ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

食欲の秋なQooオレンジでございます。
ラーメンが美味しくて嬉しい季節です。










今回も周年企画の蓮ノ空102期編となります。
蓮ノ空?知らないなぁ…と言う方は、You◯ubeの蓮ノ空公式で彼女達の活動記録が配信されております。
是非この機会に一度視聴してみてくださいませ。














それでは 9周年特別編「蓮ノ空学院ガンプラバトルクラブ 102期 活動記録⑦」 始まります。



















9周年特別編「蓮ノ空学院ガンプラバトルクラブ 102期 活動記録⑦」

鳴神君の“ザク・ハイマニューバー”が展開したチャフスモークに紛れて戦線から離脱したわたくしたちは、沙知先輩の“サイコガンダムMk-Ⅶ”から距離を取ると全員無事に合流を果たしたわ。

 

幸い、あれだけの猛攻に晒されても、みんな機体にダメージらしいダメージはほとんど受けてはいないみたいだけど、囲んでぼこぼこにしてやると意気込んでいただけに気まずい雰囲気が漂っていたわ。

 

「なにはともあれ、鳴神君。さっきは貴方の機転に助けられたわ。あのチャフスモークがなかったら、あの場から離脱するのも難しかったかもしれないもの。」

 

〚うんうん♪鳴神〜♪アンタ、チンピラのクセに結構やるじゃん♪めぐちゃんが褒めてやる♪どう?嬉しい?嬉しい?〛

 

〚うっせーよ、ばーか。お前、普通に俺に負けてんだろーが。ったく…まぁあれだな。備えあればってヤツだ。〛

 

〚えーっと、備えあれば嬉しいな?〛

 

「夕霧さん、それを言うなら備えあれば憂いなしよ。」

 

4対1なら余裕…そう思っていただけに、この撤退は完全に予想外だったわ。

 

それはわたくしだけじゃなく、鳴神君も、藤島さんも、そして夕霧さん…はどうなのかしら?

 

夕霧さんだけは何を考えているのかイマイチわからないのよね…。

 

何も考えていない…ってわけじゃないとは思うけど…?

 

〚で?一当てして撤退したはいいけどよ、実際問題どーするよ?あのチビッコ先輩のクソデカいの。〛

 

〚ほんとソレ!沙知先輩!あんなにちっちゃいクセにデカい!硬い!強い!なんてあり得なくない?〛

 

「沙知先輩が小さいのは関係ないとは思うけど…?」

 

〚さちは小さいけど、僕と“ガンダム”だけじゃさちは倒せないって、“ガンダム”が言ってるよ?〛

 

「そ、そうね…。」

 

やっぱり夕霧さん、何を考えているのかわたくしには理解出来そうにもないわ…。

 

〚奴さん、“Iフィールド”持ちで基本的にビームは効かねぇーんだから、このメンツで順当に行けばアタッカーは物理攻撃主体の乙宗だろ。〛

 

〚鳴神の“ザク”も物理攻撃主体なんじゃないの?〛

 

〚あー、まぁそうなんだけどよぉ、さっきあのデカいのに一発当ててみた感じ、俺の“ザク・ハイマニューバー”じゃちょい火力が足りねぇみてぇーなんだわ。“soar”使って思いっきり加速付けてぶっ叩けばイケねぇー事もねぇーっぽいけどな。〛

 

〚あ、なーる。アンタの“ザク”って見るからに機動力特化っぽいもんね。〛

 

〚おおっと?なぁオイ藤島さんよぉ。もう1回、アンタの“ザク”って言った前のヤツ言ってみろよ?〛

 

〚え?アンタの“ザク”って言った前のヤツ?えっと…あ、なーる?〛

 

〚そうそう。それそれ♪〛

 

〚はぁ?それがどーたのよ?アンタ、ナニ言いたいの?ナニしたいの?ってか何でニヤニヤしてんの?〛

 

〚あ、なーる?〛

 

沙知先輩の“サイコガンダムMk-Ⅶ”をどう攻略するか…。

 

その事を真面目に話し合っていると、当然鳴神君がおかしな事を言い始めたわ。

 

訝しげに答える藤島さんと、その藤島さんを真似して同じように答える夕霧さん。

 

2人が言った言葉は“あ、なーる”なんだけど…それがなんなのかしら?

