・ギャグです
・すべてその場のノリとテンションです
・全員ばかです
・ただのネタです
・収拾は相変わらずついていません
・ただのネタです(大事なことなので2回((ry
何かありましたらすぐに消す所存でございます
「ウォ~ルタ~」
「………………………」
ピンポーン、と軽快に電子音が鳴り響き、玄関先にいた人物ら数名を見てウォルターは愕然とした。
本日は小隊の訓練も面倒な生徒会に駆り出されることもない……そう、唯一誰にも邪魔されずゆっくり出来るホリデイ、にもかかわらず目の前に現れた何処かそわそわした後輩2人、超嬉しそうな同級生、統率力というか責任感がまったくなく役に立たない先輩に全力で殺意を覚える。
しかも、超嬉しそうな同級生…金髪の女子の手には、何故か両手で必死に抱える程巨大な魚があった。
それは真鯛だ。恐ろしくでかい。そしてまだ生きている。先程からびちびちと尾びれが表面に付着している水滴を飛ばしてくる。
フェリは鬱陶しそうな顔でその水が当たらないようにレイフォンを盾にしている。
正直養殖湖でそんなデカイもん育てたら共喰いどころのもんじゃねーぞ、とか言いたくなるくらいでかい。さらに言えば、ニーナの腕がプルプルするくらい重たいらしい。
よくそんなでかく育ったなと言いたくなる前に、とっとと養殖湖にリリースしてこいと叫びたくなる。生きてンだから。
「わたしが捕ったんだ! 捌いてくれ!」
「……お帰りくださ~い」
勢い良く扉を閉めて、ウォルターは即座に鍵をかけた。
1人を除き全員が武芸者であるという事実上、どう考えても無駄な行為なのだがウォルターにはこうせずにいられなかった。
「開けてくださいよ、ウォルター!」
「………………………」
「む、無視決め込んじゃいましたよ隊長」
「案ずるなレイフォン…わたしにはまだ他の手がある!」
ピンポーン。
再び電子音が軽快に鳴り響く。
ピピピピピピピピピポーン。
連続して電子音を鳴り響かせるニーナにしびれを切らしたウォルターが、重低音で扉越しに脅した。
「…うるッせぇよ…次やったら真鯛と一緒にてめぇも捌くからな」
「……捌かれるのはご免だ」
「じゃあ、帰れ」
「どうします? ここまで来て引き下がれませんよ」
「……とっとと帰れ料理下手」
ウォルターが吐き捨てるように言う。
それにニーナが衝撃を受けた顔をして口を結んだ。
「………………………」
……ニーナは激怒した
必ず、このなんでもそつなくこなす無駄な
ドンドンッ、とニーナが力強く扉を叩く。それに続いて何故かシャーニッドがパンっ、と手を叩く。びちびちと真鯛が暴れる。
ニーナには料理がわからぬ。かつてより幾度と無く挑んだ料理では、悉く敗北していた
ある時は力任せにりんごを握りつぶし、ある時は衝剄を放って台所を破壊したりもした
ドンドンパっ、ドンドンパッ、 ドンドンパンッ。
「………………………」
ウォルターはその音に眉根を寄せて呆れたような、憤りを覚えたような気がして、とてつもなく複雑な思いに駆られた。
けれど女として、乙女として、ニーナはそういった事柄を追求する事は決して絶やさなかった
ドンドンパッ、ドンドンパンッ、ドンドンパッ!
「……うるっせぇよ! 人ン家前で何軽快なリズム刻んでやがるンだてめぇら!」
「さあ一緒にどうぞ」
「やらねぇよ、ばかアルセイフ! その音続けられてもオレは歌わないからな」
「ウォルター歌上手いって聞いたのに残念だな。じゃあこのおれ様が、」
「エリプトン……ッ、先…輩…ッ、…が! やっても同じだっての! やめろ!」
耐えかねたウォルターが扉を開くと、やはり嬉しそうなニーナの顔が視界に入った。
鬱陶しいなぁ、と思いながら何とか追い返そうと思考を巡らせる。
「we wil…」
「歌うな。……お前ら、本当オレにどうしろってのよそれを」
「捌け」
「そんなでかいの乗せるまな板なンてねぇよ!」
「ツッコむところはそこですかと言いたいですが、ウォルター、ここにありますよ」
「あンのかよ。……そんなでかいの捌く包丁もオレは持ってな、」
「イオ先輩……、こちらに」
レイフォンがまな板と言うより本当にただの板を掲げ、それに続いてフェリが掲げた普通の出刃包丁より明らかに大きい包丁をウォルターは見た。
そこまで用意していてどうして自分たちでやらない。
ウォルターはこめかみを押さえながら、レイフォンに声をかけた。
「お前出来るだろ、魚…捌くくらい」
「え…? …だって僕…、か弱いですから……」
「老生体1期以上に平然と1人で立ち向かうヤツは、か弱いとは言いません」
