ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

最近は沼津と聞くと反射的に振り向いてしまうQooオレンジでございます。

本日は本編の更新となります。
改めて魔女さんと戦うことを決意した花陽ちゃん。
そんな今回は魔女さんWithハイ・モックを攻略するために花陽ちゃんの灰色の頭脳がフルドライブします。


それでは 第6話「米と猫とツンデレと」そのにじゅうよん 始まります。


























第6話「米と猫とツンデレと」そのにじゅうよん

はぁ…仕方ありません。

 

おバカなことばかり言ってないでそろそろ真面目にどうするか考えましょう…。

 

ところで作戦タイムの残り時間はどれくらいでしょうか?

 

えーっと…………は?えっ?えぇぇぇぇぇぇ?!の、残り1分40秒?!

 

はぅ?!いつの間にこんなにタイマーが進んでいたんですか?!

 

このままじゃこのあとどうするかナニも決まらないまま、せっかく敏腕ネゴシエーター花陽が勝ち取った作戦タイムが終わっちゃってカップラーメンができちゃいますよ!

 

※出来ません。

 

と、とにかくナニか策を考えるんです!

 

無策のままあのキ○ガイおねーさんwith愉快なハイ・モックさんズと戦闘再開になったら……な、な、な、な、な、嬲り殺しですよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!

 

そりゃもー!輪姦学校のノリで嬲られてぬっ殺されますよ!

 

男・女・男と書いて嬲る!

 

つまりは!サンドイッチふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ○ぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!

 

女の子の大事なマタノトビラ(前)と、らめぇぇぇ!そこは挿れるとこじゃないのぉぉぉぉ!!!なマタノトビラ(後)に1本ずつフランクフルトをブスッ♪とされちゃうんですねぇぇぇぇぇ!!!

 

初体験♪もまだなのにいきなりの二穴挿入だなんてじぇぇぇぇぇったいに!イヤですぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!

 

初体験後でもサンドイッチふぁ○くなんてごめんですけどね!

 

って!だー!かー!ら!!!サンドイッチふ○っくとか言ってふざけてる場合じゃないんですよ!

 

作戦です!作戦!

 

V作戦とか星の屑作戦とかオペレーションメテオとがオペレーションスピットブレイクとかヤシマ作戦とか!

 

なんかひとつガンダム作品の作戦じゃないのも混じっていたような気もしますけど、とにかくこの状況を打開するとっておきの作戦が必要です!

 

…でも……実際問題あのキ○ガイおねーさんwith愉快なハイ・モックさんズをどうすれば…。

 

冗談抜きで凛ちゃんのファイナルベニャッガイでホントにみんなまとめて吹き飛ばしちゃいましょうか?

 

初見なら防御特化のベニャッガイがいきなり自爆するなんて思われないのでなんとか……なりそうにないですね。やっぱり。

 

あのキ○ガイおねーさん…キ○ガイなのにムダにハイスペックみたいですから、ベニャッガイの機動性じゃ近付く前にバスターライフルの連射と大量のハイ・モックさんの攻撃でボコボコのフルボッコですよ。

 

ベニャッガイの非常識装甲ならハイ・モックさんの攻撃は当たってもそこまで痛くはないですけど、どんなに痛くない攻撃でもいずれは塵も積もればなんとやらですからね。

 

はぅ…なんだかさっきからどうでもいいことばかり考え付いちゃってさっぱりろくな作戦が思い付きませんね…。

 

この心境はテスト前にお部屋のお掃除をしたくなるアレに似てますね…。

 

お部屋のお掃除を始めても、マンガを片付けてる途中で何となく読み始めちゃって、気づけばテスト勉強もお掃除もそっちのけでマンガの続きを読み漁ってるんですよね。

 

………また思考が明後日の方向に脱線しちゃいましたよ…。

 

こんなんじゃ…やっぱり…花陽じゃ無理なんですよ…。

 

この前の公式戦での海未先輩みたいに、知恵と勇気で強敵を倒すなんて…。

 

ん…?あれ?今…ナニか引っ掛かったような…。

 

知恵と勇気?じゃなくて…公式戦での海未先輩…?

