ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

138 / 480
皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

四捨五入すると○十路になってしまったQooオレンジでございます。

本日は本編更新となります。
さて、今回の花陽ちゃんは…。


それでは 第6話「米と猫とツンデレと」そのじゅうはち 始まります。
















第6話「米と猫とツンデレと」そのじゅうはち

「増加装甲の取り付けはこれで終わりっと…次はバックパックのアクティブシールドと…。」

 

穂乃果先輩のお部屋にお邪魔した次の日の放課後。

 

花陽は一人で教室に残って、“ジム・マテリアル”に増加装甲と各種装備を取り付けています。

 

ホントなら昨日のうちに予め完成していた増加装甲や装備を取り付けておこうと思っていたんですが、おうちに帰ってからお腹いっぱいご飯を食べて、デザートに穂乃果先輩のところの“ほむまん”やおはぎ、三色団子にうぐいす団子を食べちゃったら眠くなっちゃって…。

 

なのでこうして放課後の教室で装備を取り付けているんです。

 

ちなみに凛ちゃんは今日も陸上部に見学に行ってます。

 

凛ちゃんが陸上部に入部する前に、一緒に“μ's”に入ろうって言わなきゃですね。

 

凛ちゃんだけじゃなくて西木野さんも一緒に“μ's”に誘いましょう。

 

みんなで一緒に楽しくガンプラバトルですね!

 

「うん!これでよし!花陽の専用機“ジム・カーバンクル”の完成です!」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「それで完成なのね。この前までのジムに増加装甲とシールド持たせたサブアーム、バックパックが大型になってそこに追加武装。あとはメイン武装もマシンガンからその大型の銃に変えたんだ。」

 

へっ?

 

今の声って…。

 

「に、西木野さん?!」

 

声のした花陽の後ろの席を振り向くと、そこには音ノ木坂の誇るパーフェクトお嬢様の西木野さんが座ってこちらを物珍しそうに見ていました!

 

「あの、その…い、いつからそこに?」

 

「小泉さんがサブアームを取り付けてた辺りからよ。声を掛けようかなって思ったんだけど、小泉さんがスゴい集中していたみたいだったから、ちょっと黙ってたのよ。ごめんなさい。驚かしちゃったかしら?」

 

「あ、いえ!そう言うワケじゃ…。」

 

ビックリはしましたけど、凛ちゃんみたいにイタズラ目的で黙っていたんじゃないですし。

 

精密作業をしている最中に声を掛けられるより全然いいです。

 

「それで、そのガンプラ…“ジム・カーバンク”って言ってたわね?ちょっと見せてもらってもいいかしら?」

 

「いいですよ。はい!どうぞ!」

 

「ありがと。………ふーん……ガンプラの良し悪しってまだよく分からないんだけど…この子は…なんて言うのかしら…うん…スゴいわね。」

 

「はい!花陽のビルダーとしての集大成なんです!増加装甲を取り付けることで多少の攻撃なんかじゃびくともしません!そのサブアーム…アクティブシールドは両手が塞がっている状態でも個別で稼働して防御行動が取れるので、防御性能はさらにマシマシになってるんです!武装もバックパックのミサイルポッドは毎回違う弾頭を搭載すれば相手の虚を突けますし、左右二門の大型ビームカノンも…」

 

「あーもう!ストップ!ちょっとストップ!そんなに言われても私はガンプラ作りは素人だからわかんないわよ!私の使ってる百式だってパパとママから渡されたヤツだし…。」

 

「えぇぇぇぇ?!西木野さん?!まだガンプラ作ったことないんですか?!それはいけません!いけませんよ!いけませんよぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

「う"ぇえ?!ちょ!ちょっと!いきなり大きな声出さないでよ!」

 

「イカにキ○タマがあるのか知りませんが!そうはイカのキ○タマです!」

 

「イカのキ○タマ?!キ○タマって睾丸(こうがん)のことよね?!なんでイカのキ○タマ?!」

 

「はい!そうはイカのキ○タマです!だって西木野さん!まだ自分でガンプラ作ったことないっていうじゃないですか!これが大きな声を出さずにいられますか!」

 

西木野さんは鳴神先輩が才能あるって言うくらいにファイターとしてスゴい才能を持ってるんです!

