ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
しいたけ(犬)に生まれ変わって梨子ちゃんに(性的に)襲い掛かりたいQooオレンジでございます。
本日は本編の更新となります。
そんな今回は花陽ちゃんのインチキネゴシエーション(?)が炸裂します。
それでは 第6話「米と猫とツンデレと」そのにじゅうさん 始まります。
[[それでわぁ…第2ラウンドを始めましょ♪ね♪みなさぁん♪うふふ♪さぁ…おいきなさいなぁ♪ハイ・モックさん♪みーんなまとめて…蹂躙しちゃいなさぁい♪]]
はぅ?!こ、これはまずいですよ!ヤバいですよ!ヤバいよ!ヤバいよ!ですよ!
あのキ○ガイさんの操るイグナイトの相手だけでもいっぱいいっぱいだったのに、そこにさらにこんなに大量のハイ・モックさんも追加されちゃったら、いくら頑丈な凛ちゃんのベニャッガイと花陽のカーバンクルでもすぐに攻撃がさばききれなくなっちゃいますよ!
囲まれながらあの頭のおかしい人と戦うなんてじぇぇぇったいに!無理です!
もう少し待ってれば鳴神先輩が(たぶん)助けに来てくれますが、このまま戦闘を再開したら……。
こ、こうなったら鳴神先輩が助けに来てくれるまで、なんとか時間を稼ぎをしなきゃですよ!
とりあえずは!
「その第2ラウンド!チョットマッテテェェェェェェェェェェ!!!」
[[……はい?ちょっとまってて、ですかぁ?]]
いよっし!こっちの話に乗ってきましたよ!
まずは第1段階は完了です!
次は…!
「はい!チョットマッテテェェェェェェェェェェ!!!です!」
[[うふ♪コイズミハナヨさんは面白いことをおっしゃりますねぇ♪ワタクシ達わぁ言わば敵同士ですよねぇ?それが待て、と言われてそう簡単に待つとお思いですかぁ?]]
デスヨネー。
でも!花陽の話術マジックはここからが本番です!
見せてあげますよ!凛ちゃんを相手に色々と培ってきた花陽の口車を!
「違います!チョットマッテテェェェェェェェェェェ!!!って言ったのはそーゆー意味じゃありません!ちょぉぉぉぉっと!作戦タイムが欲しいなぁ♪って思ったんです!」
[[花陽!あんた!さっきからナニをバカなこと言ってんのよ!あんなヤツ相手に作戦タイムなんていらないわ!雑魚のハイ・モック程度!私と百式でみんなやっつけてやるんだから!]]
[[そうだにゃ!ザコのハイ・モックにゃんて凛とベニャッガイの敵じゃないにゃ!ちょっとくらいハイ・モックが増えてもどーせハイ・モックにゃ!あのバケモンみたに強い金ピカ角つきモックがいなきゃどーにでもなるにゃ!]]
あー!もう!このツンデレセレブとアホネコは!
わかってるんですか?!
ザコキャラヤられメカのハイ・モックさんって言ってもこの数ですよ!
見渡す限りのハイ・モックさんですよ!
どこの最終決戦ですか!ってくらいに沸いてますよ!
某公国軍のおっきなザムに乗ってた中将閣下も言ってましたよね!
戦いは数ですよ♪おにーちゃん♪うふっ♪って!
数なんですよ!質じゃないんです!
そりゃ確かに世の中にはこの圧倒的にダメじゃん!って状況を質でなんとかしちゃえる人もいますよ!
でも質でどうにかできるのはほんとーに!一部の人たちだけです!
真姫ちゃんならなんかイケちゃえそうな気もしますけど!ソレはソレ!花陽には無理です!
と、言いますか!今のこの状況は数以前に花陽達は質でも劣ってるんですよ!
ファイターとしても使っている機体も!どっちもです!
大体ですね!なんであのキ○ガイおねーさんは日本リーグの上位ランカーの機体なんて使ってるんですか!
パーソナルカスタム登録って他人は使えないはずじゃないんですか!