 

海未先輩は…この前の公式戦で…大破していたMSを撃ち抜いてその爆発の余波を利用して、ソロモンの悪夢なガトーさんのAIを攻略しましたよね?

 

ソレって今回も使えるんじゃないですか?

 

うーん…でも…装甲の薄いイグナイトなら近くで爆発しそうな機体があったら普通は退避しますよね?

 

爆発の余波ってアイディアはイケると思うんですけど…。

 

爆発の余波…爆発の余波…爆発の…ヨハネ♪なーんて♪

 

はぅ?!切羽詰まってるのにまたふざけちゃいましたよ!

 

爆発のヨハネってこのネタも何回も使ったから…あ!!!

 

爆発のヨハネ!そうです!今日はこのネタを散々使い潰していたじゃないですか!

 

そう!アホみたいな爆発のヨハネを撒き散らす花陽印のちょっと失敗しちゃった秘密兵器!“ファイアフラワー”の爆発のときに!

 

“ファイアフラワー”ならMSの爆発の余波なんておまけに見えるくらいにもーっと派手な爆発のヨハネを撒き散らせますよ!

 

ソレは今日は2回も身を持って味わいましたから間違いありません!

 

“ファイアフラワー”の爆発のヨハネにあのキ○ガイおねーさんを巻き込んで………って!あのキ○ガイおねーさんに普通にミサイルなんて撃っても絶対に当たらないし避けられて終わりじゃないですか!

 

ならどうします?普通に撃ってダメなら……例えば普通に撃つんじゃなくて、ミサイルポッドから“ファイアフラワー”を抜き取ってワナとしてどこかに仕掛ける?

 

ワナとして使うって言うのは悪くはありませんが、この大量のハイ・モックさん包囲網の中でワナを仕掛けるなんて、ちょっとどころじゃなく難しいですね。

 

あと少し…あと一手…ナニか…ナニかが……。

 

うーん?武装領域(ウェポンストレージ)の中にこの状況であと一手として使えそうなモノがナニか入ってないでしょうか?

 

今回のバトルで花陽がジム・カーバンクルの武装領域(ウェポンストレージ)の中に入れて持ち込んでいる装備は、メイン武装のレールカノンの予備弾倉と、レールカノンが使えないような狭い要塞内部とかで使う短銃身のビームマシンガン。

 

それにネタ枠で持ち込んだ花陽印(失敗作)のメガァァァァァァァ閃光弾“ムスカsummer”と、同じく花陽印(失敗作)の各種レーダー波を完全に遮断するジャミングスモークを展開できるスモークグレネード“イカスミ君1号”ですね。

 

うわぁ…レールカノンの予備弾倉と予備武装のビームマシンガンは別にいいんですけと、ネタ枠で持ち込んだ花陽印(失敗作)の二つは微妙ですねー。

 

メガァァァァァァァ閃光弾“ムスカsummer”なんて調子に乗って光量を限界まで上げすぎて、使うと相手のメインカメラだけじゃなく確実にこっちのメインカメラまでまぶしくて焼き付いちゃいますからね。

 

敵も味方も関係なく、みーんな仲良くまさにムスカ様状態になれちゃうんですよ♪

 

メガァァァァァァァ!!!メガァァァァァァァ!!!って♪

 

スモークグレネード“イカスミ君1号”も各種レーダー波を完全に遮断できるのはいいんですけど、使った側もレーダーが使えなくなっちゃうんですよ。

 

しかもですよ?展開されるスモークが真っ黒でなーんにも見えなくなっちゃうんです。

 

使った側のレーダーと視界が完全に封じられちゃったらどーにもなりませんね。

 

こんな使わないネタ装備なんて、ぶっちゃけムダに機体容量を取られてるだけじゃないですか。

 

なんで出撃前の花陽はこんなネタ装備なんて武装領域(ウェポンストレージ)に入れちゃったんでしょうか?

 

うん。答えはわかってますよ。

 

たぶんみなさんもおわかりですよね?

 

そう!花陽が失敗作のネタ装備をわざわざ武装領域(ウェポンストレージ)に入れてバトルロイヤルに持ち込んだのは……………面白そうだったからです!

 

失敗作のネタ装備を使って盛大に自滅なんて芸人的にはメチャクチャ美味しい展開ですよね!