 

そんな西木野さんが才能だけで満足しないで、もうワンランク上のファイターになるためにも、1度は自分の手でガンプラを作らなきゃですよ!

 

そうすれば自分の使う機体がどこまで稼動出来るのかとか、ガンプラに関しての色んなことが見えてきます!

 

「西木野さん!ガンプラを作りましょう!今すぐ!今ならもれなく花陽のお部屋に大量に積まれている新品未組み立てのガンプラを一つプレゼントですよ!さぁ!さぁ!さぁ!作りましょう!ガンプラ!Let's ガンプラ!作ろう!ガンプラ!ガ~ンプラ!ガ~ンプラ!ガンダムのプラモデルでガン~プラ!」

 

「ガンプラにイカの睾丸は1mmも関係ないじゃない……小泉さんってこんなキャラだったかしら?」

 

はい!本来の花陽はこっちが素です!

 

お米とガンプラのことではグイグイ行きますよ!

 

「まぁいいわ。小泉さんは小泉さんだし。せっかくだけど今はまだガンプラを作るのはいいわ。しばらくはパパとママから貰った百式で十分よ。でもそのうち百式じゃ物足りなくなってきたら…その時は小泉さんに手伝って貰おうかしら?」

 

「はい!一から十まで!万事!花陽にお任せです!ぐふふふ♪ベースはナニにしようかなぁ…やっぱりジム系かなぁ…西木野さんならジオン系も似合いますよね…凛ちゃんのベニャッガイみたいにネタに走りまくるのもそれはそれて…でもネタに走りまくるとあとで粛清されそうで怖いですねー…ここは無難にガンダム系がいいのかなぁ…でもガンダム系を使うと負けたような気がしますよね…。」

 

「ねぇ。それより今日はどうするの?小泉さんはアミューズメントセンターへは行かないの?そろそろ学校出ないと夕方のバトルロイヤルに間に合わないわよ?ほら?そこの時計。見てみなさいよ?」

 

「へ?夕方のバトルロイヤルに間に合わない………あっ!」

 

花陽は西木野さんのその言葉で教室の壁に取り付けられている時計を見てみると、時刻はもう少しで午後4時になろうかとしていました。

 

集中して作業をしていたので時間のことなんてすっかり忘れてました?!

 

「西木野さん!ちょっと待っててください!今すぐ片付けて帰る準備をします!そしたら急いでアミューズメントセンターに行きましょう!バトルロイヤルに出撃です!」

 

「はいはい。慌てないでいいから忘れ物とか落とし物がないように気をつけなさいよ?もっとも、昨日の帰りに慌てて落とし物した私が言うのも何だけどね。」

 

「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さーちゃん!うーちゃん!しーちゃん!のーちゃん!出撃準備をお願いね!」

 

アミューズメントセンターに到着した花陽と西木野さんは、それぞれのガンプラをスキャンを終えてガンプラバトルシミュレーターのコクピットに乗り込むと、さっそく出撃準備に取り掛かりました。

 

今回、花陽は初めから電子精霊システムをONにしています。

 

そしてある程度はこの子達の好きにさせようと思いました。

 

ミアおねーさんのアドバイスが正しいなら、たぶんみんなにお任せしちゃうのが正解です。

 

だからみんなに出撃準備をお任せしてみると…。

 

<りょーかーい。かきかんせいしすてむー。ちぇっくかいしー。>

 

<はーい。しゅつりょくかんせーとつうしんかんせーはうーのおしごとー。ちぇっくはじめー。>

 

<うぃー。きたいかんせー。しーがたんとー。ちぇっくー。ちぇっくー。はりきってー。>

 

<おまかせー。でものーはぼーぎょがおしごとー。まだおひまー。おどるー?おどるー?>

 

「みんなおまかせにした途端に好き放題ですね…。花陽がいちいち小まめに指示を出していたのは一体なんだったんでしょうか………考えると虚しくなりますね…考えるのはやめましょう。それにしても…なるほど…これがミアおねーさんの言っていたこの子達の個性なんですね…。」

 

火の精霊“サラマンダー”の名前を付けたやんちゃな赤い髪の小さな女の子“さーちゃん”。

 

さーちゃんはどうやら“攻撃”に関するサポートが好きなようです。

 

真っ先にFCS…火器管制システムを掌握してあちこちの設定を弄り回してます。

 

<これー、じゃまー。さくじょー、さくじょー。ほせーしすてむー。さいこーちくー。>

 

………ねぇ?さーちゃん?邪魔だから削除とか言ってましたが…だ、大丈夫ですよね?