ハッキングですか?それもハッキングですか?やっぱりハッキングなんですか!
オイコラ!マザーシステム!ナニを簡単にバトルシステムをハッキングされちゃってるんですか!
こっちは高い金(ガンプラバトルシミュレーターは1プレイ100円です♪)払ってるんですよ!ちゃんとお仕事してください!
あとあのキ○ガイおねーさんもなんで簡単に日本リーグ上位ランカーの機体を乗りこなしてるんですか!
あはは♪うふふ♪ってメチャクチャ楽しそーに操縦してましたよね!
イグナイトってたぶん高機動高火力のじゃじゃ馬さんですよね?!
普通はそんなピーキーな設定が施されたハイスペックマシンにいきなり乗っても振り回されるのがオチですよ?!
それを!なんで普通に楽しそーに乗りこなしてるんですか!
真姫ちゃんじゃありませんがイミワカンナイですよ!
乗っ取た機体もハイスペックなら使っているキ○ガイおねーさんもハイスペックなんですか?!
凛ちゃんと真姫ちゃんはそんなハイスペックキ○ガイおねーさんと大量のハイ・モックさんをどう攻略するつもりなんですか?!
せめてこっちで一番ファイターとしての技量が高い真姫ちゃんが今の素組の百式じゃなくて、ちゃんとカスタムした機体を使っていたら少しはヤりようも…。
はぁ…今さらそんなことを言ってもどうにもなりませんね。
今は……そう!鳴神先輩が助けに来てくれるのを信じてとにかく時間稼ぎですよ!
「はい!はーい!そこのおねーさん!ちょーっとこの現実が視えてないツンデレセレブとアホネコに色々と説明しますのでさらにマシマシでタイムをぷりーずです!」
[[あらあら?さらにぃましましぃですかぁ?それわぁ先程のぉ作戦タイムとは別のタイムなのですかぁ?]]
「はい!このアホネコとツンデレセレブに作戦タイムがなんで必要なのか説明するためのタイムです!」
[[はぁ?!待ちなさいよ!誰がツンデレセレブよ!誰が!私はツンデレセレブなんかじゃないわよ!いい!ツンデレじゃないの!セレブでもないの!うちは全国で病院を経営していたり新しいお薬や精密機器の開発をしていたり他にもイロイロ経営していたりするけど完全な一般家庭よ!何度も言ってるけどセレブなんかじゃないわ!それに!さっきから言ってるでしょ!作戦タイムなんて必要ないって!ハイ・モックなんて片っ端から撃ち落としてやるわ!]]
イヤ、もーね?このツンデレセレブにどっから突っ込みましょうか?
全国で病院を経営の時点であきらかにセレブですよね?
ソレにさらに製薬会社やらなんやら経営してる?
はい!ダウト!
自覚のないセレブが1番やっかいですよ!
それと!西木野製薬!いつもお世話になってます!
これからも頭のイカれた新しいお薬を期待してますよ!
ふぅ。ちょっと一息です。
では続きと行きましょうか!
それにしても片っ端から撃ち落とすって、真姫ちゃんはセレブのお嬢様のクセにどうしてこうも好戦的なんですか?
時間稼ぎのためには作戦タイムは必要ですよ!
ソレを…花陽が苦労して交渉してるって言うのに……ちょーっとカチンときちゃいますよね?
花陽もたまには怒りますよ?
まずは作戦タイムの必要性を説くためのタイムを要求するよりも、このツンデレセレブを黙らせるところから始めなきゃダメみたいですね!
ではでは!荒ぶる花陽の降臨祭です!
「しゃらぁぁぁぁぁぷぅ!!!現実を直視できないツンデレセレブはちょぉぉぉぉっと黙ってください!今はギリギリの交渉中なんですよ!ネゴシエーター花陽の邪魔をしないでください!」
[[ネ、ネゴシエーター花陽?ナニソレ?イミワカンナイ!]]
[[にゃ?にゃんかかよちんが必死だにゃ。]]
必死だにゃ。って、そりゃもう必死にもなりますよ!
