ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

高評価を頂き日刊ランキングに掲載され喜んでおりましたら、その後に速効で0評価を頂き涙目凹み状態なQooオレンジでございます。

さて、気を取り直して、今回は本編の更新になります。
今回は花陽ちゃんが真面目にバトルを…。


それでは 第6話「米と猫とツンデレと」そのきゅう 始まります。
















第6話「米と猫とツンデレと」そのきゅう

[[佐伯さん!アナタはあのガンダムタイプを抑えなさい!その間に私がジム改のカスタム機を墜としますわ!]]

 

[[花陽ちゃん!キミは赤いνガンダムの相手をしてね!ファイターとしてはまだ未熟な花陽ちゃんにとって、彼女とのバトルはいい経験値になるから、ちょっと胸を借りてきな!]]

 

戦闘再開と同時に、おねーさんと平坂さんはそれぞれの僚機…私と素組のデュエルガンダムの佐伯さんに指示を飛ばしました。

 

佐伯さんにはおねーさんのガンダムを抑えなさい!と、そしておねーさんは花陽に平坂さんの相手をしろと…。

 

って!おねーさん?!花陽が佐伯さんの素組のデュエルガンダムの相手じゃなくて、平坂さんのνガンダム・クインルージュの相手をするんですか?!

 

ムリですよ?!単純な機体性能だけなら花陽のジム・マテリアルの方が上だと思いますが、ファイターとしての技量に差がありすぎます!

 

しかもいい経験値ってなんですか?!いい経験値って!

 

平坂さんは某国民的竜を倒すゲームのメ○ルスライム系のモンスターですか?!

 

はぐれちゃったメタル的なヤツですか?!キングなメタル的なヤツですか?!

 

スライムで言えば平坂さんのνガンダム・クインルージュは色的にス○イムベスですよ!

 

[[えぇぇぇぇぇぇ?!私があのガンダムの相手をするんですかぁ?!普通は私があのジムの相手ですよね?!]]

 

「えぇぇぇぇぇぇ?!花陽がνガンダムの相手するんですか?!普通は花陽がデュエルの相手ですよね?!」

 

おぉ!佐伯さんと抗議の声が揃いましたね!

 

ほら!佐伯さんもおねーさんの相手じゃなくて花陽の相手をしたいみたいですよ!

 

やっぱりここはおねーさんと平坂さん、花陽と佐伯さんでそれぞれ戦いましょう!

 

花陽のジム・マテリアルは頑張って作り込んだ甲斐もあって、基本性能だけはかなり高くなってます!

 

素組のデュエルガンダムが相手ならファイターの技量の差も機体の性能差で誤魔化せます!

 

だからぜひ!佐伯さんのデュエルガンダムとのバトルを!

 

その方が絶対にいい勝負ができますよ!

 

[[いいから私の指示をお聞きなさい!私がジム改を墜としたら二人掛かりであのガンダムタイプを墜とすのです!作戦ですわ!作戦!グダグダ言ってないでさっさと従いなさい!マジで〆ますわよ!]]

 

[[ほら!佐伯ちゃん!ボーッとしない!ガンガン行くよ!うりゃぁ!]]

 

なんだかなし崩し的にそれぞれの戦闘が始まっちゃいました!

 

おねーさんはスラスターを一際強く噴かすと、機体を一気に加速させて佐伯さんのデュエルガンダムに突撃して行きました!

 

[[きゃぁぁぁぁ!!!おばさんが来たぁぁぁぁ!!!]]

 

[[おばさんって言うなぁぁぁぁぁぁぁ!!!]]

 

おば[[花陽ちゃん!]]…おねーさんは機体のスラスターを巧みに操り、佐伯さんのデュエルガンダムのビームライフルの乱射をヒラリヒラリと避けまくっています。

 

おねーさんはビームを避けながらもデュエルガンダムとの距離を詰めて、いよいよビームサーベルの攻撃範囲内に捉えました!

 

[[いいですか!佐伯さん!アナタは大人しく防御に徹して時間を稼いでいなさい!すぐにこのジムを片付けて助けに参りますわ!]]

