ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

今週末にはまた一つ年を取ってしまい更におっさん化が進行するQooオレンジでございます。

本日は本編の更新となります。
あのよクエストを魔王四天王エンドでクリアして無事に現世へと帰還した花陽ちゃん。
今回は…。

また、活動報告にて今後登場予定のシスターズのガンプラの試作が掲載されております。
このガンプラは本編6話後の閑話にて登場できたらと思っております。

それでは 第6話「米と猫とツンデレと」そのじゅうなな 始まります。




















第6話「米と猫とツンデレと」そのじゅうなな

前回までのあのよクエスト!

 

気が付いたら王さまのコスプレをした穂乃果先輩の目の前にいた花陽!

 

のんたんの酒場で紹介されたちょっと変わった3人の女の子を仲間にして、花陽の旅が始まりました!

 

そして……。

 

 

 

 

 

 

あのよクエスト3 ~そして天国へ…~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※これは花陽ちゃんが不思議な世界(あの世)でヨハ・ルビ・マルのAqours一年三人娘と一緒にあのよクエストを攻略している間の現世での会話です。

 

 

 

 

 

 

「なぁ海未さん…その…小泉は大丈夫なのか?紫になったり青くなったり茶色になったり真っ白になったり…あきらかにヤバい顔色で寝てんだけど…。」

 

「さぁ?大丈夫なんじゃないですか?ほら?青空も先日の公式戦で真っ青な顔色で戦っていたじゃないですか?だから大丈夫ですよ。」

 

「ねぇ?海未ちゃん?花陽ちゃんってだいじょーぶなのかな?なんかびくんびくん跳ねながらお口から人が出しちゃいけない量の泡をブクブクいっぱい出てるんだけど?」

 

「いいですか?穂乃果?びくんびくん跳ねているのは新鮮な証拠ですよ?それに蟹だって泡くらい日常茶飯事で噴きますよね?女の子は気持ちよくなるとお潮だって噴けますし。花陽だって思春期真っ盛りの女の子なんです。たまにはお潮とか泡とかを噴きたいときもあるんですよ。問題ありません。たぶん。」

 

「問題ないのかなぁ?えっ?なーに?ホノカ?変わるの?いいよ!それじゃ……ありがと♪ほのか♪それでね?ホノカは今の花陽ちゃんは絶対に色々と不味いと思うんだけど…コレってさ…このままびくんびくん跳ねながら泡を噴いて死んじゃったら○体はどうしようか?ほのかとホノカのお部屋に置きっぱなしも邪魔だよね?腐ったらイヤだし。とりあえずは埋めとこうかな?うーん…何処に埋めよう…バレたら不味いからうちの庭はダメだよね?学校の校庭とか?」

 

「ん?穂乃果?あぁ。もう一人の方か。お前もやっぱり不味いと思うよな…コレ…。頭にデカイたんこぶもあるし…。死因は撲殺か?」

 

「青空…穂乃果…ナニをごちゃごちゃと言っているんですか?先程から私は問題ないと言っていますよね?貴方達もこの米の脱け殻の様にネオン看板の様にくるくると顔色が変わりながらびくんびくん跳ねて口から泡を噴きたくなかったら………少し黙ってろ。」

 

「ひぃぃぃぃ?!海未ちゃんが怖いよ?!(ほのか!コレは逆らわない方がイイよ!大人しくしててね!)わ、わかったよ!ホノカ!」

 

「お、おうよ…(ヤヴェェェ!海未さん!めっちゃ怖ぇぇぇ!小泉は海未さんにナニをヤったんだよ?!)。」

 

「どうせならばこの米の脱け殻を新鮮なうちにお料理しなければいけませんね。ことりが来たら手伝って貰いましょう…青空♪穂乃果♪夕御飯は私とことりの手作りお料理ですよ♪ご馳走なんで楽しみにしていて下さいね♪」

 

「海未ちゃんとことりちゃんの手作りお料理?な、なんだろ…。またチャーハンとぎょうざかな?」

 