 

花陽の中の芸人魂に火が着いちゃったんですよ♪

 

メガァァァァァァァ!!!メガァァァァァァァ!!!とかやったらウケますよね!

 

スモークグレネードを使ってなーんにも見え…な…く…?

 

そっか…“イカスミ君1号”を使えば効果範囲の中はなーんにも見えなくなっちゃうんですね。

 

コレは……“イカスミ君1号”は…使えますよ!

 

うん!イケるかもしれません!

 

今日2回の“ファイアフラワー”の大爆発で、爆発のヨハネの正確な範囲はわかってます。

 

この爆発のヨハネの正確な範囲をマップデータとリンクさせて…ハイ・モックさん達は凛ちゃんと真姫ちゃんにお願いして…そうですね…真姫ちゃんにはブラフとして花陽のカーバンクルの予備のビームマシンガンを渡しておきましょう。

 

タイミングは…電子精霊のみんながいれば…あとは…花陽次第ですね…。

 

この作戦…かなり賭けみたいな作戦ですが、花陽達を舐めきって完全に舐めプしてるあのキ○ガイおねーさんが相手なら、この奇襲に奇襲を重ねた作戦で勝算は十二分にありますよ!

 

よっし!女は度胸ですよ!

 

ヤってやります!ヤってみせます!ヤりきってみせますよ!

 

おっと!残り時間内に凛ちゃんと真姫ちゃんに作戦を伝えなきゃですね!

 

ではではさっそく!

 

「凛ちゃん!真姫ちゃん!ちょっと賭けみたいな作戦だけど、二人とも付き合ってくれるかな?」

 

[[にゃ?そんにゃの!]]

 

[[付き合うに決まってるでしょ!]]

 

花陽が思い付いた作戦…それは視界もレーダーも完全に遮断する“イカスミ君1号”の絶対遮断領域に、ミサイルポッドから抜き取った“ファイアフラワー”をタイマーをセットしてから放置して…と、言ったモノでした。

 

ワナとしてセットする“ファイアフラワー”の爆発に巻き込めたら1番いいんですが、最悪でもあのキ○ガイおねーさんを爆発のヨハネに巻き込めれば上々です。

 

爆発のヨハネに巻き込んで動きを一瞬でも止めることができれば…。

 

こんなの作戦なんてとてもじゃないけど言えないくらいに穴だらけの作戦ですけど、今の手持ちのカードであのキ○ガイおねーさんをどうにかするにはコレくらいしかないんです…。

 

まぁダメでもともとなんです!

 

勝っても負けても最後の瞬間まで楽しくガンプラバトルをしてみせましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[[はぁい♪3分経ちましたわぁ♪作戦タイムわぁおしまいですよぉ♪]]

 

作戦タイムの3分が終了すると、キ○ガイおねーさんから通信が入りました。

 

あのキ○ガイおねーさん…キ○ガイおねーさんなのに意外と律儀に3分間はナニもせずにいてくれたんですね。

 

ちょっと驚きです。

 

「わかってます!凛ちゃん!真姫ちゃん!作戦通りにお願いします!」

 

作戦タイムは3分間と言うカップラーメンが完成するくらいに短い時間でしたが、なんとか作戦はまとまって凛ちゃんと真姫ちゃんにも伝えることができました。

 

作戦の内容を説明したときに、花陽が前面に押し出ることになる今回の作戦を真姫ちゃんは“怖くない?大丈夫?”って心配してくれましたが、怖くても今回の作戦では“ファイアフラワー”を持っている花陽が前に出なきゃ意味がありません。

 

そりゃファイターとしては残念性能な花陽なんかが1人であのキ○ガイおねーさんの矢面に立つなんて怖いですよ。

 

怖いですけど…大丈夫…ヤれます。

 

ヤってみせます。

 

[[おうにゃ!]]

 

[[わかってる!ヤってやるわよ!]]

