ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。


スクフェスのイベント楽曲「近未来ハッピーエンド」でスコアがついに大台の1,000,000を突破できたQooオレンジでございます。


今回は本編の更新になります。
今回はようやく花陽ちゃんが穂むらに到着して…。



それでは 第6話「米と猫とツンデレと」そのじゅうさん 始まります。



















第6話「米と猫とツンデレと」そのじゅうさん

『忘れないでね?電子精霊は私達のパートナー。お友達だよ?この子達の個性を尊重して、一緒に戦うんだよ?大丈夫だよ♪その子達は花陽ちゃんのピンチに出てきて助けてくれたんだもん♪みんな花陽ちゃんが大好きなんだから♪』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ……。」

 

忘れ物のGPベースを届けてあげたお礼として、ミアおねーさんが教えてくれたのは、花陽が最近ずっと悩んでいた契約精霊との向き合い方でした…。

 

電子精霊はパートナー…。

 

電子精霊には個性がある…。

 

花陽は…そんな当たり前のことをいつの間にか忘れてしまっていたんですね…。

 

電子精霊は自我のないサポートAIとは違うってことを。

 

ただの便利なAIとして扱っていたんですね…。

 

反省です…。

 

もう1度…ちゃんとあの子達と向き合いましょう。

 

こらから先、花陽が先輩達のチーム“μ's”に入ってガンプライブ優勝を目指すとしたら、ファイターとして残念な花陽にはみんなの力は絶対に必要です。

 

さーちゃん。

 

うーちゃん。

 

しーちゃん。

 

のーちゃん。

 

みんなはまた花陽と一緒に戦ってくれるかなぁ…。

 

「あ…和菓子屋さん…着いちゃいましたね…。」

 

花陽が契約精霊のみんなのことを考えていると、いつの間にか目的地の和菓子屋さん“穂むら”に到着しちゃいました。

 

「今ごろ後悔しても遅いですね…。うん!ちゃんとみんなにごめんなさいして、今度こそちゃんとみんなの力を貸してもらいましょう!そのためにも美味しいおまんじゅうをいっぱい食べて!英気を養いますよ!おはぎもあったら嬉しいなぁ…!」

 

くよくよしていても、もう後悔先に立たずなんです!

 

そんなわけで気を取り直して改めてたどり着いた和菓子屋さん“穂むら”を見てみると、なんだかとっても雰囲気のある店構えで、いかにも“老舗!”って感じのお店でした。

 

ここにあの美味しいおまんじゅうが…“ほむまん”が売っているんですね…。

 

どうしてでしょうか…ここまでの道のりはとっても長かった気がします…。

 

話数にして本編だけで9話くらいかかった気がしますよ!

 

危うく和菓子屋さんに到着するだけで無駄に10話も使ってしまうところでした!

 

そんな長い長い道のりでしたが、旅の途中では沢山の素敵な出会いもありました!

 

裏路地をさ迷っていたときに出会った、元謎のおねーさんで実はスッゴく (いつも思いますが、スッゴくってなんだかズゴックみたいですね!) 強いファイターさんだったミアおねーさんこと神田 海空(かんだ みあ)さん!

 

こっそりとお持ち帰りしてお部屋で鎖に繋いで飼いたいなぁ…って思ってしまうくらいに可愛い二人の幼女!

 

ハナちゃん&れんちゃん!

 

秋葉原地区のトップスクールファイターの一人で、彼氏さんをジム使いのスクールファイターさんに寝取られたせいで (※本人の談なので事実かは不明です。この件は後日に真偽のほどを要調査ですね!浮気の調査から殺人事件まで!困ったときはご連絡を!小泉探偵社です♪初回30分は相談無料ですよ♪) ジムアレルギーになっちゃった平坂 梨々香さん(と、新米スクールファイターの佐伯さん。)!

 

今日だけで沢山の人達とお友達になれました♪

 

ミアおねーさんとはアドレスと電話番号を交換したので、あとで色々と相談しちゃいます!