 

[[早く助けてくださぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!]]

 

[[ほら!ちゃんと避けないとぎっちょんちょんだよ!]]

 

佐伯さんは平坂さんの指示通りに防御に徹して時間を稼ぐ積もりですね。

 

攻撃を止めて、左側のシールドを前面に構えてビームサーベルの攻撃を防ぎながら必死に逃げ回っています。

 

おねーさん…さっきのフィン・ファンネルを切り裂いた一閃に比べると、あきらかに攻撃速度が遅いような…?

 

もしかして手を抜いてませんか?

 

[[さぁ!覚悟なさい!どんなに作り込まれていても所詮はジムはジムでしかありませんわ!そう!あのクソ忌々しいジム女と同じジムなのですわ!なればこそ!この私が一撃で終わらせて差し上げますわ!怨敵必中!墜ちなさい!]]

 

これ以上、おねーさんのバトルをゆっくり眺めてる暇はありませんね!

 

平坂さんのνガンダム・クインルージュが花陽のジム・マテリアルに向けて、その手に握られたビームライフルを撃ってきました!

 

弾道予測で解析したこのコースは…ひぇぇぇぇ!!

!コクピットに直撃コースですよぉぉぉ!!!

 

「か、回避ですぅぅぅぅぅ!!!」

 

花陽はIFSを通してジム・マテリアルの右側の姿勢制御スラスターを操作して、全開で左側へと回避を試みます!

 

ちゃんと避け…って!避けきれなかった?!

 

ビームが右腕をかすっちゃいましたよ?!

 

「ひゃぁ?!ビ、ビームがかすりましたよ?!ダメージは?!あ!右腕がちょっと焦げちゃいましたよ?!」

 

よかった…かすった右腕がちょっと焦げただけで、機体自体にダメージはほとんどないみたいですね。

 

機体は無事なんです!花陽も反撃しなきゃ!って!そうです!まだ“武装領域(ウェポン・ストレージ)”からブルパップマシンガンを取り出していませんでした!

 

この距離でレールカノンは使いづらいんですよ!

 

は、早くストレージからブルパップマシンガンを取り出さなきゃ!

 

[[こうなったらヤケです!当たって下さい!!!]]

 

花陽があたふたと“武装領域(ウェポン・ストレージ)”からブルパップマシンガンを取り出そうと、サブコンソールを操作しながら四苦八苦している一方、おねーさんの攻撃に晒されていた佐伯さんはヤケを起こして防御から一転して反撃に転じるみたいです!

 

狙いも付けないでやたらめったらにビームライフルを乱射していますよ!

 

<<ロックオンアラートはウルサイからOFFにするよ。敵機のデータの収集が完了。これより敵機の簡易総合脅威度判定を開始するね。射撃精度C。攻撃能力D。機動性能D。対象、デュエルガンダムの総合脅威度をDに設定。素組ならこんなモノだね。あの程度のビームに当たってもメサイアの装甲なら対したダメージにはならないから、Eフィールドは展開しないよ。当たっても痛くないからって当たらないでね。>>

 

[[おっけー!回避には自信があるから任せてよ!]]

 

簡易総合脅威度判定?

 

この少しの間で収集したデータだけで判定したんでしょうか?

 

おねーさんの契約精霊のジョン君?が佐伯さんのデュエルガンダムを総合脅威度Dとか言ってますけど、何段階のD判定なのかな?

 

素組でD判定ってことはA・B・C・D・Eの5段階判定?

 

花陽と花陽のジム・マテリアルの総合脅威度はどれくらいなのか気になりますね!

 

[[チッ!コクピットに直撃させるつもりでしたが外れましたか!一撃で墜とせると思っておりましたが照準が甘かった様ですね!ならば墜とすまで撃ち続けるまでですわ!ドンドン行きますわよ!]]

 

花陽がストレージからブルパップマシンガンを取り出す暇もなく、平坂さんのνガンダム・クインルージュは次々とビームライフルを撃ってきます!

 

いきなりのコクピット直撃コースはビックリでしたが、ビームがかすったことでνガンダム・クインルージュのビームライフルの威力はわかりました!

