ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
奇跡なんて起こる筈がないと再認識したQooオレンジでございます。
浦の星は本当にあのまま…。
鉄血の時も思いましたが、二次元位は幸せな結末を見たいです。
さて、本日は第6話の最終回となります。
それでは 第6話「米と猫とツンデレと」そのさんじゅうに 始まります。
「そ。ダメかな?絵里さん?」
た、た、た、た、た、た、た、た、た、たぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
ほぉあたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
じゃなくて!
た、た、た、た、た、た、た、た、た、た!大変なことが起こっちゃいましたよ?!
みなさん!前回のお話のラストを覚えてますか?!
そうです!そんなんですよ!!!
なんと!なんとぉぉぉぉぉ!!!鳴神先輩がいきなり生徒会長さんに“俺が絵里さんの彼氏に立候補しようかな?“とか言い出しやがりましたよ!
いきなりですよ?!なんの脈絡もなくですよ?!
えっ?!鳴神先輩と生徒会長さんのお二人ってって犬猿の仲で仲悪いんですよね?!
海未先輩から聞きましたけど、顔を合わせればいつもお互いを“クソ女”とか“クズ男”とかって罵ってるんですよね?!
生徒会長さんなんてこの前の公式戦で鳴神先輩をDO☆GE☆ZA☆させて高笑いしてたって聞きましたよ?!
DO☆GE☆ZAで高笑いとか生徒会長さん!貴女はどこの悪役令嬢ですか!
鳴神先輩も鳴神先輩で、生徒会長さんをゲ○まみれのグチャグチャにしてやる!とか言ってたらしいじゃないですか!
それなのに“俺が絵里さんの彼氏に立候補しようかな?”なんですか?!
クッ!やっぱり見た目ですか?!見た目が良いからですか?!
そりゃ生徒会長さんはロシアンクォーターでお肌は雪みたいに色白だしキレイな金髪だし碧眼だしスタイルも抜群だしオマケに学校では生徒会長とか、そんなラノベのヒロインとかエロゲとかにしか出てこないよーな設定ですよ!
しかも歳上!おねーさん属性まで持ってやがります!
えぇい!音ノ木坂の生徒会長はバケモノか?!って言いたくなりますよ!
それに比べて花陽は……地味だし眼鏡だしお米は大量に消費しちゃうしちょっとのことで妄想竹を広げてユメの世界へレッゴーだし…。
基本スペックからして違いすぎます……あれ?いつの間にか花陽と生徒会長さんのスペックを比べていましたけど、なんの話をしてましたっけ?
…………あっ!そう!そう!鳴神先輩が生徒会長さんに彼氏に立候補とか言ったんでしたよ!
「そ、青空?!ちょっと待って下さい!貴方はいきなりナニを言ってるんですか?!えっ?!告白なんですか?!生徒会長に愛の告白なんですか?!」
おぉ!鳴神先輩の生徒会長さんへの告白(?)で海未先輩がいい感じに混乱してますね!
海未先輩も鳴神先輩LOVEっぽいですかねー。
そんなLOVEな鳴神先輩がいきなり告白(?)なんてしやがったら混乱の状態異常のひとつやふたつ、簡単にかかっちゃいますよね!
あ♪ちなみに花陽は混乱のバステからちゃんと回復しましたよ!
と、言いますか、鳴神先輩が“ダメかな?絵里さん?”って言ったときの表情を思い出しちゃったんですよ。
あれは…まさに“ニヤリ”って感じの表情でしたよ!
そう!“ニヤリ”です!
告白(?)の時に“ニヤリ”はないですよねー。
普通は真剣な表情とか微笑みながらですよねー。
それが“ニヤリ”ですよ?
これって絶対に鳴神先輩が生徒会長さんをからかって遊んでるんですよ!
あの表情を見ちゃえば一目瞭然です!
まぁ海未先輩は鳴神先輩の後ろにいたので、あの“ニヤリ”が見えなかったんでしょうね。
だから混乱真っ最中なんでしょうが…。
海未先輩に教えてあげた方がいいのかなぁ…?
でも昨日は海未先輩(と穂乃果先輩の妹さん)にひどい目に遭わされましたよねー。
頭部に強烈な一撃をもらったらしく、花陽が海未先輩にナニをしたのかは覚えていないんですけど、とにかく花陽は海未先輩に撲殺されてあの世クエストとかってイミワカンナイ♪モノを攻略するハメになっちゃったんですよ!
あの世クエストの攻略ってダイジェストでお送りしましたけど、あれって実際にはかなり大変だったんですからね!