「止めろ!アホ乃果!聞いたらダメだ!献立を聞きたい気持ちもわからなくはねぇけど!それを聞いちまったら終わりな気がする?!」

 

「……まずは傷みやすい臓物系から処理ですね…同時に血抜きもしなければいけません…抜いた血は腸に詰めてソーセージにしましょう…確かドイツでは血で作られたソーセージがあったはずです…あちらは豚の血ですが覗きをして興奮していたならば雌豚と言っても構わないので逝けるはずです…覗きをしてぐふぐふ笑っているおバカさんなので頭の中身が空っぽだとは思いますが、まぁ多少はミソも採れるでしょうからお味噌汁はソレを隠し味で…最初に処理した臓物系は塩コショウでお野菜と一緒に火を通して…おや?意外にむね肉もありますね…こちらは切り分けて照り焼きにでもしましょうか…二の腕もぷにぷにで柔らかそうですね…この部位ならお刺身でも逝けるかもしれませんね…ことりに相談してみましょう…眼球は二つしかありませんのでくじ引きですね…もも肉はシェラスコにでもしましょうか…あぁ忘れていました…この米の脱け殻は生前(※まだ死んでません。)はお米が大好きでしたね…先輩としたのせめてもの餞(はなむけ)に大好きだったお米と一緒に炊き上げて愚か者の炊き込みご飯にしてあげましょう…ですが雪穂を入れても私達五人では食べきれませんね…凛と真姫も呼びましょうか…この愚か者も親友の凛に食べられるのならば本望でしょうね…凛の為に○骨ラーメンも作ってあげましょうか…バリバリと骨を砕いて中の髄からしっかりとお出汁を取って…麺には髪を細かく刻んで混ぜてみましょうか…独特な風味が出るかもしれませんね…ありがたく思いなさい花陽…貴女の肉の一欠片、血の一滴、髪の毛一本に至るまで…残さず余さず…とことん美味しくいただいてあげますよ……くっくっくっくっくっくっくっくっくっくっ………。」

 

「やっぱりソッチ系かよ!美味しくいただくならエリシチみたいな人○料理よりも俺は性的にいただきたいよ!ほ、穂乃果!ちょっと用事を思い出したから俺は帰るぞ!帰るからな!あとは任せたからな!なんとかしろよ!!!」

 

「お願い!ぷりーず!ぎぶみー!待ってよ!そら君!穂乃果を置いていかないで!帰るなら穂乃果も一緒に連れてって!あとで穂乃果にえっちなことしてもいいから!だからお願い!穂乃果も一緒に連れて逃げて!穂乃果をひとりにしないで!約束したよね!穂乃果をひとりにしないって!約束ちゃんとまもってよぉぉぉぉぉ!!」

 

「さぁ♪青空♪穂乃果♪楽しいお料理の時間ですよ♪」

 

「「絶対にいやだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「って!はなよクエストじゃないんですか?!あのよクエストってなんですか!あのよクエストって!これってはなよクエストじゃなかったんですか!はっ?!ここはどこですか?!」

 

「おぉ!生き返った!」

 

「チッ!生き返りやがりましたよ!」

 

「あっ!花陽ちゃん!生き返ったんだ!」

 

「お、王さま?!えっ?花陽達はまた全滅したんですか?全滅したなら早く教会に行って善子ちゃんとルビィちゃんと花丸ちゃんを生き返らせないといけませんね!世界樹の葉は一つしか採れませんので全滅後の復活でいちいち使ってられません!早く生き返らせないと最近は温暖化で気温がヤバいレベルに上昇してますので、みんな腐った死体になっちゃいますよ!あれ?そう言えばみんなのご遺体が入った棺桶はどこですか?ハッ?!まさか戦闘中にバ○ルーラでみんな飛ばされちゃったあとに花陽だけ囲まれてリンチになったんでしょうか?!輪姦ですか?!でもモンスターさんはルビィちゃん以外には性的に興味を示していませんでしたよね?なら花陽もまだ処女のままですね!おおっと!急いで“のんたんの酒場”に行ってもう1度みんなをパーティに入れなきゃですよ!囮になってくれるルビィちゃん以外は居ても居なくても変わらない気もしますが長い旅路を共に歩んだ大切な仲間達です!ここでお別れなんて考えられません!そうと決まれば“のんたんの酒場”に急ぎましょう!早くみんなと合流して魔王ことり先輩を倒さなきゃヤバいです!帰れなくなります!」

