サイヤの下級戦士が幻想入り   作:霧雨悟空

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おおよそ久しぶりの投稿です。
別にサボってたとかそういうのではないのだ(^^;

では、今回もお楽しみあれ~


一日バイトの宮司衣装

魔界での封印から解かれた聖白蓮。

バーダックたちはなんとか勝利し、白蓮の力によって魔界から帰ることができた。

 

その後、命蓮寺を建設。

再び幻想郷の妖怪や人間を平等に、というスローガンを掲げて頑張るということになった。

宝船は結局ただの勘違いで終わったのである。

 

 

霊夢は、ウソをついて結局ついてきたバーダックに罰を課していた。

そう。以前に言っていた宮司の格好で神社の手伝いだ。

バーダック自身は、まったくもって納得いってないようだが。

 

「やれやれ、なんでオレがこんなことをしなきゃならないんだ?

 こういうのはお前の仕事だろ」

 

「文句言わないの。たまには人間社会の仕事ってのを理解することだって必要よ」

霊夢は衣装を着せながらぴしゃりと叱る。

 

(そもそも宮司っての衣装もこんな腋の空いたような服でやれっていうのか?

絶対いらん機能なんだが)

ぶつくさ文句言いながらも一応着ることにした。

こういうときに限って女に逆らうのは面倒である。

 

 

 

 

 

神社の外。

ちらほらとやってくる参拝客に多少ぶっきらぼうになったが挨拶は一応した。

「よ、よく来たな博麗神社へ。さっさと金入れて帰りな」

 

「は、はあ・・・」

(なんでこの人はこんな格好をさせられてるんだろう?)

 

「ど、どうも・・・」

(たまに里で見かけるけど全く似合ってないわ・・・)

 

ちなみに慣れもしない祈祷もやってたようだ。

(霊夢が一晩かけてみっちり仕込んだらしい)

まさに似合わない働き者である。

 

(なんだかんだ言ってちゃんとやってるわね。ちょっとかっこいいかも・・・)

霊夢だけはなにか惚れてた模様。

 

 

 

 

 

 

 

「ちっ、やっと休憩時間か」

「お疲れ様、はいお茶」

霊夢は湯呑に入った冷たい麦茶をバーダックに渡した。

 

「ー・・・っく、はあ・・・。

 しかしまあ、よくもオレにこんなことをさせられるもんだ」

 

「いいじゃない、少しはストレス解消出来たでしょ?」

「これでできるなら逆立ちで神社の階段往復だってできるだろうよ」

つまり余計にストレスが増える一方であった。

サイヤ人に人間社会での働きをするのは難しいのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

「ところで・・・お前も気づいてるか?」

「ええ。なにか変な霊がさっきからふよふよと浮いてたわね」

宮司として働く傍ら、おかしいことがないか探っていたのだ。

 

そんなとき、また一つ霊が浮いてきたので、バーダックは捕まえることにした。

 

「これか・・・む?なにか喋ってるように聞こえるが・・・」

耳を澄ませてみる。

 

「ハラヘッター」

「○○○○ガシタイナー」

なんと、霊が喋ったのだ。まるで欲を叫んでるかのように。

しかもどんどん神霊がこっちに沸いてきている。

 

 

「・・・」

バーダックは半ば呆れていた。

何かのヒントにはなるだろうと薄々予想していた自分がバカみたいだ。

 

「ええい、こんなもの捕まえても時間の無駄だったぜ」

バーダックは霊を離し、霊夢はその霊をまじまじと見つめる。

 

「これは・・・神霊?なんでこんな低俗なものが」

 

 

 

「おーっす、霊夢いるか?」

魔理沙だ。彼女の後ろについてくるように早苗も鳥居を飛び越して降りてきた。

 

「こんにちはー。・・・ぷっ!」

早苗がバーダックに視線をうつした瞬間噴き出した。

慣れない宮司の格好しているので思わず堪えられなかったのだろう。

 

「そういやお前、なんでそんな恰好してるんだ?似合ってないぞ」

ああ、もっと言ってくれ。オレだってこんなもん似合ってるわけない。

バーダックは心の中で突っ込んだ。

 

「まあ、なんだ。ちょっとした罰ゲームだ」

少しごまかしを入れながら魔理沙たちに説明をした。

 

 

 

 

 

 

 

「なるほどな。まあお前のことだろうから来るとは思ってたけど」

魔理沙だけは本心で似合わないと言ってくれるだけ少し心がうれしい。

 

「あははははは!めっちゃ面白いですよ!私は似合ってると思いますよ!(主にダサさが)」

早苗は半バカにしながらまだ笑っていた。余程効いたのだろう。

 

「笑い過ぎよ早苗。それはそうと、また異変の匂いがするわ」

 

「で、その神霊とやらの出処を掴むためにまずはいつもの調査か?」

「ええ、まずは冥界の白玉楼にでも向かおうと思ってるわ。あいつも噛んでそうだし」

幽々子のことだろう。あいつらなら確かにやりそうではあるが・・・

 

「でも、バーダックの姿を見たらアイツびびってあっさり降参しそうじゃないか?

