ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

149 / 480
皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

のっぽパンを食べたいQooオレンジでございます。

今回はいよいよあの人達がガンプラバトルに参戦します。


それでは 第6話「米と猫とツンデレと」そのにじゅうきゅう 始まります。

























第6話「米と猫とツンデレと」そのにじゅうきゅう

<<マスター、この距離からなら最大望遠を使えばでウミ達が見えそうですよ。そんなわけなので最大望遠の画像をサブモニターに表示します。>>

 

<さいだいぼーえーん。はなよー?みえるー?みえたー。>

 

凛ちゃんと真姫ちゃんと海未先輩がキ○ガイおねーさんの呼び出した大量のハイ・モックさん達と戦っている宙域から突然発射された謎の超ごんぶとビームを必死になって回避した花陽と鳴神先輩は、その後もまた超ごんぶとビームが発射されないか警戒をしながら急いで凛ちゃん達のところへと向かいました。

 

いつ発射されるかわからない超ごんぶとビームを警戒しながらの移動はスゴく神経がすり減っちゃいましたが、結局は再び超ごんぶとビームは発射されることはなく、なんとか凛ちゃんと真姫ちゃんと海未先輩が戦っている宙域が見える位置までたどり着きました。

 

うーちゃんはさっさく最大望遠の画像をサブモニターに表示してくれます。

 

[[ジム・スナイパーⅡは健在か!なら海未さんは無事みてぇだな!]]

 

「頭の無いベニャッガイと百式も無事です!凛ちゃん…真姫ちゃん……二人とも無事でよっかたです……。」

 

花陽も鳴神先輩も最大望遠で映し出された凛ちゃん達の無事な姿を見てひと安心…と、行きたかったんですが……。

 

[[で?あのムダに見覚えのある薄い紫色のドムはなんだ?海未さん達を護ってるようにも見えるんだが…。あとはやっぱりこっちもどっかで見覚えのある突撃槍持った水色のトールギス……あの組み合わせって…イヤ……まさか、な…。]]

 

「花陽が先輩のところに向かう時にはあんな機体はいませんでしたよ?バトルロイヤルに参加している通りすがりのファイターさんが、大量のハイ・モックさん達に襲われている凛ちゃん達を見るに見かねて助けてくれているんでしょうか?」

 

鳴神先輩の言う通り、薄い紫色のドムと水色のトールギスのカスタム機は、まるで凛ちゃん達を護るように周辺のハイ・モックさん達と戦っていました。

 

ハイ・モックさん達はどうやらキ○ガイおねーさんを倒しても停まらなかったみたいですね。

 

あのキ○ガイおねーさんは最後の最後に厄介なモノを残していきやがりましたよ。

 

あの薄紫のドムと水色のトールギスが居なかったら凛ちゃん達は今ごろはキ○ガイおねーさんが残していった大量のハイ・モックさん達に……。

 

[[ドムにトールギス……ったく!心当たりがありすぎるってんだよ!花陽!まだハイ・モックは残ってんだ!とりあえずは海未さん達と合流しするぞ!]]

 

鳴神先輩はあの2機に心当たりがあるみたいですね?

 

鳴神先輩のお知り合いでしょうか?

 

あの2機……凛ちゃん達を守ってくれているみたいだから、合流したらありがとうございます♪ってお礼を言わなきゃですね!

 

「は、はい!了解です!」

 

凛ちゃん!真姫ちゃん!海未先輩!

 

もう少しだけ待っててくださいね!

 

はぅ?!普通に待っててくださいね!とか言いましたけど、今って絶好のチャンスでしたよね!

 

や、やりなおしです!

 

ごほん……凛ちゃん!真姫ちゃん!それに海未先輩!

 

花陽と鳴神先輩はあと少しでたどり着けますよ!

 

それでは改めて……あっ♪よかったらみなさんもご一緒に♪

 

さん♪はい♪

 

チョットマッテテェェェェェェェェェェェェェェェ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[[海未さん!]]