パーティメンバーがメ○ローアの練習のし過ぎで毎回MP切れの中二病の魔法使いに、敵に回復魔法を使ってより長くいたぶって楽しんでるドSな僧侶に、戦闘になるとモンスターに集られて輪姦されそうになる小動物系の戦士の微妙な3人なんですよ!
あんなに苦労するなら、おとなしく遊び人3人とパーティ組んで、ダ○マ神殿で3人とも賢者に転職してもらえばよかったです!
花陽があんな苦労をしたのはあれもこれも海未先輩に撲殺されたせいですよ!
そう!花陽があの世クエストであんなに苦労するハメになったのはぜーんぶ!海未先輩に撲殺されたせいなんです!
海未先輩に撲殺されたせいなんです!
みなさんは花陽が3回も海未先輩に撲殺されたせいなんです!って言ったこの意味…わかりますよね♪
ぐふふ♪昨日の撲殺の仕返しに、このまま海未先輩の勘違いを放置して混乱のバステのままにしてあげます!
花陽を撲殺するような狂暴な海未先輩なら、最終的には実力行使に出て生徒会長さんを物理的に排除しようとするんじゃないですか?
どむむ♪どーですか?みなさん?海未先輩が混乱状態のままだと、面白い修羅場が見れると思いませんか♪
あっ♪スマホでこっそり録画しておこっと♪
海未先輩の混乱修羅場状態をYou○ubeに投稿して広告収入で丸儲けですよ!
YouTuber花陽!爆☆誕です!
…………昨日も穂乃果先輩のおうちの廊下で似たようなことを考えたいたよーな……あれ?思い出そうとすると手が震えてきますよ?!
な、なんで?!
「アカン!それはアカンよ!鳴神君!よぉーく思い出してみぃ!鳴神君にはちゃんと将来を誓い合った可愛い女の子がおったはずや!」
なんか震えがヤバいレベルになってきたんで、YouTuber花陽計画は止めておきましょう。
そ!れ!よ!り!も!
花陽が震えてる間に今度は副会長さんが修羅場に参戦ですよ♪
いつも飄々としてナニ考えてるのかイマイチわかりづらい副会長さんも実は鳴神先輩にLOVEだったんですね!
海未先輩VS副会長さんのこの一戦!みなさんはどーご覧になりますか!
物理攻撃なら断然!海未先輩ですよね!
だがしかし!副会長さんの謎のスピリチュアルパワーは侮れないですよ!
花陽はお二人の争いをこっそりと高みの見物と洒落込みますよ!
むふふ♪さぁ!海未先輩!副会長さん!争いなさい!花陽の手の中で♪
勝った方を花陽が全身全霊でネタにしていじり倒してあげますよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ♪
「そうです!副会長の言う通りです!青空!貴方には…そう!例えば同じクラスで家も近所で弓道部に在籍していてジム系の狙撃機とか使っていて将来は日本舞踊の家元を継いじゃうような女の子と割りと近いうちに結ばれるんです!今ここで生徒会長と結ばれる運命ではありません!一時の気の迷いではやまらないで下さい!」
はーい♪海未先輩♪本音がだだ漏れですよー♪
同じクラスで家も近所で弓道部に在籍していてジム系の狙撃機を使っていて将来は日本舞踊の家元を継いじゃうような女の子なんて、すごーく限られてますよねー。
限られてるって言いますか、ぶっちゃけ限定されちゃってますよねー。
全部当てはまるのって日本中探しても確実にどこかの上級お○にすとな海未先輩しかいませんよねー。
「ちょいまちーや!園田さん!鳴神君と将来を誓い合ったのはそんな残念属性の子とちゃうんちゃう!そーやろ!なぁ!鳴神君!例えば包容力溢れるナイスなバディ♪でドムにそっくりだったりず~っと前に海中戦でザクのサブシートに乗せたことがあったりする今ごろは生徒会の副会長とかやってそーな女の子やろ!」
おぉっと!ここで副会長さんのチョットマッテテェェェェェェェ!!!ですよ!
むむ?包容力溢れるナイスなバディってゆーのは確実に副会長さんですけど、ドムにそっくりって…?
……副会長さんって確かになんかこう…ドムっぽいって言えばドムっぽいんですけど…自分で言っちゃいますか?普通?
花陽は女の子がドムっぽいって悪口の部類だと思いますよ?
それにザクのサブシートに乗せて海中戦ですか?
なんかこっちもこっちですごーく限定されてますよね。
あ!みなさん!見てください!副会長さんったら鳴神先輩が生徒会長さんのお返事待ちで反応してくれないから、今度は鳴神先輩の下半身…つまりはエロに訴えるつもりみたいですよ!