 

射撃管制なんか削除してないですよね?

 

あれがないと射撃系統の武装が使えませんよ?

 

花陽は近接格闘戦は壊滅的に苦手なので、射撃武装がないと大変なことになりますからね?

 

お願いですから射撃管制を削除とかしないでくださいね?

 

<しゅつりょくかんせーとつーしんかんせー。しすてむちょーせーかんりょー。はっしん?はっしん?>

 

「うーちゃん?もうちょっと待っててね?」

 

<はーい。まつー。たけー?うめー?>

 

水の精霊“ウンディーネ”の名前を付けたおとなしい青い髪の小さな女の子“うーちゃん”。

 

この子は出力管制や通信管制を担当してくれるみたいですね。

 

前回の平坂さんとのバトルのときも、うーちゃんが出力管制をサポートしてくれてましたね。

 

あの時はうーちゃんが自分で判断して瞬時に機体の出力を一気に最大出力まで上げてくれたので、力くらべですぐに押し返すとこができたんでしたね。

 

<きたいかんせー、おっけー。まえよりちょっとおもいー?おもいけどだいじょーぶー。>

 

風の精霊“シルフ”の名前を付けた元気な緑の髪の小さな女の子“しーちゃん”。

 

しーちゃんの担当は機体管制…バックパックのバーニアとかのサポートに姿勢制御用スラスターでの細かい姿勢制御のサポートまで、機体を動かす部分を色々とサポートしてくれるようです。

 

ぶっちゃけ常に姿勢制御がオートになってるみたいな感じです。

 

楽ですねー。

 

<ひまー。ひまー。でばんはまだー?おどるー?おどるー?おどりー?>

 

最後は大地の精霊“ノーム”の名前を付けたおっとりした黄色の髪の小さな女の子“のーちゃん”。

 

この子の担当は防御に関わる全般ですね。

 

弾道予測やロックオンアラートの管理、今回からはバックパックに取り付けたサブアームを利用したアクティブシールドの制御なんかもしてくれます。

 

わかりやすく言うとオートガードってヤツですね。

 

これまた楽ですねー。

 

<はなよー。つーしん。つーしん。>

 

通信管制のサポートを担当してくれているうーちゃんから、通信が入ってるとのお知らせでサブモニターを確認すると、どうやら西木野さんからみたいですね。

 

まぁ今回は花陽と西木野さんの二人だけでの出撃なので、当たり前って言えば当たり前なんですけどね。

 

えっ?なんで二人だけか。ですか?

 

あぁ!そう言えば言ってませんでしたね!

 

凛ちゃんは陸上部の見学で、鳴神先輩はお知り合いの妹さんと弟さんのお迎えで、穂乃果先輩はお店番のお手伝いで、海未先輩は弓道部の練習で、ことり先輩は新しいバトルコスチュームの作成で、みんなそれぞれがそんな用事があるそうなので、今日はアミューズメントセンターには来れないか来ても少し遅くなるそうです。

 

だから今日は花陽と西木野さんの二人での出撃なんです。

 

おっと!早く西木野さんからの通信に出なきゃですね!

 

「ありがと、うーちゃん。とりあえずメイモニターにお願いね。」

 

<はーい。めいんもにたー。めいんもにたー。>

 

うん。サブコンソールをポチポチしないでも、お願いするだけでうーちゃんが通信を開いてくれるのでホントに楽ですねー。

 

[[小泉さん。こっちは出撃準備は終わったけどそっちの準備は?]]