なんでこんなに必死になってるのかは真姫ちゃん的に言えばイミワカンナイですけどね!
「なんでもいいから秘匿回線を開いてください!っていいますかこっちで勝手に開きます!うーちゃん!お願いします!」
<はーい。ひそひそばなしーのじゅんびー。ちょっとまっててー。>
秘匿回線の準備はうーちゃんに任せちゃって大丈夫そうですね。
なら花陽は…そこのキ○ガイおねーさんが花陽達の秘密のお話を盗み聞きしないように丑の刻参りに使う呪詛マシマシの五寸釘をぶっさしておきましょう!
このキ○ガイおねーさんはかなり高位の“精霊使い(エレメンタラー)”で、鳴神先輩&アイリちゃんの漫才コンビみたいにハッキングとか簡単にしちゃう人みたいですからね!
ハッキングされて盗み聞きなんかされたらせっかくの花陽の悪巧みがバレちゃいます!
ところでみなさんはきっと花陽も“精霊使い(エレメンタラー)”なんだから、電子精霊にお願いしてハッキングをブロックすればいいじゃないか!って思いますよね?
いいですか?あのキ○ガイおねーさんの契約している電子精霊は、花陽と契約しているみんなよりもかなり高位の電子精霊っぽいんですよ。
まだ進化前で低位電子精霊のみんなじゃ高位電子精霊には対抗できないんです。
4対1でもうちの子達がフルボッコにされちゃいます!
これが最近流行りの格差ってヤツなんですねー。
「そこのちょっとアレなおねーさん!」
[[ちょっとアレなおねーさん?あのぉ?それはもしかしてぇワタクシのことですかぁ?]]
「他に誰がいますか!誰がいるんですか!いませんよね!ここには花陽達とおねーさんしかいませんよね!凛ちゃんと真姫ちゃんは花陽と同い年なんですからおねーさんじゃないですよね?消去法でおねーさんがちょっとアレなおねーさんなのは確定ですよね?4-3=1ですよね?その1はおねーさんですよね?つまりはちょっとアレなおねーさんはおねーさんですよね?それともなんですか?オカルト的なヤツでもいるんですか?バケラッタですか?オ○キューですか?オ○キューなんですね?えっ?!マジでいるんですか?!オ○キューいるんですか?!」
[[オ、オ○キュー?バケラッタ?いえ、オカルト的なモノはここには居ないと思いたいですわぁ?うーん?コイズミハナヨさん?なんだかぁさっきから随分とぉキャラが違いませんかぁ?]]
[[敵にまで突っ込まれるって…大丈夫なの?花陽?]]
[[にゃん♪凛はこっちのかよちんも好きだにゃー♪]]
「はい!そこのツンデレセレブ!うっさいですよ!凛ちゃん!花陽も凛ちゃんをマジLOVEれぼりゅぅぅぅぅぅぅしょん!だよ!ちょっとアレなおねーさんはいちいち花陽のキャラがモードチェンジしてるのを気にしないでください!テンションがおかしな方向に振り切れてユニコーンとかバンシィみたいにライスフレームが稼働してちょーっとデストロイになってるだけです!」
[[そうなんですかぁ…なんだかぁまったくぅわかりませんがぁ、コイズミハナヨさんもぉ大変なんですわぁねぇ。うふふ♪作戦タイムでしたよねぇ?なんだかぁコイズミハナヨさんがかわいそうにぃなって参りましたぁのでぇ、特別にぃ作戦タイムをプレゼントしちゃいますわぁ♪もちろん♪そちらの回線をハッキングしてぇみなさぁんの会話を盗み聞きぃ♪なぁーんてこともぉいたしませんわぁ♪]]
ヨッシャ!キタコレ!ヤりましたよ!
作戦タイムをゲットだぜ!です!
黄色い電気ネズミ的なポケットなモンスターにピッピカチュ♪って言ってほしいくらいにゲットだぜ!ですよ!
なんだかワケのわからないテンションに身を任せてノリと勢いだけで押し切った感がないでもないですけど、流石はネゴシエーター花陽ですね!