シャツのボタンをぽちぽちって外して胸の谷間を見せつけよーとしてます!
ムッハー♪副会長さんのおぱーい♪めっちゃくちゃ柔らかそうですよ!
あぁ!うずめたい!今すぐあの豊満なおぱーいの谷間に顔をうずめたい!
あの柔らかそうなおぱーい♪の谷間に顔をうずめて、新鮮な女子高生のかほりを胸一杯にすーはーすーはーしたいです!
しかもですよ!今は放課後!放課後なんですよ!
放課後と言えば!そう!そろそろシャワーとか浴びないと汗とかのかほりが…ぐへへへへ♪
新鮮な女子高生の放課後のかほり…!
想像しただけで花陽はヨダレとかはなぢとか溢れて来ちゃいそうですよ!
みなさんもそうですよね!新鮮な女子高生の放課後のかほりですよ!
やべぇーぜ!ですよね!
あぁ!今すぐ胸の谷間に顔をうずめてすーはーすーはーだけじゃなく!おまたにも顔をうずめてイケナイかほりを堪能したい!
すーはーすーはーくんかくんかしたい!
副会長さん!おこづかいあげちゃいますんでちょっと花陽にすーはーすーはーくんかくんかさせてくれませんか!
ぐへへへへ♪
「待つのは副会長!貴女の方です!貴女はナニを急にシャツのボタンを外して胸の谷間を強調しながら青空に迫ろうとしているんですか!その無駄に蓄えた脂肪の塊をおろし金ですりおろしますよ!」
「別にちょい暑くなったからボタン外しただけやん♪ところで園田さん?無駄に蓄えた脂肪の塊ってなんのことやろ?うちわからんわ~♪なぁ♪なぁ♪うちにその無駄に蓄えた脂肪の塊ってどこの部位なのか教えてくれへんかな♪それにしても最近はなんでか知らんけど肩が凝ってしゃ~ないわ~♪な~んでこんなに肩が凝るんやろ~なぁ♪まるで身体の一部が重くて重くて仕方なくて肩が凝っとるみたいやなぁ~♪」
「くっ!あ、貴女もちっぱいを馬鹿にするのですか!ちっぱいだって生きてるんですよ!それに統計では日本人はちっぱい好きの方が多いとの結果が出ています! (※嘘です。) 大きければ良いと言うモノではないんです!」
「そうやけどやっぱり大きいにこしたことはないんやないかな?だって挟めるで?チ○コとか?」
イヤ、副会長さん。
ち○こって女子高生が堂々と言っちゃダメですよ?
「ち、ち○こ?!な、な、な、な、な!」
あ。海未先輩までち○こって言っちゃいましたね。
いやー。まさか海未先輩のお口からち○こなんて言葉が出てくるなんて思いませんでしたねー。
「むふふ♪園田さん、うぶやなぁ♪(まぁうちも生のチ○コなんて見たことないんやけどね。) 」
「ち…」
お?ここでようやく硬直していた生徒会長さんが再起動しましたよ!
“ち”って、ち○こに反応したんでしょうか?
「チッ。って舌打ちかよ。やっぱからかってたのバレバレだったか。」
あぁ。“ち”って舌打ちだったんですね。
それと鳴神先輩はやっぱり生徒会長さんのことからかってたんですね。
と、言うことは、次は鳴神先輩VS生徒会長さんの罵り合いですね!
ムッハー♪さぁ!罵り合いさん!カモン♪カモン♪花陽は修羅場が大好物ですよー♪
「チッカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
と、思っていたら、生徒会長さんはいきなり大声で“チッカァァァァァァァァァ!”って叫びだしました。
「うぉ?!」
「にゃ?!」
「う"ぇえ?!」
「きゃ?!」
「おおっと?!」
「ふぇ?!」
な、なんですか?!いきなり?!
えっ?!チカァァァァァァ?!
これには言い合い?をしていた海未先輩と副会長さんも、その様子をつまらなそうにジュースをチビチビ飲みながら眺めていた凛ちゃんと真姫ちゃんも、生徒会長さんの反応を待っていた鳴神先輩も驚いています。
もちろん花陽もびっくりですよ!
「チカ!チカチカ!チッカァァァ!」
生徒会長…チカチカ!ってからかわれて頭にきちゃって、怒りが天元突破して壊れちゃったんでしょうか?