 

ミアおねーさんってなんだか他人とは思えないんですよね…。

 

あとはハナちゃんとれんちゃんとはまた一緒にガンプラバトルをしましょう!って約束もしましたよ!

 

そう言えば、ミアおねーさんがれんちゃんは射撃系の武装の方が適性が高いって言ってましたね…。

 

逆にハナちゃんは格闘系の武装の適性が高いって言っていましたが…花陽は二人の性格なら引っ込み思案なハナちゃんが射撃系で、凛ちゃんみたいにイケイケ(え?古いですか?)な性格のれんちゃんは格闘系かなぁ…って思っていましたが、逆だったみたいです。

 

ハナちゃんが格闘系の武装…意外だなぁ…。

 

あと、梨々香さんとは花陽が“μ's”に入ってガンプライブに出場したら、秋葉原地区予選でまた戦うことになるかもしれませんね。

 

今日のバトルでは初撃でレーダー圏外からの奇襲の遠距離攻撃で左腕と左側のフィン・ファンネルを吹き飛ばして、右側のフィン・ファンネルはミアおねーさんが破壊してくれたから、花陽でもなんとかまともに戦えることができたけど…。

 

もしも次に戦うことになったら梨々香さんはもちろんレールカノンの遠距離攻撃を警戒して来ますよね。

 

梨々香さんならロックオンされないようなね、ランダム回避をしながら花陽に接近してくるんだろうなぁ…。

 

そうなったら花陽には海未先輩みたい動いている敵機にピンポイントで直撃させる技量はないから、レールカノンの遠距離攻撃だけで決めちゃうことはできませんね。

 

奇襲がダメなら真正面から戦うしかありませんね。

 

でも梨々香さんのνガンダム・クインルージュと真正面からどう戦えばいいのかなぁ…。

 

梨々香さんのνガンダム・クインルージュはとにかくあのデュアル・フィン・ファンネルのオールレンジ攻撃が厄介なんですよねー。

 

増加装甲を装着したジム・マテリアルの本来の姿…ジム・カーバンクルなら、サブアームに持たせた2枚のシールドと増加装甲の防御力にモノを言わせて一気に接近して…ハッ!ちょ!ちょっと待ってください!接近してどうするんですか?!

 

花陽は接近戦…特に近接格闘戦は壊滅的に苦手なんです!

 

接近なんてしたら梨々香さんに瞬殺されちゃいます!

 

適度な距離を保って射撃戦に持ち込まなきゃダメじゃないですか!

 

うーん…でもそれじゃジリ貧ですよね…。

 

ナニか“かくし球”を用意しておかないと、このままじゃ花陽に勝ち目はないですね…。

 

あ…また考え込んじゃってましたよ!

 

まだ凛ちゃんと西木野さんに、一緒に“μ's”に入ろうって言ってすらいないのに、ガンプライブで梨々香さんと再戦した場合の対策を考えても仕方ありませんよね!

 

考えるのは花陽が凛ちゃんと西木野さんと一緒に“μ's”に入って、ガンプライブで梨々香さん達の“赤の姉妹(レッドシスターズ)”と当たってからにしましょう!

 

花陽一人で考えても答えが出ない問題でも、凛ちゃんや西木野さん、先輩達が一緒に考えてくれたらいいアイデアが浮かぶかもしれませんしね!

 

「よし!まずはおまんじゅうですよ!おまんじゅう!小泉 花陽!これよりおまんじゅうを購入するために、和菓子屋さん“穂むら”へ突撃します!」

 

あぁ……いよいよ!いよいよあのおまんじゅうが花陽のモノになるときがきましたよ!

 

全世界感動のはなよクエストのエンディングはもう目前です!

 

みなさん!ハンカチの用意はいいですか!

 

花陽が迎える感動の結末で存分に泣いてくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いらっしゃいませ。ようこそ“穂むら”へ。」

 

伝説の和菓子屋さん“穂むら”ののれんをくぐって店内に入った花陽を迎えてくれたのは、真っ白なワイシャツをスキなく着こなして、その上にエプロンを身につけた爽やかな笑顔のイケメンさんでした!

