ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

ようやく海未ちゃん生誕祭の特別編の最終回になります。

さて、今回は前回に名前だけ出てきていた西木野警備保障から1名だけセリフ付きで登場していたりします。
オルフェンズ…皆様はどの様に思われましたか?
私はもう少し幸せな鉄華団を観たかったです。

それでは 2017 園田海未生誕祭特別編「海未ちゃんの幸せ家族計画④」 はじまります。
















2017 園田海未生誕祭特別編「海未ちゃんの幸せ家族計画④」

「いいですか?えりーちかちゃん。夜に甘い物を食べ過ぎてはいけませんよ?チョコを食べたらちゃんと歯磨きをしましょうね?」

 

「あい!えりーちか!ちょこたべたらちゃんとはみがきしましゅ!」

 

私の選択。

 

それはえりーちかちゃんと“さよなら”をする事でした。

 

別れを選択した私は、少しだけ残された時間を使いえりーちかちゃんとお話ししています…。

 

えりーちかちゃんに何を語っても、絵里に戻れば記憶は引き継がれずに全てを忘れてしまう…。

 

そうだとしても…例ええりーちかちゃんがまーまの事を忘れてしまうのだとしても、それでも…だからこそ。

 

私はえりーちかちゃんに伝えたい事が、伝えたい想いが沢山あるのです。

 

「それと、痛いのは決して気持ちよい事ではないのですよ?大きくなっても荒縄で縛られて悦んでハラショーとか言う様になってはいけませんよ?」

 

「あらにゃわー?あらにゃわーってなゃーに?」

 

「それから、蝋燭は灯りの為の道具です。それ以外の用途で使ってはいけませんよ?」

 

「ろーしょく!あちゅいの!えりーちか!あちゅいのちゅき!ろーしょくぽたぽた!はらしょー♪」

 

……余り考えたくはないのですが、絵里はこの年齢の頃からすでにドMに目覚めていたのでしょうか…。

 

いえ…絵里とえりーちかちゃんは違うはずです…。

 

…そう言えば昨日、えりーちかちゃんがお風呂でまーまのお胸を指差して“つるぺた”と言った時に、おしりぺんぺんをしましたが、今にして思えばあの時のえりーちかちゃんはおしりぺんぺんされて悦んでいた様な…。

 

…もしかして私のえりーちかちゃんもアレでマゾヒストに目覚めてしまったのではないでしょうね…。

 

ま、まさか…そんな事は…ない…ですよね?

 

と、とりあえずは蝋燭ぽたぽたは止める様に言い聞かせましょう!

 

SM用の低温蝋燭を使うとは言え、万が一にでもえりーちかちゃんの真っ白で綺麗なお肌に火傷が出来てしまっては大変です!

 

「いけません!熱いのは好きではダメなのです!お願いですからまーまとお約束して下さい!蝋燭ぽたぽたはしないと!蝋燭は灯り以外の用途で使わないと!約束して下さい!」

 

「ふぇ?ろーしょく。ぽたぽたしちゃだめ?あちゅいの、だめ?」

 

「駄目です!まーまとお約束出来ない悪い子には、もうぱーぱの手作りぶりんはあげませんよ?まーまがえりーちかちゃんの分まで、美味しい美味しいぱーぱの手作りプリンを食べちゃいますよ!」

 

「ちかぁ!えりーちか!やくしょくしましゅ!ぽたぽたしましぇん!ぱーぱのぶりん!まーまたべちゃやー!えりーちかもたべう!」

 

良かった…。えりーちかちゃんがまだ色気(?)より食い気な年頃で助かりました…。

 

危うく手遅れになる所でした…。

 

「はい!えりーちかちゃんはお利口さんですね♪それから…それから…。」

 

「海未…悪いんだけど、移動の時間を考えるとそろそろ…。」

 

次に何をえりーちかちゃんに伝えようか迷っている私に、真姫が遠慮がちに時間が来た事を伝えてきました…。

 

まだ…まだ伝えなければいけない事が、伝えなければいけない想いが沢山あるのですよ?

 

でも…これ以上はえりーちかちゃんが絵里に戻れなくなってしまう…。

 

もう少し…せめて、もう少しだけ時間が欲しい…。

 

仮初めの親子の別れの時間が…。

 

「っ…もう…ですか…。そう…ですか…。」

 

「まーま?」

 

駄目です…園田 海未…泣いては駄目です…。

 

決めたではないですか…。

 

最後まで笑顔で居ようと。

 

えりーちかちゃんが最後に見る大好きなまーまの顔が泣き顔だなんて悲しすぎるから…だから、まーまは絶対に泣かないと…。

 

最後のその一瞬まで…まーまはえりーちかちゃんの最高のまーまで居ようと…。

 

そう決めたではないですか…。

 

だから…泣いては駄目なんです!

 

まーまは泣いては駄目なのです!

