どうも~気がついたら赤ちゃんになってました。
いやね~目覚めたら異世界にいて、しかも両親がガンダールヴとハーフエルフとか……何コレ?
まだ首がすわらないから確認はできないんだけどどうやら俺は……幻覚を見る残念な子らしい。
何故かって?
いや~目の前に精霊らしき異形なものが浮いているんだよ。
それも姿形や発している力が違うものが数体な……。
今、目の前にいるのは火をわずかながら出している。
不思議な事に周りの人は誰も出ている火に気づいていないんだ……。
まぁ、気づかれたら気づかれたで大騒ぎになるから助かるちゃ、助かるんだけどね。
しかし、幻覚を見るなんてな……。
……。
うん、本当はわかっているんだ……。
これは現実だって……。
だってその精霊らしきものに触れることもできるし火に触ると温かいんだ。
まだ……自分の意思で好きに動けないから触れるのはごく稀にだが。
「あら?
起きたのね……。」
おっとどうやら母親がやってきたみたいだ。
「今日はお外を散歩しましょうか?
ちょうどシャルラガちゃんとアンリット君も来てるし、義兄弟との交流も必要ですしね。」
……ああ、どうやら兄姉達が来ているらしい。
もっとも二人ともまだ1才にも満たない、ほんの数週間先に産まれた赤ちゃんだが。
しかし、やたらと義兄弟が多いな……一体どれほど多くの女性のハートを射止めたんだ?
あの、ハーレムの英雄様は……。
「行く前にお食事とお着替えしましょうね?」
……でたよ、お食事。
いや、決して不満はない。
ないんだが……抵抗感がバリバリある。
身体は赤ちゃんで心は大人だからな。
赤ちゃんプレイしているみたいなんだ……。
いや、不満はない。
胸革命を超至近距離から拝めてしかも……。
うん、リア充だな……。
ただ、恥ずかしさはあるな。
特に下の世話をされるのは……。
あ~速く大きくならないかな~。
「バブ……ババ……ウ~」
……我ながら何語話してるんだよ?
「いい子ね~。
さぁ、お出かけの時間ですよ。」
そう言って俺を木製のベビーカーに乗せるテファ。
ちなみに、木製のベビーカーは父である平賀 才人が地球から持ちよったベビーカーを参考にコルベールの協力の元ハルケギニアの材料と技術力で完成させた……ド・オルニエールの新たな名物産業品の一つだ。
ベビーカーには硬化の魔法がかかっており、値段もまだそれなりにする。
だが生産を上回るほどの需要があるようだ。
まぁ、文化水準の低いハルケギニアでは物珍しいから貴族、平民問わずに人気があるのかもな。
「テファ!!
こっちよ!」
あ、ルイズが呼んでいる。
「あ、はい、今行きますね。」
そう言うとテファはルイズ達が集まる大きな木の元に集まり出した。
「じゃあ、新たな家族も増えたことだし……皆に紹介するわね。
じゃあ、テファ?」
テファが俺を木製のベビーカーから抱き抱えて人が集まる輪の中心に立ち俺の名前を言いはじめた。
「サイトさんと二人で決めました……この子の名前は……」
―――――――――――――続く。
更新遅れました。
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