そんな生徒会長さんに海未先輩が恐る恐る声をかけようとしています。
「せ、生徒会長?」
「チカ?」
声をかけられた生徒会長さんは、まるで“なーに?”とでも言うように、可愛らしくコテンと首をかしげてます。
「にゃんかニヨニヨしながらチカチカ言い始めたにゃ。」
「イミワカンナイ。」
凛ちゃんと真姫ちゃんはチカチカ言ってる生徒会長さんを警戒してますね。
確かにニヨニヨしてチカチカ言ってる生徒会長さんはイミワカンナイです。
「チッカァ♪」
「キレすぎてイカれたか?」
鳴神先輩は“やり過ぎた?!”って顔してますよ。
珍しいですね?鳴神先輩がそんな顔するのって。
「チィカァ♪チカ?チッカァ♪」
そして副会長さんは…
「はぁ…またえりちの変なスイッチが入って奇行が始まっても~たなぁ…。えーっと、チカリンガルどこに入れとったかなぁ…。」
チカチカ言いながら愉快なことになっている生徒会長さんを一別すると、ポケットからスマホを取り出してナニやら“チカリンガル”ってアプリを探しているみたいです。
「チカリンガル?なんですか?ソレ?」
「ん?チカリンガルはチカリンガルなんやけど…う~ん…なんて説明すればえぇやろ?そうやなぁ…花陽ちゃんはバウリンガルって知っとるか?」
バウリンガル?それって確かずーっと昔に開発されたわんこの言葉を翻訳してくれる機械でしたよね?
にゃんこの言葉を翻訳してくれるニャウリンガルなら花陽も持ってますよ?
今はもう必要ありませんけど、凛ちゃん語が今より堪能じゃなかった頃はニャウリンガルをよく使ってましたねー。
あの頃は凛ちゃん自身もまだ仔猫から進化したばかりで、脳もねこさんより少しはマシ程度のミニマム脳ミソだったので日本語が上手に話せなくて、いつもねこさんの本能に従ってにゃーにゃー言ってましたからねー。
懐かしい思い出ですね。
「バウリンガルってあれですよね?わんこの言葉を翻訳してくれる…。」
「そうそう♪それやねん。それでこのチカリンガルはな?えりちのチカチカ言ってるのを訳してくれるアプリなんよ。」
生徒会長さんのチカチカを訳してくれる?
あぁ。生徒会長さんチカチカを訳してくれるから“チカリンガル”なんですね。
このチカチカを訳してくれるなんて、無意味にスゴいような気もしますね。
「えりちのチカチカの色んなパターンのデータ取りして作ったんよ♪開発に1年もかかったんよ~♪」
チカリンガルの開発に1年?!
しかも副会長さんのお手製アプリなんですか?!
「すごいやろ~♪ほんならさっそくチカリンガルをぽちっと起動して…花陽ちゃんも見てみる?えりちがナニをチカチカ言っとるのか?」
「はい!ぜひ!」
「それじゃさっそく…おーい、えりち~♪チカチカ言っとるけどどないしたんや?ちょい希さんに教えてぇ~や♪」
「チカチ?チッカァ♪チカ!チカチカ♪チカ!チカチカチカチカ!チカチカ♪チッカァァァ♪チッカァ♪チッカァァァァァァァ♪♪♪チッカァ♪」
なんだか嬉しそうにニヨニヨしながらチカチカ言ってる生徒会長さんって、どことなく某黄色い電気ネズミさんみたいですね。
『チカチュウ。ミトメラレナイワボ○モン。氷・フェアリータイプ。主に音ノ木坂学院周辺に生息している。』
とかですね!
かわいいですねー、チカチュウ。
バトルでボコボコにして眠らせてゲットしたいですねー。
ちなみに花陽が一番最初にもらうパートナーは絶対に凛ちゃんで決りですね♪
凛ちゃんは…ねこさんボケモン?
『リンネコ。ネコアレルギーボケモン。格闘タイプ。ラーメン(主にトンコツ)が大好き。』
です!
さぁ!リンネコな凛ちゃんと花陽のポケットでモンスターな世界での冒険の旅が始まりますよ!
途中で真姫ちゃん系のボケモンとかもゲットですよ!
ムッハー♪夢の花陽はーれむですよ!