 

「はい!こっちも問題ありません!いつでもいけますよ!ね?みんな?」

 

[[みんな?みんなって…]]

 

はい!みんなは…

 

<いつでもー。>

 

さーちゃんことサラマンダーちゃんと…

 

<どこでもー。>

 

うーちゃんことウンディーネちゃんと…

 

<なんどでもー。>

 

しーちゃんことシルフちゃんと…

 

<でもどりー。>

 

のーちゃんことノームちゃん。

 

[[う"ぇぇぇえ?!ナニ?ダレ?えっ?!えっ?!]]

 

「この子達は花陽の大切な“お友達”の電子精霊さん達です!」

 

[[はぁ?!電子精霊?!小泉さん!それって鳴神先輩や高坂先輩と同じ?それじゃ貴女も“精霊使い(エレメンタラー)”だったの?!しかもなんか声が4つ聞こえたような気がするんだけど?!]]

 

「はい!そうなんです!ちょっと色々と事情があって秘密にしてましたけど、実は花陽も“精霊使い(エレメンタラー)”だったんです!花陽の契約した子達は四人なんです!みんな!西木野さんにちゃんとご挨拶してね!」

 

<<<<はーい。ごあいさつー。>>>>

 

はい♪みんなちゃんとお返事できてとってもイイ子ですね♪

 

とってもえらいですよ。♪

 

みんなお米が食べれたら、ご褒美に真っ白艶々な炊きたての美味しい花陽厳選のお米をあげちゃいたいくらいにイイ子ですね♪

 

流石は花陽の電子精霊ちゃん達です♪

 

やっぱりナニかご褒美あげたいですよね?

 

うーん……。

 

そうですね…。お米はあげれませんが、お米をデータ化したモノをあげてみましょうか?

 

お米のデータ化による電子精霊へのお米の布教…。

 

これは電子精霊業界(?)に新たな風を呼び込むかもしれませんよ!

 

帰ったら早速やってみましょう!

 

みんな♪楽しみにしててくださいね♪

 

<さーはさー。さらまんだー。>

 

<うーはうー。うんでぃーねー。>

 

<しーはしー。しるふー。>

 

<のーはのー。のーむー。>

 

<<<<よろしこー。>>>>

 

……よろしこー。じゃなくてよろしくー。なんだけどで…まぁいいのかな?

 

挨拶にはかわりありませんからね!

 

[[え、えーっと…そ、その…何て言えばいいのよ……とりあえず…よ、よろしこ?でイイのかしら?私は西木野 真姫。小泉さんのとも……クラスメイトよ。]]

 

西木野さんが“よろしこー”だなんて、なかなかレアな光景を目撃しちゃいましたね♪

 

それに西木野さん……いま“友達”って言いそうになってましたね!

 

西木野さん…花陽のこと“友達”って思っててくれたんですね!

 

なんだか嬉しいですね!

 

<<<<にしきのまきー。すたーにしきの?まっきー?ちょこのひとー?やっぱりまきまきー。まきまきー。よろしこー。まきまきー。よろしこー。よろしこ?よしこー?よはねー?よしこはよはね?よはねってだれー?>>>>

 

[[ホント誰よ!その“よしこ”とか“よはね”って!こっちが聞きたいわよ!“よしこ”って誰よ!“よはね”って誰よ!ってかスター西木野?!なんでスター?!マッキーとかチョコの人もなんなのよ!しかもまきまきってナニよ!まきまきって!お願いだから変な呼び方しないでよ!普通に名前で呼びなさいよね!名前で!真姫でいいわ!]]

 

<<<<はーい。よろしこー。まきまきー。>>>>

 

[[ちょっ!だーかーらー!まきまきは止めてよね!真姫よ真姫!1回でいいの!まーき!わかった!真姫よ!真姫!まきまきじゃないんだからね!]]

 

<<まきまきー。>>

 

[[まきまきじゃない!真姫よ!真姫!]]

 

西木野さん。

 

ツンデレさんの本領発揮で“まきまきじゃないんだからね!”っていってますけど、花陽的にはまきまきでも可愛いと思いますよ?