 

装甲を焦がした程度の威力ならジム・マテリアルのシールドで十分に防ぎきることができます!

 

この子の装備しているシールドは特別製ですよ!

 

「装甲がちょっと焦げただけなら思ったよりもビームの威力はありません!その威力ならコクピットに直撃さえしなければなんとかなります!マテリアルのシールド強度はベニャッガイもビックリなバリカタ強度ですよ!」

 

もちろん安心安全の対ビームコーティング済みです!

 

あのビームライフルのビームくらいなら簡単に弾いちゃいます!

 

花陽はジム・マテリアルの左腕に装備しているシールドをコクピットを守るように前に突き出して、執拗に急所へと撃ち込まれるビームを必死に防御します!

 

必死にとか言っていますけど、コクピットを…コアを狙った正確な射撃はとても読みやすく、防ぐのは思っていたよりも難しくはありません!

 

ブルパップマシンガンへの換装は間に合いませんでしたが、一撃必殺のレールカノンはまだ手放していないんです!

 

防御しながらスキを見て撃ち込んでみましょう!

 

もし当たっちゃったりしたら、花陽でもガンプライブ地区予選入賞チームのスクールファイターさんに勝てちゃうかもしれまんよ!

 

さっそく今のうちに狙いを付けておきましょう!

 

[[フン!確かにそのシールドはかなりの強度のようですわね!口惜しいですがこのビームライフルの火力では突破は無理そうですわ!突破出来ないのならば!そのシールドを使わせなければいいだけです!女は度胸!クインルージュ!少し無茶をしますが頼みますわよ!!!]]

 

「えぇ?!ビームライフルを捨てた?!」

 

とっても堅いジム・マテリアルのシールドを突破できないと思った平坂さんは、何を思ったのか急に手にしたビームライフルを放り捨てちゃいました?!

 

弾切れ?!いえ!νガンダムの装備しているビームライフルは、グリプス戦役以降のMSが装備しているEパック方式のビームライフルじゃなくて、機体から直接エネルギーを供給して使用するタイプのモノです!

 

νガンダム・クインルージュが持っていたビームライフルにはEパック方式に改造したあとは見られませんでしたので、あのビームライフルも機体から直接エネルギーを供給するタイプのハズです!

 

エネルギー切れならともかく、弾切れなんてあり得ません!

 

弾切れじゃないならどうしてビームライフルを捨てたりしたんですか?!

 

よくはわかりませんがビームライフルを手放してくれた今が反撃のチャンスです!

 

「よくわかりませんけどビームライフルを手放した今のうちにレールカノンで!」

 

ターゲットサイトにνガンダム・クインルージュを捉えて!!!

 

[[その頭の可笑しい威力のレールガンは懲り懲りです!ダミーバルーン射出ですわ!]]

 

花陽がターゲットサイトにνガンダム・クインルージュを捉えようとしたそのとき!νガンダム・クインルージュの折り曲げられた指の間接から赤い風船のようなモノが射出されました!

 

あの赤い風船ってダミーバルーン?!

 

まずいです!ダミーバルーンが膨らんで!

 

「視界が?!」

 

ど、どうしましょう?!

 

膨らんだダミーバルーンで視界が塞がれちゃいました!

 

早く目の前のお邪魔なダミーバルーンをどうにかしないと!

 

レールカノンでみんなまとめて吹き飛ばして!はダメです!レールカノンは威力はありますが速射は出きません!

 

今ここでレールカノンを撃ってしまったらダミーバルーンを吹き飛ばしたあとにνガンダム・クインルージュを狙えなくなります!

 

他にナニか方法は?!

 

[[ブースト!出力全開です!クインルージュ!一気に駆け抜けますわよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!]]

 

花陽が視界を遮っているダミーバルーンをどうしようか迷っているうちに、ダミーバルーンを押し退けてスゴいスピードでνガンダム・クインルージュが突っ込んで来ました!

 

あれだけスピードを出していたら急には止まれませんよ!

