Fate GO 2016夏イベ舞台裏(願望)   作:あーさぁ

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タイトルそのまんま(願望)

ぐだ子の性格はテキトー(目逸らし)
あ、ぐだ子とぐだ男は姉弟設定でオナシャス(土下座)
なんで姉弟かって?
その方が作者が萌えるから(まがお)

フィーリングで書いてる落書きだから、クオリティはスルーして下さいぬ



ぐだ子「水着カーミラと水着アタランテ鯖実装まだー?」

 

「ふふんっ、どーよどーよ、興奮する?」

 

 照り付ける殺人光線(太陽光)の下、真っ白な砂浜と地平線まで続く大海原をバックにポーズを取るのはカルデア最後のマスターの片割れ、ぐだ子──彼女は今、ダ・ヴィンチが製作した水着を着込み、どこぞのグラビア雑誌で見かけるような胸の谷間を強調する挑発的なポーズを見せつけてくる。しかも、ドヤ顔で。

 

 年頃の少年には目の毒なのだが、いかんせん義姉である彼女に興奮するワケがない。むしろ、興奮したらしたで問題だろう。百歩譲って、そういった関係抜きにしたとしても彼女に興奮するようなことはない。断言できる。

 

 なぜなら──

 

「あぁ、なるほど、海で泳ぐのもいいが、こうやって日傘の下、潮風に当たるのも捨てがたいな──」

 

 ちらっ、と視線を移した先には猫耳の狩人。凹凸のないバランスの取れた肢体を青の水着で覆い、薄布を肩口で揺らす、どこか幼さを残した少女、アタランテが居た──パラソルを立てたことで出来た日影へ入り、砂浜へ腰掛ける彼女は美しく、どこか神々しさすら漂っている。

 

「むしろ、私としては忌々しい太陽の下で活動する神経が理解できないわ。わざわざ肌を焼くとか、冗談じゃないわ──ああ、せっかくだから貴女もコレ(サンオイル)試してみる?」

 

 そんなアタランテの隣には、砂浜へ敷いたシート上へ腰掛ける妖艶な美女、カーミラの姿もある。パラソルの下で太陽から身を守り、直射を避けるためのサングラスを着用した万全装備──さらには手にしているサンオイルらしき容器をアタランテへ差し出そうとしている、どうやって用意したんだソレ。

 

──そう、ぐだ子に興奮しない理由、それは"相手が悪い"だ

 

──もちろん、身体的特徴の話

 

──"どこが"とは言わないが、もはや次元が違う

 

──どうして英霊とは、こうも規格外が多いのか……

 

 ともあれ、どうやら彼女達は互いにサンオイルを塗ることにしたようだ。カーミラは慣れた手付きでサンオイルを掌へ載せ、アタランテの背中や腕へ滑らせていく。すると塗られている側のアタランテが「ひゃんっ」なんて艶やかな声を上げていた──が、いや、だめだ、それはマズい。無意識に反応する、あかん、落ち着け息子よ。

 

「あぁ、引き締まっていて余分な肉も無い、瑞々しくて触り心地の良い肌ね──ただ、少し痛んでるわ。今度、私の部屋へいらっしゃい、ケアしてあげるから」

 

「肌の手入れなどしたことがないからな、痛んでいて当然だ。だいたい肌を気にしていては、狩りなど出来ん──ッ……ただ……っ……まぁ、その……なんだ……やはり殿方は、肌が綺麗な方が嬉しいのだろうか?」

 

 と、なにやらアタランテがこっちに気付いたらしい。落ち着きなく、ちらっ、ちらっ、と様子を伺ってくる。小声だったから聞こえていないと思ってるのだろうが、直前の言葉が丸聞こえだったのは黙っておこう──というかカーミラさん、肌のケアって血液使うんじゃないだろうね?

 

 カルデアでスプラッタは遠慮してほしい。今度、それとなくカーミラへ忠告しとくとしよう──と、そこで視線を感じたので振り返る。するとそこには、「ん?」と疑問符を浮かべるぐだ子。その頭から乳房、太もも、と視線を移し溜め息を一つ。

 

 いや、ぐだ子の体が残念なワケではない。どっちかと言えば平均以上、場所と状況次第ではトップクラスだって夢ではない──だが、あまりにも残念。カルデアには化け物が多すぎる、勝負にならない、こればっかりは仕方ない。どうしようもない。諦めろ、慈悲はない。

 

「人の体を舐め回すように見て溜め息とか、アンタ今カーミラ達と見比べたでしょ……ったく、失礼にも程があるってのよ。だいたい、昔、どこかの大富豪の女子高生当主様が言ってたよ、"胸なんて飾りです"って──」

 

──お前、消されるぞ……?

 

「──まぁ、そんな話は置いといて、女心を傷付けた罪は重い。覚悟しやがれ、このトーヘンボク……ッ!!」

 

 にたぁ、と邪悪な笑みを浮かべたぐだ子が飛び付いてくる、不意を突かれたせいで首へ彼女の細腕が絡んでくるのを止められなかった。容赦なくチョーク、頸動脈を閉め付けられ呼吸が上手くできない。

 

 というか、何がとは言わないが"当たっている"。

 

 身長差のせいで、ぐだ子の足は砂浜へ着いていない。つまるとろ、彼女自身の体重を首一点に掛けられている、たまったものではない。ギリギリと締め付けられ、呼吸困難になっているのを自覚する──視界が揺れてきた、というか掠れてきた。

 

──降参しようにも、助けを呼ぼうにも声が出せない

 

──ゆっくりと閉じていく意識

 

──それが閉じられる間際、視界の端に見えたのは

 

──生暖かい目を向けてくるアタランテとカーミラだった

 

 

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

 

 

 

「………………何やってんだ、マスター?」

 

 頭上から声が降ってくる、体が動かないので首だけを巡らせると訝しげな顔のクー・フーリンが立っていた。長い棒状のモノ、おそらくは釣竿だろうモノを肩へ担いでいるあたり、食糧調達から戻ってきたのだろう。

 

「時にマスターよ、なぜ砂中へ埋まっているのだ?」

 

 視界へ回り込んできたのは小次郎だ、普段と変わらないように見えるが、その表情には喜色が見て取れる。ああ、その理由は分かっている。彼が言った通り、今の自分は砂に埋もれている、それが理由だ──埋められた、というのは分かる。ただし、その埋められ方が異常な(面白い)のだろう。

 

 砂浜へ仰向けに寝転んでから砂を体へ載せられる、というのが一般的だが、今の自分が体験しているのは違う、そうじゃない。分かりやすく言えば、"地面と垂直に埋められている"のだ。首から下を、すっぽりと。砂の中へ立っている、と言ったほうが分かりやすいかもしれない──周り全てが砂といえども質量が異常だ、身動き一つ出来ない。まるで、棒倒しゲームの棒になった気分だ。

 

「小次郎の野郎が"砂浜に生首なんざ珍しい"っつーから来てみりゃお前さん(マスター)だもんよ、驚いたぜ──どうせ、まーた嬢ちゃん(ぐだ子)と喧嘩でもしたんだろ。飽きないねぇ、お前等も……」

 

「ふむ、"常夏の、砂岸へ埋まる、我が主"か──いやはや、風流よなぁ」

 

──ハッハッハッ、と笑い始めた小次郎に殺意が芽生えそう

 

──それに、クー・フーリンも苦笑してるだけだ

 

──何かもう日差しの暑さと砂地へ埋められた息苦しさのせいで

 

──そろそろ、本気で花畑が見えてきそう

 

──ああ、はやく、はやく……

 

──いいから、さっさと助けろ下さい

 

 

 

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