 

「えりーちかちゃん。ほら、ぱーぱの手作りプリンの最後の1個だ。持ってけ。車の中で希さんと真姫にいーだろって見せびらかしながら食うんだぞ。」

 

今にも泣き出してしまいそうな私を見かねたのか、ぱーぱが私をその背中に隠してくれました…。

 

ぱーぱ…ごめんなさい…。

 

すぐにこの涙を引っ込ませます…。

 

だから少しだけお願いします…。

 

笑顔になれないまーまを少しだけ隠して下さい…。

 

「ふわぁ!ぶりん!ぱーぱのぶりん!きゃっふー!ぱーぱ!あいがとー!えりーちか!ぱーぱのぶりんだいしゅき!えりーちか!ぱーぱもだいしゅき!」

 

「……おうよ。………えりーちかちゃん…俺も…ぱーぱもえりーちかちゃんが大好きだよ。世界で1番…えりーちかちゃんが大好きだ。だから…俺の事を…ぱーぱの事を…忘れな………。」

 

「ぱーぱ?どーちたの?ぱーぱ?」

 

「……んにゃ…なんでもねぇ…。なんでもねぇよ…。なんでもねぇんだ…。」

 

“忘れないで”

 

ぱーぱはきっとそう言いたかったのですのよね…。

 

えりーちかちゃんの頭を優しく撫でるぱーぱの背中からは、そんな隠しきれない切なさが伝わってきます。

 

「お嬢。話し中に悪いんだが、ラボに行ってる連中からの連絡で受け入れ準備は万全だ、だってよ。こっちもそろそろ出発するんだろ?」

 

「わかったわ。ありがと、遊人。昭宏と志乃にも伝えて。すぐに撤収するから準備をしておきなさいって。」

 

「了解、お嬢。」

 

時間切れ…ですね。

 

「海未、そら。時間よ。」

 

「…………わかった……。」

 

「……………はい………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆっくりと、私とぱーぱの大好きなえりーちかちゃんを乗せた車が動き出します…。

 

お別れの最後には私とぱーぱでえりーちかちゃんをぎゅーっと抱き締めてあげました。

 

えりーちかちゃんの荷物は二つだけ。

 

“ふぁりどらんど”の幼女限定ガンプラバトル体験コーナーが終わった直後に、マッキーキャットやイスルギドック、マッキーキャットを迎えに来たアルミリア姫やガリガリダック…他にも幼女護衛騎士団の方々やあの時えりーちかちゃん達を助けに来てくれた沢山のファイター達。

 

そんなみんなで撮った最高の笑顔の記念写真と、ぱーぱが渡した手作りプリンの最後の一個。

 

その二つだけを持って、えりーちかちゃんは希と真姫に連れられて車に乗り込んでいきました。

 

私は…まーまは最後まで笑顔でえりーちかちゃんをお見送り出来ましたよ…。

 

えりーちかちゃんを乗せた車に必死で保っている笑顔を向けながら、私は精一杯に右の手を振ります。

 

ぱーぱはそんな私の左の手を握り、普段のチンピラ全開のぱーぱからは想像も出来ない様な、とても優しい顔でえりーちかちゃんを見送っています。

 

「えりーちかちゃん!まーまは!えりーちかちゃんのまーまでいられて!とても!とても!とーっても!幸せでした!愛しています!えりーちかちゃん!世界中の誰よりも!まーまはえりーちかちゃんが大好きです!」

 

私の声が届いたのが、えりーちかちゃんが車の窓から身を乗り出してこちらへと手を振ってくれています。

 

そして…

 

「まーま!ぱーぱ!だすびだーにゃ!えりーちか!まーま!ぱーぱ!や!ちぇびゃー!りゅぶりゅー!ぼりしぇ!ふしぇふ!すぱしーば!まーま!ぱーぱ!だすびだーにゃ!」

 

「え?だ、だすび?ぱ、ぱーぱ?えりーちかちゃんはなんと言っているのですか?!」

 

「ロシア語だよ。“お母さん。お父さん。さようなら。えりーちかはお母さんとお父さんを誰よりも愛しています。ありがとう。お母さん、お父さん。さようなら。”だってさ。ったく…最後の最後に親を泣かせんなよな……。えりーちかちゃん!俺も!ぱーぱも世界で1番!えりーちかちゃんを愛してるぞ!いつかまた!いつかまたぱーぱがプリンを作ってやるから!だから!忘れるな!ぱーぱの事を!まーまの事を!大好きだよ!えりーちかちゃん!」

 

誰よりも愛している。

 

最後にロシア語でえりーちかちゃんが私達へと贈ってくれた言葉を訳してくれたぱーぱは、大きな声でえりーちかちゃんへと愛していると叫びました。

 

私だって、私だって!