 

って!?スラスターの逆噴射は?!制動はかけないんですか?!

 

止まる気はないんですか?!

 

うえぇぇぇぇえ!!!

 

げ、激突しちゃいますよぉぉぉぉ?!

 

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

やっはり激突しましたぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

花陽は激突の衝撃で激しく揺れるコクピットの中で悲鳴をあげちゃいます!

 

揺れがスゴいです!早く機体を安定させないと!

 

[[ッ!さぁ!取り付きましたわよ!この距離ならその頭の可笑しい威力のレールガンもアホみたいに堅いシールドも関係ありませんわ!泥臭い殴り合いは全くもって美しくはありませんが!勝つためには手段は選びませんわ!]]

 

花陽がジム・マテリアルの姿勢制御スラスターを操作して、激突の衝撃で激しく揺れる機体を安定させようと頑張っていると、すぐ目の前にいるνガンダム・クインルージュが残されている右の拳を振り上げるのが視界に入りました!

 

零距離での殴り合い?!だから止まらないで突撃してきたんですか?!

 

ダメです!花陽は格闘戦は壊滅的に苦手なんです!

 

ヤられちゃいます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<<<<はなよ、ぴんち。はなよ、たすける。みんなでたすける。しすてむきどー。>>>>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え?!システム起動?!

 

あっ!電子精霊システムが起動してる?!

 

花陽は操作してませんよ?!

 

どうして勝手に電子精霊システムが起動してるんですか?!

 

みんなは…小さい頃に花陽と契約してくれた花陽の4体の電子精霊達は、最近は花陽の命令を聞いてくれないから今回も電子精霊システムはOFFにしていたハズです!

 

<かきかんせーしすてむしょーあくー。しゃげきかんせー、さぽーとすたーと。ばるかんせっとー。もくひょーほそくー。はなよー。うてるよー。>

 

「さーちゃん?!」

 

バルカン?!撃てるって?!あ!こ、この位置ならνガンダム・クインルージュの頭部を…メインカメラを狙えます!

 

牽制やミサイルとかの迎撃にしか使えない低威力の頭部バルカン砲でも、うまく狙ってメインカメラに当てれば頭を吹き飛ばすことだって可能です!

 

そしてメインカメラを潰しちゃえば決定的なスキができます!

 

スキができればこの状況から脱け出せますよ!

 

「バ、バルカン!トリガーです!」

 

<ばるかーんはっしゃー。ばるばるばるばるばるばるばるー。>

 

さーちゃんが準備してくれた頭部バルカン砲のトリガーを引くと、ジム・マテリアルの頭部に搭載された60mmバルカン砲から断続的に弾丸が撃ち出されます!

 

頭部から勢いよく撃ち出された弾丸は…

 

[[な?!バルカンですって?!チィィ!メインカメラを狙うなんて小癪な真似を!すぐにサブカメラに切り替えを!!!]]

 

νガンダム・クインルージュのメインカメラに直撃しました!

 

やりました!命中ですよ!命中!

 

さーちゃんが射撃管制をサポートしてくれたおかげで簡単に当たっちゃいましたよ!

 

頭部を吹き飛ばすまではできませんでしたけど!メインカメラはきっちりと潰してあげました!

 

通常のサポートAIさんじゃサブカメラに切り替えるまでは少し時間がかかるハズです!

 

今のうちにジム・マテリアルに取りついているνガンダム・クインルージュを押し返して、零距離から脱け出さないと!

 

これはパワー勝負になりますね!

 

機体出力をあげて…

 

<しゅつりょくかんせーしょーあくー。きたいしゅつりょくじょうしょー。ちからくらべー。おしだしー、うっちゃりー、ねこだましー。>

 

次はうーちゃん?!

 

うーちゃんが出力管制に介入してサポートしてくれたから、マテリアルの機体出力が一気に上昇していきます!

 

これだけの高出力を長くは出せませんが、今の出力ならちょっとやそっとじゃ力負けはしません!

 

一気に押し返せちゃいますよ!

 

行きますよ!