 

………あれ?この爽やか笑顔のイケメンさんってどこかで……あっ!よく見ると鳴神先輩ですよ?!

 

「な、鳴神先輩?!」

 

いつもの鳴神先輩の苦笑いとはあまりにもかけ離れた爽やかな笑顔だったから、気付くのが遅れちゃいましたよ!

 

ネクタイだってあんなにしっかりと結んで、しかもシャツのボタンは首もとまで全部しめて…。

 

鳴神先輩って普段はネクタイは外してるしシャツのボタンも首もとはしめてませんよね?!

 

「ん?小泉?」

 

「どうしたの?そら君?あ、お客さん?いらっしゃいませ!ようこそ!“穂むら”へ!名物のほむまんはいかがですかー!ってあれ?花陽ちゃん?」

 

お店の奥から両手に荷物を待って現れたのは、白い割烹着と白い三角巾を身につけたアホの子、じゃなくて穂乃果先輩でした!

 

うわぁ…穂乃果先輩…穂乃果先輩(アホ)なのに割烹着姿がスッゴく似合ってますよ…。

 

鳴神先輩と穂乃果先輩……ふたりで並んでいると、なんだか和菓子屋さんを引き継いだばかりの新婚さんの若夫婦みたいです……。

 

若夫婦……?

 

ま、まさか!鳴神先輩と穂乃果先輩って花陽の想像の通りに、ホントに結婚してふたりで一生懸命に和菓子屋さんを切り盛りしているとか?!

 

高坂 穂乃果じゃなくて鳴神 穂乃果なんですか?!

 

もしくは高坂 青空?!

 

鳴神先輩は婿養子ですか?!

 

 

 

 

 

 

あ!そら君♪ほっぺにあんこついてるよー!

 

ん?どこだよ?

 

ほーら!ここ!ここだよ!

 

ここって言われても見えねぇーよ。ってか今、両手が塞がってんだ。

 

えへへ♪穂乃果がほっぺのあんことってあげるね!

 

ちゅっ♪ぺろ♪

 

おいコラ!穂乃果!お前はナニを恥ずいコトを!

 

えっー!いいでしょ!だって穂乃果とそら君は…ふーふなんだもん♪

 

ったく…しょうがねぇーなぁ…。

 

ねぇ…そら君…。

 

今度は何だよ。

 

次は…お口にちゅってしてもいい?

 

……お客さん、居ねぇーよな?

 

うん!

 

んじゃ…

 

そら君…

 

穂乃果…

 

ちゅっ♪

 

 

 

 

 

 

なーんて!ヤってるんですよ!

 

夜は和菓子作りじゃなくて子作りしてるんですよ!

 

うらますぅぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!

 

「なんか固まっちまってるけど、どうした?小泉?星空みたいにお前にも穂乃果のアホが感染したか?気を付けろよ?穂乃果の穂乃果(アホ)は感染力が半端ねぇーからな。穂乃果(アホ)と会うときはちゃんとマスクしろよ。マスク程度じゃ気休めにしかなんねぇーけど、無いよりはマシだからな。」

 

あ、大丈夫です。

 

花陽は穂乃果先輩(アホ)には感染してはないですよー。

 

どちらかと言えば花陽は穂乃果先輩(アホ)じゃなくて、ことり先輩に感染してるっぽいです。

 

たまーに、脳内に凶悪な黒くて小さい鳥さんがちゅんちゅんしてますか。

 

ジャマナヤツラハミナゴロシニシチャエバイインデスヨ…グフフフフフフ♪

 

はぅ!また脳内に黒くてちっちゃい鳥さんが舞い降りて、一瞬意識が乗っ取られていましたよ!

 

このままではいつか花陽はことり先輩のような悪魔鳥人に…!

 

一刻も早くこの狂鳥病を治療しなきゃですよ!

 

特効薬はどこですか?!狂鳥病の特効薬は!

 

はなよクエストⅡの目的は狂鳥病の特効薬を探す旅ですか?!