 

「私も!まーまも!えりーちかちゃんが大好きです!世界で一番!愛しています!だから!まーまを!ぱーぱを!忘れないで下さい!いつかまた!いつかまた!きっと逢いましょう!だからそれまでは!少しだけさようならです!私の!私の愛しいえりーちかちゃん!大好きですよ!まーまはえりーちかちゃんが!だーいすきです!大好きです……だから…えりーちかちゃん…さようなら…さようなら……さようなら……私の…愛しい……えりーちか…ちゃ…ん…。」

 

えりーちかちゃんを乗せた車は、少しずつ小さくなっていき、やがて…。

 

「行っちまったな…。」

 

見えなくなりました。

 

「まーま…よく我慢したな。偉かったよ、ホント…。でも、もういいんだ。もう…泣いてもいいんだ。もう……えりーちかちゃんは行っちまったからさ…。」

 

「泣き…ません…まーまは泣き…ませ…ん…まーまは…まーま…は……う…うぅ…。」

 

「“まーま”はもう終わったんだ海未さん…だから…泣いてもいいんだ。」

 

“まーま”はもう終わった。

 

もう泣いてもいい。

 

ぱーぱは涙を必死に堪える私の頭を撫でながら、優しくそう言ってくれました。

 

私は…えりーちかちゃんのまーまの私は…絶対に泣かないつもりでした。

 

でも…私は…園田 海未は…えりーちかちゃんのまーまではなくなってしまった私は…。

 

ただの園田 海未に戻ってしまった私は…私には…。

 

「う…ぅぅ…うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

両の瞳から溢れ出す涙を堪えることは出来ませんでした。

 

涙が溢れ出た瞬間、今まで必死に押さえ込んでいた感情が一気に爆発してしまい、私はぱーぱの…青空の胸へと飛び込み大声をあげて、恥も外聞も無く、まるで子供の癇癪の様に泣き出してしまいました。

 

そんな私を青空は何時もよりも力強く抱き締めてくれました…。

 

「よく頑張ったよ…。まーまはさ。お疲れさま。海未さん…。海未さんは最後の一瞬まで、えりーちかちゃんの最高のまーまだったよ。」

 

こうして、愛しいえりーちかちゃんとの永遠の別れと言う形で、私の生まれて初めての子育ては終わりを告げました。

 

さようなら。

 

私の愛しいえりーちかちゃん。

 

さようなら。

 

私の愛したえりーちかちゃん。

 

さようなら。

 

二度とは逢えない愛しい我が子。

 

さようなら…。

 

えりーちかちゃん……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さようなら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ………。」

 

「海未さん、ため息は幸せが逃げるぞ。」

 

憂鬱な月曜日。

 

放課後、穂乃果とことりにお願いして生徒会のお仕事を免除して貰った私は、青空と一緒に講堂裏にあるガンプラバトル部の部室で机に突っ伏して浸すらにダラダラとしています。

 

あの悲しい別れから二日の時間が過ぎました。

 

別れの直後、涙が枯れるまで泣き続けた私は、その後は完全な無気力状態に陥ってしまいました。

 

何もする気が起きず、結局はまた青空の家にお泊まりしてしまいました。

 

そんな私を青空は一晩中黙ってただ抱き締め続けてくれました。

 

青空が抱き締めて分けてくれたぬくもりのお陰で、私は少しだけ元気になれた気がしました…。

 

私達とお別れしたその後、えりーちかちゃんがどうなったのかは分かりません。

 

どうしてかと言いますと、あの日から、私はスマホの電源を切ったままにしているからです。

 

別れの日の夜に一度、希から電話がありましたが、その電話に出てしまったら私は希に酷い事を言ってしまいそうで怖かったので、私はすぐに電源を切りました。

 

だからあれからずっと、私はスマホの電源を切ったままにしています。

 

「幸せなんてもう何処にもありませんよ…。きっと夢の国に…あの“ふぁりどらんど”にでも忘れて来てしまったんです…。」

 

「こりゃあガチで重症だな…。」

 

「重症ですよ…ガチで…。この胸の空虚さはもう二度と埋まる事はないんですから…。ぱーぱは…青空は…平気なのですか?」

 

私は何時もと変わらない様子でソファーに座り、自分で淹れたコーヒーを飲んでいる青空へと尋ねます。

 

「俺は…まぁ慣れてるから、な。」

 

「慣れてる…?」

 

慣れてるとは一体どう言う意味なのでしょう?

 

別れに慣れてる………?