 

「は!な!れ!てぇ!くださぁぁぁぁぁぁぁい!!!」

 

取りついているνガンダム・クインルージュを押し返す際の万が一の事故を防ぐために、シールドが取り付けられている左腕をコクピットの前に差し入れます!

 

花陽はそのままコクピットの前に差し入れたシールドを使って、組み付いていたクインルージュを無理矢理力任せに押し返しちゃいました!

 

[[なっ?!押し返された?!私のクインルージュがジムなんかにパワー負けしている?!そのジムの何処にそれほどのパワーがあったのですか?!]]

 

実際のガンダムじゃジム改でνガンダムを力任せに押し返すなんて絶対に無理ですが、これはゲーム…ガンプラバトルシミュレーターなんです!

 

ジムでも改造と出力管制のシステムの調整次第ではνガンダムを押し返すくらいに高出力を出すことも出きるんです!

 

ガンプラバトルシミュレーターならジムでもガンダムに勝てるんです!

 

花陽みたいな地味な量産機でも活躍できるんです!!!

 

「距離が開いてくれました!この位置ならレールカノンを使えます!」

 

まださーちゃんが射撃管制をサポートしてくれています!

 

命中精度はマシマシですよ!

 

[[そうそう簡単にはさせませんわよ!メインカメラはヤられましたが頭部はまだ健在です!そのジムと同じ様に!クインルージュにも頭部にバルカン砲は装備されているますわ!牽制程度の威力でもそのレールガンの弾装部を狙って誘爆させれば!]]

 

クインルージュにもバルカン砲は装備されている。

 

平坂さんのその言葉と共にジム・マテリアルのコクピットにロックオンアラートが鳴り響きます!

 

バルカンでレールカノンの弾装部分を狙ってるんですか?!

 

押し返したことでジム・マテリアルとνガンダム・クインルージュとの距離は離れはしましたが、まだあちらのバルカンの有効射程内です!

 

ここでレールカノンが壊されちゃったらマズイです!

 

回避?!このまま攻撃?!

 

ど、どっちにしましょう?!

 

迷ってる暇は!!!

 

<ろっくおーんあらーと、うるさいからかいじょー。だんどうよそくー。めいんもにたーにひょーじするよー。>

 

のーちゃん?!ロックオンアラートがうるさいって?!

 

あっ!メインモニターにバルカンの弾道予測データが表示されました!

 

正確にレールカノンの弾装部分が狙われてます!

 

これだけ詳細な弾道予測データがあるなら、今は攻撃よりも回避を優先した方がいいみたいですね!

 

<きたいかくぶー、すらすたーさぽーと。びゅんびゅんよけれるよー。>

 

今度はしーちゃん!

 

あなたまで手伝ってくれるんですか?!

 

電子精霊が機体制御系のサポートをしてくれるなら花陽の操縦技術でも!!!

 

「機体がいつもより軽い!思い通りに動いてくれる!これなら花陽でも!避けてみせます!!!」

 

花陽は今まで以上に思い通りに動いてくれるようになったジム・マテリアルの姿勢制御スラスターを操作して、平坂さんのνガンダム・クインルージュのバルカン砲から放たれた弾丸を、メインモニターに表示されている弾道予測データに従って頑張って回避します!

 

機体がいつもりも軽くて思い通りに動いてくれるは、きっとしーちゃんが機体制御系の管制システムに介入してサポートしてくれているからですね!

 

低位でも流石は電子精霊です!

 

通常のサポートAIさんとはサポート能力が段違いですよ!

 

[[冗談ですわよね?!今のタイミングで放たれたバルカンを避けたですって?!それに機体の動きが先程よりも良くなりましたわ?!ナニをなさいましたの!]]

 

「これが本来のこの子の!ジム・マテリアルの性能なんです!みんなが花陽に力を貸してくれている今なら!ジム・マテリアルの100%の!いえ!120%のパフォーマンスを発揮できます!!!」

 

[[みんな?!まさか!アナタも電子精霊の契約者?!“精霊使い(エレメンタラー)”なんですの?!]]

 

頭部バルカン砲は装弾数はそこまで多くはありません!