 

「おい!小泉!ちょっと落ち着け!教会で生き返らせるる?ヨシコ?ルビィ?ハナマル?誰だよソレは?のんたんの酒場?のんたんって希さんだろ?なんで希さんが酒場やってんだよ?魔王ことりって確かにことりさんなら魔王になれそうだけど、お前…ソレをことりさんの前で絶対に言うなよ?ダチョウ的なフリじゃねぇーからな!マジで止めてくれよ!んなことことりさんに言ったらマジで魔王になるぞ!世界はことりさんに征服されちまうぞ?!」

 

「…あれ?遊び人の鳴神先輩?なんで鳴神先輩がオトノギ城の王さまの間に居るんですか?ふぇ?よく見ると…オトノギ城の王さまの間じゃありませんよ?!………はっ!そ、そうです!思い出しました!花陽は魔王ことり先輩と一緒に世界を征服してはなよクエスト3だと思っていたあのよクエスト3をクリアしたんですよ!スタッフロールを観ましたよ!そうです!クリアしたということは帰ってきたんですね!あの世から帰ってこれたんですね!」

 

「ま、魔王と一緒に世界征服…?あれか?魔王戦の前によくある“世界を半分やるから仲間になれ”ってヤツで“はい”を選択して了承されたのか?普通は“いいえ”が選択されるまで延々と同じ選択肢がでるはずなんだけど…。」

 

「現世よ!花陽は帰ってきたぁぁぁぁぁぁ!!!あいむ!りぼーん!」

 

「花陽…喧しいですよ。なんならもう1度…コロッとしましょうか?」

 

「はぅ?!海未先輩!!!ごめんなしゃい!コロッとされるのはもういやですぅぅぅぅ!!!ほんとぉぉぉぉぉぉぉに!勘弁してくださぁぁぁぁぁぁぁい!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ソ~ラ君♪とおまけの穂乃果ちゃんと海未ちゃん♪お♪ま♪た♪せ♪ことりちゃんの登場ですぅ♪」

 

あのよクエスト3を無事にクリアして現世へと帰還した花陽は、まだじんじんと痛む頭をさすりながら、穂乃果先輩からいただいたお茶とお茶受けのほむまん(本日6コ目です!)を食べています!

 

ほむまん!美味しいですよね!

 

鳴神先輩はほむまんじゃなくほのまん(穂乃果先輩のマ[自主規制]だからほのまんなのかな?)を喰わせろ!って言って穂乃果先輩のスカートをめくろうとして、海未先輩に折檻されてましたね。

 

なんだかそのお二人のやり取りが浮気性の旦那さまと真面目な奥さまの夫婦のじゃれあいみたいで、花陽はちょーっと羨ましいなぁ…って思っちゃいました。

 

そんなやり取りをほむまんをむしゃむしゃしながら眺めていると、穂乃果先輩のお部屋の扉を開けて、荷物を抱えたことり先輩がやって来ました!

 

ことり先輩?ナニ持ってきたんでしょうか?

 

あれ?そう言えばかなり今さらですが、ことり先輩はどうして遅れてきたんでしょうか?

 

まさか…ホントにどこかで魔王なって世界征服とかしていたんでしょうか?

 

「あ!ことりちゃん!いらっしゃい!待ってたんだよー!」

 

「ことりさん、お疲れさん。で?パソは?」

 

パソ?

 

あっ!ノートPCですか!

 

ことり先輩!ノートPCをご自分のおうちから持ってきたんですね!

 

だから遅れてきたんですね!

 

魔王様になって世界征服していたわけじゃなかったんですね!