最終的には交渉決裂して某おっきなオーを呼び出して物理的な交渉をするネゴシエーターとは比べ物にならないくらいに素晴らしいネゴシエーションでしたよ!
でも!ネゴシエーター花陽のお仕事はまだ終わってはいませんよ!
次は作戦タイムの時間をとにかく引き伸ばして鳴神先輩が助けに来てくれるまでの時間をナニがなんでも稼いでヤります!
[[そうですわねぇ…お時間わぁどうしましょうかぁ?]]
おっと!さっそくアタックチャンス!じゃなくて交渉チャンスですよ!
バトルロイヤル終了まで残り時間はあと20分くらいです!
そう…残り20分なんです……なら花陽がキ○ガイおねーさんに要求する作戦タイムの時間は…!
「はい!20分くらい欲しいです!」
MAXベットの20分ですよ!
これなら確実に鳴神先輩が助けに来てくれるまで時間を稼げます!
って言うか鳴神先輩が助けに来てくれなくても絶対に逃げ切れます!
ウッハー!我ながら完璧ですね!
みなさんもそう思いませんか?
遠慮しないで花陽に痺れて憧れてください!
さぁ!ご一緒に!さん!はい!
そこに痺れる憧れるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!
みなさん!ご唱和、ありがとうございました!
[[あら♪あら♪20分ですかぁ?いいですわぁよぉ♪なーんてワタクシ、そんなおバカなことは言いませんよぉ?20分も作戦タイムを差し上げてしまってわぁ、バトルが終わってしまいますわぁ♪]]
………チッ!やっぱり20分はダメでしたか!
なら次は1分妥協して19分です!
花陽は19分の作戦タイムを要求しちゃいますよ!
「それなら1分妥協してあげます!作戦タイムは19分でお願いします!」
[[あらぁ?19分ってぇ先程の20分とぉ変わってませんわよぉ?]]
これもダメですか!
このキ○ガイおねーさんはキ○ガイおねーさんのクセになかなか手強いですね!
でも!ネゴシエーター花陽の交渉テクニックはまだこれからですよ!
次の要求時間は18分です!
どうですか!太っ腹に最初の20分から2分も妥協してあげましたよ!
「次は18分ですよ!おねーさん!花陽は作戦タイムを18分要求します!どーですか!お客さん!最初の要求時間からなんとぉぉぉぉ!!!1割も値引き(?)しちゃったんですよぉぉぉ!!!他ではこんなに値引き(?)あり得ませんよぉぉぉ!!!」
[[あのぉ…?ワタクシ、お客さんでわごさいませんわぁ?それと18分もぉ却下ですわぁ。]]
あ、あるぅぅぅぅえぇぇぇぇ?!
ま、まさか18分が断られるなんて!
ナンテコッタ!
くぅぅぅぅぅ!こうなったら仕方ありませ…3分妥協して17分の作戦タイムを要求しましょう!
3分もあればカップラーメンが作れちゃう時間ですよ!
カップラーメン作れちゃうくらいに妥協するんです!
今度こそ!
「まだダメなんですか!それなら!なんと!なんとぉぉぉぉ!!!」
[[17分もダメですわよぉ?]]
むわぁ?!17分の要求を先回りで拒否されちゃいましたよ!
「ひ、ひどい!ボケを先回りで潰してくるなんて!そんなことしちゃダメなんですよ!ボケを先回りで潰しちゃったらボケる意味がなくなってしまいます!責任とって作戦タイムは16分でお願いします!」
[[………あのぉ…できれば1分刻みではなくぅ、5分刻みとかでぇ交渉してくださぁいな?]]
「えぇ!ダメですか?!1分刻みじゃ?!」
[[はぁい♪まぁそれにぃ、どんなに交渉されてぇもぉ、差し上げるぅ作成タイムのお時間わぁ3分くらいなんですわぁ♪]]
さ、さんぷん?
さんぷんって3分ってことですか?!
さっきも言いましたけど3分なんてカップラーメンしか作れませんよ?!