 

[[あらぁ♪あらぁ♪みなさぁん気合い十分ですわぁねぇ♪とぉぉぉってもぉ♪微笑ましいですわぁ♪うふふふふふ♪ソレでわぁみなさぁん♪改めましてぇ…第2ラウンドの始まりぃ始まりぃですわぁ♪ハイ・モックさぁん♪全機攻撃開始ですわぁ♪やぁーっておしまいなさいなぁ♪♪♪]]

 

「ヤられてたまるもんですか!ヤられる前にヤってみせます!行きますよ!まずはコレです!花陽印の秘密兵器!“イカスミ君1号”!展開です!!!」

 

キ○ガイおねーさんの気のぬけるような命令に従い、今まで微動だにしなかったハイ・モックさん達が花陽達に向けて動き出しました!

 

花陽達もそれに対応するために、それぞれ予め決めていた行動へと移ります!

 

今回の作戦…まずは花陽達の中で1番防御力に秀でた凛ちゃん&ベニャッガイが単機で前に出て、キ○ガイおねーさんのウイングガンダム・イグナイトとハイ・モックさん達の攻撃をちょっとの間だけ1人でなんとか受けて止めてもらいます!

 

その間に花陽は作戦タイムの終了間際に武装領域(ウェポンストレージ)から取り出しておいた花陽印の秘密兵器(失敗作)“イカスミ君1号”をポチッとな♪と起動させます!

 

[[あらぁ?スモークグレネードですかぁ?コイズミハナヨさんわぁずいぶんとぉ珍しいモノをお持ちですねぇ。まぁ♪まぁ♪大変ですわぁ♪とぉぉぉってもぉ真っ黒ですわぁ♪レーダーも…うふふ♪ダメみたいですわねぇ?まぁ構いませんわぁ♪多少は目眩ましになってもぉ、その真っ黒スモークの中にコイズミハナヨさんとぉニシキノマキさんがぁいるのは代わりありませんわぁ♪ホシゾラリンさんのぉそのぉおっきなねこさんをおもしろぉおかしくぅ嬲り殺しにしたらぁ…かくれんぼしているお二人も数の暴力でプチッ♪と押し潰して差し上げますわぁ♪]]

 

[[ほざきやがれ三下!だにゃ!ぬっこぬこにされるのはテメェのほーだにゃ!キシャァァァ!!!凛とベニャッガイが相手になってやるから黙ってかかってきやがれだにゃぁぁぁぁ!]]

 

起動した花陽印の秘密兵器(失敗作)“イカスミ君1号”が撒き散らす、真っ黒なチャフスモークで範囲内にいるカーバンクルのレーダーや通信が遮断される間際に、コクピットにはそんな凛ちゃんとキ○ガイおねーさんの会話が流れてきました。

 

凛ちゃん…無茶させちゃってごめんね。

 

ちょっとだけ…ちょっとだけ1人で耐えてください。

 

こちらもすぐに準備を済ませちゃいますから!

 

[[花陽?花陽?ねぇ?聞こえてる?接触回線は繋がってると思うんだけど?]]

 

「はい!問題ありません!それじゃ凛ちゃんが1人で頑張ってくれてる間に、こちらの準備を済ませちゃいましょう!うーちゃん!ストレージ!オープンですよ!」

 

<はーい。うぇぽんすとれーじきどー。なかからびーむましんがんをだすよー。>

 

「ありがと♪うーちゃん♪よいしょっと…真姫ちゃん!これを使ってください!花陽印の通常兵器なビームマシンガンです!HGサイズ…1/144サイズでのユニバーサルデザインでカートリッジタイプに改造もしてあります。エネルギー切れを気にしないでガンガン撃ちまくってください!しかもこのビームマシンガンなら速射性も攻撃力も真姫ちゃんが今使ってる素組の百式のビームライフルより高性能で使いやすいですよ!真姫ちゃんがこのビームマシンガンを使うのは、この“イカスミ君1号”のスモークの中で武装交換していただけって思わせるためのブラフとしての意味もありますので、さっきお願いした通りにできるだけあのキ○ガイおねーさんに見せびらかすように使ってください!」

 

[[見せびらかすように、ね。了解よ。それでこの武器ってマシンガンってことは連射するタイプの銃よね?ふーん。ガンプラってこんな武器もあるんだ…。うん。花陽の言う通り百式の手でも大丈夫みたいね。それじゃちょっと借りるわね。連射タイプの銃器って今まで使ったことないからちょっと不安だけど…まぁ何とかヤってみるわ。あとは例のバカみたいな威力のミサイルを取り出すだけね…。手伝うから早くミサイルポッドのハッチを開けて頂戴。]]

 

「あ、はい!ちょ…」

 

むわぁ!こ、これは!なんてこったい!

