前作のリメイクなどではなく全く違う新しいものを作っていこうと思いますので、よろしくお願いします。
それではどうぞ。
―――僕、
まあ春が訪れたと言っても、満開だった桜の花は既に少しずつ散っていって緑色の葉が目に付いたりしてるから訪れたばかりと言うのではなくそのままの過去形として使うのが良いかもしれない。桜の花は入学式よりもその前の卒業式のほうがピークだしね。
流石に始業式早々遅刻と言うわけにもいかないので今日はいつもより早く起きていつもは食べない朝食も取っていつもより10分以上も早くに出てきた。おかげで体がすっきりとしていて2年生1日目を迎えるにはベストな状態。おっと、もう学校に着いちゃった。
「おはよう御座います、西村先生」
「おはよう、今日はいつも以上に早く来たな佐上。いつもどおりの時間に来てもどうせ1番乗りだろうに。」
「初日っから遅刻するのは勘弁だったもので、つい早めに家を出ちゃいました。」
「……どこぞの馬鹿に聞かせてやりたい台詞だな、…そうだ、ほれ。」
今話しているのは生活指導担当の西村先生。趣味のトライアスロンとかが理由で『鉄人』なんて渾名がついて一部の生徒からは恐れられている。悪い事さえしなければいい話で普段はやさしい先生なんですがねぇ。渡されたのは封筒、今年所属するクラスの書かれている紙が中に入ってる。それを…二人分。
「それに関してはお前の方から渡してやってくれ、……すまんな、生徒達を見守る教師としては、本当に何とかしてやりたかったんだが」
「…しょうがないですよ、下らないとはいえルールはルールなんですから。彼女自身もそんな特別扱いはして欲しくないでしょうし。」
……そうだな、とだけいって虚空を見つめる西村先生。本当にこの人は生徒の気持ちを考えてくれてると思う。厳しく当たるのはもちろん生徒の為だし、あんなことを仕出かした僕に対してここまで親身になって考えてくれるのはこの先生ぐらいだ。
「……お前のやったことは認めてはならん事だ。」
「………」
「だが、だからこそ認められないとわかっていながらもそうするしかなかったお前のその意思は出来るだけ尊重してやりたいと思っている。……おっと、こんな所で止めてて悪かったな、ほれ、さっさと封を開けて新しいクラスに行って来い。」
「…ありがとうございます。では西村先生も頑張ってください。」
その場で封を切り、中の紙を見ると佐上由井 Aクラスと書かれていた。このクラスに入るためこれまで馬鹿正直に勉強に取り組んでいて本当に良かったと思う。少し歩いて西村先生から離れたあと、僕はもう一つの封筒の封も切った。そこに書かれていたのは―――
と書かれていた。
僕はそれをしばし見つめたあと、それを破り捨て教室に向かった――
えっと、由井の人物描写がなかったので言っておきますが男です。容姿などについてはこれから出していくつもりでいます。
これからどうぞ宜しくおねがいします