 

「凛ちゃん!真姫ちゃん!」

 

キ○ガイおねーさんとの度重なる激戦でガタガタになっちゃっているバックパックのバーニアを酷使しながら、凛ちゃん達が戦っていた戦闘宙域にようやくたどり着いた花陽と鳴神先輩でしたが、たどり着いたその先ではキ○ガイおねーさんが呼び出して大量に沸いてきていたハイ・モックさん達はすでにみんな殲滅されていました。

 

見渡す限りハイ・モックさんの残骸が漂ってますけど…これだけ大量のハイ・モックさん達を相手に凛ちゃん達はよく生き残れましたね…。

 

頭の無いベニャッガイと背中のウイングバインダーが破損してまともな機動戦闘ができなくなっていた素組の百式。

 

海未先輩のジム・スナイパーⅡはまだ無傷の状態でしたが、言葉が悪くなりますが無傷って言っても所詮は素組のジム・スナイパーⅡです。

 

あの戦力でこれだけのハイ・モックさんの相手をしたら、いくら真姫ちゃんがスペシャルで海未先輩が凄腕スナイパーでも、普通なら数の暴力で嬲り殺しですよ?

 

それでも凛ちゃん達が生き残れたのはこの紫色のドムのカスタム機と水色のトールギスのカスタム機のお陰なんでしょうね。

 

この見慣れない2機のガンプラ……ぶっちゃけクオリティがヤバいですよ?!

 

まず紫色のドムのカスタム機。

 

全身に装甲を増やして防御力を強化して、装甲の分で増えた重量に対応させるためにスラスターやバーニアを機体のあちこちに取り付けてあります。

 

見た目はスゴく鈍重そうですけど、たぶんその鈍重そうな見た目に反して高い機動性も持っているハズです。

 

この紫色のドムのカスタム機で何よりも特徴的…と、言いますか、異質なのは、バックパック代わりに背中に取り付けられているガンダムアシュタロン・ハーミットクラブの“ヤドカリ”です。

 

戦闘の様子は遠目から見ただけですが、ギガンティックシザースで群がるハイ・モックさん達を片っ端から凪ぎ払ってました。

 

背中にハーミットクラブを背負っているってことは、さっきの超ごんぶとビームはたぶん“アレ”ですよね?

 

恐らくは味方っぽいこの薄紫のドムが撃った(と思われる)さっきの超ごんぶとビームは花陽達を狙ったんじゃなくただの流れ弾だったんだ…。

 

流れ弾で死にそうになったって微妙です…。

 

そしてもう1機、水色のトールギスのカスタム機…。

 

こちらは紫色のドムのカスタム機に比べると、とてもシンプルなカスタム機です。

 

見た目はただ水色に塗装しただけのトールギスなんですが、この機体……見た目で判断したらひどい目に遇っちゃいますよ。

 

うーちゃんが軽くこの水色のトールギをスキャンしてくれたんですが、全身の装甲にかなり硬度の高い金属パーツを使用しているみたいです。

 

あれだけ硬度の高い金属パーツを全身に使しているんですから、この水色のトールギスは凛ちゃんのベニャッガイと同じくらい…いえ、ベニャッガイよりももっと上位の防御性能を持っているハズです。

 

花陽だってもっとおこづかいがあればこの水色トールギスに負けないくらいの究極装甲をベニャッガイに施せたのに…くぅ!知ってますか!みなさん!ガンプラバトルに使える金属パーツって高いんですよ!加工だって大変なんです!そもそも加工に使う工具だって高いし!

 

普通の女子高生のおこづかいじゃ限界があるんです!そうです!そうなんです!みんなびんぼーが悪いんですよ!

 

こうなったらお手軽にお金を稼げるえっちなアルバイトを……はぅ?!ご、ごめんなさい!ついついおこづかいがピンチ過ぎてせつなさといとしさとその他モロモロがあふれちゃいました。

 

あ♪いろいろと混乱してえっちなアルバイトなんて言いましたけど、花陽はそんなことしてませんよ♪

 

もちろんこれからもしませんから安心してくださいね♪

 

えーっと、水色のトールギスのお話はどこまでいきましたっけ?