 

千載一遇のチョットマッテテェェェェェェェ!!!チャンスの到来ですよぉぉぉ!!!

 

こんなにも自然にチョットマッテテェェェェェェェ!!!を振られてしまったら…言うしかないじゃないですかぁぁぁぁ!!!

 

そう!チョットマッテテェェェェェェェ!!!って!

 

でも…でも!言いたいです!チョットマッテテェェェェェェェ!!!って全力で言いたいです!言いたいですけど…が、我慢ですよぉぉぉ!!!今は真面目なバトルシーンなんですぅぅぅぅ!!!

 

花陽の中のチョットマッテテェェェェェェェ!!!魂さん!

 

すべてが終わったら思う存分にチョットマッテテェェェェェェェ!!!を叫びますんで今は我慢してください!

「ちょっと待っててくださいね!」

 

や、やりました…何とか我慢しましたよ!

 

みなさんも見てくれましたよね!

 

花陽の魂の奥底から沸き上がるチョットマッテテェェェェェェェ!!!を頑張って我慢したのを!

 

どーですか!花陽はヤればできる子なんです!

 

よぉーし!この調子でこのままあのキ○ガイおねーさんもやっつけますよ!

 

っと!ミサイルポッドのハッチを開けなきゃでしたね。

 

うーちゃんにお願い…あー、電子精霊に頼りキリじゃダメ人間になっちゃいますね。

 

コレくらいはうーちゃんに頼まないで自分でやらなきゃ♪

 

サブコンソールをポチポチッとな♪

 

うん。これでおーけーですよ!

 

「お待たせしました!コレでミサイルポッドのハッチは開いているはずです!」

 

“イカスミ君1号”の真っ黒スモークで見えませんが、サブモニターの火器管制表示ではミサイルポッドのハッチは“open”になっています。

 

次は真姫ちゃんにミサイルポッドの中から“ファイアフラワー”を1発抜いてもらって……やん♪1発抜いてもらってだなんてちょっと表現がえっちですね♪

 

えっ?どこがえっちなんだ?ですか?

 

あはは…あのですね?ほら?男の人のしゃせーってよく1発抜くって言うじゃないですか?

 

とりあえずは1発抜いておくか…オラァ!さっさとマタ開けや!ボケェ!

 

みたいな?

 

まだ初体験も済ませていない乙女な花陽が1発抜くだなんてそんなこと言うのはなんかちょっとえっちですよね?

 

まぁ散々と妄想竹の樹海でえっちな妄想を披露してきた花陽がこんなこと言ってもいまさらですけどねー。

 

カテゴリー的にはたぶん変態さんに分類されていますけど、たまにはピュアピュアな花陽でも…いいんじゃないですか?

 

[[開いているはずですって言われても、花陽がさっき使ったそのイカスミ君1号だっけ?それでここら辺一体が真っ黒でなんにも見えないから、開いているかどうかこっちからじゃはっきり言ってわかんないわね…。まぁ手探りでヤればいいだけだけど…うーん…ここが肩よね?…あっ!コレがミサイルポッドね!なら…見付けた!花陽!ミサイルを引き抜くわよ!]]

 

まぁ今回は抜くのは男の人のフランクフルトじゃなくて花陽印の秘密兵器♪広域殲滅特化型特殊弾頭“ファイアフラワー”なんですけどね。

 

しかも抜くのは花陽じゃなくて真姫ちゃんですし♪

 

うん。真姫ちゃんに抜いてもらう。コレもコレで妄想がはかどりそうなワードですね!

 

ツンツンデレデレの真姫ちゃんがお顔を真っ赤にしながらローションとかでぬるぬるになったフランクフルトを右手で握って、おっかなびっくりゆっくりと手を 上下に…しこしこ♪しこしこ♪

 

しかも!しかもですよ!恥ずかしいからにぎにぎしてるフランクフルトを見ないようにお顔を背けてるのに、真面目な真姫ちゃんは、ちゃんと気持ちよくなってるのかな?これでいいのかな?ってたまーにチラッと横目であなたのことを見ちゃうんですよ!