 

「今の…悠さんとりせさんに引き取られるまではさ、どんなに仲良くなっても、ホントの親の様に思っても、結局は金銭的な問題や家庭の事情とかの色んな“大人の事情”ってヤツでサヨナラしなきゃダメだったからさ。俺は結構慣れてんだよ。“サヨナラ”には。」

 

「青空…。」

 

「ま、慣れてても今回のは正直結構キツいけどな。零距離からサテライトキャノン喰らった気分だよ。」

 

零距離からサテライトキャノンを喰らってしまっては助かりませんよ…。

 

ですが…やっぱり青空もえりーちかちゃんとのお別れは精神的に参っているのですね。

 

「そう…ですね…。」

 

「あら?この時間に部室にいるのがソラと海未の二人だけなんて珍しいわね?」

 

そんな事を話していると、部室の扉が開き絵里がやって来ました。

 

そう…大きな姿に戻った“絵里”が…。

 

「絵里…。」

 

「絵里さん…。」

 

絵里がここに居ると言う事はえりーちかちゃんは絵里に戻ったのですね…。

 

なら…もうこの世界の何処にも…私達の愛したかしこいかわいいえりーちかちゃんは居ないのですね…。

 

あのえりーちかちゃんは…消えてしまったのですね…。

 

「?どうしたの?二人とも?人の顔じろじろ見て…?私の顔に何かついてるの?あ!もしかして昨日のひとりSMの時のロウソク?!ヤダ!ドコ?ドコについてるの?ちゃんとシャワー浴びたあとに姿見で全身確認したはずなんだけど?!」

 

…えりーちかちゃん…あんなに必死に蝋燭ぽたぽたはいけません!と言い聞かせてまーまと約束したのに…。

 

絵里に戻ればえりーちかちゃんとして過ごした記憶はなくなってしまうとは分かっていましたが、なんだか虚しいですね…。

 

結局は絵里はどえーむちかになってしまったのですから。

 

それにしても絵里…。

 

貴女はひとりSMなんてナニを高度なプレイをしているのですか…。

 

いくら青空が蝋燭プレイをしてくれないからといっても、一人で蝋燭プレイなんかをするなんて…。

 

以前までの優秀な音ノ木坂学院生徒会長“絢瀬 絵里(ミトメラレナイワ。17歳)”の頃はここまで残念ではなかったのですが…。

 

最近はポンコツ化が止まりませんね。

 

「絵里さん…ひとりSMとかマジでナニやってんだよ…。ソレで…ひとりSMヤって失敗して年間300人くらいが死んでるとか聞いたぞ?頼むから一人で危ねぇコトはしないでくれよ…。」

 

ひ、ひとりSMで年間300人が亡くなっている?!

 

え?ソレって本当なんですか?!

 

……なんでしょうか……。死因がひとりSMの失敗で亡くなるって…そんな亡くなり方をしているのを見付ける方も困りますよね…。

 

「ひ、ひとりで蝋燭ぽたぽたするときは手足“は”縛ってないから大丈夫よ!危なくないわ!大体ね!ソラが私に蝋燭ぽたぽたしてくれないのがいけないんじゃない!だから私は仕方なくひとりで…。」

 

手足“は”って…ならば手足以外はしっかり縛ってるのですね…。

 

「俺のせいかよ!何度も言ってるけど無理だからな!俺は蝋燭プレイなんて!確かに俺はエロで変態だけど!傷が残る可能性のあるプレイだけはヤらねぇーからな!絶対に!」

 

「どうしても?」

 

「どうしても!頼むから縛るくらいで勘弁してくれよ…。」

 

「はーい…(いいもん…希に頼めばちゃーんと縛ってから蝋燭ぽたぽたしてくれるから…。でも…希とのプレイも嫌いじゃないけど…どえーむちかとしてはやっぱり大好きならソラに毎度お馴染みの荒縄でキツく縛って貰って、身体中に蝋燭ぽたぽたして欲しいわ…。どうしよう…想像したら興奮してきちゃったわ…。今からお手洗いにアレしに行ったらソラと海未にバレるわよね…。海未が居なかったら部室のベッドに押し倒してソラとえっち出来たのに…。はぁ…ソラ…シテくれないかしら?蝋燭ぽたぽた…。)」

 

「コレがアノ、賢くて可愛かった私達のえりーちかちゃんの成の果てなのですか…。見た目は可愛いかもしれませんが賢い要素が何処にも見当たりません…。寧ろ残念の化身の様な存在ですね。」

 

見た目は私達のえりーちかちゃんがそのまま大きくなっただけなのですが、やはり中身が残念過ぎます…。

 

絵里の頭の中ではどうせ青空に蝋燭プレイをして貰う事を想像して興奮してしまい、お手洗いに行って自慰をしたら私達にバレバレよね?とか、私がこの場にいなければ部室のベッドでソラとえっちが出来たのに…。とか考えてるんでしょうね。

 

昼休みに青空に真姫が率いる西木野製薬製の怪しい薬を一服盛って動けなくしてから、お手洗いに連れ込もうとしたり、アミューズメントセンターからの帰り道で先回りして待ち伏せして、違法スタンガンで一撃で気絶させて自宅の地下室に私共々連れ込んで監禁しようとすることりの度を越した色ボケにもドン引きしますが、鞄の中に荒縄と手錠とアイマスクと本格的な猿轡と色とりどりの低温蝋燭と色々な種類の鞭と何故か狐の尻尾の着いた張り型を常備(?)している絵里も、ことりに負けず劣らずの色ボケ具合ですよね。

 

ことりはあの違法スタンガンや真姫の怪しい薬が見付かれば警察のお世話になってしまいますよ?