 

花陽もまきまきって呼んじゃ……ダメですよねー。

 

花陽と西木野さん…まだお互いを名字で読んでて、名前で呼びあってすらいないんですから。

 

もうちょっと西木野さんと仲良くなりたいですね。

 

それと西木野さん。

 

善子って誰よ!“ヨハネって誰よ!”って叫んでましたけど、善子ちゃんは善子ちゃんです。

 

ついでにヨハネちゃんも善子ちゃんです。

 

善子ちゃんはヨハネちゃんであり、ヨハネちゃんも善子ちゃんなんです。

 

なんだか禅問答みたいですね?

 

それにしても……善子ちゃんですか…。

 

善子ちゃんは…ううん。

 

善子ちゃんだけじゃなく、ルビィちゃんも花丸ちゃんも。

 

みんな一緒に現世に戻るために(当時はクリアしたら復活できるなんて知りませんでしたけど)あのよクエスト3を攻略した花陽の大切な仲間…。

 

覗きがバレて海未先輩の制裁で死にかけて、復活を賭けてのあのよクエスト3を攻略したのは昨日のことなのに、もうずっと昔のように…なんだかとても懐かしく感じちゃいますね…。

 

あのよクエスト3の世界にいたのなら、善子ちゃん達もナニかやらかして死にかけてたんでしょうか?

 

…善子ちゃんとルビィちゃんならボケをかまして死にかけるなんてこともありそうですけど、花丸ちゃんはドSなんで簡単かな死にそうにはないですよね?

 

一体あの三人にナニがあったんでしょうか……。

 

気になりますね。

 

いつかまた善子ちゃんやルビィちゃん、花丸ちゃんと会えたらナニがあったのかを聞いてみましょう。

 

そのときは“はじめまして”なのかな?

 

それとも“また会えたね”なのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このときはこんなことを考えてましたけど、三人との再会は思っていたよりも早く訪れるんですよ。

 

“願いの石”のちょっとした悪戯で、彼方より訪れた水の女神とその守護者との邂逅。

 

総勢20人のとても騒がしくて楽しい時間…。

 

それは時を越えた奇跡のような出会い…。

 

私達“μ's”の“みんなで叶える物語”と、あの子達の“キラキラと輝く物語”

 

二つの“物語”の最後のページ…その先にある“奇跡の物語”

 

そんな素敵な再会。

 

でもそれはまた別のお話……なんですけどね♪

 

いつかはみなさんにも花陽達の“奇跡の物語”をお届けできたらいいなぁ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[[はぁ…もうまきまきでもいいわよ…。好きに呼びなさい…。]]

 

<<<<はーい。まきまきー。>>>>

 

西木野さん。まきまきを訂正するの諦めちゃったみたいですね。

 

さっきも思いましたけど、まきまきも可愛いと思いますよ?

 

マッキーだっと某幼女の夢の国の目付きの悪い白い猫なヨウジョスキーになっちゃいますし。

 

アレは……幼女を狙うアノ白い猫は……なんだか花陽の敵のような気がするんですよ!

 

花陽がハナちゃん&レンちゃんの幼女コンビを拐っておうちで飼育しようかな♪って思っていたときに、ふいにヤツがニヤリと嗤うビジョンが脳裏に浮かんだんです。

 

アレはきっと花陽からハナちゃん&レンちゃんの幼女コンビを奪うつもりだったんですよ!

 

でもそんなことはさせませんよ!絶対に!

 

ハナちゃん&レンちゃんの幼女コンビは花陽がお部屋で首輪つけて鎖で繋いで、大切に飼育するんですから!

 

ソレを邪魔しようとするヤツは…ぬっころしちゃいますよ♪

 

そのときはヤツの囲っている幼女を花陽が奪ってやります!

 

マッキーキャット…ヤツとはいつか雌雄を決する……そう遠くないうちにそんな日が来そうな予感がしますね!

 

[[まったく……でも…ねぇ小泉さん。電子精霊4体と契約した人の話なんて私、聞いたことないんだけど……。これっていわゆる“チート”ってヤツなんじゃないのかしら?]]

 

花陽がチートですか?

 

うーん?どうなんでしょうか?