「チョットマッテテェェェェェェ!!!3分じゃカップラーメンしか作れませんよ?!3分でどうしろって言うんですか!」
[[にゃ?最近は食べれるまで5分かかるカップラーメンもあるにゃ?]]
[[ねぇ?さっきから話してるその“かっぷらーめん”ってナニ?イミワカンナイんだけど?]]
「えっ?!」
[[にゃ?!]]
[[あらぁ?]]
マジっすか?
マジなんですか?
「真姫ちゃん…」
[[マジでカップラーメン…]]
[[ご存じないのですかぁ?]]
[[知らないわ。ラーメンなら知ってけど…。]]
この時…花陽と凛ちゃんとキ○ガイおねーさんは、敵味方の垣根を越えて確かに通じ合っていました。
そう………このツンデレセレブめ!と。
カップラーメン知らないとかどんだけセレブじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
[[はぁ…これだから真性のお金持ちはイヤですわぁ…。でわぁみさぁん?気をとりなおしてぇ、作戦タイムのスタートですわぁ♪イリスでちゃん♪カウントお願いしますねぇ♪]]
<<はい、マスター。カウント、スタートします。>>
「はぅ?!いきなりはちょーっとひどいですよ!凛ちゃん!真姫ちゃん!とにかく作戦会議です!二人ともちょっとこっちに来てください!」
[[もう…ナニよ…作戦なんて必要ないでしょ?あんなキ○ガイ女なんて、私達ならいつも通りにヤれば勝てるわよ。星空さんが防いで私が攻める。花陽はサポート。ね?これでイケるでしょ?]]
[[にゃ。西木野さんの言う通りにゃ。ごんぶとビームでもことり先輩のごんぶとよりはヤバくないにゃ!あれくらいならどうにでもなるにゃ。それにヤバくなったらファイナルベニャッガイでみーんなまとめて吹き飛ばすだけにゃ。]]
[[自爆してもいいけど私のこと巻き込まないでよね。]]
[[巻き込まれたくなかったらせいぜい尻尾巻いて逃げるにゃ。]]
[[尻尾なんてないわよ!]]
コ、コイツら…現状の戦力差をわかってないんですか?
確かにハイ・モックさんだけなら、三人でしっかり連携して戦えば数が多くてもどうにでもなりますけど、あちらには日本リーグ上位ランカーの機体…ウイングガンダム・イグナイトがいるんですよ?
あのバスターライフルの連射を喰らい続けたら、凛ちゃんのベニャッガイの非常識装甲でもいずれは…。
真姫ちゃんの素組の百式にいたってはビームがかすっただけで致命傷です。
その厄介なバスターライフルの連射を大量のハイ・モックさんを相手にしながら避けたり防いだりするんですよ?
さっきまでとは難易度が違いすぎます。
と、そんなこと言ってもこの二人は聞いてくれないんでしょうから、単刀直入にこのあと三人でどう動くかを伝えてしまいましょう。
はぁ…この二人が海未先輩みたいにもう少し考えて戦ってくれたら…。
「凛ちゃん。ファイナルベニャッガイはまた今度ね?それでですね、さっき花陽が鳴神先輩にメールでダレカタスケテェェェェ!をしましたので、もう少し待てばたぶんナルえもんが助けに来てくれます。」
[[はぁ?!花陽!アンタ!ナニ勝手に先輩呼んでんのよ!あんな頭のイカれたヤツなんか!]]