 

絵里も…どうすればあの鞄の中にあれだけのいかがわしい道具の数々が入るのか謎ですよね?

 

絵里の鞄は音ノ木坂七不思議の一つになれそうですね…。

 

まぁことりと絵里の事を色ボケだ何だと言っていますが、私達の中で一番際どいプレイをしているのは実はにこなのですよ…。

 

にこ…貴女は普段は“μ's”で一番の常識人なのに、どうしてあの様な言葉にするのも憚(はばか)られる破廉恥極まりないプレイを…。

 

…でも…少しだけなら…ちょっとだけなら……私も…あの様な破廉恥なプレイをしても…。

 

はぁ……私はナニを言っているのやら…。

 

本当…色々な意味でため息しか出ません…。

 

「どうしたの?海未?」

 

「…絵里…。貴女は……絵里…なのですよね?」

 

「はい?え?そうだけど…ねぇ?海未…大丈夫?なんだか辛そうだけど…。アノ日?」

 

「…大丈夫ではありませんが…大丈夫です……。」

 

「変な海未…。あ、ねぇ?ちょっと二人とも、この写真見てほしいんだけど…。」

 

「写真?どれ…っ!コレって!」

 

「この写真…なんだかとても大切な気がするんだけど、ちょっとおかしいのよ…。写真に写ってるのは小さい頃の私なんだけど、私の隣に居るの、コレって青空と海未よね?」

 

「……絵里…。」

 

「海未?」

 

「この写真…絵里にとっては不可解な代物でしょうが、どうか大切にして下さいね…。お願いします…絶対に…絶対に捨てたりしないで下さい…。」

 

「別に…捨てようとかは考えていないわ。大丈夫よ。大切にするから。」

 

「はい!お願いします!」

 

絵里が“ふぁりどらんど”で撮ったあの写真を大切に感じている…。

 

消えてしまったはずのあの子が…私達の愛しのえりーちかちゃんが、ほんの僅かかもしれませんが絵里の中に残されているのかもしれませんね。

 

「海未ちゃん!そらっち!ようやく見付けた!二人とも部室におったんか…。」

 

私が絵里の中に僅かに残されているかもしれない、愛しのえりーちかちゃんに想いを馳せていると、部室の扉を開けて今度は希がやった来ました。

 

……冷たい態度を取ってしまいそうで、本当は今日は希には会いたくなかったのですが…。

 

「海未ちゃんとそらっち探して2年生の教室まで行ってもおらんし、生徒会室に行ってもおらんし。てっきり二人でラブホにちゅっちゅらびゅらびゅな子作りに行っても~たんやないかって思ったんよ~。」

 

「子作り…子作りですって?あの子とお別れしたばかりの私に子作りですか…そうですか……ふふふ………希…ずいぶんと笑えない冗談ですね。今日の私には冗談は通じませんよ…。余りふざける様ならば……」

 

「あれ?海未ちゃん?」

 

「ったく…希さん、あの子が居なくなったばっかりの今の海未さんに子作りとか、思いっきり地雷踏み抜きやがって…。」

 

「ソ、ソラ?!なんだが海未が怖いんだけど?!」

 

「絵里さん。いいから黙ってこっちに来い。海未さんの制裁に巻き込まれるぞ。」

 

絵里は待避しましたね…。

 

それでは遠慮なく………。

 

「その無駄に蓄えた胸肉…もぎ取りますよ♪」

 

「あ、あはは…海未ちゃん!ちょ!待ってや!もぎもぎは堪忍やぁぁぁぁ!!!」

 

さぁ…希…。覚悟して下さい…。

 

その胸肉。全力全開でもぎ取って差し上げます♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わしわしは気持ちええからええんよ…でももぎもぎはアカンで…。痛いので悦ぶえりちやないんやからもぎもぎはアカンよ…。」

 

一通り希の無駄に大きな胸肉に制裁を加え、ようやく満足した私は希を解放してあげました。

 

まるでレイプでもされた後の様に乱れた服装で息も絶え絶えな希は、ベッドに力なく横たわりながら、私に“もぎもぎはアカン”と言ってきます。

 

ふん!ナニがアカンですか!

 

えりーちかちゃんの事でナーバスになっている事を知っているはずなのにふざける希が悪いのです!