 

「うん♪ちゃ~んと持ってきたよ♪はい♪ソラ君♪設定とかはそこら辺はお任せするね?あ♪穂乃果ちゃん♪Wi-Fi貸してね~♪あれ?花陽ちゃん?」

 

「あ、お邪魔しています。魔王様。」

 

「ちゅん?まお~さま?」

 

「はぅ?!ま、間違えました!こっちの世界じゃ普通のことり先輩でした!」

 

あ、危ないところでしたよ!

 

口は災いの元です!

 

気を付けないとまたコロッとされてあのよクエストを攻略して蘇らなきゃいけなくなりますよ!

 

3はクリアしたんで、次はあのよクエスト4ですね!

 

サブタイトルはなんでしょうか?

 

口は災いの元のうっかりミスをやらかしてコロッとされてご臨終になるんですから、“あのよクエスト4 ~やらかしたモノ達~ ”とかですね!

 

「ことりさん。色々あって生き返ったばっかりだから、ちょっと小泉のことはほっといてやれ。で、穂乃果?Wi-Fiのパスワードは?」

 

「ふ~ん花陽ちゃん死んでたんだね~♪うふふ♪惜しいなぁ…もうちょっとで食材にできたのにぃ~♪」

 

ヒィィィィィ?!

 

やっぱりこの人!中身は魔王ですよ!

 

この次に迂闊にことり先輩の前で死んだりしたら、美味しくお料理にされちゃいますよ?!

 

も、もう死にませんよ!死にませんからね!絶対に死にませんからね!

 

………なんだか今のでフラグを建てたような気がするのは…き、気のせいにしておきましょう!

 

フラグなんて建ってませんよ!

 

「わいふぁいのぱすわーど?あれ?なんだっけ?ホノカ?わかる?(わかるけどほのかじゃホノカが言った5桁以上の英文字込みのパスワード覚えられないでしょ?数字だけの4桁のパスワードだって覚えられるか怪しいんだから…。ホノカが前に出てソラ君に伝えてもいいけど、今日は授業でもホノカが前に出てたから、これ以上ホノカが前に出ちゃうと頭痛くなるよ?ソラ君がいるなら大丈夫だから、ソラ君に任せちゃってね。) うぅ…ほのかは数字とか覚えるのは苦手なんだよね…。ソラ君!ゴメン!ほのかはパスワードわかんない!」

 

そして!魔王ことり先輩の恐怖に晒されている中でも、パスワードを忘れたなんて安定の答えはとっても穂乃果先輩(アホ)でスゴく安心しますね!

 

もっとも!穂乃果先輩がパスワード覚えてても怖いだけですけどね!

 

まともにパスワードを覚えてる穂乃果先輩なんて!きっと穂乃果先輩の皮を被った違うナニカですよ!

 

「…忘れたのかよ…もう一人の方は…あんまり前に出ると頭痛くなるんだったな…まぁ穂乃果だから仕方ないか…無理に思い出さなくてもいいぞ。こっちで勝手に調べるから…ったく…アホ乃果が寝ぼけて自分のパソにフライングボディプレスなんかしなけれりゃ、ことりさんがわざわざ自分のパソ持ってくる手間もなかったし、いちいち他人の家のWi-Fiのパスワード調べるなんて面倒なこともしなくてもよかったってのに……うっし。これで大丈夫だな。」

 

さらには穂乃果先輩…寝ぼけて自分のパソコンにフライングボディプレスなんてしたんですか?!

 

フライングボディプレスって寝ぼけてするモノなんですか?!

 

さ、流石は穂乃果先輩…ですね。

 

穂乃果先輩(アホ)度も凄まじいですけど、寝ぼけかたもまたダイナミックですね…。

 

「で、ことりさん?どこにその動画があるんだ?」

 

「うん♪え~っとね…スマホにブックマークしてたんだけど…これは無修正動画のサイトだし…こっちは…○肉料理愛好家さん達の交流サイトだし…これは…あぁ…出会い系サイトだったね…下半身に忠実なおバカさん釣りっておもしろいよね。ちょっとえっちな言葉で誘ってあげれば面白いくらいにつれるんだもん…あとは…ここは…西木野製薬の裏のお薬の注文サイトで…あれ~?どこだっけ?」

 

ことり先輩?スマホをぽちぽちししながら、ナニやら探してるみたいですけど…無修正動画サイトって…。

 

花陽もよくお世話になってますけど、まさかことり先輩も観ていたなんて思いませんでしたね。

 

ご自分の無修正お○にー動画でも投稿してるんでしょうか?