 

Ⅱならきっと一人旅じゃなくて三人での旅ですね!

 

メンバーは凛ちゃんと西木野さん辺りかなぁ…?

 

凛ちゃんは戦士系…よりも武闘家系ですね!

 

西木野さんは…頭がいいから魔法使い系?それともいきなり賢者?

 

花陽は僧侶系ですね!

 

あれ?このパーティじゃ勇者がいませんよ?!

 

まぁ最近は勇者のいない竜を倒すゲームもあるので、別に勇者がいなくてもいいのかなぁ…?

 

「あー!そら君また穂乃果のことアホって言った!いっつも言ってるけど!穂乃果はアホじゃないからね!それに花陽ちゃんが固まっちゃったのはそら君が気持ちわるい笑いかたで話しかけたからだよ!」

 

いえいえ穂乃果先輩。

 

穂乃果先輩は十分にアホだと思いますよ?

 

穂乃果先輩と言えばアホ。

 

アホと言えば穂乃果先輩。

 

それが世界の導きだした答えですよ?

 

そろそろ辞書に“アホ(高坂 穂乃果)”って欄が追加されてもおかしくないレベルでアホですよ?

 

と言いますか、穂乃果先輩ってよく音ノ木坂に受かりましたね?

 

アホ度で言えば穂乃果先輩の方が、花陽の大好物のアホっ子にゃんにゃんな凛ちゃんよりも高いのに…。

 

穂乃果先輩よりもアホ度が低い凛ちゃんでさえあれだけ苦労したのに…常時アホMAX発動中の穂乃果先輩じゃ正面から音ノ木坂のお受験を突破するなんて………あぁ………そう言えば、ことり先輩のお母さんって確か音ノ木坂の理事長でしたね……。

 

音ノ木坂学院の最高権力者…理事長の力をふんだんに使えば、穂乃果先輩(アホ)の一人や二人を入学させることくらい簡単ですね。

 

穂乃果先輩…理事長権限を行使して裏口入学…したのかなぁ…。

 

うーん…でもこの世すべてのアホがヒトの形を取って現世に降臨しているアホの権化の穂乃果先輩じゃ、そもそも裏口入学なんて発想は無理ですよね…?

 

恐らく裏口入学の真相は海未先輩の発案で、ことり先輩がお母さんの理事長に例の“おねがぁい♪”をした…そんな感じなんでしょうね?

 

海未先輩は不正とかはキライでしょうが、穂乃果先輩のためなら使えるモノはなんでも使って問題の解決をはかるハズです。

 

海未先輩って何だかんだと厳しく言ってはいますが、穂乃果先輩が大好きですから。

 

もちろんことり先輩もホノカスキーですし。

 

花陽ももっと早くことり先輩とお知り合いになっていたら、理事長の力をお借りして、凛ちゃんの裏口入学をお願いできたのに…。

 

はぁ…コ○ン君も真っ青なカンニングメガネの開発&作成に、死に物狂いの受験勉強……お受験のときの花陽の苦労は一体なんだったんでしょうか…。

 

世の中、やっぱりお金と権力ですね…。

 

世知辛いですねー。

 

 

 

※穂乃果ちゃんはちゃんと正規のお受験で音ノ木坂に入学しました!

 

 

 

 

「んだとぉ!ゴラァ!誰が気持ち悪いじゃ!ボケ!爽やかスマイルにっこにっこにー♪の営業スマイルだろーが!にこちゃん直伝のこの完璧な営業スマイルのどこが気持ち悪いんだよ!」

 

あー、鳴神先輩の爽やかスマイル…苦笑いを見慣れていると確かにちょっと違和感がありますね。

 

普段の鳴神先輩を知らない人が見たら、ときめいちゃうと思いますけど…。

 

花陽は…さっきまでの爽やかスマイルの偽鳴神先輩もいいけど、やっぱりいつもの鳴神先輩がいいかなぁ…。

 

ところで鳴神先輩……ニコチャンッテダレカナ?カナ?カナ?カナ?カナ?カナ?カナ?

