サイヤの下級戦士が幻想入り   作:霧雨悟空

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まだまだ本編更新には程遠いようです。
すでに今月中が絶望的なので、できれば十月には上げたいですねー(^^;

では、今回もお楽しみあれ~


大地震発生!

季節は食欲の秋。

博麗神社の存亡を賭けた戦いも、神社に守矢の分社を設立することでなんとか免れた。

そのおかげもあってか、ほんのわずかずつだが参拝客も賽銭も信仰も増えてきた。

 

魔理沙やバーダックも、たまに妖怪の山に無断で押しかけては何かと取りに行ってるようだ。

ちょくちょく入られても困るため、哨戒天狗の犬走椛は上司である大天狗に「通行手形を作って、それを見せれば通してもよいのでは?」と持ち掛けた。

先輩である射命丸文もその意見に賛同し、大天狗は渋々その条件に応じた。

といっても、射命丸の本音としては「ネタが欲しい」。それだけなのだ。

あれほどの強さを見せる人間は霊夢や魔理沙以外にはいないし、自分にとっても好都合のネタ作りになるからだ。

 

 

その翌日には、人里や各地で信仰している東風谷早苗の手にも天狗特製の通行手形を渡し、人々や妖怪にも配っていた。

霊夢に負けるわけにはいかない彼女は、信仰で上回ってみせると心意気を見せていた。

そして、バーダックにこてんぱんにされた恨みも晴らすために鍛錬もしているのだ。

 

「もし、次また彼に会ったときは、あの時の痛みを数十倍にして返してあげるんですから!」

と、射命丸にこぼしていたようで。彼女は「はあ」と返しづらい返答になった。

 

 

 

 

ー博麗神社

 

ここ数日何も起きていないので、神社は平和そのものであった。

バーダックが山の川で釣ったらしい魚を焼いており、まさに食べごろに近いところまで焼けていた。

 

「バーダックさんここのところあまり顔を見せてないけど・・・きっとまたどっかでふらついてるんだろうなあ・・・

彼がいても変わらないけど、どこか寂しいし」

ちゃっかりと本音をこぼす霊夢。というのは嘘。本当ならさっさと見限ってるし、興味も持たないのだ。

 

「でも、ちゃんとここに帰ってくるって信じてるし、それまでしっかり留守をしておかないと・・・きゃっ!?」

急に激しい揺れが博麗神社へ襲いかかる!

 

 

 

 

 

 

 

「う~、な、なんとか収まったわね・・・でもこの地震は・・・」

霊夢がいるのは社より少し遠く離れた小屋だったので、それほどの被害は受けていない。

しかし、問題は分社も建てられた社のほうだ。

 

霊夢は嫌な予感を覚え、急いで社へと走っていく。

彼女の目の前にあった光景は・・・

 

 

まるで潰されたように上から崩れた博麗神社の姿だった。

「こ、これは・・・!わ、私のじ、神社・・・が・・・」

霊夢は膝から崩れ落ち、愕然とした。

いったい誰の仕業?絶対に許さないわ・・・!とぼそぼそ呟きながら怒りをためる霊夢。

 

「なんだ、何かあったのか?」

ちょうどいいタイミングで魔理沙とバーダックがやってきた。彼らも被害に遭ったのだろう。

 

 

「急に激しい揺れが襲いかかってきやがってよ、急いでこいつと一緒に山を下りてここへ来たんだが・・・

・・・ん、これは・・・」

「博麗神社が崩壊してる!?お、おい、霊夢!お前は大丈夫だったか!?」

魔理沙が霊夢に駆け寄る。

 

「え、ええ。私は離れの小屋にいたからなんとか無事だったけど・・・」

「でもおかしいな、こんな最近まで地震が起こるなんざ聞いたこともないぞ。

それに、なんだか天気もおかしいことになってきてる・・・?」

現在の天候は霧雨。それもその周りにだけ気候が変化しているのだ。

 

「多分ほかのヤツらもそれに応じた天候に変化してるはずだ。

だとしたら・・・これは異変を勝手に起こした人物がいるってことになるな」

「うーん、だとしても、天気や地震ごときで異変を起こすヤツなどいるのか?

私としては、ここはみんなで手分けして探そうというのはどうだ?」

 

「私は賛成よ・・・。この神社をここまでにしてくれた侮辱を晴らさないと気が済まないから・・・」

霊夢の目はもはや鬼に近いなにかの形相と化していた。

多分誰が止めようが絶対に無理だろう。

 

「バーダックはどうなんだ?・・・といってもいつも一人で突っ走ってるし賛成でいいだろ?」

「オレは異論なしだ。誰とも行動するつもりはないし十分だ」

意見は決まった。こうして、誰が犯人なのかも分からない異変解決が始まった。

 

 

 

 

 

 

数日が経過した・・・

未だ誰が犯人なのか分からず、一度合流しても見つからない状況となっていた。

しかし、妖怪の山で射命丸と遭遇し、一番重要な情報を教えてくれたのだ。

 