 

ことり先輩の投稿お○にー動画!探してみましょう!

 

※ありません。

 

他には○肉料理の愛好家の交流サイト?

 

そんな恐ろしい交流サイトなんてあるんですか?

 

原材料“○ト”のお料理を愛好する人達って、ソレって普通に犯罪者の集団なんじゃ…?

 

他にも出会い系サイトで釣りとか突っ込みどころ満載のブックマークですけど、ここでまた安易に突っ込んだりしたら魔王ことり先輩にコロッとされて美味しくお料理♪コースなので、おとなしくしておきましょう。

 

でも西木野製薬の裏のお薬の注文サイトは気になりますね…。

 

西木野製薬の裏のお薬って、飲ませれば疑似妊娠状態にさせるお薬の“ボテ腹カミングアウト♪”とか、ク○ちゃんを一時的におち○ち○みたいに肥大化させるお薬の“ペ○バンいらず。”とか、腋の下がマタノトビラ(前)と同じくらいに敏感な性感帯になるお薬の“わき○ん☆エクスタシー”(類似品でお口が敏感な性感帯になっちゃう“くち○ん☆エクスタシー”なんかもありますよ!)とか、とにかく開発者の人がその場のノリとテンションに任せて思いつきで作ったとしか思えない、花陽的にはいい意味でかなり頭のイカれたお薬ばかりなんですよね。

 

風の噂では疑似妊娠薬の“ボテ腹カミングアウト♪”なんかは初潮前の幼女に使用しても効果があるらしいですし…。

 

花陽もそんな西木野製薬の裏販売限定の、色々なイカれたお薬が欲しいんですけど…残念ながらあそこって特別会員限定でしか販売してくれないんですよ。

 

特別会員になるためにも、既存の特別会員さんから紹介されないといけませんし、どんなお薬があるのか確認したくても、例のサイトには特別会員専用のパスがないと入れないんです。

 

どうやらことり先輩は西木野製薬の特別会員みたいなので、ことり先輩のお力を借りれば花陽も念願の西木野製薬特別会員になるチャンスですよ!

 

ことり先輩に頼み込んで花陽のことをあとで紹介してもらいましょう!

 

これで…凛ちゃんに色々なイカれたお薬をこっそり飲ませて…ぐふ♪ぐふふ♪ぐふふふふふ♪

 

もうぐふぐふが止まりませんね!

 

「あ♪あった♪これこれ♪あのね?スクールファイターバトルライブラリーって名前のサイトの今週のベストバトルってところだよ♪」

 

「あぁ、あのサイトか。それならわかるよ。ちょっと待ってろよ…今開くから…。」

 

ぐふぐふが止まりませんね!とか言っていたら、ことり先輩はお目当てのサイトのブックマークを見つけたみたいですね。

 

スクールファイターバトルライブラリーって言いましたよね?

 

ソレって全国のガンプラバトルファンの人達が、スクールファイターさん達の色んなバトルの動画を投稿している動画サイトですよね?

 

通称スクファイ動画とかバトライとか言われてます。

 

このスクファイ動画は花陽もよく観てますよ?

 

特にさっきことり先輩が言っていた今週のベストバトルは、全国のガンプラバトルファンの人達がその週に投稿されたバトル動画の中から投票で決める動画で、とにかく熱いバトルやネタまみれの面白いバトルの動画が毎回選ばれるんで、花陽も毎週楽しみにしてるんですよ。

 

確か今週のベストバトルは先週の秋葉原地区で行われたミッションバトル形式の公式戦の動画で、出場チームの名前は“みゅーず”って薬用石鹸の名前みたいな…………あれ?“μ's”?