 

 

 

 

 

 

 

 

はぅ!またまた意識がブラックリトルバードに乗っ取られましたよ?!

 

今日だけで何回、ことり先輩化したかわかりませんよ?!

 

くぅぅぅ!!!恐るべし狂鳥病!

 

侵行速度が速すぎです!

 

でもホントににこちゃんって誰なんでしょうか?

 

にこちゃんってお名前…鳴神先輩の会話のなかで、たまーに出てきますよね?

 

お名前から察するに、女の子…ですよね?

 

鳴神先輩の……恋人さん…なのかなぁ…。

 

にこちゃんさんって人が鳴神先輩の恋人さんだったら…恋人さんだったら……………………グフフフフフフフフフフ♪コロットシチャエバイインデスヨ♪

 

センパイハハナヨノモノデスヨ♪

 

グフフフフフフフフ…タマニドムムムムムム……

 

「えーっ!なんかスッゴく不自然だよ!その笑いかたってそら君っぽくないんだもん!いつものにっがーい顔の笑いかたのほうがそら君らしいよ!」

 

「らしくなくて当たり前だ!いつもの苦笑いで接客なんか出来るかよ!営業スマイルって言っただろーが!営業スマイル!愛想笑いだよ!わかるか?あ!い!そ!わ!ら!い!漢字で愛を想う笑いって書いて愛想笑い!」

 

「えーぎょースマイルもあいそわらいも!穂乃果はどっちもわかんないもん!穂乃果はあいをおもうわらいって漢字で書けないし!」

 

「このアホ乃果が!だからお前はアホなんじゃぁぁぁぁ!って!アホ乃果!お前はナニを人にマスターアジアやらせてんだ!俺は流派東方不敗なんて使えねぇーよ!素手でMSなんてぶっ壊せねぇーよ!」

 

ゲルググググググググ……はぅ!またですか!

 

また乗っ取られてましたよ!

 

これは本格的にまずいですね。

 

あ、ところで先輩♪花陽も流派東方不敗は使えませんが、一緒に掛け合いならできますよ!

 

王者の風!ですよね!

 

マスターアジアの最期には感動して大号泣しちゃいました!

 

あとはなんと言っても最終回のドモンの告白です!

 

いつかは花陽も鳴神先輩にあんな熱い愛の告白をされたいなぁ…。

 

例えば、こんな感じで……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「花陽、聞こえるか?花陽。返事はしなくてもいい。ただ、聞いてくれればいい。穂乃果も海未さんもことりさんも、みんな逝っちまったよ。ナニもかも自分達が悪かったって、そう言い残してな。けど、んな事はもういいんだ。どうでもいいんだよ。それともその事で俺がお前を責めるって、思ってんのか?なあ、俺たちはこの1年間何をしてきたんだ?俺達のこの1年間は何だったんだ?まだ何も答えなんか出てねぇーじゃねぇか。覚えてるか?あの時、凛の墓前で10年ぶりに会った俺たちは、上の連中に無理やりガンプラバトルを押し付けられて、何も分からねぇーままガンプライブってリングに放り出された。俺は無我夢中で戦った。でも終わってみれば、周りは素知らぬ顔で、後の事しか考えちゃいねぇ。でもそれで、俺たちの1年が終わっちまっていいワケがねぇーだろ?確かに俺はガンプライブに勝った。けど、それは全てお前がそばにいてくれたおかげなんだ。そうだよ、お前と俺とで戦ってきた勝利なんだ。だから、これからも一緒でなけりゃ、意味がなくなるんだ。なあ、花陽。決勝の朝、俺は言ったよな。優勝したら、お前に聞いてほしい事があるって。俺は戦うことしか出来ない不器用な男だ。だから、こんな風にしか言えない。俺は…お前が……お前が………お前が!好きだぁぁぁぁぁぁぁ!!!お前が欲しいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!