 

「あぁ…希…羨ましい…。あんなに乱暴に…あんなに凄いこと…わ、わたしも…はぁはぁはぁはぁはぁ……。」

 

ドMの絵里は平常運転ですね。

 

私が行った希に対する厳しい制裁を見て、“はぁはぁ”と涎を流しながら興奮していますよ…。

 

興奮するのは構いませんが、お願いですから人前でスカートの下から手を差し入れて股間を触ろうとするのは止めて下さい。

 

自慰をするのならばここではなく地下室の方のベッド(私達ガンプラバトル部の部室には仮眠用のベッドが二つあるのです。その一つが部室の地下にあるのですよ。)か自宅に帰ってからにして下さい…。

 

えりーちかちゃん…貴女の未来のこんな残念な姿を見てしまって、まーまはとても悲しいです…。

 

「で?希さんは俺と海未さんをどうして探していたんだ?」

 

起き上がり乱れた服装を整えた希に対して、青空がどうして私達を探していたのかと尋ねます。

 

そう言えば私達を探して奔走していたのでしたね。

 

希が余りにも笑えない冗談で私を怒らせるから、すっかりと忘れていました。

 

子作りとぬかしやがりましたね……思い出したらまたいらいらして来ましたよ…。

 

あの子と…愛しのえりーちかちゃんとお別れしたばかりだと言うのに!

 

ナニが…ナニが子作りですか!

 

「あぁ。そう言えば私達をあちこち探したと言っていましたね。なんのご用ですか?“東條先輩”。」

 

「東條先輩って…。うわぁ…海未ちゃん、やっぱりめっちゃ怒っとるんやね~。」

 

肉体的には先程たっぷりとお折檻しました。

 

次は少し精神的に苛めてあげましょう…。

 

ね♪“東條先輩”♪

 

「私が怒る?なんの事でしょうか?“東條先輩”?」

 

「海未ちゃん…ほんまに堪忍してや~。うちやって原因究明する為に幼女化して電気ビリビリされたり色な機具で弄り倒されたりしたんよ~。記憶は残ってないんやけど、けっこ~大変やったんよ~。それに元に戻っても幼女化の前とどのくらいの差異が出てとるか調べるって、膜が再生してるかとか恥ずかしい検査もされたんよ~。あ、ちなみに膜は破れたままやったんよ?」

 

そう言えば希も幼女化して、えりーちかちゃんの代わりに人体実験に協力したとか言っていましたね…。

 

これは後から真姫と希に聞いたのですが、そもそもの幼女化の原因……それは西木野製薬が新しく作った栄養ドリンクのせいだった様です…。

 

あの日、西木野製薬が新しく販売する栄養ドリンクの試飲のアルバイトを真姫に頼まれた絵里と希は、西木野製薬のラボで例の栄養ドリンクを試飲したそうです。

 

まずは絵里が栄養ドリンクを飲んだのですが、直後に絵里の身体に異変が起こりました。

 

栄養ドリンクのとある成分と体内の医療用ナノマシンが予期しない反応を起こし、驚くべき事に幼女化してしまったそうです。

 

この幼女化を引き起こした成分ですが、どうやら18歳の健全な女性の体内にあるナノマシンにのみ反応するらしく、真姫が先立って栄養ドリンクを試飲して時には幼女化はしなかったそうです。

 

絵里が幼女化しえりーちかちゃんになった後は、希が志願して幼女化し人体実験をする、と話し合いで決めたそうなのですが、えりーちかちゃんは“μ's”メンバーが側に居ないと途端に泣き出してしまう様で、“μ's”メンバーにしかお世話を頼めなかったのだそうです。

 

当初はにこを頼ろうとしたのですが、諸般の事情で断念し、最終的に白羽の矢が立ったのが私でした。

 

預けるならば普通に預ければ良いものを、私に預ける段階で何時もの希の悪い癖が出てしまい、凛と花陽に手伝って貰い宅配便のコスプレまでしてえりーちかちゃんを段ボールに箱詰めして私に届けたそうです。

 

そして私にえりーちかちゃん入りの段ボールを届けた後、希は栄養ドリンクを飲んで自らも幼女化し、西木野製薬のラボで人体実験に協力したとの事です。

 

ちなみに実験の内容ですが、幼女化の原因となっている体内の医療用ナノマシンの働きを観測する為に、身体中に電極を貼られてそれなりに強目の電流を流し続けると言った拷問紛いのモノだったそうです。

 

後から真姫に実験中の映像を見せて貰いましたが、そこには裸にされた幼女化した希が実験器具に固定され、何時間も電流を流され続けて痛みに耐えきれずに泣き叫ぶ姿が延々と繰り返されていました。

 

幼女化した希が泣き叫び助けを求める姿は一人の親(?)として、見ていて気持ちの良いモノではありませんでした…。

 

幸いなのは元に戻った希があの拷問の様な実験を覚えていない事ですね…。

 

希はきっと、幼女化したえりーちかちゃんにそんな事をさせない為に自ら実験に志願したんですね。

 

希は悪ふざけさえしなければ優しい女の子なのですよ…はぁ………仕方ありませんね…そろそろ許してあげましょうか…。

 

「ほんなら海未ちゃんにお詫びに“コレ”あげるから堪忍してや~。」

 

私が秘かに希を許してあげようかと考えていると、希はポケットからなにやら紙片を取り出し渡して来ました。

 

コレは…手紙…ですか?