「はい!ストーップ!真姫ちゃんはもう少し現実を直視してください!ホントにアレに…キ○ガイおねーさんに勝てますか?さっきの完璧なタイミングで放ったレールカノンだって避けちゃうような人ですよ?しかも電子精霊持ち…それも高位電子精霊の契約者ですよ?そんな“高位精霊使い(ハイ・エレメンタラー)”をこのハイ・モックさん包囲網の中で倒す?普通に無理だってことがちょっと考えればわかりますよね?そもそも花陽達はあのイグナイトだけの時でも倒せなかったんですよ?そこにお邪魔なハイ・モックさんまで加わったら…皮肉でもなんでもなく頭のいい真姫ちゃんなら、花陽の言っている意味がわかりますよね?」
ちょっとキツい言い方になっちゃいましたけど、これくらい言わなきゃ真姫ちゃんはたぶん止まりません。
それに…アレはなんだか普通じゃないです。
他人の機体を…しかも上位ランカーの機体を奪ったり…バトルシステムに介入してハイ・モックさんを呼び出したり…あとは………たぶんさっき心の中に無理矢理入ったきた真っ黒で真っ赤でドロドロしたイヤな感情…。
アレも…きっとあの人の仕業ですよね…。
ナニをどうすればあんなことをできるのか想像もつきませんけど、アレは……絶対に普通じゃありません。
普通でしかない花陽じゃアレをどうこうするなんて無理ですよ。
[[花陽が言いたいこと……ちゃんとわかってるわよ……。素組の百式の私じゃアレとまともな勝負に…ううん…勝負にすらならないってことも。それに…アレは普通じゃないってことも…。]]
「なら!おとなしく逃げ回って先輩が助けに来てくれるのを待ちましょう!そうすれば…負けません!先輩が!鳴神先輩が来てくれればハイ・モックさんに囲まれた中でアレを相手にしても勝算はあります!たがら…。」
[[でもさ?花陽はそれで楽しいの?]]
「えっ?!」
たの…しい…?
花陽は…楽しい?
[[アレから逃げ回って、先輩の助けを待って、先輩に頼って、それで勝ってもホントに楽しいの?]]
………花陽は……。
[[そんなの、私はちっとも楽しくないわ。ねぇ?ガンプラバトルってさ。遊びなんでしょ?だったら……。]]
あぁ…そうです…。
そうでした…。
ガンプラバトルは遊びなんです…。
花陽は知ってるじゃないですか…。
楽しむからこそ遊びは…ガンプラバトルは楽しいんだって…。
[[楽しくない遊びになんて、そんなのヤる意味はないんじゃないの?]]
うん。そうだね。
真姫ちゃんの言う通りだね。
はぁ…花陽はナニをしていたんでしょうか……。
この前、勝ちにこだわってつまらなそうにガンプラバトルをしていた平坂さんに、ドヤ顔で楽しんだモン勝ちです!とか言ったばかりなのに…。
今度は花陽がつまらないバトルをしちゃうところでしたよ…。
反省ですね…。
[[私は楽しめない遊びなんてヤってるほど暇じゃないの。もし花陽がこれ以上…]]
「うん。大丈夫…大丈夫だよ…真姫ちゃん!真姫ちゃんのおかけで、真姫ちゃんの言葉で、花陽は思い出したから!ガンプラバトルは…遊びは何よりもまずは楽しむことが大切だってことを!だから!もう大丈夫!もう…逃げ回るなんて言わないよ!」
[[ふーん…あっ、そ…………なら…良かったわ。]]
「真姫ちゃん…。ごめ…ううん。違うね?ここは…ありがと。かな♪」
[[フン…。イミワカンナイ。]]
あは♪真姫ちゃんが照れちゃってますね♪
これはツンツンデレデレな真姫ちゃんの攻略が完了して、いよいよデレ期の到来ですね!
うん…こうして改めてデレてる真姫ちゃんをじっくり舐め回すように視てみると…真姫ちゃんも凛ちゃんに負けず劣らず……オイシソウデスヨネ…。
おっと!あまりにも美味しそうだったので思わず黒ことり先輩化してしまいましたよ!
危ない危ない。
コロッとして血抜きしてバラして熟成させて美味しくお料理なんてしたら、1食で終わっちゃうじゃないですか!
やっぱり食べるは食べるでもコロッとしてお料理コースじゃなくて、生かしておいて花陽牧場で家畜にして性的に食べた方が何回も何日もいつまでもゆっくりじっくりと心行くまで楽しめますよね!
みなさんは知ってますよね!