 

“みゅーず”ってもしかして薬用石鹸じゃなくて“μ's”ですか?!

 

ソレって先輩達の公式戦の動画じゃないですか!

 

薬用石鹸の名前のチームだったので、てっきりネタ系のおもしろバトル動画かと思ってまだ見ていませんでしたよ!

 

「あ、あの!スクファイ動画のベストバトルですか?ソレってもしかして!先週の先輩達の…チーム“μ's”のミッションバトルの動画じゃないですか!」

 

「うん♪そうなんだよね~♪ことりのお母さんがお仕事サボってガンプラバトルの動画を漁ってたらたまたま見つけて、放課後にことりに教えてくれたの♪」

 

…今…お仕事サボってとかいいませんでしたか?

 

ことり先輩のお母さん…つまりは音ノ木坂の理事長ですよね。

 

理事長…お仕事サボってるんですね。

 

お仕事サボってガンプラバトルの動画を漁ってたんですね。

 

あの人ってホントにお仕事してるんでしょうか?

 

音ノ木坂七不思議の一つで、夜になると理事長室から女の人の喘ぎ声や悲鳴が聞こえてくるって言うのがありますが、これってたぶんオカルト的なヤツじゃなくてSM的なヤツとかそっち系のヤツですよね?

 

…うん……なんだか音ノ木坂が廃校になるかもしれない理由の一端を垣間見た気がします。

 

理事長自らがお仕事サボってガンプラバトル動画を漁ってたり、理事長室で毎晩“お楽しみ♪”をしていたら、そりゃ廃校にもなりますよ…。

 

おうちから近いから音ノ木坂を選びましたけど…失敗しちゃったのかなぁ…。

 

やっぱり無理にでもUTX高校に行けば…でもUTX高校だとカンニング対策が完璧すぎで凛ちゃんと一緒に合格なんてできなかったし…。

 

………ステキな先輩達(アホ1名。魔王1名。残念1名。チンピラ1名。…アレ?ステキ要素がないような…?)に巡り会えたんだから、音ノ木坂で良かったです!と、言うことにしておきましょう!

 

その方が精神衛生上とてもいいはずです!

 

気にしない♪気にしない♪

 

「それでどうせならばみんなで一緒に観てみようと言うことで、こうして穂乃果の家に集まったんですよ。」

 

「ホントは穂乃果のパソコンでみようって思ってたんだけど、穂乃果が寝ぼけてパソコン壊しちゃってしゅうりちゅーだったから、ことりちゃんにパソコン持ってきてもらったんだ!」

 

色々と気にしないことに決めてすぐに気にしちゃうのもアレですけど……別にわざわざことり先輩のおうちからノートPCを持ってきてもらってスクファイ動画を観なくても、皆さんのスマホでもスクファイ動画は観れますよ?

 

普通にスマホで観ればよかったんじゃないのかなぁ?

 

大きな画面で観たいんだったら、スマホをケーブル使ってテレビに繋げばテレビでも観れますし…。

 

先輩達…この様子だとやっぱりみんな一人残らず穂乃果先輩の穂乃果先輩(アホ)に感染してますね。

 

海未先輩は割りと残念なので、穂乃果先輩(アホ)に感染してるとは思っていましたが、まさかブラックリトルバードのことり先輩やチンピラ属性持ちの鳴神先輩にまで感染していたなんて…。

 

怖いですねー。

 

ホントに怖いですねー。

 

穂乃果先輩の穂乃果先輩(アホ)はホントに怖いですねー。

 

一説では穂乃果先輩の穂乃果先輩(アホ)は時間も空間も越えて感染するらしいですよ。

 

皆さんも気を付けて下さいね?