 

あ、装甲に金属パーツをってところまでですね!

 

ではでは続きといきましょう!

 

あの水色のトールギスなんですが、金属パーツを使用した装甲の他にも、背中のバーニアもバカみたいな高出力バーニアに改造されているみたいです。

 

トールギスの背中のバーニアは元々スゴい出力なんですが、ソレをさらに高出力化させるなんて正気の沙汰じゃありませんよね?

 

そんな高出力のバーニアなんて使ったら、コクピットに掛かるGが洒落にならないレベルになっちゃいますよ。

 

花陽ならあの高出力バーニアでフルブーストなんて使っちゃったら、絶対に“らめぇぇぇ!花陽の中身が出ちゃいますぅぅぅぅ♪”ってなっちゃいますね!

 

そんな金属パーツでガチムチ装甲&内臓が出ちゃいますぅぅぅぅ♪な高出力バーニアの代わりと言ったらアレですけど、武装は右手に持っている大型の突撃槍と、左手に持っているこっちもやっぱり大型のシールドだけみたいです。

 

トールギスって言ったら普通はドーバーガンを装備しているんですけど、この水色のトールギスはドーバーガンどころじゃなく射撃系の武装を全く持ってないみたいですね。

 

武装が大型突撃槍と大型シールドだけで高出力バーニア&防御マシマシの機体性能ってことは、多少の被弾は覚悟のうえで高出力バーニアでとにかく飛び回って、大型シールドで防御しながら大型突撃槍を構えて突撃して突き刺すだけのなんともまぁ極端で単純な戦法の機体みたいです。

 

はっきり言ってこの水色のトールギスはむちゃくちゃです。

 

むちゃくちゃなのに…たぶんめちゃめちゃ強いですよ。

 

この水色のトールギスみたいな特化型は、弱点も多いんですけどその弱点を補って余りあるくらいに厄介な性能の機体が多くて、いろんな意味で怖いんですよねー。

 

花陽のカーバンクルのレールカノンならこの水色のトールギスのガチムチ装甲でも貫ける……かなぁ……?

 

[[あっ!かよちん!とついでのおにーさん。]]

 

[[ただいま♪凛ちゃん♪]]

 

[[オイ!待て!アホ猫!ついでってなんだ!ついでって!!!]]

 

[[みぎゃ?!またアホ猫って言った!凛はアホ猫じゃないにゃ!凛は凛だよ!]]

 

[[ハン!テメェなんかアホ猫で十分だ!]]

 

[[ぎにゃ!また言いやがったな!もう怒ったにゃ!表出やがれだにゃ!テメェのキ○タマ蹴り潰してヤるにゃ!]]

 

[[上等だ!アホ猫!その前にテメェをシバき倒してそのガキみてぇーな[自主規制]に[自主規制]ぶち込んでヤる!覚悟しやがれ!!!]]

 

[[にゃ?!にゃにゃにゃ?!おにーさんは凛にえっちなことするつもりなの?!えっ?!凛だよ?!凛は凛なんだよ?!凛な凛なんかにえっちなことしてもつまんないよ?!だって凛は男の子みたいだから……。]]

 

[[はぁ?!男の子みたいだぁ?!オイ!アホ猫!テメェのどこが男の子みたいなんだよ!どっからどー見ても女だろ!ナニか?テメェのマタの間にゃチ○コとキ○タマでも付いてんのかよ!んなモンねぇーだろ!アホなこと言って俺から逃げられると思うなよ!!!ゴルゥラァァァァ!!!]]

 

[[にゃ…………そっか……おにーさんは凛のこと……(女の子って思ってくれてるんだ)……。うん。凛は逃げないよ?逃げないから……。]]

 

[[ん?なぁどうした?星空?]]