 

「花陽も電子精霊との多重契約なんて聞いとこないですよ?あっ!でもこの子達はチートって訳じゃありません!だってこの子達が四人がかりでも鳴神先輩の契約した最高位の電子精霊のアイリちゃんには敵いませんから!チートって言うのはアイリちゃんみたいなこの子ことなんですよ!」

 

確かに電子精霊との多重契約なんて花陽以外では聞いたことはありませんけど、うちの子達は電子精霊って言ってもみんな初期の低位電子精霊なので、そこまでゴリゴリのチートってわけではないんですけど…。

 

ホントのチートって言うのは鳴神先輩の契約精霊のアイリちゃんみたいな子のことを言うんだと思いますよ?

 

アイリちゃんが相手じゃうちの子達が束になってかかっても、すぐにプチッとされちゃうのがオチです。

 

だってアイリちゃん、銀行の何重にも防壁が張られてるシステムに入り込んで口座残高を操作するくらいなら、片手間でやっても誰にも気づかれずに簡単にヤっちゃえるらしいですよ?

 

口座残高に0を2・3個を付け足すだけで一気にお金持ちです!

 

うちの子達も成長したら口座残高の不正操作とかできちゃうのかなぁ…。

 

そうしたら……花陽もいよいよセレブの仲間入りですね!

 

[[電子精霊が4体でも勝てないって、鳴神先輩のところのあのアイリって半目の電子精霊…そんなにスゴいの?なんかあの子っていつも鳴神先輩と漫才みたいなことやってる印象しかないんだけど…。]]

 

「そんなにスゴいのって!スゴいに決まってるじゃないですか!最高位なんですよ!すべての電子精霊の頂点ですよ!おまけにサポートAIシステムの基礎にもなってるんですよ!スゴいんです!スゴいんですよ!」

 

[[スゴいのはわかるけど、なんか実感がわかないって言うのかしら?とにかくピンと来ないのよね。]]

 

うーん…なんって言えば西木野さんにアイリちゃんのスゴさが伝わるんでしょうか?

 

銀行口座を操作してお手軽にセレブの仲間入りです!なんて言ってもリアルセレブの西木野さんじゃそれこそピンとこないですよね。

 

むむっ?これは中々に難解な問題ですね。

 

そうですね…西木野グループのメインが病院経営なので、患者さんの個人情報の流出とかに例えればわかりやすいんでしょうか?

 

個人情報の流出…つまりはハ○撮り動画とか自撮りエロ画像とかの流出ですね!

 

お○にーの自撮り動画とか流出しちゃったら大変ですからね!

 

これで行きましょう!

 

「アイリちゃんがいればどんなに高度なセキュリティが施されてても、ぬるっとするっと侵入して色んなデータを盗み放題なんですよ!ハッキング天国ですよ!他人の端末に入り込んでその人の秘密のハ○撮り動画とかエロ自撮り画像なんかも抜き取っちゃいます♪なんてことも簡単なんですよ!」

 

ハ○撮り動画を抜き取ったらもちろん世界中に拡散ですね!

 

そりゃもうガンダムMk-Ⅱ(エゥーゴ)の拡散バズーカのようにバッチリと拡散ですよ!

 

[[ハ○撮り動画?…エロ自撮り画像ってのはなんとなくわかるわ。その…えっちな写真とか自分で撮ったヤツよね?でも…ハ○撮り?ゴメン。私、小泉さんの言ってるそのハ○撮りって言うのはわからないわ。ナニかをハメるの?]]

 

「えぇ?!西木野さん!ハ○撮りってわからないんですか?!ハ○撮りですよ!ハ○撮り!ハ○ハ○しながら撮る動画ですよ!」

 

おしべとめしべの結合作業ですよ!

 

男と女の…そう!愛の営みです!

 

具体的には男の人のジャンボでフランクでフルトなミートのスティックを女の人のマタノトビラ(前)にガッチリとはめ込むんですよ!

 

ハ○ハ○…それは生命の神秘!

 

未来へと希望を!夢を!意思を!

 

愛し合う男女の色々な想いを次世代へと紡ぐための神聖な行為!

 

それこそがハ○ハ○です!

 

まぁ世の中には男の人のジャンボでフランクでフルトなミートのスティックを、男の人のマタノトビラ(後)にはめ込み作業をするハ○ハ○もあるらしいですけど…。

 

愛の形は人それぞれなので、♂×♂でのハ○ハ○作業をとやかくいうつもりはありませんけど…マタノトビラ(後)を使うならナマはやめしょうね?