 

あ、なーる?

 

あ、なる?

 

あなる?

 

「あっ!」

 

〚ほらほら♪乙宗も言ってみろって♪〛

 

「い、言いません!この変態!」

 

〚は?え?何で変態?割と真面目に意味わかんないんだけど?乙宗、アンタ、コイツがナニ言ってるのかわかるなら説明してよ?〛

 

「それは…だってアナ…げふんげふん!と、とにかく!くだらない事を言ってないで、これからどうするかを話し合いましょう!それと鳴神君!セクハラは禁止よ!」

 

〚へいへい。ってか乙宗、お前は俺の言わせたかった事の意味わかったんだな。夕霧はまぁ当然わからねぇーとは思ってたけど、まさかこのメンツの中で一番のお嬢様な乙宗が真っ先に反応しやがるとはなぁ…。クックック…お前、結構ムッツリか?〛

 

「だからセクハラは禁止よ!禁止よ!!!それ以上言うなら後で首の骨をへし折るわよ!」

 

〚うへぇ、首の骨折るとか普通に怖っ!〛

 

まったく!これだから思春期真っ盛りの男の子は!

 

なんでもすぐにエッチな事に結び付けようとする!

 

わたくしはニヤニヤといやらしい笑みを浮かべている鳴神君へとこれ以上は容赦しません!と注意をすると、改めて沙知先輩の“サイコガンダムMk-Ⅶ”をどう攻略するかと議論を再開させる事にしたわ。

 

「それで、さっきの話しの続きたと、物理攻撃主体のわたくしの“ガンダムバルバトス・レギナ”がメインアタッカーをすればいいのよね?」

 

〚すればいいのよね?って言うけどよ、そもそも乙宗、お前アタッカー以外できねぇーだろ?〛

 

〚まぁ乙宗のバルバトスって、見るからに脳筋仕様だもんね〜。とりあえずはぶん殴って万事解決って感じ?〛

 

「貴女たち!本当に失礼ね!わたくしの“レギナ”なら一応は盾役もできるわ!現に、さっきはわたくしは夕霧さんを守っていたじゃない!」

 

〚そりゃ乙宗が前線に着く前にチビッコ先輩がアホみてぇーに暴れ出したからだろ?〛

 

〚こず。ボクのこと、守ってくれてありがと。ボクの“ガンダム”もそう言ってるよ。〛

 

「そ、そう。どういたしまして…?」

 

夕霧さんはニコニコとしながら…えっ?ニコニコと?

 

あら?何でかしら?

 

夕霧さん、どこからどう見ても無表情なのに、どうしてかニコニコしているように見えるわ…?

 

「とにかく!メインアタッカーはわたくしが務めるわ!」

 

“ナノラミネートアーマー”の防御アビリティを持つわたくしの“ガンダムバルバトス・レギナ”ならば、沙知先輩の“サイコガンダムMk-Ⅶ”がどんなに苛烈なビーム攻撃をして来ても耐え切れるわ。

 

問題があるとすれば、あの巨体で格闘戦を仕掛けて来た時だわ。

 

物理攻撃にもそれなり以上の防御力を持つわたくしの“ガンダムバルバトス・レギナ”だけど、流石にあの巨体から繰り出される圧倒的な質量攻撃には耐え切れる自信は無いわ。

 

〚そんじゃまぁ、俺は派手に動いてあのチビッコ先輩の意識を少しでも引き付けるとするか。〛

 

〚アンタ、逃げ足だけは速そうだもんね。〛

 

〚逃げ足だけとか言うなっての。つーか回避能力か高いとか言えって。〛

 

〚どっちでもいいじゃん。〛

 

〚よくねぇーよ。ったく…〛

 

〚細かい男は嫌われるわよ?まぁめぐちゃんはアンタの事なんて絶対に好きになったらしないから何でもいいけどね♪えっと、それじゃ私は上空から全体のサポートに回るわね。〛

 

鳴神君がその持ち前の機動力を活かした囮役。

 

確実に鳴神君の事を好きになりそうなフラグを建ててしまった藤島さんは上空から全体のサポートに。

 

残る夕霧さんは…

 

〚あのね?ボク、さちにビームが効かないと役立たずかも…。〛

 