 

[[……にゃんでもないにゃん♪]]

 

鳴神先輩といつものアホ猫じゃないにゃってやり取りだったけど、今回はなんか凛ちゃん嬉しそうだね♪

 

きっと凛ちゃんは鳴神先輩に女の子扱いされたのが嬉しかったんだね。

 

まぁ肝心の女の子扱いの内容がえっちなことってどーかと思うけど…。

 

でも…凛ちゃんは本当に可愛いんだからもっと自分に自身を持てばいいのに…。

 

[[合流早々コイツらは……はぁ……まぁ凛らしいって言ったら凛らしいんだけどね。とにかく花陽達も無事みたいよかったわ。あのキ○ガイ女の相手なんて、そっちも大変だったんでしょうけど、こっちもこっちで大変だったんだからね。]]

 

やっぱり真姫ちゃん達も大変だったみたいですね。

 

うん。

 

凛ちゃんがとっても乙女なことや謎の2機の正体も気になりますが、今はとにかく互いの無事を喜びましょう!

 

今回のバトルはナニかがあと少しだけ足りなかったら確実に全滅してましたから…。

 

花陽がカーバンクルにファイアフラワーを搭載して来ていなかったら……武装領域(ウェポンストレージ)にイカスミ君1号が入っていなかったら……キ○ガイおねーさんの奇襲で凛ちゃんのベニャッガイの首が刈り取られていなかったら…。

 

他にもまだまだ沢山ありますが、どれかひとつでも欠けていたら……。

 

信じたくはありませんが、鳴神先輩でもあのキ○ガイおねーさんには勝てなかったかもしれません。

 

「それは花陽のセリフです!みんな無事でホントによかったです!」

 

とにかく!みんな無事でよかったです!

 

[[青空!凛をからかうのは止めて下さい!それに貴方がここに戻って来たと言うことは…。]]

 

[[おう!あのイカれキ○ガイクソ魔女野郎はきっちりとぶち抜いてやったぞ!まぁ花陽が来てくれなかったらちょっとヤバかったかもしれねぇーけどな。それよりも………そっちの見覚えのある薄紫のドムと水色のトールギス……希さんと絵里さんか?]]

 

…………希さんと絵里さん?

 

それって副会長さんと生徒会長さんのお名前ですよね?

 

いやー。流石にそれはないですよ。

 

あのお二人がこんな魔改造機体でバトルロイヤルに参加するなんて……

 

[[むふふ♪流石は鳴神くん♪いっぱつでうちらの正体を見破るなんて希さんは感激やん♪これもきっと愛の力のなせる技やね♪せやから大正解のごほ~びに、特別にうちの自慢のおっぱいさんで鳴神君のフランクフルト挟んでわしわししてあげよか?もちろんわしわし挟んでぬきぬきしたあとは……むふふ♪うちのマタノトビラ(前)でぬるっともういっぱつ抜いたってな♪]]

 

はぅ?!参加してましたよ?!

 

今の声は間違いなく副会長さんでした?!

 

と言うことはもう1人は生徒会長さん?!

 

イヤ!イヤ!イヤ!イヤ!流石に今度こそそれはないですよ!

 

だって生徒会長さんは先輩達がガンプライブに出場するのを反対してるんですよ?!

 

そんな生徒会長さんがガンプラバトルをするなんてそんなことは絶対にありえないですよ!

 

[[えっ!マジっすか!希さんのデカイので挟んでくれんの?!しかもその後でヤらせてくれんの?!っしゃぁぁぁ!!!やっぱ生きてて良かった!巨乳サイコー!!!]]

 

[[へぇ…巨乳サイコーですか……そうですか……巨乳がサイコーですか………(どうせ私は虚乳ですよ……穂乃果よりも小さいですよ……凛に限りなく近いサイズですよ……。)………青空…あまりふざけたことばかり言っているとその股の間に垂れ下がっている不要な肉の棒をもぎ取りますよ?]]

 

[[あ、はい。ホントすいません。謝りますんでもぎ取るのだけは勘弁してください!]]

 

[[はぁ……ソラは相変わらず下半身に忠実に生きているわね…。いつも言ってるけど、ヤるならヤるで構わないけどちゃんとコ○ドームを使って避妊しなさいね?在学中に妊娠させたなんて事になったら、いくら理事長が寛容な方でも退学は免れないわよ?]]