 

近藤さんは必ず使いましょうね?

 

いくらキレイに洗浄していても怖い菌が残ってるそうですから。

 

もし近藤さんを使わないでマタノトビラ(後)でハ○ハ○しちゃって、ジャンボでフルトなフルトにナニかあったら、お近くの西木野グループの医療機関にれっごーですよ!

 

[[ハ○ハ○?全然わかんないわ…ハワイのカメハメハ大王ならわかるんだけど…。]]

 

あっ!ハワイなんて行ったことはありませんけど、それなら花陽もわかりますよ!

 

某国営放送の教育する方(最近だとE○レですね!)の“みんな○うた”でやっていたヤツですね!

 

南の島の大王ですね!

 

「ハ○ハ○ハ大王ですよね!それなら花陽も知ってますよ!南の島の大王は~♪ですね!ハ○ハ○ハ~♪ハ○ハ○ハ~♪ですね!ハ○てハ○しちゃうハ○ハ○大好きなえっちな大王様のハ○ハ○ハ大王ですね!」

 

それにしてもハ○ハ○大好きなえっちな王様なんて国民は大変そうですね。

 

キレイな女の人が下手に王様に見初められちゃったりしたら、王宮とか後宮とかにソッコーで拉致られて大王様にハ○ハ○ハ~♪なんですよ!

 

子作り大好きハ○ハ○ハ~♪なんですよ!

 

[[ハ○ハ○ハじゃなくてカメハメハ大王よ?]]

 

「えっ?ハ○ハ○ハじゃないんですか?」

 

[[カメハメハ大王よ。ねぇ?なんかさっきから私と小泉さん、スゴく話が食い違ってるような気がするんだけど……気のせいかしら?]]

 

「気のせいじゃないですか?」

 

[[そ。なら別にいいわ。ハ○撮り動画とかは後で自分でも調べてみるわ。わからないままってキモチワルイから。]]

 

「はい!ネット世界には沢山のステキなハ○撮り動画があるんで、じっくりねっとりねっちょり堪能してくださいね!あっ!それと検索するときに検索ワードに“無修正”って入れるともっと面白い動画が手に入りますよ!」

 

[[検索するときに“無修正”ね。わかったわわ。]]

 

<はなよー。>

 

うーちゃん?お話の途中で話し掛けてくるなんてどうしたんでしょうか?

 

ナニか緊急の用件でしょうか?

 

「うーちゃん?どうしました?ナニかありましたか?」

 

<あったー。もうしゅつげきのじかんー。>

 

「へっ?出撃の時間って……あぁ!そうです!スッキリスッカリと忘れてました!西木野さん!出撃準備は完了してます!いつでもいけます!」

 

[[そう言えば電子精霊とかハ○撮り動画とかハ○ハ○ハ大王とカメハメハ大王とかで忘れてたわね。それじゃ小泉さん。準備ができてるならそろそろいくわよ?]]

 

「はい!」

 

[[まずは私から…西木野 真姫!百式!出るわよ!!!]]

 

「花陽達も行きますよ!」

 

<<<<はーい。>>>>

 

「ジム・カーバンクル!小泉 花陽!」

 

<<<<うぃず。いー。>>>>

 

「発進します!!!」

 

……みんな…“うぃず。いー。”って“With E(エレメンツ)”ってことなのかな?

 

ねぇみんな。

 

そのネタ…通じるのってたぶん今(2017年)だけですよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました

次回からは本編6話のラストバトルが始まります。
花陽ちゃんと真姫ちゃん(ともう1人)の前に立ちふさがるのは…。

次回更新は一周年記念の8月16日にポケモンネタかサンシャイン編のプロローグのどちらか(恐らくはサンシャイン編になるかと…。)を更新予定です。
本編のストックが貯まりましたら、月曜日の定期更新に加え、金曜日にも更新していきたいと考えております。
今後とも何卒、ガンプライブをよろしくお願いいたします。

それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のご意見、ご感想もお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。