 

気付いたときにはもう遅いですから…。

 

「お!あったぞ!コイツだな…うっし。そんじゃ再生するぞ。」

 

「「「はーい!」」」

 

そんなこんなで鳴神先輩が投稿されていたチーム“μ's”の先週のミッションバトルの動画の再生を始めると、先輩達は鳴神先輩を中心に身体を寄せあってノートPCの画面にかじりつくようにして再生されたその動画を見始めました。

 

ことり先輩…鳴神先輩の後ろから抱きついてますけど、アレは当たってますね。

 

鳥πが。

 

何気に海未先輩も鳴神先輩の左腕にこじんまりした海πを押し付けてますし。

 

お二人とも中々にアグレッシブなアピールですね。

 

「げっ?!穂乃果!お前はこんな序盤からアグニ使いまくってたのかよ?!」

 

でも鳥π&海πのπ当てアピールでも鳴神先輩は平然としてますね。

 

“当ててんのよ♪”くらいじゃどうってことないんですね。

 

そんなπ当てアピールにも動じない鳴神先輩は、穂乃果先輩のアグニの乱射には驚いてますね。

 

前回のバトルで穂乃果先輩はかなり序盤からエネルギー消費の激しいランチャーストライクの主砲のアグニをぶっ放してましてね。

 

花陽も穂乃果先輩のランチャーストライクがいつエネルギー切れになるかって、ハラハラして観てましたね。

 

「だってそら君いないから穂乃果ががんばらなきゃ!って思ったんだもん!」

 

「あー、まぁ俺がへたれて遅刻したのが原因なのはわかってたけど…。」

 

「あっ♪次はことりが海未ちゃんと一緒にガトーさんのゲルググと戦ったときのだよ♪海未ちゃんの機転で勝てたんだよね♪」

 

次の場面はことり先輩と海未先輩の二人が“ソロモンの悪夢 アナベル・ガトー”さんと戦ったときの映像ですね。

 

このAIで再現したガトーさんは、スゴい反応速度で先輩達の攻撃を避けまくってましたね。

 

このときの先輩達は広い範囲の…いわゆる“面”を制圧するような攻撃手段を持っていなかったので、ロックオンに反応して回避行動に入るガトーさんを倒すのに随分と苦労したみたいです。

 

最終的には海未先輩がロックオンアラートが鳴らないように命中補正のかかるロックオンシステムのシステムアシストを切った状態で、ガトーさんのゲルググのレーダー範囲外の長距離から大破していたザクのエンジンを狙って爆発させて、その爆発に巻き込んで動きを一瞬止めさせて…と、いった流れでしたね。

 

足を止めたガトーさんのゲルググにとどめを刺したのはことり先輩のバスターライフルでしたが、あのときの戦闘は間違いなく海未先輩の作戦勝ちでしたね。

 

「機転、という程のモノではありませんが…今あの時の戦闘をこうして映像として見直してみると…他にもやりようがあったかもしれないと思ってしまいますね。」

 

「バトルなんて毎回そんなもんだって。こうすれば良かった。あぁすれば良かった。なんであんなことをしちまったんだ。次は失敗しない。そんな“もしも”の積み重ねが経験になって、少しずつ自分の力になっていくんだって俺はそう思ってるよ。」

 

「“もしも”の積み重ね…ですか。それが少しずつ経験になっていく…そうかもしれませんね。」

 

鳴神先輩…珍しくベテランファイターらしいいいことを言いましたね。

 

“もしも”の積み重ねが少しずつ経験になる。

 

花陽にもわかるような気がします。

 

あのよクエスト攻略中はまさしく“もしも”の積み重ねでしたから。

 

「みてみて!次はそら君が出撃したとこだよ!うわっ!そら君のザク!速い!」

 

「これで間に合わせの機体なんだから引いちゃうよねぇ~♪」

 

「こんなもんならそこら辺にうじゃうじゃ…」

 

「いないよ!」

「いません!」

「いないとおもうよ?」

 

流石は幼馴染みですね。

 

ほぼ同時に突っ込みましたよ。

 

でも花陽も先輩達の突っ込みには全面的に賛成ですねー。

 

「イヤ!いるだろ!ホラ!この前のあの女!確か綺羅 ツバサとかって名前の女もコレくらいならイケるだろ!」

 