 

うっは?!ガンプラバトルしてましたよ!この生徒会長さん!

 

ナニしてるんですか?!

 

先輩達から聞きましたけど、生徒会長さんってドヤ顔でガンプライブに出場するのは認められないわ!とか言ってたんじゃないんですか?!

 

それがなんでガンプラバトルしてるんですか?!

 

しかもめちゃめちゃハイクオリティのガンプラ使ってますし!

 

それも突撃オンリーのトールギスとか極端ん…な……あれ…?生徒会長さんって絢瀬 絵里さんってお名前でしたよね?

 

突撃オンリーのトールギスで絢瀬 絵里さん…?

 

んー?んー?んー?それってどこかで聞いたことあるような…ないような…。

 

[[それと希もよ?その手の冗談は止めなさい。あんまりエッチなことばかり言って男の子をからかっていると、いつか荒縄で縛られて拉致監禁されて酷い目に遭うわよ?低温蝋燭を全身に垂らされたり、三角木馬でアソコを責められたり、磔(はりつけ)にされてバラ鞭で叩かれたり。ね?さいこ……げふん、げふん、イ、イヤでしょ?]]

 

どこで聞いたのか思い出せませんね…あと、気のせいかなぁ?なんだかさっき生徒会長さん、“イヤでしょ?”じゃなくて“最高”って言いそうになってませんですか?

 

…………荒縄で縛られて低温ろうそくでろうそくプレイされたり、三角木馬でおまたを責められたり、磔にされてムチでぴしぴしされたりすのが最高だなんて、そんなのドMの人だけですよねー。

 

生徒会長さんがドMだなんてそんなことありえないですよねー。

 

だって品行方正を絵に書いたような生徒会長さんなんですよ?

 

ない!ないです!生徒会長さんがドMとか自分で言っておいてなんですが、絶対にないですよ!

 

うん。花陽の聞き間違いですね!聞き間違い!

 

[[なぁ絵里さん?絵里さんの例えの酷い目はなんでSM系だけなんだ?確かにマゾでもない限りはSMプレイなんてただ痛いだけだから、酷い目ってのは当たりなんだけど…。俺的にもSMプレイはナシだしなぁ…。]]

 

[[えっ?!ソラはSMプレイはナシなの?!えっ?!えっ?!えぇぇぇぇぇ!!!]]

 

[[オイ!待て!かしこいかわいいエリーチカ!なんでソコで驚くのさ!1年前のクソな頃ならいざ知らず、いくら俺が限りなく変態に近い性癖でも相手を傷付けて喜ぶSMプレイなんてやんねぇーよ!やっても軽く縛るソフトSMくらいだよ!]]

 

[[ソ、ソフトSMですって?!ソラ!貴方はナニをバカなことを言っているの!ダメよ!!!そんなの絶対にダメ!!!ソフトSMなんてそんな中途半端なSMなんてえりーちか的には認められないわ!!!大事な事だからもう一度言うわよ!認められないわ!!!]]

 

[[イヤ、なんでさ?!]]

 

[[なんでもよ!とにかくソフトSMなんて絶対にダメなの!認められないの!Sでも!Mでも!ヤるなら徹底的によ!わかった!わかったわね!!!はい!お返事!]]

 

[[んなもんわかるか!]]

 

[[えりち…なんやいろいろと性癖がだだ漏れやで?]]

 

[[えっ?!だだ漏れ…あっ!しまったわ!つい…えーっと……は、はらしょー♪]]

 

[[ハラショーで誤魔化すな!]]

 

…………どうしてでしょうか?再会を喜んでいたハズが、いつの間かSMプレイの話しになってますよ?