 

連続であれだけ撃ち続けたνガンダム・クインルージュのバルカン砲はきっともう弾切れです!

 

今が絶好のチャンスです!!!

 

「さーちゃん!」

 

<りょーかーい。しゃげきほせーさぽーと。ろっくおーん。ろっくおーん。>

 

「捉えました!ターゲットロックです!レールカノンの一撃なら!!!」

 

さーちゃんのサポートのおかげでいつもよりも素早くターゲットをロックオンできましたよ!!!

 

狙いはバッチリ!あとは!

 

[[ロックオンアラート?!しまっ?!回避を!!!]]

 

引き金を引くだけです!!!

 

「これで!墜ちてくださぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!」

 

[[クインルージュ!お願い!!!避け、きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!]]

 

ジム・マテリアルが構えたレールカノンから放たれた紫電を纏った弾丸は、回避行動に入ろうとしていたνガンダム・クインルージュの右肩の間接部分に着弾して肩から先を吹き飛ばしました!

 

「あ、当たりました!」

 

コアのあるコクピットは外しましたが、これで両腕は吹き飛ばしました!

 

メインカメラも潰してオマケに頭部のバルカン砲も弾切れです!

 

[[まだ!まだですわ!例え両腕を失おうとも!メインカメラが潰されようとも!全ての武装を使いきったとしても!まだ私とクインルージュは生きています!動いていますわ!体当たりしてでも戦い抜いてみせますわ!っ?!バーニアが?!]]

 

平坂さんのνガンダム・クインルージュは、レールカノンの直撃で右肩を吹き飛ばしたときに機体背部のバーニアも損傷していたみたいです!

 

損傷した状態で無理にバーニアを噴かそうとしたから、損傷した部分からバチバチと出ていたスパークが漏れ出していた推進剤に引火して誘爆しちゃったみたいですね!

 

まだ脚部のバーニアは残ってはいますが、それだけで戦闘機動を行うのは不可能です!

 

電子精霊のみんなのおかげで、いつの間にか戦闘能力を完全に奪っちゃいましたよ!

 

[[動いて!お願いだから動いて!クインルージュ!私はもう負けたくないのです!あの日の様に!綺羅 ツバサに手も足も出ずに負けたあの日の様に!もう2度と惨めに負けたくはないのです!動きなさい!クインルージュ!お願いだから…動いて…お願い…動いて……。]]

 

平坂さん…あんな状態でもまだ戦うつもりなんですか…?

 

こんなの…こんなのは…これ以上は……楽しくありません!

 

楽しいガンプラバトルじゃありません!

 

「勝負はもう着きました!もう止めましょう!これ以上は楽しいガンプラバトルじゃなくなっちゃいます!」

 

[[楽しいガンプラバトル?アナタは…ナニを甘い事を!]]

 

“甘いことを。”

 

平坂さんはハナちゃん達に謝ってみんなで楽しいガンプラバトルをしようって言っていた佐伯さんにも同じようなことを言っていましたね。

 

花陽は楽しいガンプラバトルができるなら、甘くても構わないと思います。

 

勝つためだけにガンプラバトルをするなんて、寂しすぎます。

 

悲しすぎます。

 

ガンプラバトルはみんなで一緒に楽しく遊ぶから面白いんです。

 

勝てば確かに嬉しいけど、勝つだけが全てじゃないハズです!

 

「楽しかったら甘くていいじゃないですか!花陽は楽しいガンプラバトルがしたいからガンプラバトルをしています!ずっと!小さい頃から!」

 

[[っ!楽しいだけだは!]]

 

「勝てませんか!楽しいだけだはガンプラバトルには勝てませんか!」

 

[[そうですわ!楽しいだけだは誰にも勝てませんわ!]]

 

違いますよ。

 

ガンプラバトルは楽しまなければ絶対に勝てないんです。

 

ガンプラバトルを楽しめない人は誰にも勝てないんです。

 

「でも!ガンプラバトルを楽しめない人は絶対に勝てません!」

 

[[えっ?!]]