!花陽ォォォォォォォォ!!!」

 

「しぇんぱぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

 

「花陽!」

 

「先輩!」

 

「花陽!」

 

「先輩!ごめんなさい!でも花陽!もう離れません!」

 

「離すもんかよ!」

 

「「すっと!すっと!一緒(です)だ!!!」」

 

「っしゃあ!最後の仕上げだ!」

 

「はい!先輩!!!」

 

「「二人のこの手が真っ赤に燃えるぅぅぅぅぅ!!!」」

 

「幸せつかめとぉぉぉ!!!」

 

「轟き叫ぶ!!!」

 

「「ばぁぁぁぁぁぁぁくぅぅぅねぇつぅぅうぅぅぅ!!!ゴォォォォォォォッドォォォォォオ!!!フィィィィィンガァァァァァァァァァァァ!!!」」

 

「石!」

 

「破!」

 

 

「ラァァァァァァァァァヴゥゥゥゥゥゥゥゥ!ラァァァァァァァァァヴゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!天!驚!拳!!!」

 

「墜ちてぇぇぇ!くださぁぁぁぁぁぁぁぁぁいぃぃぃぃぃぃ!!!」

 

どっかーん♪

 

「っしゃぁぁぁぁ!オラァァァァァ!これが俺たちの門出だ!」

 

「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ぐふふふふふふふ♪

 

ステキですね!

 

女の子なら1度は憧れちゃいますね!

 

エ○レカセ○ンのレ○トン君の愛の告白や、オー○ーマン・キ○グゲ○ナーのゲ○ナー君の愛の告白でもいいですよ!

 

女の子は熱い告白を待ち焦がれてるんですよ!

 

さぁ!みなさん!

 

みなさんもご自分の愛する人へ!

 

大好きな人へ!

 

ありったけの想いを米て!あ、間違いました!想いを込めて!

 

愛の言葉を贈りましょう!

 

告白の際は拉致って監禁して肉体的・精神的に追いつめると、成功率が飛躍的にUPしますよ!

 

もしみなさんの大好きな人に彼氏・彼女がいる場合は、その人も一緒に捕獲して目の前で拷問してあげましょう!

 

指の間に針を入れてあげたり♪

 

全身にバターを塗って&アナの中に注入して、ワンちゃんの群の中に放り込んでみたり♪

 

1週間お米抜きにしてみたり!

 

お米抜き…この世で1番恐ろしい拷問ですね…。

 

「穂乃果はアホ乃果じゃないもん!穂乃果だもん!ちゃんとお名前でよんでよね!あとますたーあじあもわかんないもん!」

 

な、なんとぉぉぉ!!!

 

拷問について考察していたら、穂乃果先輩が信じられないことをいいやがりましたよ!

 

穂乃果先輩!あのマスターアジアを知らないんですか?!

 

マスターアジアですよ!マスターアジア!

 

東方不敗ですよ!師匠なんですよ!

 

仕方ありません!あとで穂乃果先輩には花陽が機動武闘伝Gガンダム 石破天驚Blu-ray BOXの第壱巻と第弐巻をセットでお貸ししてあげましょう!

 

ガンダム史上もっとも熱い愛と闘いの物語に涙を流してください!

 

「仮にもスクールファイターなら一通りのガンダム作品は観とけとよ!マスターアジアはGガンだよ!Gガン!世界三大恥ずかしい愛の告白の1つがある傑作だぞ!ネーデルガンダムとかあのデザイン最高だろ!ハ○ステン○スに行きたかったよ!ネーデルガンダムに会いに行きたかったよ!ネーデルガンダム探したかったよ!」

 

あ♪花陽もネーデルガンダムを探しにハ○ステン○スに行きたかったです!

 

ぐふふ♪どうせなら鳴神先輩と二人きりでハウ○テ○ボスに旅行に…!

 

もちろん泊まるお部屋は一緒ですよ♪

 

ベッドは1つで枕元には幸せ家族計画でお馴染みの近藤さんが…!

 

健全な男の子な鳴神先輩なら、近藤さんが2つだじゃ足りませんよね!