 

うーん…SMプレイですか……花陽的にはろうそく垂らしたりムチで叩かれたりするガチのSMプレイは痛そうだから遠慮したいですねー。

 

鳴神先輩が言っていた軽く縛って動けなくしてえっちなおもちゃでイタズラしちゃったりするくらいのソフトSMなら花陽もちょーっと興味あるかもです♪

 

縛られて動けなくなった花陽の全身をナメクジさんみたいにヌメヌメとした舌が這い回って…ピンク色のろーたーさんでマタノトビラ(前)のちょっと上にあるおまめさんとか、お胸の先端のさくらんぼさんとかをぶるぶる責められちゃったり♪

 

もちろんおまめさんとなさくらんぼさんをヌメヌメ舐められちゃうのもアリですよね!

 

ぶるぶるヌメヌメなめなめでマタノトビラ(前)がぬちゃぬちゃになっちゃったら……みなさんお待ちかね!合体のお時間です!

 

ぐふふふふ♪ソフトSMはなかなかいいかもしれません♪

 

みなさんも普通のえっちに飽きちゃったら試してみてくださいね!

 

まぁ花陽は普通のえっちの前に初体験が先なんですけどねー。

 

ことり先輩の狂気の監視と恐怖の制裁さえなんとかなれば、えっちな鳴神先輩を誘惑するのは簡単そうなんですけど…。

 

鳴神先輩ならちょーっと刺激的な格好であはーん♪とかかもーん♪とか言えば、絶対にルパンダイブしてきますよ!

 

アレ?なんだか花陽もいつの間にかお話が明後日の方向に脱線してましたよ?!

 

このままならまたいつものグダグダが加速しちゃいます!

 

軌道修正ですよ!軌道修正!

 

「あのー?なんで途中からSMプレイのお話になってるんですか?って!かなり今さらですけどその声はえりーちかちゃん、じゃなくて、生徒会長さんと副会長さんですよね!それじゃその薄紫のドムと水色のトールギスはお二人のガンプラなんですか?!」

 

今さらなんですが、なんで生徒会長さんと副会長さんのガンプラがアソコまで作り込まれてるんですか?!

 

正直言ってマジですか?!って感じですよ!

 

どちらの機体も甲乙つけがたいくらいにスゴいんですが、花陽的には特に薄紫のドムのカスタム機の方は世界大会とかに出てきてもおかしくないレベルでびっくりですよ!

 

関西系…たぶん心形流辺りの作風ですね!

 

もう完全に趣味のレベルを越えちゃってます!

 

[[にゃん!かよちん!かよちん!かいちょーさんね!スゴいんだよ!あのおっきな槍持ってばびゅーん!って飛んでね!ハイ・モックを次々にガツン!って!!!攻撃されてもみーんなガキン!ガキン!って!ぜんぜん止まんないにゃ!]]

 

[[ねぇ凛?ばびゅーんとかガツンとかガキンとか、それじゃナニ言ってるのかぜんぜんわかんないわよ?まぁ私は凛と一緒に生徒会長が戦ってる所を見ていたから、ナニを言いたいかはなんとなくわかるけど…。]]

 

あ♪大丈夫ですよ♪真姫ちゃん♪

 

花陽は擬音満載の凛ちゃん語なら慣れっこです。

 

なんと言っても幼馴染みですから♪

 

それじゃさっそくさっきの凛ちゃん語を解読しちゃいましょう!

 

えーっと……“会長さんはスゴいんだよ!大きな突撃槍を構えて高出力のバーニアでスゴいスピードで戦場を駆け抜けて行くの!カッコいいんだよ!ハイ・モックさんに攻撃されても装甲が全部弾いちゃうの!攻撃されてもぜんぜん怯まないで、止まらないで!どんどん加速して!ハイ・モックさんを倒しちゃうの!”かな?

 

やっぱり生徒会長さんは堅牢な装甲と高出力バーニアの加速力で突撃を繰り返す戦法が得意なんですね。

 

シンプルだけどあれだけ堅牢な装甲なら1度動き出したら止めるのは困難ですよね。

 

「そっか。生徒会長さんスゴいんだね!」

 

[[う"ぇえ?!花陽?!アンタ!凛の言いたいことわかるの?!]]