 

彼女に何があったのかは花陽にはわかりませんが、今の平坂さんはガンプラバトルを楽しんでいいるようには見えません。

 

勝つことに執着し過ぎちゃって、ガンプラバトルの本質を忘れちゃっているんです。

 

そんな平坂さんじゃガンプラバトルを心の底から楽しんでいたハナちゃんとれんちゃんを撃墜したとしても、あの二人には勝ったことにはなりません!

 

「今の平坂さんじゃハナちゃんとれんちゃんにも勝てませんよ!」

 

[[私がジムジャリとクソジャリに勝てない?そんなハズは!]]

 

「勝てません!だって!今の平坂さんはガンプラバトルを楽しんでいないから!誰よりも純粋にガンプラバトルを楽しんでいるあの二人には勝てないんです!」

 

[[ガンプラバトルを楽しんでいない?そんなモノは勝利の前ではなんの意味もありません!勝てなければガンプラバトルに意味はありませんわ!]]

 

「意味ならあります!ガンプラバトルは楽しむことに意味があるんです!」

 

[[さっきから何度も言っていますわ!楽しいだけで勝負に勝てれば 「人生と!!!」

は?!人生?!]]

 

「ガンプラバトルは!楽しんだもん勝ちです!!!」

 

[[…………は…?]]

 

「だから!人生とガンプラバトルは楽しんだもん勝ちです!!!」

 

[[……人生とガンプラバトルは楽しんだもん勝ち……。]]

 

「はい!ガンプラバトルは殺し合いじゃなくて“遊び”なんです!バトルで負けても楽しめれば勝ちなんです!バトルで勝っても楽しめなければ負けなんです!ガンプラバトルは“遊び”だから!“遊び”は楽しまなきゃダメなんです!」

 

[[“遊び”……ガンプラバトルは“遊び”…]]

 

「平坂さんはどうしてガンプラバトルを始めたんですか?みんなが楽しそうに遊んでいたからじゃないですか?」

 

[[ガンプラバトルを始めた理由…私は…]]

 

「今の平坂さんはガンプラバトルを楽しんでいますか?泣いている小さい子を、止めてってお願いしている小さい子を攻撃して楽しかったですか?」

 

[[小さい子を攻撃して楽しい?そんなわけ!っ!そうでしたわ……私は…小さい子を…あの子達を…私は…]]

 

「ごめんなさいしましょう。ハナちゃんとれんちゃんに。ごめんなさいして、仲直りして、みんなで楽しくガンプラバトルをしませんか?」

 

[[ごめんなさいしてみんなで一緒に楽しく…ふふ…そう…ですわね……。私はあの子達に酷い事をしていたのでしたわ…謝らなければいけませんわ…。]]

 

「はい!バトルロイヤルもそろそろ終わっちゃいますんでさっそく通信を繋ぎますね!さーちゃん!ハナちゃんとれんちゃんに通信を繋いでください!」

 

<やだー。>

 

「え?やだ?え?え?」

 

<さーはつーしんのおてつだいはいやー。>

 

「えぇぇぇぇぇぇぇぇ?!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。

今回で花陽ちゃんと少し病んでいた平坂さんとのバトルは一応の終わりになります。
次回本編は少し軽めのバトル回になる予定でございます。

そして、謎のお姉さんの正体に新たに一名のお方がたどり着きました!
おめでとうございます!
他にも謎のお姉さんの正体にお気付きになり、答えあわせをお望みでしたら、当方へとメッセージをお願いいたします。

次回の本編更新は来週の月曜日を予定しております。
また、のんたん生誕祭特別編の更新は、今週の金曜日を予定しております。
初の0評価で凹み状態でございますが、いつもご覧頂いている皆様、お気に入り登録をして下さった皆様、感想を頂いている皆様…。
そんな沢山の皆様に、少しでもこれまでのご恩をお返しする為にも、完結目指して今後もエタらずに頑張って行きたいと思います。
義には義を。礼には礼を。恩には恩を。仇には仇を。
皆様。今後とも何卒よろしくお願いいたします。

それにしても……何故にオー○ー○ード?


それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のご意見、ご感想もお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。
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