 

花陽は…鳴神先輩にならナマでシテもらってもイイですよ♪

 

ナマ中してくれたら一発で孕んでみせますね!

 

ぐふふ…花陽達の子供のお名前はどうしましょうか?

 

あぁ!またまた妄想竹が広がっていきますよぉぉぉぉぉぉ!!!

 

今日の花陽は絶好調であぁぁぁぁぁぁぁる!

 

「ねーでるガンダム?あ!ねーでるガンダムってガンダムなんだ!珍しいね!ガンダムキライなそら君がガンダム好きっていうの!」

 

「あ?ガンダム嫌い?ちょっと待て穂乃果!俺は今まで一言もガンダム系が嫌いだなんて言ってねぇーぞ?確かにUC系列のザク系が1番好きだけど、ガンダム系の機体だってちゃんと好きだぞ?ガンプラだって持ってるし。まぁガンダム系も好きだけど、ガンプラバトルじゃ絶対に使わねぇーけどな。」

 

「あれ?そうだったの?そら君ってガンダム使わないからガンダムがキライなんだって思ってたよ?」

 

ハッ!妄想竹の育成に励んでいたらいつの間にかお話がハ○ステン○スじゃなくなっていました!

 

くぅぅぅ!もう少し妄想竹の樹海でさ迷っていたかったんですが、そろそろ鳴神先輩と穂乃果先輩には花陽のことも構ってもらわなければいけません!

 

だって話が先に進みませんから!

 

「あ、あのー…。そろそろ花陽のことも構って欲しいなぁー…とか思うんですけど…?」

 

「「あ゙…花陽ちゃん(小泉)のこと忘れてた…。」」

 

「えぇぇぇぇ?!花陽!忘れられてたんですか?!お二人は目の前にいる花陽のことをすっかり忘れていちゃいちゃしてたんですか?!花陽!あうと・おぶ・がんちゅーですか?!鳴神先輩!花陽とは遊びだったんですかぁぁぁぁぁぁぁ!!!妄想竹の樹海で授かった花陽のお腹の中のこの子の責任だけはちゃんと取ってくださぁぁぁぁぁぁい!!!」

 

「オイ待て!米喰い女!ナニを勝手に想像妊娠で人の子を孕んでだよ!っーか!俺はお前とはまだヤってねぇーよ!そもそもここ半年くらいはにこちゃんとしかヤってねぇーし!ガキがガキを作っても不幸になるだけだから、ゴムだけは毎回必ず使ってる!ヤることはヤるが妊娠させる要素はこれっぽっちもねぇーんだよ!それに!お前の腹ん中にあんのは基本的に米だけだよな!米の喰いすぎに責任取るつもりはねぇーからな!」

 

「あぁ!鳴神先輩のその冷たい視線に花陽はおもわずゾクゾクしちゃいます!あれ?なんでしょうか?目の前に新しい世界の扉が見えますよ?扉の向こうに荒縄片手に微笑みながら花陽のことを手招いている金髪の生徒会長がいますよ?」

 

「花陽ちゃんがなにを言ってるのか穂乃果にはわかんないけど、その扉の向こう側にはいっちゃダメな気がするな?そっちにいっちゃったらお米キャラで安定している花陽ちゃんに余計な属性が付いちゃうよ?」

 

「それはそれで!そんなワケで鳴神先輩!花陽のことをもうちょーっと罵ってください♪」

 

「喜んで遠慮します。お前はもう帰れ!ほむまん買って帰れ!」

 

「じゃーん!混沌として来た中でビックリ♪ドッキリ♪ホノカの登場だよ♪そら君?毎回思ってたんだけど、いつも会話に出てきてる“にこちゃん”って誰なの?そら君には穂乃果がいるのに他の子と浮気なのかな?ことりちゃんや海未ちゃんならまだ良いけど、ホノカ達の知らない子って言うのはいただけないかな?ねぇそら君?その事について、ちょーっとホノカとお話ししよっか?…ほぇ?ホノカ?どうして急に出てきたの?!急に出てきたら頭いたくなるからやめてよねー!交代するときはちゃんと言ってよ!」

 

「なんだよ藪から棒に…ん?お前…もう一人の方か…?」

 

もう1人の方?