「綺羅 ツバサさんってこの前のスッゴい強い人だよね?あの人もとくべつだよ!絶対に!」

 

「穂乃果の言う通りです!あんな化け物染みた相手がそうポンポン出てくる筈ありません!」

 

「バトルロイヤルであのレベルのファイターと遭遇するなんて宝くじに当たるくらいの確率だよ?」

 

その化け物を素組のF2ザクで倒しちゃった化け物さんもここにいますけどね。

 

あとは…ミアおねーさんも化け物レベルのファイターさんでしたね。

 

………結構いますね。化け物レベルのファイターさん…。

 

「にこちゃんだってできるぞ?」

 

鳴神先輩…またにこちゃんって人ですか?

 

ホントにどんな関係なんでしょうか?

 

鳴神先輩の今までのお話からさっすると、そのにこちゃんって人はなかなか強いファイターさんみたいですね。

 

先輩が認めるんですから、ホントにスゴいファイターさんなんだろうなぁ…。

 

でも…綺羅さん以外で鳴神先輩が認めるようなスゴいスクールファイターさんなんていましたっけ?

 

そんなにスゴいファイターさんなら、少しは話題になっていてもいいはずなんですが…?

 

その“にこちゃん”って人は鳴神先輩みたいに公式戦には未出場なのかもしれませんね。

 

「にこちゃん…ですか?青空の話の中で度々その“にこちゃん”と言う名前が出てきますが…誰ですか。返答次第では…貴方を殺して私もに死にます。」

 

「はっ?なんでさ?!」

 

「ことりも気になるなぁ♪その“にこちゃん”って人のこと♪もしその“にこちゃん”って人がソラ君のコイビトさんだったら……コロシテアゲルネ♪」

 

「あっ!黒い方のことりちゃん!なんか久しぶりにみるね!」

 

「コロシテアゲルコロシテアゲルコロシテアゲルコロシテアゲルコロシテアゲルコロシテアゲルコロシテアゲルコロシテアゲルコロシテアゲルコロシテアゲルコロシテアゲルコロシテアゲルコロシテアゲルコロシテアゲルコロシテアゲルコロシテアゲルコロシテアゲルコロシテ……」

 

「そんな簡単に殺すな!それと!あんな似非ロリッ子!こ、恋人なんかじゃねーし!なんで俺がにこちゃんと恋人になんなきゃダメなんだよ!」

 

「……そう言えば…青空は生徒会長や副会長とも仲がいいように見えましたが…まさか………。」

 

「エモノガフエタネ♪ゴチソウダヨ♪」

 

今さらですけど、なんだか先輩達……

 

「楽しそうですね…。」

 

「花陽?」

「ハナヨチャン?」

「花陽ちゃん?」

「小泉?」

 

みんなで集まってガンプラバトルをして、こうして動画を見ながら反省会をして…。

 

「いいですよね。やっぱり…うん!花陽も…花陽も“μ's”に…。」

 

「えっ?!花陽ちゃん!もしかして“μ's”に!」

 

「入ってくれるのですか!」

 

「イマナラエリシチモツイテクルヨ♪」

 

「いや!ことりさん!ソレはやめとけって!」

 

「まだ…先輩達にはナイショです♪でも…きっと…きっと…凛ちゃんと西木野さんと一緒に!花陽も先輩達のお力になってみせますね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました

本編6話はもう一度バトル回を挟み終了(まだ先ですが)になります。
本編7話はにこちゃんのsideAとことりさんのsideBでそれぞれお送りしたいなぁ…と、思っております。

次回更新は金曜日ににこちゃん生誕祭を、月曜日に本編を予定しております。
また、一周年&100話到達記念に前回、勢いだけで作成したガンプライブの続編サンシャイン編のプロローグか、もしもソラがウルトラホール(ポケモンネタです)に落ちてポケモン世界に行ったら…のどちらかを掲載しようかなぁ。と、思っております。
どちらを掲載するか、活動報告でアンケートでもすればいいのでしょうか?

それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のご意見、ご感想もお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。

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