「この子の名前は……テイト
テイト・ド・ヒラガ・ド・ウエストウッド・ド・オルニエール。
私のエルフの血を引くクォーターエルフです。」
集まった人々の視線は俺に向けられた。
まぁ、当然かな……。
英雄の息子で始祖の巫女を務めた金髪ボイーンな美女との間に産まれた子供。
それもエルフ血を引いているとあっては注目されない方がこの世界だとおかしいだろう。
個人的には目立ちたくないが……。
「あら~可愛い顔をしているじゃない。
テファにそっくりなのね。」
赤い髪の女性が母に声をかけてきた。
長い赤い髪を腰まで伸ばし、胸はでかく、肌は褐色色をしていて腕に俺と同じくらいの赤ん坊をだいている。
「まさか、サイトとテファがくっつくなんてね……。
よくルイズが許したわね……。
また禁制の惚れ薬でも飲ましたの?」
「し、知らないわよ!?
私の方を見るのはやめてちょうだい……キュルケ。」
キュルケと呼ばれた女性はクスッと笑い金髪の女性と話したあとあらためてテファに話しかけた。
「モンモンをからかうのはこれくらいにして、どうなの?
テファ?」
「だ、誰がモンモンよ?」
モンモンが叫ぶが聞いていない。
「そ、それは……。
ひ、秘密です。
ルイズさんはああ見えて優しい方ですから……。」
何やら口ごもるテファ。
「ふ~ん……まぁいいわ。
モンモンもいることだし三人、いや……タバサも入れて四人で話しましょう。」
「だから!!
私の名前はモンモランシーよ!!
モンモン言うな!!」
「はいいきましょう、モンモンさん」
テファまでもモンモンと呼ぶ始末。
「……。
もうモンモンでいいわ……。」
はぁ~。と溜め息を吐く憐れなモンモン。
「それじゃあ、あらためて子供の自己紹介から始めましょう。
まずは、私キュルケの娘……フレアと息子のエンよ。」
膝に座らした男の子と隣に立つ女の子を紹介したキュルケ。
男の子は1歳、女の子は10歳になる。
「次は私の家族ね。
長男のナルと次男のシスト、長女のモンモーナよ。
夫はアイツよ……。」
長男10歳、次男8歳、娘は5歳になっている。
「次はタバサね……。」
タバサ……シャルロット女王陛下はキュルケの言葉にコクりと頷き子供をベビーカーからおろして抱き抱えた。
「シャルラガ……。
私の娘……。
0歳児……。」
それだけ言うと娘を抱えたまま読書を始めた。
「つ、次は……。
テファね……。
さっき聞いたけどもう一度お願いするわね。」
テファに向かって微笑むキュルケ。
「私とサイトさんの息子のテイトです。
クォーターエルフで人間(異世界人)とハーフエルフの子供です。」