 

それで目が合っちゃったりしたらもう!ね!真姫ちゃんはただでさえ真っ赤になってるお顔をさらに真っ赤しちゃうんですよぉぉぉぉぉ!!!

 

照れ隠しで“ちょっと!ナニ見てんのよ!イミワカンナイ!”とか言うんですね!

 

ムッハァァァァァァァァァァ!!!い、いけません!コレは非常にいけませんよぉぉぉぉ!!!

 

真姫ちゃんのあまりのツンデレっぷりに思わず鼻から愛の花陽汁が溢れだして来ちゃいますよぉぉぉぉぉぉ!!!

 

ティッシ、ティッシ…っと♪

 

ふぅ…。そろそろホントにポケットティッシュの残り枚数がまずいことになってますね。

 

せっかく真姫ちゃんでの妄想もはかどり始めてきたところですが、妄想劇場はちょっとお休みですね。

 

残念ですねー。

 

でも…このバトルロイヤルが終わったら心行くまで妄想竹を拡げてヤりますよ!

 

グフフフフフフフフ…。

 

「はい!でもできるだけ優しくお願いしますね?ちょっとやそっとじゃ爆発はしないようにはなってはいますけど、それでも完璧じゃありません。」

 

[[わかってるわ。こんなバカみたいな威力のミサイルがここで暴発したら、あのキ○ガイをどうにかする以前に私達なんてゲームオーバーだもんね……うん、ミサイル抜いたわよ。で?コレどうするの?]]

 

あ♪“ファイアフラワー”ちゃんと暴発しないで抜けましたね。

 

暴発しないようにちゃんと対策はしてありますけど、手動で取り出すなんて想定はしていませんでしたから、実は不安だったりしてたんですよ。

 

それじゃ次の作業に取りかかりましょう!

 

次はタイマーのセットですね。

 

時間は…3分くらいにしておきましょう。

 

あまり長すぎてもダメですし、短すぎでもダメですから。

 

3分ならたぶんギリギリ…い、いけるかなぁ…。

 

「さっき説明した通り、タイマーをセットをしてこのままここに…“イカスミ君1号”の真っ黒スモークの中に放置していきます!そして時間が来たら……ドッカーン!ですよ!」

 

[[ドッカーン!ねぇ…。それまでに花陽があのキ○ガイの向こう側まで行って、そこからさらにこの設置したミサイルの爆発圏内に…か。]]

 

「はい。花陽はこの子の…カーバンクルの最大出力で一気に駆け抜けますので、援護はお任せしちゃいますね?」

 

[[うん。花陽には指一本触れさせない…は流石にちょっと無理だけど、できるだけ邪魔させないように進路上のハイ・モックを優先的に片付けるわ。あとはあのキ○ガイには当てないように牽制すればいいのよね?]]

 

「はい。あの人…派手に動いてヒラヒラ避けてるように見えるけど、実は回避が必要な攻撃だけを最小限の動きで避けているっぽいんです。それならたぶん当たらない攻撃には無視を決め込んで動かないと思います。あんまり動かれて“イカスミ君1号”の真っ黒スモークから距離をとられると…。」

 

[[失敗しちゃうわけね。ん、了解よ。ヤってみるわ。それで?そのミサイルのタイマーは?]]

 

「起爆まで3分でセットします。タイマーの方はスタートさせれば完了です。真姫ちゃん…準備は…。」

 

[[私の方はいつでもいいわ。さっさとヤっちゃって。]]

 

「はい!それじゃ行きますよ!タイマースタートです!」

 

さぁ!作戦開始です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[[にゃ!にゃ!にゃ!にゃ!にゃ!にゃ!にゃ!にゃ!にゃ!にゃ!にゃ!にゃ!みぎゃぁぁぁぁぁ!!!どーしたにゃ!まだまだ凛はぴんぴんしてるにゃ!ドンドンきやがれだにゃぁぁぁぁぁ!!!]]