気の強い女の子は[自主規制]が弱いって♪
だ♪か♪らぁ♪ぐふふふふふ……真姫ちゃんは[自主規制]を集中的に調教してあげますね♪
あちらの開発には専門的な用具も必要ですが、問題ありません!
きっとことり先輩なら貸してくれますよ!
お礼に真姫ちゃんの[自主規制]の開発が完了したら少しだけ貸してあげますね!
[[にゃん♪血の雨降ってイボ痔と切れ痔がガッチガチに固まる。だにゃん♪]]
………。
なんで血の雨?
イボ痔に切れ痔って…。
[自主規制]にいきなり[自主規制]を[自主規制]すると切れ痔になるかもしれないけど…。
「ねぇ凛ちゃん?血の雨も降ってないしイボ痔も切れ痔も固まってないからね?」
[[あとソレって正しくは雨降って地固まる。よ。痔が固まってどうするのよ?痔なんて固まんないわよ!]]
※一説には“雨降って痔固まる”とは痔が治るとも言われているらしいです。
※また、治るとは逆に悪化する。と、言うモノもあります。
※真偽のほどは定かではございませんが、本作では敢えてただのオヤジギャグとして扱わせていただきます。ご了承下さいませ。
[[にゃ?そうだっけ?まぁどーでもいいにゃ!]]
[[まったく…。そんなんじゃホントに高坂先輩みたいになるわよ…。]]
「あはは…凛ちゃんだからね…。」
[[で?どうするのよ?花陽?]]
へっ?ど、どうするのよ?ですか?
どうするのよ?って、どうするのよ?ですか?
[[この状況で…ハイ・モックに囲まれた中であの頭のイカれた女を攻略するナニかいい手はないのって言ってるのよ。]]
「ふぇ?!ちょ!ちょっと待ってください!真姫ちゃんさっきあれだけ自信満々にナルえもんの救援を待つのはイヤよ!みたいなこと言ってたじゃないですか!花陽にはナルえもん救援待ち作戦しか作戦はありませんよ?!真姫ちゃんこそナニか作戦があるんじゃないんですか?!」
実は今回は武装領域(ウェポンストレージ)の中に百式と言えばコレ!な、メガバズーカランチャーが入っていて、狙い撃つわよ!みたいなことをヤっちゃいます!とか!
あ、あるんですよね?!素晴らしい作戦が?!
[[はぁ?作戦?ないわよ、そんなの。この面子でバトルでどうするかを考えるのは花陽でしょ?ガンプラバトル始めて1週間も経ってない素人と高坂先輩の次くらいに高坂先輩(アホ)なネコにどうしろってろよ?この状況をひっくり返せるだけの策なんて私達には考えられないわ。ね、そうでしょ?星空さん?]]
[[にゃんかかるーくディスられた気がするけど…西木野さんの言う通りだにゃ!いっつもバトルでどーするのか考えるのはかよちんの役目だったにゃ!凛はかよちんの考えてくれた作戦をがんばルビィするだけにゃ!にゃ?自分で言っておいてにゃんだけど、がんばルビィってなんだにゃ?にゃんか頭のなかに赤髪ツインテの小動物が…?]]
コ、コイツらぁぁぁぁぁ…結局は丸投げですか?!
丸投げしてきやがるんですか?!
放り投げジャーマンも真っ青に丸投げですか?!
それと凛ちゃん!そのがんばルビィはたぶんルビィちゃんですよ!
って!なんで凛ちゃんの頭のなかにルビィちゃんがいたんですか!!
メタいこと言っちゃいますけど!たまーに出てくるAqoursの人たちはなんなんですか?!
イミワカンナイ!!!
って!これじゃ真姫ちゃんですよ!
花陽ならやっぱり♪
ダレカタスケェェェェェェェェェェェェ!!!!
ですね♪
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
今回もノリと勢いでがんばルビィな花陽ちゃん。
次回、そんな花陽ちゃんが思い付く作戦とは?
本編更新はいつも通り月曜日のお昼頃を、そしてことりさん生誕祭特別編は金曜日のお昼頃をそれぞれ予定しております。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のご意見、ご感想もお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。