 

先輩はナニを言ってるんでしょうか?

 

もう1人もナニも…ここには花陽達3人しかいませんよ?

 

鳴神先輩も穂乃果先輩(アホ)かことり先輩(狂鳥病)に感染して幻覚でも視るようになったんでしょうか?

 

まぁそれはそれとして、いい加減におまんじゅうとおはぎを買ってしまいましょう。

 

今日の花陽の目的は甘味ですよ!甘味!

 

「で、にこちゃんのことだっけか?にこちゃんはにこちゃんだろ……ん?あれ?そう言えば穂乃果達にはまだにこちゃんのことは話してなかったっけか…?あー、うん。にこちゃんはそのうち紹介するよ。基本的に人のことバカって言うバカだけど、めちゃくちゃ頼りになるイイ女だよ。ナイチチで似非ロリっ子だけど。」

 

「あ♪お話し中に悪いんですが、とりあえずはその“ほむまん”っておまんじゅうとおはぎを20コずつください♪」

 

「はーい!おかいあげありがとーごさいまーす!」

 

「小泉。」

 

「はい?なんですか?鳴神先輩?」

 

鳴神先輩…スゴい真剣なお顔で花陽を見つめていますよ…。

 

お話し中にお邪魔しちゃったから怒らせちゃったかな…。

 

「穂むらは三色団子も旨いぞ。」

 

…………三色団子?

 

な、なんですとぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!

 

そんなことを聞いてしまっては…聞いてしまっては!

 

三色団子も買うしか選択肢は残されていないじゃないですかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

「この商売上手め!追加で三色団子を20本!もってこぉぉぉぉぉい!!!」

 

「はいよ!毎度あり♪」

 

「うわぁ!花陽ちゃん!ふとっぱらだね!あ!ふとっぱらって太ってるって意味じゃないからね!」

 

「お前…アホ乃果のクセに太っ腹なんてよく知ってたなぁ…。」

 

「むぅ!だからアホ乃果じゃないもん!穂乃果だもん!ふとっぱらは真姫ちゃんが教えてくれたんだよ!真姫ちゃんってあたまいいよね!あ、花陽ちゃん!穂むらのうぐいす団子もおいしいよ!今ならとくべつにおはぎをもう1個おまけしちゃうよ!」

 

うぐいす団子…ですって?!

 

そんなの!そんなのぉぉぉぉぉ!!!

 

「美味しいよ&おはぎがオマケだなんて!やっぱり買うしかないじゃないですかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「はーい!まいどー!やったね!そら君!閉店ギリギリにいっぱい売れちゃったね!」

 

「おはぎはそのオマケの1個で完売だな。」

 

「うん!日持ちしない売れ残りのお菓子はあとでみんなで食べようね!」

 

「おうよ。」

 

「あ!ねーねー!よかったら花陽ちゃんも食べていかない?」

 

「はい♪ぜひぜひ♪いただきますぅぅぅぅぅ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。


今回も絶好調に妄想中な花陽ちゃんでした。
次回本編はそんな花陽ちゃんがメイドさんが視た!のノリでこっそりと…。
花陽ちゃんが視たものとは一体?

本編更新はいつも通りに月曜日のお昼頃を予定しております。
また、金曜日にはのんたん特別編の更新を予定しております。
皆様、よろしければご覧下さいませ。

それと、私事になるので恐縮ではございますが、近日中にスマホを機種変更する予定でございます。
本作は基本的にスマホで作成しておりましたので、新しい機種に慣れるまで更新速度が落ちてしまうかも知れません。
また、パスワードを忘れたや間違えた等でハーメルン様にログイン出来ない事態も考えられます。
一応は本編・特別編共に三話分程は予約投稿しておきましたので、暫くは大丈夫だとは思いますが…。
ご迷惑をお掛けしてしまいましたら申し訳ございません。


それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のご意見、ご感想もお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。

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