 

“ファイアフラワー”のタイマーをスタートさせて、“イカスミ君1号”の完全遮断領域から出た花陽と真姫ちゃんの視界に始めに飛び込んで来たのは、凛ちゃんのベニャッガイがハイ・モックさんを相手ににゃ!にゃ!にゃ!って言いながら奮闘している姿でした。

 

凛ちゃんはベニャッガイの短い腕をあちこちに向けて、内蔵されているビームキャノンを撃ちまくっています。

 

ちなみにですね?ベニャッガイのベース機になっているベアッガイⅡのお口に搭載されているビーム砲なんですが、ベニャッガイではビーム砲ではなく火炎放射機になっていたりします。

 

ベニャッガイの頭部に詰まっているファイナルベニャッガイ用の爆薬を利用しているので、威力も抜群なんですけど、ちょっと有効射程が短いんですよ。

 

あとは使いすぎると頭の中の爆薬が無くなっちゃって、ファイナルベニャッガイを使えなくなっちゃうんです。

 

だから凛ちゃんはお口の火炎放射機はあまり使わないんですよ。

 

お口から火を吹くより盛大に爆発したいんでしょうね。

 

「凛ちゃん!」

 

[[んにゃ?おぉ!かよちんと西木野さん!そっちはだいじょーぶなのかにゃ?]]

 

[[えぇ!待たせちゃったわね!こっちは問題ないわ!これから私は星空さんの援護に入るわ!花陽!あんたは早く行きなさい!]]

 

「はい!二人ともサブモニターのカウントダウンには十分に気をつけてくださいね?それまでに…。」

 

[[了解よ!さぁ!ちゃっちゃと行きなさい!花陽!]]

 

「うん!うーちゃん!最大出力!しーちゃんはスラスター全開だよ!」

 

<はーい。しゅつりょくましましー。>

 

<すらすたーもましましー。>

 

「のーちゃん!アクティブシールドの制御はお任せします!最優先で防ぐのはイグナイトのバスターライフルです!ハイ・モックさんたちの攻撃が多少は当たってもかまいませんが、イグナイトのバスターライフルだけはキッチリと防いでくださいね!」

 

<おぉー。やっとでばんきたー。ぼーぎょはおまかせー。>

 

「さーちゃん!最優先ターゲットはカーバンクルのお邪魔をする進路上のハイ・モックさん達です!イグナイトの今はまだ放置でいいので、ハイ・モックさん達を片っ端から撃ち落として行きますよ!」

 

<りょーかーい。はい・もっくーをねらいうちーでみだれうちー。>

 

電子精霊のみんなにお願いし終える頃には、うーちゃんがすでにカーバンクルの機体出力を、暴走が起こらない限界ギリギリまで上げてくれていました。

 

これ以上の出力の上昇はエンジンが暴走しちゃって機体が内側からドッカーン!ってしちゃいます。

 

今はこれで十分です。

 

カーバンクルに強化したことで発現した花陽の最後の切り札…強化アビリティ“限界突破(リミットバースト)”を使えば、暴走を気にしないでもっと出力を上げることもできますが、“限界突破(リミットバースト)”は使用後の反動が洒落にならないので今回は使用は見送りです。

 

でも……いよいよの時は…。

 

「いきますよ!みんな!小泉 花陽!!!」

 

<<<<うぃず。いー。>>>>

 

「全力全開で突撃ですぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」

 

<<<<ぜんりょくぜんかーい。よーしこー。>>>>

 

アレ?“全力全開よーしこー”じゃなくて“全力全開ヨーソロー”なんじゃないのかな?

 

”よーしこー。”なんて言っちゃたら…あの子が来ちゃいますよ?

 

『ナニよ!全力全開よーしこーって!善子じゃなくてヨ!ハ!ネ!!!ヨハネよ!ヨハネよ!』

 

ほら?時間も空間も飛び越えて善子ちゃんの魂の叫びが来ちゃいました♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。

打倒キ○ガイおねーさんを目指して、全力全開よーしこーで突撃を開始した花陽ちゃん。
次回は珍しく真面目なバトル回に…なればいいなぁ…。


本編更新はいつも通り月曜日のお昼頃を、そしてことりさん生誕祭特別編は金曜日のお昼頃をそれぞれ予定しております。

それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のご意見、ご感想もお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。

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