「え~っと…ナニナニ…。」
花陽がいつものエロ系妄想竹とは別のベクトルでボケモンゲットだぜ!的な妄想竹の樹海を広げていると、いつの間にか副会長さんはチカチカ言い終わった生徒会長さんのチカ語?を翻訳するために、スマホをぽちぽち操作してチカリンガルを使って翻訳作業を開始しました。
少し待つと副会長さんはスマホをぽちぽち操作する手を止めて、画面を半目で眺めています。
どうやらチカリンガルの翻訳が終わったみたいですね。
「はぁ……そんなに嬉しいならツンなことばっかり言っとらんで、えりちもはよ~素直になればええ~のに…。」
「副会長さん?チカリンガルの翻訳結果はどーなったんですか?」
「ん?あぁ…う~ん……なぁ花陽ちゃん。見せてもえぇけど、えりちの乙女のヒミツとか本音とかがただ漏れやから、みんなには色々と秘密にしてあげてな?」
「ふぇ?!みんなには秘密?!生徒会長さんの乙女のひみつに本音がただ漏れ?!ムッハー♪ソレってスッゴく気になります!もちもんみんなにはひみつにします!なので!さぁ!さぁ!さぁ!副会長さん!花陽にチカリンガルの結果をぷりーずです!」
「約束しても~たし、しゃ~ないか。それなら…ほい。」
「はひ!ありがとうございます!えーっと……こ、これは?!ナ、ナンダッテェェェェェェェェェェ!!!!!!」
チカリンガルが翻訳した生徒会長さんのチカ語。
それは………………。
うん。これはマジでヤバめですね。
えっ?気になりますか?
むふふ♪そ♪れ♪は……乙女のひみつ♪です♪
結局、チカチカとおかしくなった生徒会長さんはあのまましばらくしてもチカチカ言い続けて、最後は副会長さんに首根っこを掴まれて帰っていきました。
生徒会長さん…帰り際もスッゴく嬉しそうに鳴神先輩にバイバイしてましたねー。
副会長さんも言っていましたけど、ホントにさっさと素直になればいいのに…。
そんな生徒会長さんと副会長さんが帰ったそのあとも実はいろいろと大変でした。
生徒会長さんと副会長さんを見送った花陽達は、アミューズメントセンターで一番高いラーメンを鳴神先輩に頼み込んでご馳走してもらっていました。
そーしたらそこに穂乃果先輩がやって来てさぁーたいへん!
穂乃果先輩が鳴神先輩に“あっ!花陽ちゃん達だけラーメン食べてずるい!穂乃果にもラーメン!そーらーくーん!ラーメン!穂乃果にもラーメン!”って大騒ぎです。
さらにそこにことり先輩までやって来て、事態はより一層混迷していきました。
はい。みなさんがご想像の通りに、なんかいろいろと嫉妬したことり先輩が真っ黒に染まっていつもの怖い方のことり先輩になって先輩達に襲いかかって…。
どこからともなく現れる縫い針や包丁や塩コショウや○○や○○○がアミューズメントセンターをところ狭しと暴れまわっていましたねー。
最終的に穂乃果先輩を盾にして攻撃を捌きながら一気に後ろに回り込んだ海未先輩がことり先輩を羽交い締めにして拘束して、そこに鳴神先輩がことり先輩にぶちゅーっといっぱつあつーいペーゼをぶちかますことでようやくことり先輩の暴走状態は解除されました。
通常モードに戻ったことり先輩は“はぅ~♪ことりはしあわせですぅ~♪”とか言ってました。
あのときことり先輩…鳴神先輩とぶちゅーっとしてましたね…。
花陽もことり先輩みたいに大暴れすれば鳴神先輩と…。
ちなみ鳴神先輩はそのあと般若のよーな形相になった海未先輩に口にするのも恐ろしい制裁を受けていました。
鳴神先輩は海未先輩にアソコを集中的に狙われていましたけど、もぎ取られてはいないように見えたから…大丈夫…ですよね?
将来的に鳴神先輩のアレが使い物にならなくなったりしませんよね?
○Dでも花陽は構いませんけど、やっぱり大好きな人のアレをおいしくぺろぺろしたりマタノトビラ(前)で出し入れして楽しみたいですもんね。
「ふわぁ~…やっぱり早起きはツラいですね…花陽的にはあと5時間は惰眠を貪っていたいです…。」
そのあと、花陽と凛ちゃんと真姫ちゃんは先輩達に改めて“μ'sに入れてください”ってお願いしました。
先輩達はちょっとびっくりした顔をしていましたけど、すぐに満面の笑顔で花陽達に手を差し伸べて“ようこそ!μ'sへ!”って言ってくれました。
こうして花陽と凛ちゃんと真姫ちゃんの1年生なかよしトリオは無事にμ'sへと加入できました。
めでたし♪めでたし♪
で、お話は終わりませんよー。
そこからはなぜか海未先輩のターンでした。
身体を鍛えることの重要性を説明しはじめて、いつの間にやらみんなで朝練をすることになっちゃいました…。
海未先輩から黒ことり先輩の攻撃を防ぐ盾に使われてダウンしていた穂乃果先輩も、突然の朝練宣言に反応して起き上がってヤダーって騒いでいましたが、間もなく海未先輩の手で物理的に鎮圧されていました。
みんなはソレを見て海未先輩の朝練宣言に反対するのを止めちゃいました。
反対しても海未先輩に物理的に鎮圧されちゃいますからね。
痛いので喜ぶのはチカチカ言っていた生徒会長さんだけ…あ"…い、今の発言は無かったことにしてください!