『ピンポーン』
「インターホン鳴らすなっつったろアントーク」
近所迷惑だろうと素直にウォルターは言う。
……言ってから思ったが、都市の外れにあるこのアパートでは、どれだけインターホンを鳴らそうと迷惑にはならないのだったと。活きの良いびちびち真鯛を抱えている十七小隊の隊長がいようと何も怪しがられないのだと。
まぁでも耳障りなのは確かであったし、鳴らないなら鳴らないでそれはいいそれでいいのだが。
「つかお前ら、そこまで揃ってンなら公開生解体ショーしてこいよ、そこいらで。オレを巻き込むな」
「僕らだって巻き込まれたわけですけどね」
「と、いうことですのでイオ先輩」
そ…っ、とフェリがウォルターの手に出刃包丁を握らせてきた。
そしてそのフェリの後ろで口を開くシャーニッド。
「★ほうちょう★ テレレーテレレ♪」
「……だめ! 無理!」
「ブフォッ、ちょ、ウォルター……ッ」
遠い目であえてノリに乗って見たらやはりシャーニッドは予想通り吹き出して笑い出す。
そんなシャーニッドとウォルターを横目で見ながら、レイフォンがしらっとした顔で眉をよせてウォルターを見ていた。
「…ウボァ…ウォルターにあの可愛さは出せませんね」
「出せても困るっての」
ため息混じりにそう言い放ち、ウォルターは握った包丁へ視線をおろした。
「……“★ほうちょう★”を装備したいまのオレは、お前らを刺しても夢ですむンだよな。エリア移動したら復活してンだよな。『キョアーオ』っつって死ねよ」
「死ねって言った! 死ねって言った!」
「えい」
「キョアーオ!」
刺す真似をしたウォルターに、レイフォンがまな板を構えて防御態勢をとった。それに対し、シャーニッドは声を上げて数歩下がると、小さく笑い声をだしながら叫んだ。
「ふっふっふ…おれ様は不滅……なにがあろうと生き残る男だ…!」
「……シャーニッドは滅びん! 何度でも蘇るさ!」
「………………………バルス」
「眼ッ、」
シャーニッドがお決まりで騒ぎ出す前にウォルターはレイフォンからまな板を奪い、ニーナからびちびち真鯛をひったくって扉を閉めた。
「ウォルター! 開けろぉぉぉぉぉ」
「とっとと滅んでろ」
ため息混じりに話を打ち切り、ウォルターはさっさとまな板の上においてあるもののびちびち跳ねる真鯛をテーブルにおく。
いまだ活きが良い真鯛は、悟りを開いたような眼でエプロンをつけたウォルターに頭をまな板に押さえつけられて、尾びれを近くにあったナイフでまな板に縫い止められて、息の根を止められた。
アイボリー色のエプロンには派手に散った血が付着する。
さてここからどうしようと思った矢先、扉の向こう側からなにやらくぐもった声が聞こえ始めた。
「……イオ先輩……お腹すきました」
「平常運行だねお前は」
「開けてください。お腹すいたので食べたいです。開けてください。……開けなさい」
「……はぁ」
しょうがないなぁとウォルターは扉から一歩おいて開けた。
エプロンについた派手な血に一瞬ニーナがびくりと肩を跳ねさせたが、部屋に足を踏み入れる。
その瞬間、ニーナは足元で起動したトラップに引っかかり宙吊りになった。
「な、んだと……ッ?!」
「…どうしてオレが一歩おいて立っていたか……っは、ばかだなぁアントークは」
「く……ッ!」
「ほらつったってねぇで入れ」
「はっはっは、ニーナは~」
「ご愁傷様です、隊長」
「残念でしたね、隊長」
「そういうなら下ろせお前ら!」
レイフォンはレイフォンなので申し訳無さそうだが、シャーニッドは大笑いしながら、フェリは堪え切れていない笑いをこぼしながら入ってきた。
ニーナの悲鳴のような叫び声を聞きながら、ウォルターは黙々と真鯛を捌く。
目の前で行われる解体ショーにフェリは少し眉根を寄せていたが構わず捌き切り、ウォルターはとニーナに視線を向ける。
「…まぁ、そこで指を銜えて見てろ」
「……ッ……ッ……ッくぁwせdrftgyふじこlp!!」
「もちつけ。せめて人語をしゃべる努力をしろ」
考えた末にそれかよ、と呆れた目線を向ける。
あぁ……結局オレの休日は潰れるのか……そう思いながらウォルターは真鯛の盛り付けにとりかかった。
いろいろすみませんでした(土下座)
いろいろネタをぶっこませてもらっています。
某走るヒトの話、某フリゲ、某女王歌手グループ等…
真鯛を捌いたので、その勢いでかきました、反省はしています。後悔はしていません()
もし何か差し支えがありましたら消去致しますが、よろしくお願いします