息を吐く。
「ほら、さっさと戻りなよ」
「…粉薬はいらん……」
「文句言わない。ヨーグルト、陛下が買ってきてくださっているよ」
「あ~? ヨーグルト…? ……いちご」
「いちご……? あ、あるよ」
「……それならいける…」
分かったと頷くとウォルターは静かに寝室に帰って行った。
アルシェイラがにやにやと笑っている。
サヴァリスは困った様子で肩を竦めた。
「意外に世話焼きなのね」
「そういう訳では……」
―――――僕の身が危険だし
サヴァリスは今日何度目かわからない溜息をついていちご味のヨーグルトと薬、スプーンを持って寝室へと入った。
「ウォルター?」
「んぁ?」
「寝てればよかったのに」
「それは凄く賛成だ」
咳をしながらウォルターは眉を潜めた。
「じゃあヨーグルト……」
「待て」
「うん?」
「うん? じゃねぇよ、なにしてンのおまえ」
サヴァリスはぐるぐるとヨーグルトをスプーンで混ぜている。
普通はある程度のかたまりで掬える筈のヨーグルトはスプーンの端っこからぽたぽたと垂れている。
「粉薬だから…混ぜるなら混ぜないと……」
「そうだけど。そうなんだけど。べったべったにしちゃだめじゃん」
「……ん~。看病初心者の僕にそんな事言われてもなー」
「面倒くさいなこのご都合主義」
「ほら」
サヴァリスはそう言ってヨーグルトをつきだして来る。
ウォルターは渋々受け取り、スプーンに手をかけた。
そのところで、アルシェイラが扉から顔をだす。
「ウォルター、ヨーグルト持ってきたわよ」
「え? あぁ……。……ん? ちょっと待て、だからなんでお前もヨーグルト混ぜてるんだ」
「いいじゃない! だってどろどろの方が食べやすいでしょ?」
「かたまりの方が食べやすいだろ、どう考えても」
アルシェイラまでもが高速でヨーグルトをぎゅんぎゅん混ぜている。
「だから混ぜたらだめだろってば」
「そう言わないの。こっちの好きにさせなさいよ」
「あんたらに好きにさせてたらオレ死にそうだからヤだ」
ウォルターはそう言いながらやはり眉を潜め、とりあえずサヴァリスに渡されたヨーグルトに口を付けた。
「大体あんた、いちご味なんて子供すぎでしょ」
「味付けくらい好きなの食ってもいいだろ」
「そりゃそうだけどね、いやぁ、意外だわ」
「……………………」
じとっ、とした目線でアルシェイラを睨む。
ウォルターは二口目を食べると、アルシェイラに「そういえば」と問うた。
「あんたら、なんで来たンだ?」
「はぁー? 心配したからに決まってるじゃない」
「………あんたらしくねぇな」
「うっさいわねー」
「ハーデンの方は?」
「……引きずられてきた」
「……………………ご愁傷様……」
ウォルターは乾いた笑いをこぼすとヨーグルトを食べる。
「……というか、あんたらには看病されてるって感じしねぇわ」
「そうねー。だって看病の仕方なんて知らないし」
「あんたら本当になにしに来たンだ」
真顔でそう言うとアルシェイラは片目を閉じて舌を出した。
ウォルターは頬をひきつらせて引きつった笑いを浮かべた。
「いや、なにしてンのあんた。本当に」
ウォルターがそう呟いたと同時、家の玄関が開く音がした。
「どーもさ~! ウォルター?」
「あ……、ライアだ」
「ライア?」
アルシェイラが首を傾げた。
ウォルターはヨーグルトをサヴァリスに渡してベッドから立つ。
「ハイア・ライア。サリンバン教導傭兵団のヤツ」
「…あー、この間行けって言ったときのヤツね」
「そうだよ」
ウォルターがリビングの方に向かうとハイアが居た。
ハイアはウォルターを見てぱっと表情を輝かせた。
「ウォルター! ……あれ、調子悪いさ?」
「ちょっとな。風邪で」
「じゃあちゃんと寝てなきゃだめさ! 薬は飲んだのかさ?」
「一応……ふた口くらい」
「薬って一口ふた口だっけ……?」
ハイアがきょとんとした様子でウォルターを見た。
「あー、ヨーグルト」
「あぁ、粉薬かさ? ウォルター粉薬嫌いなのかさ~?」
「嫌い」
「そ、そう……。というか、他にも人居るんさ?」
「居る。天剣授受者と女王が」
「……なんという豪華メンバー……。ともかくさっさと寝るさ。それが一番さ」
「そうだけど」
ウォルターは眉を潜めて寝室の方をみた。
ハイアは何故ウォルターが眉をひそめるのかが分からない。
「どうかしたさ?」
「あいつらの居る所で安眠できるまで精神図太くない」
「……………………それは……………………なんとも言えないさ…」
「だよな~…」
大きく溜息をつくと、ウォルターは「しょうがねぇ」と一つ呟いて、寝室に戻った。
「あ、居た?」
「居たよ。てか、あんたら帰れ本当に」
「えー」
「騒がしいから寝れないんだよ」
「ひどいー!」
アルシェイラが不服そうに頬をふくらませた。
それでもウォルターは面倒くさそうに溜息をついてアルシェイラを睨んだ。
「お前らは……。来てくれたのはありがたいと思うけど、そこまでされても困るわ」
「……しょうがないわねー」
「……………………」
ようやくどいてくれた事に安堵したのか、アルシェイラ達が寝室から出るとすぐに寝たようだった。
「さすがに疲れていたみたいね」
「そうですね」
「みたいさ……」
「で、あんたがハイア?」
「あ、そうさ」
「ふーん……」
ハイアはアルシェイラにじっと見つめられ、ややたじろぐ。
「ま、いいけどねー」
(陛下、ようやく見つけました)
「うわ、カナリス」
(うわ、とはなんですか。探したんですよ。業務が残っています。王宮にお戻りを)
「やだー。これからわたし学校―」
(陛下……)
念威端子から響く呆れた声を流し、アルシェイラは逃げるように去っていった。
引きずった張本人が居なくなった為、リンテンスも帰った。
ぽかんとしたハイアと、やれやれと肩を竦めるサヴァリスが残され、2人はちらと視線を合わせどうしようかと考えた。
「……とりあえず……」
ハイアはちらと寝室を覗いた。
ウォルターはようやく眠れているようで、ハイアは少し胸を撫で下ろした。
「じゃあ、僕も帰ろうかな。後は頼むね」
「……あ……了解……さ」
サヴァリスもハイアに言葉を残して去っていった。
ハイアはやはりあっけにとられてぽかんとしたままで居た。
「……………………」
ハイアはそろそろと寝室に入ると、ウォルターによった。
いつもならすぐに起きるのだが、今日はそういう事は無いようだった。
―――――いつも頑張ってるから、かさ~…
疲れているのだろう、とハイアは笑みを浮かべた。
「…おやすみ」
ハイアはゆっくりと起こさないように寝室を出た。
「……………………」
来ていた事に気付いていたものの、寝たふりをしていたウォルターは微かに笑みを浮かべて再び眠りについた。
風邪を引きました。 Version グレンダン
(やっぱり騒がしいけど、たまにの平穏がやってきた)
なかなか着地地点が定まらなくて結局最後不時着しました。
相変わらずのぐだぐだで申し訳ないです……
精進します。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。