昨日のチカリンガルで知ってしまった生徒会長さんの乙女のひみつの1つが実は生徒会長さんは荒縄で縛られて蝋燭プレイとかしちゃうのが大好きなドMだったなんて、そんなことは花陽は言ってませんので!
無しですよ!無し!
梨じゃありませんからね!
いいですね!花陽のさっきの発言は無しなんですよ!!!
ごほん。
ソレでは改めて…そんなこんなで晴れて“μ's”に所属することになった花陽と凛ちゃんと真姫ちゃんは、朝練に参加するために早起きして集合場所の神田明神の裏口の階段…男坂に集まることになりました。
この鬼の階段に集合って朝から階段ダッシュしちゃうんでしょーねー。
「にゃ!かよちん!おはよーだにゃ!」
「おはよ、花陽。ずいぶん眠そうね。夜更かしでもしたの?」
「あっ!凛ちゃん!真姫ちゃん!おはよーごさいます!あと真姫ちゃん、花陽は別に夜ふかしはしてないよ?」
眠くて死にそーです。とか考えてましたけど、朝から笑顔のまぶしいまじえんじぇーの凛ちゃんと昨日からデレ期に突入したツンデレセレブ姫の真姫ちゃんに会えて花陽のテンションはちょっと回復ですよ!
真姫ちゃんはそんなテンションあげあげでおはよーございます!をした花陽に夜ふかしでもしたの?って聞きながら、花陽のお顔をじーっと見てます。
どーしたんでしょうか?
なーんて♪うふふふふふふ♪♪♪
真姫ちゃんが花陽のお顔をじーっと見ているのにはワケがあったりなかったりしてるんですよ!
じ♪つ♪は♪♪♪
「花陽、眼鏡外したのね。」
「にゃ?にゃ!ほんとだ!かよちん!メガネがない!」
そう!そうなんですよ!
小泉 花陽(15歳・春)♪ついに眼鏡を卒業してコンタクトにしてみたんです!
「うん!せっかく今日からみんなでスクールファイターに…μ'sの仲間に入ったんだから、ちょっと花陽も変わろうかな?って思って♪似合ってないかな?」
「んにゃ。俺は似合ってると思うぞ?」
へっ?今の声って…?
「眼鏡っ子の花陽もアレはアレで良かったけど、眼鏡を外した花陽も良いよな。」
「な、な、な、な、なぁ?!鳴神しぇんぱい?!」
突然、花陽の後ろから声をかけてきたのは鳴神先輩でした!
「おう。で?鳴神先輩…ねぇ……なぁ花陽?眼鏡も取ったんだし、ついでにそろそろ俺のことも名前で呼ばねぇか?お前、穂乃果達のことはみんな名前で呼んでるだろ?」
「鳴神先輩じゃなくて…そ、そら…先輩って呼ぶんですか?あ、あの!いーんですか?!」
「俺だけお前を花陽って名前で呼んでるのも不公平だろ?だから気にしねぇで名前で呼んでくれよ。これから同じチームで戦っていく仲間なんだしさ。」
鳴神先輩…そら先輩はそう言うといつもの困ったような苦笑いを浮かべながら、花陽の頭をくしゃくしゃって感じでなでなでしてくれました。
ふわぁ?!な、なんですか?!朝っぱらからこの展開は!
なんか甘酸っぱいですよ?!
なんかこれぞアオハルってヤツですよ?!
ちくしょー!こんなことされちゃ惚れてまうやろー!
って!花陽は7年前の世界大会でそら先輩の勇姿を見たときからゾッコンらぶじゃないですか!
もうとっくの昔から惚れちゃってますよ!
「は、はい!そら先輩!よろしくお願いします!」
うん♪お名前で呼んでみたけどいい感じです♪
このままもっと仲良くなって、ゆくゆくは放課後にラブホテルに誘われちゃうよーな仲に…ぐふふふふふ♪
フランクフルトと特濃カ○ピスを食べ放題♪飲み放題♪ですよ!
「ちょーっと待つにゃ!オイコラ!おみゃー!いつの間に凛のかよちんをたらしこんだにゃ!きしゃー!噛み殺してヤるにゃ!」
むむ?なんか花陽とそら先輩がアオハルな甘酸っぱいやり取りをしていたら、凛ちゃんがなナゼか荒ぶってましたよ?!