「もし犯人を捜しているのなら、おそらく天人の仕業ですね。竜宮の使いとされる永江衣玖があっさりとばらしてくれました。

どうやら、神社での地震は故意に起こしたものだろうと考えられますね。

でも、その前に・・・無断で入ってるのだから、ここは私と勝負してもらうわよ」

 

そういえばそうだったと改めて気づいた霊夢たち。

犯人ではないにせよ、一度ぶちのめしておくことにしよう。

 

 

 

3人なので3ラウンド制。さすがの彼女も疲れ果てて勝負は霊夢たちの勝利。

「さすがね・・・ここから上を通ってもいいわ」

 

「ふん、さすがのお前でも本気を出しざるをえなかっただろ。オレたちもヒヤッとしたぞ」

「それほどでも。では、健闘を祈ってるわ」

射命丸と別れ、山の上のさらに上にある天界へ目指す。

 

 

山の上は雷が鳴り響き、普通の人間では通れそうにもない場所だ。

ここを乗り越えて天界へ行かなければならない分、厄介なのだ。

 

「だー!も、もう無理・・・このままじゃ電気ビリビリ巫女になっちゃうわ」

「なんだ、もうへばったのか?だから弱虫だっていつも言ってるだろうが」

バーダックが馬鹿にしてきたので、霊夢も負けじと言い返す。

 

「なんですって!そういうあなたこそホントはびびってるんじゃないの!?

いやなら私と魔理沙に任せて今すぐ引き返していいのよ!」

「あーもう、こんなとこでケンカすんなよ、うるせえな」

 

 

(・・・ここは空気を読んででしゃばらないようにしますか。

こういう口論は面倒ですし関わりたくもないし・・・)ピシャーン

 

「ん、そこにいるのは誰だ。出てこい」

「おや、生身の人間のくせして私の居場所があっさりと発見されるとは・・・

あなた、ただの人間ではないですね?」

 

「アンタがその「永江衣玖」ってヤツか?ちょいと話があるんだが」

「ええ、いかにも私がそうですが・・・なにかご用件でも?」

 

「最近、うちの神社を見事に壊してくれた馬鹿がいるみたいで・・・そいつの正体を教えてほしいのよ」

拳を握りしめながら霊夢が質問する。

答え次第ではぶん殴ることも辞さない覚悟だ。

 

 

「総領娘様のことですか?あの方なら確かにあの要石があればあの地震も起こせなくもないでしょうね。

私は止めようと思いましたが・・・あえて口出しはしませんでしたけどね」

 

「だったらなおさら止めようとするはずだ。アンタはその総領娘ってのヤツのお目付け役ってところか?」

「その通りです。ですが私はあくまで彼女の指示通りに動いて、時に反論をするだけ。

今回はあえて口出しをしなかったのは・・・」

最後まで言おうとしたが、途中で霊夢がさえぎる。

 

「もういいわ。アンタが答えるのはおしまい。

さっさとぶちのめして、ついでにその総領娘も倒して神社を建て直させてもらうわ」

 

「ふむ、話をつけて出来れば決戦は避けたかったのですが・・・所詮は人間。野蛮なことでしか解決できないのね。

いいでしょう、ならば私は彼女の命として足止めさせてもらいます」

 

 

 

 

 

ー天界。

そこは、妖怪の山の頂上のさらに、さらに上にある世界。

天の地に、一人の少女が立っていた。

彼女の名は比那名居天子。人間から天人となった少女だ。

 

彼女は、縛られた生活を過ごす日々が許せなかった。成り上がりでわがままだと馬鹿にされ、どうしても見返したかった。

 

そんな彼女が思いついたのは、比那名居家に伝わる伝刀、「緋想緋緋想の剣」。

その剣を勝手に持ち出し、異変を起こそうと決意したのだ。

そうすれば、きっと自分に構ってくれる相手、つまり異変解決者が出てくるはずだ。

 

彼女には、刺激が欲しいと感じていた。

だからこそ危険を冒して異変を起こした。これは自分勝手だろうとまた馬鹿にされてもいい。

とにかく相手が欲しいのだ。

 

 

 

「こうして異変を起こせたけど・・・これで出てくるかしら。

お前も相手が欲しかったのでしょう?大丈夫、私がついてるから」

剣に語り、いつか必ず現れるであろう異変解決者を待ち構えている。

 

自分の行ったことが、そのまま罰として帰ってくることさえ気づくことなく。

そして、幻想郷の賢者に見つかるなどと知る由もなく。




もうここまでくるとただのうろ覚えみたいになってますね(^^;
一応ぶれないようにそれなりに沿っては書いているのですが・・・

戦闘シーンはすべて原作で脳内補完となるでしょう(^^;
でも、近いうちに書かないとまずいよなーと、そう思った中の人でした。


では、また次回お会いしましょうか
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