 

「コレ?なんですか?…これは…手紙?誰からの…あ…」

 

希から渡された手紙…。

 

その裏に書かれていた差出人の名前は………

 

「えりーちかちゃんからの…手紙…。」

 

そう…差出人はえりーちかちゃん…。

 

愛しの我が子…あの日お別れしたえりーちかちゃんからのお手紙でした。

 

「えりーちかちゃんからの手紙?えりーちかちゃんってことは幼児退行した時の私からの手紙なの?あれ…?最近は私、えりーちかちゃんになってなかったハズだけど…?それに幼児退行してる間の事は覚えてるけど、手紙なんて書いた記憶はないわよ?」

 

「あ~、あんな?このえりーちかちゃん、えりちが幼児退行したときのえりーちかちゃんとは別のえりーちかちゃんなんよ。えりちは気にせ~へんでもえぇんよ。」

 

いつの間にか妄想の世界から帰って来ていた絵里が首をかしげながら、私の手の中にあるえりーちかちゃんのお手紙を見て不思議そうな顔をしています。

 

「別のえりーちかちゃん、ね。まぁいいわ。」

 

「それで海未さん、その手紙にはなんて書いてあるんだ?」

 

「はい!えーっと………」

 

私達のえりーちかちゃんからのお手紙にはまーまとぱーぱと一緒にお買い物にいけて楽しかったと、まーまにチョコを買って貰って嬉かったと、ぱーぱのふわとろオムライスが美味しかったと…私達と過ごした一日が楽しかったと書かれていました…。

 

まーまのお胸を“つるぺた”と言ってごめんなさい。

 

ぱーぱの手作りプリンが美味しかった事。

 

一緒に“ふぁりどらんど”に行った事。

 

“ふぁりどらんど”でガンプラバトルをやった事。

 

危ない時にまーまとぱーぱが助けに来てくれて嬉しかった事。

 

本当はマッキーキャットとハグがしたかった事。

 

大きくなったらアルミリア姫みたいなお姫様になりたいと。

 

でもやっぱりまーまみたいな綺麗で優しいまーまになりたいと。

 

帰り道はぱーぱにおんぶして貰って嬉しかったと。

 

「青空…可笑しいです…。折角のあの子からの…えりーちかちゃんからのお手紙なのに…よく見えません…。なんででしょうか…どうして…えりーちかちゃんからのお手紙なのに…。」

 

「海未さん…。」

 

えりーちかちゃんからのお手紙を読み進めるうちに、私は視界が潤んでいる様にぼやけて何故かお手紙がよく見えなくなって来ました…。

 

その事を隣に座る青空に伝えると、青空は私の頭を優しく自分の胸元へと抱き寄せてくれました…。

 

そうされる事で私は初めて気付きました。

 

泣いていた事に。

 

あぁ…私は…泣いていたのですね…。

 

あの別れの日に流した涙で、私の中の涙はとうに枯れ果てた思っていましたが、まだ残っていたのですね…。

 

「ぱーぱの最後のプリン、希さんと真姫にちゃんと見せびらかしてから食べたよ。美味しかったよ。プリンを食べたからまーまとの約束を守って、ちゃんと歯磨きしたよ。」

 

青空は胸元に顔を埋め静かに涙を流す私の代わりに、えりーちかちゃんからのお手紙を読んでくれました。

 

えりーちかちゃんはちゃんとまーまとの約束を守って、甘い物を…ぱーぱの手作りプリンを食べた後に歯磨きをしてくれたのですね。

 

「えりーちかはまーまとぱーぱのえりーちかになれて幸せだっよ。バイバイしても、えりーちかはまーまの事を、ぱーぱの事を忘れないよ。ありがとう。大好きなまーま。ありがとう。大好きなぱーぱ。」

 

えりーちかちゃんは分かっていたのかもしれません…。

 

まーまとぱーぱにはもう会えないと…。

 

それでも…それでもえりーちかちゃんは、私達の事を忘れないと言ってくれたのですね…。

 

「いつかまた、まーまとぱーぱに会いに行くよ。まーまとぱーぱが世界で1番大好きなえりーちかより。だってさ…。」

 

「えりーちかちゃん……。まーまは…まーまは……。」

 

「海未…。」

 

「海未ちゃん…。」

 

いつかまた、会いに行きます…ですか…。

 

そうですか…。

 

ならば…もう…涙を流すのは終わりにしましょう…。

 

泣いてばかりではえりーちかちゃんに笑われてしまいます…。

 

まーまは…私は…園田 海未は…。

 

いつか…いつかまた、えりーちかちゃんに逢えるその日まで、笑顔で生きていきましょう。

 

ね?えりーちかちゃん。

 

また…きっといつか…。

 

「…青空…もう…大丈夫です…。私は…まーまは大丈夫です!」

 

私は青空の胸元から離れると、涙で濡れた目元を軽く袖で拭い微笑みます。

 