凛ちゃんはきしゃー!って威嚇したと思ったら、花陽の隣に来ていたそら先輩の腕にガブッ!って噛み付いちゃいました!
凛ちゃんは急にお名前で呼び合うようになった花陽が、そら先輩にたらし込まれたって思っちゃったんですね。
ぐふふ♪でもでも凛ちゃん?ソレがホントの理由じゃないよね?
十年以上も一緒に居る幼馴染みの花陽には、凛ちゃんが荒ぶってるホントの理由が簡単にわかっちゃってたりするんですよ♪
凛ちゃんはきっと…。
「ッ!おい!アホネコ!テメェはなんでいきなり噛み付く?!イテェんだよ!俺が花陽をたらしこんだって?んなことしてねぇーよ!聞いてんのか!アホネコ!」
「違うにゃ!凛の名前はアホネコじゃねぇーにゃ!凛は凛だにゃ!凛って呼べにゃ!きしゃー!ガジカジ!ぎにゃー!」
そら先輩に自分もお名前で呼んで欲しかったんですよね?
ね?凛ちゃん♪
「わかった!わかったから人の腕に噛み付いて歯を立てんな!凛!」
「うにゃ?!」
「ったく…ほれ?これでいーんだろ?な、凛?」
「にゃ…にゃ…にゃ…きしゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ほら。
その証拠に嬉しさ爆発を隠すためにまた噛み付いちゃいました。
でも今度はさっきみたいに歯を立ててガジカジじゃなくて甘噛みだよね?
ね?凛ちゃん♪
「うぉ?!だからなんで噛むんだ!今回はイタくはねぇけどなんか腹立つな!オイ!噛むな!ボケネコ!」
「ぎにゃぁぁ!!!凛って呼べって言ったにゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「わかったから齧んな!凛!!!」
「うにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♪」
こうしてそら先輩と凛ちゃんがぎゃーぎゃー騒ぎながら遊んでいるのを見ていると、飼い主と飼い猫がじゃれあってる様にしか見えませんね。
凛ちゃんも嬉しそうで良かったです♪
「あはは♪二人とも楽しそうですね。」
嬉しそうに騒いでいる凛ちゃんとは正反対なのは真姫ちゃんです。
そら先輩をじーっと見るその瞳はなんだか不満そうです。
「ねぇ、ちょっと…鳴神先輩…。」
「あ?なんだよ?西木野?」
「…西木野……やっぱり私だけ西木野なんだ…………。」
「ん?わりぃ西木野?なんて言ったんだ?よく聞こえなかったんだけど?」
そら先輩には真姫ちゃんのつぶやきが聞こえなかったみたいですけど、花陽にはばっちり聞こえちゃいましたよ♪
真姫ちゃんもそら先輩にお名前で呼んで欲しいんですよね?
ここは花陽がちょっと助け船を……。
「真姫よ!」
出す必要はありませんでしねー。
真姫ちゃんは自分でちゃんとお名前で呼んでって言えるみたいです♪
「へっ?」
「真姫!西木野じゃなく真姫よ!花陽程じゃないけど私だって昨日はあのキ○ガイ女相手にとっても頑張ったんだから!花陽と凛だけじゃなく私のことも名前で呼んでよね!ご、ごほーび…あってもいいでしょ…。」
最後のごほーびの辺りは消え入りそうなくらい小さな声になっちゃいましたけど、真姫ちゃんがそら先輩にデレましたね。
ほーんと、真姫ちゃんはチョロインさんで困っちゃいますね♪
「ったく…。わかったよ西木野…じゃなく、真姫。これからは真姫って呼ぶよ。ならお前も俺のことは名前で呼べよ?」
「う"ぇぇぇえ?!な、名前で?!えっ?!私もソラって呼ばなきゃダメなの?!」
「お、なんだ真姫。照れてんのか?」
「違う!そんなんじゃないんだからね!」
「へいへい。」
これで真姫ちゃんも陥落ですよ!
まぁ真姫ちゃんの場合はまだ恋とか愛とかじゃないんでしょうけど。
凛ちゃんは…アレは密かにらぶしちゃってると花陽は思います!
「おはようございます、青空♪随分と真姫とイチャイチャしていますね。うらやま…ごほん!失礼。ところで…私も朝からあまりうるさくは言いたくはないのですが、“はい”は一回だといつも言ってますよね?直してくれないのならば………今日こそもぎますよ?」
そうこうしているうちに、今度は海未先輩が階段を上ってやって来ました。
そら先輩の後ろまでやって来た海未先輩は…怖いくらいに笑顔でした。
瞳の奥に嫉妬の炎が燃え盛ってますね。
「ゲッ?!海未さん?!」
そら先輩も海未先輩の以上な笑顔に気づいたみたいですね。
でもまだ笑顔の海未先輩は序の口ですよ?