 相当ぶん殴られてトラウマレベルになってるし」

 

「えー!?女性を殴ったんですか!?紳士として失格ですよ!」

「どの口が言ってんだ、お前も大して変わらないぜ。特に妖怪相手」

 

 

 

 

「あっ、いたいた。皆さん知ってます?」

妖夢だ。おそらく彼女もだろう。

「知らない」

4人一斉に言われた。

 

「それはともかく・・・神霊を冥界で見かけたので、ここは一度神社に行って相談しにでも行こうと思ってたの」

「お前は一度も知らないのか?ヤツが噛んでそうだってのは」

「私は買い物の途中でこの神霊を見かけたから・・・知らないですよ」

 

妖夢もきっと冥界に戻りがてら異変解決の旅に向かうつもりだろう。

 

 

 

 

 

 

「ならさっさと冥界に聞き込みにでも行きましょう。

 あ、ごめんなさいバーダックさん。非常に言いにくいことだけど・・・」

霊夢が一息ついて発言する。

 

「いつもの服は洗濯で干してるから、そのままで行ってほしいの」

 

「・・・は?」

バーダックの背筋が凍りつく。

冗談じゃない。こんな周囲から笑いものにされそうな格好でこのまま行けと言うのか。

 

ただでさえ早苗から笑われているのに、さらに笑われろとでも言うのか。

映姫の説教よりも地獄な気がするんだが・・・

 

「あれを着てないと調子が狂うんだ」

「いいじゃないですか。お似合いなんですから。ぷっくくく・・・」

いい加減この女を殴り飛ばしてやりたい。

 

「私は新鮮味があって、むしろいい感じだと思いますが・・・」

妖夢は半ばあきらめろとでも言わんばかりの感じで褒めている。

 

「どうせ弾避けでボロボロになるんだから変わらないじゃないの」

霊夢のいい返しがきた。

そういえばそうだ。どうせこの服はボロっちくなるのだ。

ならこの格好で我慢してやろうじゃないか。

 

「オレは先に行くぜ。早苗が馬鹿笑いしててうるさいんでな」

笑われて不機嫌なバーダックはいつものように我先にと冥界目指して飛んで行った。

 

 

 

 

「・・・ホントにあれで行くとは割り切ったなバーダックも」

 

「あー、面白かった。ささ、私たちも行きましょう」

早苗はようやく笑いが収まった。きっとまたぶり返しそうだが・・・

 

「あんたいつかまたバーダックさんにボコボコにされるわよ」

 

「似合ってると思うんだけどなあ」

妖夢は少々ボケた感じでボソッとつぶやいた。

 

霊夢たちも、バーダックの後を追って冥界へと目指した。

 

 

 

 

 

 

 

冥界。白玉楼。

先に到着したバーダックは、沸いてくる幽霊たちをなぎ倒しながら幽々子のもとへと目指す。

 

「お客さんかしら・・・うっ!?」

白玉楼のお嬢様、幽々子はバーダックを見た瞬間怯え始めた。

 

「よう。随分と久しぶりだったな幽々子さんよ。

 聞きたいことがあるんだが、この神霊について何か知らねえか?」

怖がられているようなので、少しだけ穏やかにしゃべる。

 

「し、神霊?そ、そ、そうね・・・言っておくけど私の仕業じゃあないわよ」

震えながら打ち明ける。どうやらそうではなさそうだ。

 

「なら、他に分かってることは無いか?」

「この前に建設されたお寺の裏の墓地が怪しいかもしれないわね。

 そこに行ってみればいいわ」

 

「・・・あそこか。ありがとよ」

バーダックはその場所がすぐ分かったので、本当の元凶はそこにいると信じて飛んで行った。

 

「・・・ふう、こ、怖かった」

すっかりトラウマである。できれば二度と会いたくないと幽々子は心からそう思った。

 

 

 

 

 

「あら?バーダックさんだわ」

霊夢たちは上へ向かう途中、バーダックとすれ違った。

何処へ向かうのだろう。

 

「もしかして、幽々子は関係ないんじゃないか?」

「うーん、かもしれないわね。なら、彼を信じてつけていきましょ」

霊夢たちは、冥界への進路をUターンしてバーダックの飛んで行った方角へと進路を変えた。

 

寺の墓地に、いったいなにが待ち構えてると言うのだろう。

バーダック、霊夢たちは浮かぶ神霊を躱しながら目的地へと向かう。




本編も次回で第二部は一応のエンドを迎え、いよいよ本格的な物語になろうとしています。
こっちも片手間でやってるので、本編を投稿したらしばらくはここでまた進めようかなあと思ってたり(^^;

では、また次回お会いしましょうか
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