 

「もちろんわかりますよ?だって花陽と凛ちゃんは幼馴染みですから♪」

 

[[幼馴染みだからわかるって……それってスゴいの…かな?]]

 

[[ねぇ!ねぇ!かよちん!凛のベニャッガイも生徒会長さんみたいにばびゅーん!ってできるようにしてほしいにゃ!ばびゅーん!ってやってドッカーン!って!にゃぁぁぁぁ!!!にゃんかみなぎってくるにゃぁぁぁぁぁ!!!]]

 

[[その重そうなベニャッガイで生徒会長みたいな機動戦闘するつもりなの?ムリでしょ?]]

 

[[にゃ!ムリじゃないにゃ!たぶん!かよちんきょーいのぎじゅつりょく?ならなんとかしてくれるにゃ!!!]]

 

[[ねぇ?凛?驚異の技術力とか意味わかって言ってる?]]

 

[[も、もちろんだにゃ!]]

 

[[……わかってないわね。これは。]]

 

[[みぎゃぁぁぁぁ?!にゃんでバレたにゃぁぁぁぁ?!]]

 

「あはは…凛ちゃんはやっぱり凛ちゃんだね。でも…ベニャッガイでばびゅーんかぁ。うーん……どーしよかなぁ……。」

 

ベニャッガイのベースになっているベアッガイⅡは、改造無しでストライカーパックを使えるから、ベニャッガイで生徒会長さんの水色のトールギスみたいな突撃戦法をするなら今の宙間戦闘用のスペースストライカーじゃなくて、バックパックをもっと大出力のストライカーパックに換装するのが1番近道だよね?

 

でも真姫ちゃんが言っていたみたいに、普通のストライカーパックじゃベニャッガイの重量でばびゅーん!はムリだから、ばびゅーん!専用の大出力のストライカーパックを作らなきゃだめだよね?

 

その場合はやっぱりベースにするのは機動戦闘が得意なエールストライカーかな?

 

うーん……丸いフォルムのベニャッガイに鋭角的なデザインのエールストライカーを装備するのって、なんか見た目的にスッゴいに微妙だよね?

それなら1から作っちゃった方がいいのかも?

 

生徒会長さんの水色のトールギスのバーニアは小回りとかは無視してとにかく加速力に特化させたモノみたいだから、ロケットみたいにバックパックにするにはちょっと極端な構造のモノでもいいのかもしれないなぁ…。

 

ロケットストライカー……かぁ…。

 

ソレは…………面白いかもしれません!

 

ロケットエンジンを搭載したストライカーパックを装備したベニャッガイが猛スピードで突撃して……接敵の瞬間にファイナルベニャッガイを使えば……ぐふふふふ♪

 

禁断の特攻兵器の完成ですね!

 

[[ん?おおっと♪どうやら新手の登場みたいやね♪]]

 

<はなよー。れーだーけんないにみかくにんきーがしんにゅーしてきたよー。>

 

「未確認機?えーっと…。」

 

みんなでおしゃべりに夢中になっていると、レーダーを監視していてくれたうーちゃんが未確認機が現れたって報告してくれました。

 

報告をもらった花陽はすぐにサブモニターに表示された詳細なデータを確認してみます!

 

サブモニターには確かにレーダーの端からこちらへと向かって来ている未確認機の反応が表示されていました。

 

副会長さんも花陽のカーバンクルとほとんど同時にレーダーに反応が現れたみたいですね。

 

あの薄紫のドムのレーダー範囲は花陽のカーバンクルと同じくらいなんですね。

 

[[数は…ひー、ふー、みー、よー…。]]

 

「9…10…こちらへ向かって来ている敵機は全部で10機です!」

 

[[10機…フルチーム編制ね。希、私の“トールギス・ヴァルキュリア”にもそっちのレーダーのデータを送ってちょうだい。]]

 

[[了解♪ちょい待っててな?そのジム改のカスタム機を使っとるんは確か花陽ちゃんってお名前やったかな?]]