ほら♪海未先輩の後ろから今度は我らがクレイジーリトルバードがちゃん♪ちゃん♪言いながら迫ってきてますよー。
し○ら!うしろ!うしろ!
このネタわかる人っているのかなぁ…?
「ちゅん♪ねぇソラ君?真姫ちゃんとと~っても仲良しさんになったんだね?ねぇ?ヤっちゃったの?らぶほてるに連れ込んで裸にして真姫ちゃんのハジメテを美味しくいただきますぅ♪しちゃったの?ことりのハジメテはあんなにゆーわくしても全然いただきますぅ♪してくれないのに?ねぇ?ソラ君?どうしてカナ?カナ?カナ?カナ?カナ?カナ?カナ?」
ことり先輩はいつも通り嫉妬に染まって黒くなりましたね。
ハイライトの消えた瞳でカナ?カナ?言ってます。
近付いたら喰われるので凛ちゃんと真姫ちゃんを連れてちょっと退避ですね。
「こ、ことりさん?!違う!真姫とはヤってねぇ!ヤれたらヤりてぇとかちょっと考えてたけどヤってねぇから!」
ヤれたらヤりたいんですね。
その時には一緒に花陽ともヤってくださいね♪
「あ!そら君が真姫ちゃんのこと真姫ちゃんって呼んだ!」
そして最後はご存じ元祖アホっ子の穂乃果先輩の登場です。
穂乃果先輩はさっそく火に油を注ぎ始めしたね。
今そこを突っ込んだら余計に事態が炎上して手におえなくなりますよー。
「だぁぁぁぁ!!!アホ乃果!お前はちょっと黙ってろ!」
「アホ乃果じゃないもん!穂乃果だもん!」
「最後まで結局いつも通りのグダグダだにゃ。」
グダグダじゃないほうが珍しいですからねー。
どうせこのあとは海未先輩が制裁としてチ○コをもぎ取ろうとスボンを脱がそうとして、ことり先輩(黒)はもがれたチ○コを材料にお料理するとか言い出して、穂乃果先輩が最後にことり先輩の料理を食べるなんて微妙なボケ発言をかますんでしょうねー。
「はーい♪そらー♪何でもいいのでスボンを脱ぎ脱ぎましょうね♪」
「ちょっ!海未さん?!なんで脱がそうとしてんのさ?!えっ?!ここでヤるの?!青姦?!」
「ナニを勘違いしているのですか?ここではヤりませんよ?ただスボンの下に格納されている青空のナニをもぎ取るために脱がしているだけですがナニか?」
「イヤ!イヤ!イヤ!イヤ!ナニかじゃねぇーよ!だからもぐなよ!」
「モイダラツギハコトリガオリョウリシテアゲルネ♪」
「いえ!結構です!全力で遠慮します!黒い方のことりさんはどーかお引き取りください!」
「えっ?ナニ!ナニ!ことりちゃんお料理するの!だったら穂乃果が食べたい!ねぼーして朝ごはん食べてないんだ!」
「おい!待て!穂乃果!お前はわかってんのか?!使用する食材は海未さんがもぎ取ろうとしてる俺のチ○コだぞ!んなもん調理しても喰えるか!」
「もいで♪」
「オリョウリシテ♪」
「食べちゃうもん♪」
先輩達は今日も仲良しで息もぴったりですね。
「やめろ!もぐな!料理するな!喰うな!」
「はぁ…ホント、グダグダだにゃ。」
「ホント、グダグダよね。」
「グダグダですね。でもこれが……」
私達らしいんです♪
こうして、花陽のスクールファイターとしての生活が慌ただしく始まりました。
きっとこれからもいっぱい大変なことがあるんでしょうけど…それでも絶対に大丈夫ですよね♪
だってみんなが一緒だから!絶対に大丈夫なんです!
だから!
さぁ!始めましょう!ガンプラバトルを!
目指すはガンプライブ優勝ですよ!
おわり?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
本編第6話はこれにておしまいとなります。
次回からは出番の少ない主人公ソラの義理の妹“鳴神 悠莉”が語り部を勤めます閑話「鳴神悠莉はかく語りけり 」をお送りいたします。
こちらのお話はソラの義理の妹“悠莉”と、穂乃果ちゃんの妹の雪穂ちゃん、絵里さんの妹の亜里沙ちゃんの妹トリオがメインのお話になる予定です。
更新は月曜日のお昼頃を予定しております。
お時間よろしければご覧下さい。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のご意見、ご感想もお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。