〚あ?お前、ガンダムハンマーはどうしたよ?〛

 

〚うん。あのね?ボク、さっきさちから逃げてくる時にガンダムハンマー落としちゃったみたい。ごめんなさい。〛

 

〚あー……そっかー…落としたかー…。〛

 

順調にそれぞれの役割分担が決まっていく中で、夕霧さんだけか装備の都合上で何の役割も担えずにしょんぼりしていたわ。

 

夕霧さんの素組の“ガンダム”の装備は頭部バルカン砲にビームライフルにビームサーベル。

 

そして強烈な物理攻撃を与えられるガンダムハンマー。

 

この中で唯一、夕霧さんの素組の“ガンダム”が沙知先輩の“サイコガンダムMk-Ⅶ”に有効打を与えられる武装はガンダムハンマーだけ。

 

一応は“サイコガンダムMk-Ⅶ”に接近さえできれば、“Iフィールド”の内側に入ってビームサーベルで攻撃する事も可能ではあるわ。

 

だけど、夕霧さんの素組の“ガンダム”だと、沙知先輩に“サイコガンダムMk-Ⅶ”の弾幕を掻い潜って接近攻撃を仕掛けるのはなかなかに至難の業だわ。

 

これまでの戦闘を見る限り、夕霧さんの操縦技術自体は“天才”と言っていいレベルなんだけど、その折角の天才的な操縦技術に対して素組の“ガンダム”が付いていけてないわ。

 

それでも大抵の相手ならは問題ないのでしょうけど…。

 

流石にあれだけの規模のビームの弾幕を完全に回避してビームサーベルで斬り掛かるのは、残念ながら天才“夕霧綴理”であってしても素組の“ガンダム”ではムリがあるわ。

 

ちなみに頭部バルカン砲でも一応はダメージが与えられるけど、まぁダメージはお察しってレベルね。

 

〚ったく…しゃーねぇな。ほれ、コイツを使え。〛

 

夕霧さんが無表情でしょんぼり(?)としていると、鳴神君が自身の“ザク”の“武装領域(ウェポン・ストレージ)”からザクマシンガンを2丁取り出して、夕霧さんへと差し出したわ。

 

〚俺の予備のザクマシンガンだ。お前はコイツでリフレクタービットを片っ端から撃ち落として、少しでも乙宗への圧力を減らしてやれ。お前の腕ならその程度は余裕だろ?〛

 

〚ん。それならボクでもできる。“ガンダム”もできるって言ってる。〛

 

鳴神君からザクマシンガンを受け取った夕霧さんは、しょんぼりから一転して嬉しそうにしていたわ。

 

夕霧さんは相変わらず無表情なんたけど…何故か無表情なのに彼女の感情がひしひしと伝わってくるから不思議よね。

 

「それじゃ今回の作戦は…」

 

〚乙宗がぶん殴る。〛

 

〚えー?それって作戦って言うの?〛

 

〚なら藤島はなんか作戦あんのかよ?〛

 

〚そんなのあるわけないじゃん。ぶっちゃけ今回は乙宗が物理で殴るが大正解っぽいし。〛

 

〚ならちゃちゃ入れんなっての。〛

 

〚え?普通にヤ♪ダ♪〛

 

〚お前なぁ…!〛

 

「はいはい!そこ!喧嘩しないの!」

 

この二人は放おっておくとすぐに言い争いを始めて困るわ…。

 

やっぱりわたくしがしっかりしないとダメね。

 

チンピラなおバカさんに自己主張の強いおバカさんに天然のおバカさん。

 

この3人とこれから3年間一緒にガンプライブ優勝を目指して切磋琢磨しつつも協力していかなければダメだなんて……本当に大丈夫なのかしら…?

 

もう何と言うか…不安しか無いわ…。

 

それでも…やるしかないわ。

 

全てはわたくしの夢のために。

 

ガンプライブ優勝のために…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。



次回も周年企画の蓮ノ空102期生編となります。
梢さんの反撃が始まります。



何も無ければ次回はいつも通り月曜日の12時12分に更新予定です。
感想とかいただければ確定で更新しますので、ぜひぜひ。



それでは次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィでございます。



皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。

それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のお気に入り登録、ご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。
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