 

「は、はい!花陽です!小泉 花陽です!」

 

[[うん♪いいお返事やね♪花陽ちゃんのレーダーにも敵機の反応は出とるんやろ?なら鳴神君達に詳細データを送ってあげてな?うちのドム・ハーミットはまだそっちのチームと友軍登録しとらんから、ちょい面倒なんよ。]]

 

「はい!了解しました!うーちゃん!みんなに詳細なデータを送ってください!」

 

<はーい。でーたてんそー。でーたてんそー。>

 

データの転送って慣れていないと地味に面倒なんですよねー。

 

でも心配はいりませんよ!

 

花陽には電子精霊のみんながいてくれますから!

 

こんなときは電子精霊持ちは楽できちゃうんで得した気分になっちゃいますね♪

 

<<データの転送を確認しました。サブモニターに表示します。>>

 

[[おう。どれどれ……あっちは3機編制の小隊が3つに後方に1機…この後ろの1機は指揮官ってところか?]]

 

[[10機ですか…こちらは生徒会長と副会長を入れても7機ですから、数ではあちらが勝っていますね。]]

 

[[海未先輩はなんでそんなに冷静にしていられるのよ!こっちはさっきまでの戦闘でボロボロになってるのよ!]]

 

[[オマケに凛のベニャッガイと真姫ちゃんの金ぴかは弾切れだにゃ!ベニャッガイは頭がないからファイナルベニャッガイも使えないよ!]]

 

花陽のカーバンクルも、もう使える武装は“ファイアフラワー”が1発だけです。

 

これは…もしかしなくても結構ヤバいですか?!

 

[[焦っても事態は好転しませんよ?とは言え、私のジム・スナイパーⅡもまだエネルギーに余裕はありますが、機体のダメージが看過できないレベルですね。この状態での戦闘は出来れば避けたい所ですが…。]]

 

現状でまともに戦えるのは鳴神先輩の高機動型ザクⅡだけですよ?!

 

この状況ってやっぱり地味にピンチですよ?!

 

せっかくキ○ガイおねーさんを倒してハッピーエンドだとおもったのに?!

 

みんなで頑張って生き残ったのに、今度こそゲームオーバーなんですか?!

 

[[大丈夫だって。10機だろうがなんだろうがメイジンクラスのバケモノさえいなけりゃ俺1人でなんとかなる。だから海未さん達は下がっててくれ。]]

 

[[あら?ソラは1人で戦うつもりなの?せっかく久しぶりに一緒に出撃してるんだから、ちょっとは頼ってくれてもいいのよ?私たちはまだまだ余裕で戦えるんだから。ね?希?]]

 

[[そうやね♪ここはひとつ、可愛い後輩ちゃんたちのためにおねーさんたちがひと肌脱いどこーか?]]

 

[[別にあの程度なら俺1人でも…いや、残り時間も少ねぇしおとなしく絵里さんと希さんに手を貸して貰うか。]]

 

[[うふふ♪素直でよろしい♪それじゃ…アテンション!前衛は私のヴァルキュリアとソラのtypeR!希のハーミットは園田さん達を護衛しながら援護をお願い!]]

 

[[おうよ!]]

 

[[了解♪うちにまかしときぃ♪]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。

今回、ようやく絵里さんのガンプラ“トールギス・ヴァルキュリア”を登場させる事が出来ました。
本当ならば機体名は“トールギス・ワルキューレ”にしたかったのですが、ビルドファイターズ本編でどこかのグレコさんが厳つい顔に似合わないワルキューレと言う名前を使っておりましたので、泣く泣く諦めました。
あの人は何故あのような強面でワルキューレなんて乙女な名前をつけたのでしょうか……?
そんな次回は希さんがぶしゅっと1発ぶちかまします。

本編更新は月曜日のお昼頃を、絵里さん生誕祭特別編は間に合えば金曜日のお昼頃にそれぞれ更新を予定しております。
また、間に合えば凛ちゃん生誕祭特別編を10月2日に更新したいと思っております。
皆様、お時間よろしければお付き合いくださいませ。

それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のご意見、ご感想もお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。