「おうよ。」

 

そんな私を青空は少し驚いた様に見ると、優しく微笑みながら何時もの様に“おうよ。”と言って私の頬に残っていた涙の痕を右手の親指で拭ってくれました。

 

「流石は俺とえりーちかちゃんのまーまだ。それに…今の海未さんの笑顔、めちゃくちゃ綺麗だ。やべぇな…惚れ直しちまったよ。」

 

「はい!惚れ直しちゃって下さい♪」

 

「私じゃないえりーちかちゃん…か。よくわからないけど良かったわね、海未。」

 

「うんうん♪これにて一件落着、やね♪」

 

「だな。うっし!んじゃ海未さんも元気になったし、みんなでプリンでも喰うか!なんか気が付いたら作り過ぎちまってさ。家の冷蔵庫の中がプリンだらけなんだよ。だからみんなで喰うの手伝ってくれたら助かるよ。」

 

「お!えりーちかちゃんがうちと真姫ちゃんに見せびらかしながら食べとった噂のそらっち手作りプリンやね♪え~やん♪みんなで食べよ♪な?えりち♪」

 

「そうね。ふふ♪実は私ね?チョコと同じくらいプリンが好きなのよ♪変よね?先週まではここまでプリンが好きじゃなかったんだけど?」

 

絵里。それはきっと、絵里の中のえりーちかちゃんが、プリンを欲しがっているのですよ♪

 

「いいんじゃねぇーの?プリンが好きでもさ。ほい、お待たせ。一応は一人3個くらいはイケるけど、穂乃果達の分も残しとけよ?もし残ってなかったら穂乃果と凛は暴れそうだからな。」

 

「「はーい。」」

 

「では…。」

 

「「「いただきます♪」」」

 

ぱーぱの手作りプリン…一口食べるとお口の中に優しい甘さが広がって…。

 

「なんやコレ!めっちゃ美味しいやん!」

 

「はい♪もちろんぱーぱの手作りプリンですから♪美味しいのは当たり前です♪」

 

「美味しい…。ふふ♪コンビニで買ったプリンも美味しかったけど、やっぱりプリンは“ぱーぱ”の手作りプリンが1番よね♪ね♪“まーま”♪」

 

「はい♪ぱーぱの手作りプリンが一番です♪えっ?」

 

「おい!絵里さん!今!」

 

「えりち…“ぱーぱ”って“まーま”って言わんかったか…?」

 

「んー?なんのこと?あ、プリンもう1個ちょうだい♪」

 

「「まさか!」」

 

「海未さん!怖い話!動画でもいい!」

 

「はい!青空は絵里が逃げられない様に!」

 

「縛る!」

 

「え?え?ダ、ダメよ♪ソラ♪みんながいる前でそんな縛るなんて♪ヤダ♪エリーチカ♪興奮しちゃう♪」

 

「とか言いながら嬉しそうやね、えりち。」

 

「どえーむちか!いいから黙ってこの動画を見なさい!」

 

「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ♪え?なーに♪海未♪何の動画?廃墟?あ♪廃墟で緊縛プレイしてるえっちな動画ね!無修正かしら♪あれ…えっ…ナニ…ねぇ…その人の後ろ…ナニか………

…」

 

「来るで~♪来るで~♪」

 

「あ…おばけ?!チカァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

 

「「キター!!!」」

 

「は~い♪“チカァ”いただきました~♪」

 

「こわいのやー!なんでまーまもぱーぱもえりーちかにいじわうするのー!」

 

私達と過ごした記憶がないはずの絵里が、幼児退行してえりーちかちゃんになったらまーまと!ぱーぱと言いましたよ!

 

確かに言いました!私達をまーまと、ぱーぱと!

 

間違いありません!

 

このえりーちかちゃんは!

 

このえりーちかちゃんは!!!

 

「海未さん!んにゃ!“まーま”!」

 

「はい!“ぱーぱ”!」

 

私達の愛しのえりーちかちゃんです!

 

「「おかえりなさい!えりーちかちゃん!!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわり?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。

これにて2017 園田海未生誕祭特別編「海未ちゃんの幸せ家族計画」は終わりになります。
まさかオルフェンズの最終回でユージンがお嬢と言うとは…。
モロにネタ被りしてるではないですか!
なんだかなぁ…。

次回からはA-RISEの閑話を挟みまして、本編 第6話「米と猫とツンデレと」 が始まります。
第6話での語り部は花陽ちゃんにお願いする予定でございます。
そしてようやくμ'sメンバーの専用機が1機登場できます。
と、言いますか、60話以上使っていながら未だにμ'sが揃っていないなんて…。
μ'sが揃い、各員の専用機を登場させるまで、まだまだ先が長そうです…。


次回更新はいつも通り月曜日のお昼頃を予定しております。
よろしければ是非ご覧下さい。


それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のご意見、ご感想もお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。

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